| {"novel_id": "n0010fm", "chapter": 16, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0010fm/16/", "title": "15話:変わりゆくクラスでのぼく", "content": "寝不足のぼくにも躊躇なく朝日は降り注ぎ、ぼくは否応なくベットから出て朝を迎えることになる\n\n「ふあああ、眠いな。ミキと春香に寝る前に十回は逝けって指示したけど、それでこっちが眠れないのは計算外だったな」\n\nあいつ等が逝くたびにぼくの頭の中に音が鳴って起されるのだ\nポイントが溜まったことを通知されるのはうれしいがそれで寝不足なのは正直辛い\nどんなに眠くても学校は待ってくれないしね\nぼくは何度もあくびをしながらも身支度を整え、いつものように朝食を食べてから家を出た\n\n家の門を抜け道路にでると、ミキと春香はもう着いていてぼくを待っていた\n\n「ふたりともおはよう」\n\n「「おはようございます」」\n\n普通の高校生のように挨拶をした後、普通の高校生では決してしない話を始める\n\n「ふたりが寝る前に10回ずつ逝てくれたおかげでポイントが溜まってまたランクアップができたよ」\n\n「そうなんだ。それで今度は何が出来るようになったの」\n\nそう質問した瞬間ミキはしまったという顔になる\nバカだよな、そんな質問をすれば新しい力の実験材料にされてしまうに決まってるだろう\n流石に、声を出した瞬間でミキも気づいたみたいだ\nやばいって顔をしている\n\n「今度は感覚だけを盗めるようになったんだ\n試しにミキのオッパイの感覚を今盗んだよ」\n\n「感覚を盗むってどうなるの\nミキもあんまり変わった気がしないし」\n\n不思議そうに顔をひねるミキ\nそうか。判らないか。この素晴らしい力を\nじゃあ、骨身に染みるように教えてやるか\n\n「じゃあ、教えてあげる。春香ミキのオッパイを後ろから揉んでみて」\n\n春香が後ろからミキに抱き着き両手でオッパイを揉み始める\n朝っぱらから往来ですることじゃないね\nでも、それがエロい\nでもミキはなんにも反応しない\n\n「ええ、私一所懸命ミキのオッパイを揉み揉みしたんだけど無視するんだ。酷くない」\n\n春香が呆れて声に出す\n\n「だって、だって、春香の手がオッパイにあるのは分るけどミキは何にも感じないよ」\n\n「つまんないの」\n\n不貞腐れた春香がミキから離れたのを見て俺は頭の中でミキのオッパイを揉むイメージを練り上げる\n\n「ひゃあ、今になっておっぱいが揉まれてる\nええ、なんで、なんで」\n\n「どう、すごいだろう。ミキのオッパイの感覚を盗んだから実際のオッパイに触ってもなにも感じなくなるんだ\nぼくがミキのオッパイの感覚を持ってるからぼくの頭の中でミキのオッパイを揉むとその感覚がミキに伝わるのさ」\n\n「またまた、雄馬ったら冗談を。そんなことできたらヤバすぎでしょう」\n\n「ミキって本当にぼくの言うことを信じないよね\nそれにヤバすぎッて例えばどんな風にヤバすぎなの」\n\n「だって、イメージしただけで出来ちゃうならなんでも出来ちゃうでしょ\n例えば雄馬がミキの乳首をかみ切るイメージを持っただけでその痛みがミキに届いちゃ.....\nああ、駄目、駄目、絶対しないで。やだそんな目でミキを見ないで」\n\n本当にミキってバカ\n実は虐めてほしいに違いない\nでも嚙み切るのは野蛮すぎ\nなにがいいかな\nそしてぼくはミキのおっぱいに画びょうを刺すイメージを組み立てる\n\n「ぎゃああ、痛い痛い、ミキのオッパイに何か刺さった」\n\n3秒ぐらいでイメージを解消したんだけどそれでも痛かったみたい\n\n「痛いのは直ぐに消えただろう」\n\n「確かに、すごく痛かったけど直ぐに消えて今は全然痛くない\n雄馬、頭の中でなにしたの」\n\n「ミキのオッパイに画びょうを刺してみた」\n\n「なにそれ、雄馬ひどすぎ」\n\n「乳首を噛み切る方が良かったか。お望みなら今からするぞ」\n\n「わああ、ストップ、ストップ。雄馬優しいから。画びょうぐらいで怒らないから。ミキの乳首を噛み切るのは禁止」\n\n慌ててミキは自分の意見を撤廃する\n\n「でも、雄馬さん凄いです。その力色々な使い方が考えられますね」\n\n春香がぼくを尊敬の眼で見る。やっぱりミキとは大違いだ\n\n「そうだね。