| {"novel_id": "n0010hl", "chapter": 1, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0010hl/", "title": "女の子に「子作りしてください!」って言われた俺の話", "content": "転生するなら剣と魔法の世界が良いと確かに言った。\n99歳の大往生を遂げて、無事天国に行けた俺の前に神様らしきおっさんが現れた。\n\n「おめでとう! よく波瀾万丈な人生を生き抜いてくれた! 褒美に好きな世界に転生させてあげよう!」\n\nパッパカパーンと派手な音ともに両手を広げる神様。死んだことにより精神が幾らか若返ったのか、その時の俺は警戒もくそもなく\n\n「あ、じゃあ剣と魔法の異世界で」\n\nなんてことを口走ってしまった。\n\n\n転生するなら剣と魔法の異世界が良いと確かに言った。けど違う。なんか違う。\n\nまず俺は魔法が使えない。努力が足りないとかじゃない。そもそも魔力が1ミリもない。俺TUEEEEもチートもあったもんじゃない。あのさこれ、ご褒美なんだよね? もう少し何とかならなかったのかな? 異世界転生物知らないのかな? あのオッサン。\n\n次に女尊男卑社会。なにこれ。\n確かに異世界だし、文明も中世ぐらいだと思う。でも女は外に出て男は家を守るって、逆じゃないか? やはり異世界だからちょっと常識が違うのかもしれない。\n\n最後に俺は男だ。チンコハナイ。\n\n…いやいやいや。性同一性障害とかじゃないよ。もしかしたらそうかもとか、これって新手のTSって奴かなとか思ったけど、この世界の銭湯(なんかローマの公衆浴場みたいな感じ?)に入ったら筋肉隆々の髭面おっさんの股間にもブツはなかった。\n\n\nこれらの事から俺はこう結論づけた。\n\n大往生したら、だいぶディープな設定の異世界に転生したらしい。\n\n\n山本 光一。現在の肉体年齢は推定16。\n精神が若返ったら肉体も若返ってしまったようだ。記憶も晩年のものは霞みがかっていてよく思い出せない。なので老人の知恵で無双なんてことは出来ない。\n\n本当に罰ゲームのようだ。\n神様らしきオッサン。もうオッサンと呼ぶ。奴は鬼畜だ。悪魔だ。\nもう転生して1ヶ月経ったが、この世界の事は大体分かった。\n前述の通り女尊男卑社会。女は魔法が使えるが男は一切使えない。しかも男にチンコはなく女に生えてる(カントボーイとかディックガールみたいなのを想像して欲しい。知らなかったら検索して)\nドMホイホイ。ほんとに一部の特殊性癖をお持ちの方しか喜びそうにない設定。誰得だよホントに。\nでも生きていくためにさらに知識を吸収した。\n妊娠するのは男で、授乳とかも男がするらしい。\nじゃあ、女の胸はただの脂肪なのか、否そうではない。\n言うなれば作り過ぎた魔力を貯めるタンク。魔力切れを起こした時用に、胸に予備を備えているのだ。胸が大きければ大きいほど魔力が強いとされていて、この世界では強者だ。(強者なのは前世でも一緒かもしれない)\n\n魔力も武力もない俺は冒険者なんかになれるはずが無く、現在カフェでお給仕をする毎日だ。\n何故か異世界なのに文字も言葉も日本語。オッサン、そういう気を働かせられるならノーマル転生させてくれ。\n兎にも角にも店長にこき使われ、お客さんに振り回される毎日。大分疲れるが何とか元気に生きている。こんな毎日がずっと続くんだろうなと思っていた。\n\n\n\n「こ、光一さん!好きです! 私と子作りしてください!! 」\n\nよく晴れた日の朝、公衆の面前で色々すっ飛ばした告白をする少女。\n\n本当になんでこんなことになったんだろう\nか?\n\n\n\n事の始まりは数ヶ月前\nその日も俺はカフェで元気にお給仕をしていた。\n天気は雨。それも土砂降りの。当然客の数も少なく俺の元気は空振りしていた。\n\nそんな時に彼女に出会った。\n\n外でびしょ濡れになって佇む少女。俺と同じぐらいだろうか。兎に角このままでは風邪を引いてしまうと思った俺は、彼女を店に引っ張りこんだ。\n\n俺は店の奥に行き、タオルを持って戻る。\n彼女に渡すとか細く「…ありがとうございます」と返された。\nよく見ると整った顔立ちをしている。目がぱっちりで、可愛らしい部類だ。\nちょうど店長がいない時間帯だったし、他に客もいなかったので、俺は彼女の前に座り何があったのか聞いた。\n\n彼女の名前はリリー・ルーレット。今年で16の彼女は新米冒険者として働き始めたばかりだそうだ。元来ドジっ子で、仕事でも失敗が多くパーティ仲間にもよく迷惑をかけてしまってるそうだ。そして今日遂に自分のせいで仲間の1人が怪我をおってしまったらしい。