Krixter/Repo / n0010fm /28.json
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{"novel_id": "n0010fm", "chapter": 28, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0010fm/28/", "title": "27話:信二との決着 2", "content": "ミキはお昼のパンを買うために信二と売店に向かって歩いている\n\n「売店は混んでるから俺が買ってきてやるよ\nミキは何のパンが欲しい」\n\n信二が優しい。付き合ってから、最大の優しさだ\n\n「ミキはカレーパンとソーセージパンが良いな」\n\n折角だから甘えるが、信二はミキにお願いされることが嬉しいように感じる\n\n「俺はコロッケパンと焼きそばパンにするわ\nじゃあ、買ってくるから」\n\n信二はそう言って、売店の人ごみに飛び込んでいった\nミキに信二はこんなにも優しい\nそんな信二にミキは優しくできない\n本当はミキも優しくできれば良いのだけど、今はミキの心に雄馬が入り込んでいて、信二に優しくしようとするミキの気持ちが入る場所がない\n\nそんなミキの気持ちも知らずに、信二が売店でのパン争奪戦を勝ち抜けてミキに駆け寄ってくる\n\n「ミキ、全部買えたぜ\nそうしたら自販機で飲み物を買って屋上に行こうぜ」\n\n「信二、ありがとう」\n\nミキは信二からパンを受け取り自販機に向かう\n\n「ミキは紅茶を買うけど信二はなにを飲む」\n\n「おれは、コーヒー。ブラックな」\n\n格好を付ける信二、ブラックなんか飲んだっけ\nやっぱり、1ヶ月でも会わなければお互い知らない所が増えるんだ\n自販機で飲み物を買うだけでもお互いの距離が開いたことを感じてしまう\n\nミキたちが向かう屋上は旧館の屋上\n旧館はほとんど使われていない建物なのでその屋上は結構穴場なんだ\n居るとしたらミキたちみたいな恋人だけなんだけど今日はミキたちの貸し切りのようだ\n\n「なんか屋上も久しぶりだよな\nこの前、ここに来たのは2か月ぐらい前だもんな」\n\n妙に郷愁に浸る信二\nやっぱり、信二も二人の間の隙間風を感じているみたいだ\n\n「ミキさあ、俺はアメリカに居て、いつもミキの事を考えてた\n金髪のガールフレンドを作るなんて突っ張ってみたけど、ミキ以上に良い女は居なかったよ\nまた、ミキに会えて凄く嬉しいんだ」\n\nなんだかなあ\nアメリカに行って信二の奴は弱ったみたいだ\nこっちみたいにはいかなかったんだろうな\nこれって、あれだ、そう、『井の中の蛙、大海を知らず』ってやつだ\n\n「信二はさあ、アメリカに留学して日本の良さを再認識したんだ\nあんまり、アメリカの水は合わなかったの」\n\nミキは信二に聞いてみる\n\n「ううん、アメリカがどおって言うよりは、この学校、クラス、ミキが最高ってことかな\nパンだってさ日本のパンに比べるとまずいんだよな\nパスタなんて最悪、茹ですぎてべしゃべしゃな麺をみんな食べてるんだ\n笑っちゃったのがライスプディング\nクリームの中にご飯が入ってるんだ\nあれは食べられなかったよ」\n\n「じゃあ、日本の美味しいパンを食べようよ」\n\nミキが促して食事が始まる\n信二は、食べながらもミキと話したいみたいで言葉が止まない\n\n「で、なんで雄馬はあんなにでかい顔をしてるんだ\nなるべく目立たない様にしていたはずなのに」\n\nやっぱり、雄馬が気になるんだ\n\n「信二は雄馬に前から拘りすぎだよ\n信二が居ない間に色々あったてことだし\n素直に受け入れた方が良いよ」\n\n「はああ、そんな訳にはいかないだろう\n俺はミキが心配なんだ」\n\n信二がミキににじり寄ってくる\n目の前に信二の顔\nこれってやっぱりキスする流れだよね\n\nミキが身構えると信二の顔が寄ってきてミキにキスをする\n最初は優しいフレンチ・キス\n直ぐに信二の舌がミキの唇を舐めまわし、その舌がミキの中に入ってきてミキの舌と交差する\n\n信二とミキの黄金パターン\n信二にこれをやられるとミキはいつも幸せな気持ちになって声を出していた\nでも、今日は無理\n\n雄馬にミキの性感を全て奪われているので、気持ちの悪さし感じない\n信二もミキの雰囲気は分っているはず\nそれでも、いつものルーチーンを続ける\n\n信二がミキのシャツの第二ボタンをはずして、手を侵入させる\nその手がミキのブラを掻い潜り、ミキの乳首に届く\n優しく摘ままれるミキの乳首\n\n信二はここでミキが切ない声を上げることを期待しているはず\nでも、今のミキには気持ち悪さしかない\nそれでも、ミキは我慢して信二のなすがままに乳首を弄らせる\n\n信二の手が止まる\nミキが思った反応をしないせいだろう\n\n「なんだよミキ、本当にどうしたんだ\nなんで、これで感じないんだよ」\n\n信二がイラついた目でミキを見つめる\n\n「ごめん、なんか朝から体調が変なの\n朝ご飯でも、大好きなママの卵焼きが美味しくないぐらいにね」\n\n「ちぇ、体調じゃしょうがないか」\n\nパンのアキ袋を投げ捨てて信二が立ち上がる\n\n「教室に戻るか」\n\n本当は昼休みが終わるまでここでミキとイチャイチャするつもりだった信二は不貞腐れた感じでさっさと歩きだしてしまう\n\n\n\n「きゃあああ、すっごおおい」\n\n教室が騒がしい\n入ってみると雄馬の回りを女の子たちが囲んでいる\n\n「ミキ、知ってる。雄馬君の手相占い凄いんだよ」\n\nアキがミキに声を掛ける\n\n「ええっ、雄馬が手相占い。そんなの見たことないんだけど」\n\nミキは雄馬が手相を見るなんて聞いたことが無い\nでも、確かに盛り上がっている\n\n「ほら、次はゆみだから」\n\nゆみが雄馬の前に座り、雄馬に手を預ける\nでも雄馬は手相なんか見ない\n手を触られているゆみの体が小刻みに揺れ、やがて熱い吐息と共に雄馬に体を預ける\n\nはああ、これってゆみが逝ったんじゃない\nこれのどこが手相占いよ\nそう思っているとゆみの意識が戻ってきたみたい\n\n「どう、ゆみ。なんか見えた」\n\n「はい、雄馬さん。なにも見えませんでした\nでも、雄馬さんにゆみは逝かされたみたいです」\n\n「「「キャアアア」」」\n\n女子の黄色い悲鳴が上がる\n\n「ねえ、雄馬。それって全然占いじゃないじゃん」\n\n「ミキは分ってないよね。これはぼくとの相性を占う占いだよ\nゆみは1分持たずにいったからぼくとの相性はばっちりさ」\n\n雄馬の奴、頭に蛆でも湧いてるんじゃないの\nでも、雄馬の馬鹿げたセリフに春香もアキもゆみも頷いてる\n\n「次はミキを占ってやるからこいよ」\n\n得意そうな雄馬\n\n「そうですね、春香は30秒しか持たなかったけど、ミキさんはきっと15秒も持たないですよね」\n\n「お前、ミキに何させる気だよ」\n\n信二がムッとして春香に突っかかる\n\n「やだ~、信二君\nそっか、ミキが雄馬で感じたら信二君の立場が無いものね\n御免なさい。恋人同士の中に亀裂が入ったら大変よね」\n\nうわあ、春香の奴、信二を煽りまくる\n案の定、釣られる信二\n\n「おめえ、ふざけんなよ\nミキが雄馬に、感じるわけなんか無いだろう\nいいぞ、ミキ\n雄馬に占ってもらえよ」\n\nはい、釣れました\nミキはどうした良いんだろう\n\n「ほら、彼氏の許可も出たんだからミキ座れよ」\n\n「さあさあ、座りましょう」\n\n雄馬の誘いに合わせてアキがミキを引っ張って雄馬の前の椅子に座らせる\nこりゃ、覚悟するしかないか\nミキが手を出すと、雄馬がその手を握る\n\nやっぱりだ\nその刹那、雄馬はミキに性感を返す\nそれだけじゃなくて、ミキの乳首とクリの性感を盗んで雄馬は舌に置いたみたいだ\n\n雄馬が口をクチュクチュすると物凄い快感が乳首とクリに押し寄せる\nこんなの耐えられるわけ無い\n\n「ひゃあああ、ああん、あん、あん、ダ、駄目なの」\n\n体中の神経が快感の嵐にのまれる\n筋肉がミキの手を離れピクピク跳ねあがる\nミキの雌穴は特に激しく締まりそのたびに愛液が噴き出てパンティーを濡らす\n快感の海がミキを飲み込んでゆく\n\n「ぺし、ぺし」\n\n「うううんん」\n\n「ミキ、ミキ、ほら起きてよ」\n\nほっぺをぺしぺし叩く音\n体を揺らすだれか\n私の顔を覗き込む春香\n\nそして春香は私が目を覚ましたのを確認するとイタズラっぽい目をしてミキに話しかける\n\n「ミキ、私間違えたよ。ミキは10秒持たなかったね」\n\n良く見るとほかの子もミキを見ている\n逝きっぷりの良さに驚いているみたいだ\nそういえば信二が居ない\n\n「ねえ、信二は」\n\n「信二なら、トイレだって\nすっげ、怖い顔して教室を出て行ったぞ」\n\n雄馬が面白そうにミキに話す\nそうか、これが雄馬の作戦なんだ\n信二の男としてもプライドはズタズタになったはず\nそういえば今日の放課後、信二はミキの家に遊びに来るって約束をしたんだけど\n信二、どうするんだろう\n\nなんとなく、ミキの家に信二を連れてゆくと雄馬の次の罠が待っている気がする\nミキは、信二のためにそれを避けるのか、雄馬のために信二を連れてゆくべきなのか\n難しい選択を迫られるのであった"}

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