おいおい考えてみるよ\nそれより、学校が近くなったらぼくだけ先に行くから\nすこし遅れて教室に入って指示通りに動いてね」\n\n今日はクラスにおけるぼくのジョブチェンジを行う日なのだ\nいじめられっ子ジョブは今日で廃業の予定だ\nまあ、いじめられっ子としてのクラスでの振る舞いも慣れればそんなに苦痛ではなかったけどやはり降りておきたい役だ\n\nまあ、信二が居なかったからそんなにきつく無かっただけで、虐められっ子のままで信二を迎えたくはない\n信二のいない教室ではぼっちを極めれば無視ぐらいで済む日が多かった\nでも、信二が返ってくればあいつはぼくをまた虐めようとするはずだ\nその時クラスのみんなが同調してはこまるのだ\nそう、信二と戦う準備としてぼくのクラスでの地位向上は必須なのだ\n\nさあ行くぞ。ぼくは教室の扉を開けると『おはよう』と大きな声で挨拶する\n今まで忍び込むように教室に入っていたぼくが大きな声で挨拶したのでみんなびっくりしている\nまあでも、だれも挨拶を返してはくれないけどね\n\n返事がないのは想定の範囲。絡んでくるやつがいないだけましだな\nぼくは周りの雰囲気を気に留めず席に着く\n昨日ミキが泣いたのとその後の猿芝居で周りはぼくとの距離を取りあぐねている感じだな\n\nそうするとミキが教室に入ってくる\n\n「おはよう」\n\n「おはようミキ。今日は大丈夫?」\n\nみんながミキと挨拶を交わす\nこれもいつもの光景だ\n違うのはここから\n\nミキがぼくの前に来て『おはよう』と挨拶をする\nぼくは返事をせず鷹揚に手を差し出す\nその手をミキは両手にとり胸に包み込み再度挨拶をする\n今度はぼくも『おはよう』と返事をする\n\n昨日に引き続き衝撃の風景だ\n\n「な、なんでミキそんなことするの。ありえない。ありえないよ」\n\n予定通りの反応がミキの取り巻きから出る\nそれにミキが答えるより早く、いつのまにかぼくの横に来ていた春香がミキと同じようにぼくの手を自分の胸に包み込みながらおはようの挨拶をする\n\n「春香やっぱり、宣言通りの挨拶を雄馬にするんだ\nでも、残念。ミキのほうが先に同じことしたから」\n\n「ええ、ミキ狡くない。人のアイデア盗まないでよ」\n\n2人は台本通りに痴話げんかを始める\nこれで、昨日ぼくが言った三角関係も随分と信ぴょう性が増しただろう\nミキと春香ががぼくを好きだとなればクラスでボクにちょっかいを出す奴は居なくなるだろう\n\nこれがぼくの作戦1\n思った通りみんな毒気を抜かれて去っていく\nそしてあちこちで『なんで雄馬なんだ』、『ありえない』などのこそこそ話が聞こえてくる\n昨日に比べると、ぼくたち三人の関係をクラスメート達が信じ始めてる\n\n朝の衝撃が止まない様に休み時間毎に二人はぼくにスキンシップをしにくる\n背中からオッパイを押し付けられたり、指をしゃぶられたり、座っている僕の膝に向かい合わせで春香が乗ってきたときは流石にビックリした\n周りからも小さなどよめきが上がったくらいだ\n\nそして、昼休み\n作戦2の実行だ\nまあ、べたなやつ。お弁当大作戦\n\nいつもは昼休みどこかに消えているぼくがクラスに残っている\nそのぼくの机に春香とミキが机を近づける\nそして、ここでミキの出番だ\n恥ずかし気にミキがぼくに喋りかける\n\n「ねえ、雄馬チョットいいかな\nミキねえ。雄馬にお弁当作って来たんだ。食べてくれるかな」\n\nうわあ、ミキのキャラっぽくないよね。でもそのギャップが大切なんだな\n周りのチラチラこっちを盗み見している\nあのミキがお弁当。それもぼくに。ビックリだよね\n\n「え、ミキぼくにお弁当を作ってきてくれたんだ。うれしいなあ。もちろん食べるよ」\n\n「うれしい」\n\nミキはそういってからぼくにミキがお弁当を渡してくれる\nどんなお弁当だろう、チョット楽しみかな\nそう思っていた時もありました。でも見た目を味もNG\n\nどうしてこんなしょっぱくて焦げた味の卵焼きが作れるんだ\nほんと、ビックリだよ\nぼくは必死で美味しそうな顔を作って無理やりお弁当を完食した\nもしかして、これってミキの虐め。朝の仕返し。そう思うくらいに苦行だった\n\nでも作戦は成功。あのミキがぼくにお弁当を作ってくる\nそれだけでぼくの立場は爆上がり\nもうクラスの中で無視できる立場では無くなった\n信二が来週には復帰することをしっている信二の友達は『やばいよ、やばいよ』と繰り返していたけどそれも含めての成功だ\n\nただ気になるのはクラスメートのミキへの態度\n以前のミキに陶酔していた子の一部が今のミキは気に入らないと吠えているらしい\nまあ、こいつらの制圧を信二が返ってくる前に終わらせておくのも計画の内\n\nしかしまあ、単純な奴ら\n早速、この日の放課後にはミキに仕掛けてきたんだから"} |
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