\n\n「…幸い治癒魔法で何とか治せたんですが、私のせいで…ヒック…私、もう冒険者やめようと思ってまして…」\n\nそこまで言って泣き出してしまったリリーさん。焦った俺はなんか色々言った気がする。\n「そっか辛かったね…」とか「大丈夫だよ」とか、あんまり覚えていない。\nとりあえず泣き止むまでそばに居続けた。\n\nその後なんだかんだあって、自分で踏ん切りをつけたリリーさんは冒険者を辞めることは無かった。パーティー仲間とも関係は良好らしい。\n\nリリーさんは、カフェの常連客になった。毎日のように来る彼女にそれとなく挨拶をして会話をする。毎回顔を赤らめて少し俯く仕草にドキリとする。やっぱり女の子は可愛いのだ。\n\nそんな風に徐々に仲をちぢめて言っていたある日。\n\n初々しい彼女が、爆弾発言をかました。\n\n\n\n\nーーー\n\n「リリーさん、とりあえず場所を移動しましょう」\n\n「あ、はい」\n\n俺は店長にちょっと店を離れる許可を貰い、リリーさんと外に出る。\n店の裏手に周り、人が居ないことを確認して俺は口を開いた。\n\n「…えーと、急にどうしたんですか? わけを話していただけないでしょうか?」\n\n「はわわわ」\n\n「落ち着いて」\n\n「こ、こここづくりというのは忘れてお願いしまする。お願い嫌いにならないで…うぅ」\n\n大きい目に涙を溜め込む。今にも溢れ出しそうなそれに、毒気が抜ける。\n\n「大丈夫です。嫌いにならないから。言い間違えちゃったんですよね?」\n\n優しく諭すと彼女はブンブンと首を縦に降った。お顔が涙でぐちゃぐちゃだ。なんか残念な人だな…。\n\n「私、ほんとに好きなんです…光一さんのこと…こんな私に優しくしてくれて、本当に嬉しくて…だから御付き合いしてほしいって言おうとしたのに…なんか間違えちゃって」\n\n御付き合いと子作りは間違えるだろうか…。いやいや、彼女ならば有り得る。この数ヶ月接してきて、かなり天然なことも知った。\nドジっ子で天然美少女。可愛い。\n\n可愛いのだが…!俺は彼女を振らねばならないっ!\n\nだって、御付き合いするんだったらいずれは彼女の言った通り子作りもするだろう。受けは俺で孕むのも俺。…嫌だ!絶対嫌だ!俺は誰にも処女を捧げず一生を全うするのだ!\n\n「…光一さん?」\n\nくそう!可愛い!\nだが、俺は負けない!そもそもこんなドジっ子が俺を養えるわけが無い! 負けるな!俺の精神!\n\n「…ダメ、ですか?」\n\nきゅるんと効果音が聞こえた。\n俺の心にダイレクトアタック。\n\n「良いですよ。付き合いましょう」\n\nこうして、リリーさんとの交際が始まった。\n\nーーー\n\nそんで時が流れて俺達は結婚した。\n端折りすぎだって?俺もそう思う。\nでも本当にあっという間だったのだ。清い交際をしばらく続けていたある日、これまた既視感のある真っ赤な顔で、プルプル震えながら\n\n「こ、こういちさん!幸せにします!!だから結婚してくだひゃいっ!」\n\nと可愛らしい花束を突き出して告白をするリリーさん。最後が惜しかった。でも彼女らしい。\nこの世界ではそれなりに値が張る花を必死に稼いだお金で買ってくれたのだろう。なんか健気すぎるその姿にキュンキュンして、OKしてしまった。\nきっと苦労の多い結婚生活になるだろうが、俺が支えよう。リリーさんは喜びのあまり涙腺が崩壊していた。\n\nそして迎えた初夜。\n遂に来てしまった。冷や汗がダラダラと滴り落ちる。\nやばいやばいやばい。正直に言う。めっちゃ怖い。この世界に転生して結構経つし、まぁ興味本位で女性器を弄った事もある。クリトリスは気持ちよかった。問題は膣だ。指1本入れただけで痛くて、すぐ抜いた。その後、腹がじくじく痛み訪れた生理(これが初めてだった)に度肝を抜かれて、それ以来今日まで一切触れていない。\n生理で血には慣れたが、やっぱり…トラウマである。なんか、ベッドを血の海にしてしまいそうで怖い。\n\n\n「光一さん?」\n\n「は、はい!」\n\n「…どうしたんですか? 顔色悪いですよ? 」\n\nリリーさんは心配そうにこちらをのぞき込む。お互いガウン1枚しか来ていないこの状況。目線を下げると大きな胸の谷間にたどり着く。恥ずかしくなってすぐに目線をそらす。\n\n「な、なんでもないです」\n\n顔が火照って暑い。なんだか股の間がムズムズして足を擦り合わせた。緊張からか胸がバクバク言っているし、本当にどうかしてる。\n\nリリーさんの喉がゴクリと鳴った。\n\n「…光一さん、あの、もういいですか? 」\n\n何が? と聞く前に視界が傾いた。どうやら押し倒されたらしい。真上にはハアハアと息を荒くするリリーさんが居る。\n\n「わ、私初めてで、上手くできる自信ないんですけど…優しくします」\n\n\n\n\n「うッ.........く、ぅ.........! 」\n\n白魚のような指が中に入ってくる。まだ指一本のはずだが、強烈な異物感を感じる。\n2本目の指が中に入り込んだ時ピリリと痛みが走る。\n\n「……ッ、いたっ…」\n\n「ご、ごめんなさいっ!」\n\n顔を青くさせた彼女は、すぐに指を抜いた。……やっぱりダメか。\nやはり、前世の感覚を持つ俺では気持ち良くはなれないのかもしれない。今だって申し訳ないけど、ただ気持ち悪いだけだったし。\n\n「……リリーさん、もうやめ……?! 」\n\n彼女の頭が股間に埋められた。何が何だか分からない。\n彼女の赤い舌が秘所に伸ばされた。ざらりとした熱いものが大事な所を行ったり来たりを繰り返す。その度に腰が揺れ、背筋がざわめきたつ。\n\n「はっ……あっ…はぁ……ッひ…ッ」\n\n自分のものでは無いような変な声が漏れ始める。舌がクリトリスを重点的に舐め出すと下腹の奥が重くなり、なにか、何かが押し寄せてくる。\n汗が次から次へと滴り落ちる。手は頭上のシーツを握りしめて離さない。爪先がピンッと張りつめる。\n\n「もっもう…ダメ……ッん、あ......ああ......ッは、アアぁッ!」\n\n頭が真っ白に染まり、体がのけぞった。シーツを掴んでいないと、どこかへ飛んでいってしまいそうだった。\n\n\nビクッ、ビクッと打ち上げられた魚のように放心していると、両足を左右に大きく開かれた。\n\n「っ!」\n\n「すいません…も、う、我慢できません…」\n\n可愛らしい彼女には似ても似つかないグロテスクな怒張。ビクリッビクリッと動くそれに血の気が引いた。\n\n「無、無理だ。…怖い」\n\n「大丈夫。優しくしますから」\n\n秘所に添えられる肉棒。ただ眺めることしか出来なかった。\nぐちゅりと音を立てながら中に入ってくる。\n異物感と火傷するほどの熱さ。固いものとぶつかり止まる灼熱。\n\n「…あっ」\n\nぶちりと突き抜けられ感じる痛み。衝撃で仰け反るが、怒張はなお進む。\n\n「ッう.........ぃ.........ぃた.........ッ」\n\n「ごめん、なさ、い…」\n\n熱に浮かされた声で謝られる。\n全て埋まった怒張はしばらく馴染ませるように止まったあと、再び動き出した。\n\n荒ぶる熱、痛み、そして快感。全てがごちゃ混ぜになり再び上り詰める。\n\n「う、くっ…」\n\n「ん、あ......ああ......ッは、アアぁッ!」\n\n体が痙攣し、中に熱いものが注がれた。\n\n\n朝が来た。\n隣にはすやすやと眠るリリーさん。彼女を起こさないように、そっと上掛けをめくる。\n\n血の海にはなってなかった。\nほんの少し破瓜の跡がついているが、ほぼ白いシーツ。それを見てホッと胸をなでおろした。\n再び襲う眠気。今日は何も無いし二度寝を決め込む。リリーさんがむにゃむにゃと寝言を零しながら擦り寄って来る。なんかキュンとしたので、彼女を抱き締めた。\n\n\n\n\n最近どうも体調が悪い。\n\n時間は流れ、ちょっと頼もしくなったリリーさん(ほんのちょっとだ。天然な所は変わってない)は、仕事も順調なようで俺より稼げるくらいまでにはなった。\nだからといって、いつ何があるか分からないし仕事は辞めずに続けていたのだが、最近は強烈な吐き気と眠気で日常生活すらままならず、店長に休みを頂いトイレとお友達になっている。\n\n「うえっ…ゲホッ、オェ」\n\nこれはただ事ではない。皆に迷惑をかける前に対処をすべきだろうと思い、医者にかかる事にした。\n\n\n\n「…え?も、もう一度言って貰えますか?」\n\nリリーさんの大きな目がさらに見開かれて、落っこちてしまいそうだ。\n彼女が驚くのも分かる。俺だって、まだ現実感がないのだ。そう思いながら震える手で下腹を撫でた。\n\n\n\n「……妊娠した」\n\n\n訪れる静寂。そして次の瞬間、リリーさんに抱きしめられた。\n\n「うぅ〜〜大事にしまず〜〜〜」\n\n涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。なんだか締まらない感じが彼女らしくて、安心した。いつまでも泣き止まないのであやすのに苦労した。\n\n\n\n\n\nそれから十月十日。\n何とか出産して、リリーさんが濁流のような涙を流すのはまた別の話。", "preface": "どうぞ宜しくお願いします。", "afterword": "お読み頂きありがとうございました。", "single_page": true} |
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