| {"novel_id": "n0011hp", "chapter": 1, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011hp/1/", "title": "第一話 転生したらこうなりたい。こうなった", "content": "「最近忙しいですねぇ……また転生者ですか……一体何が起きてるんだか」\n「うお、でっか」\n\n 急に目の前にギリシャ風の白い服着ためっちゃ巨乳の女の子が出てきたからつい口にだしてしまった。\n あれ、形的に絶対ブラつけてないだろ……。\n\n 顔立ちも濃すぎるわけでも薄すぎるわけでもなく整っていて、正直めちゃくちゃ俺の好みだ。\n 俺の好みというか、男なら100人中特殊性癖のやつ以外全員が可愛いというだろう。\n 美女なのだが可愛さもあるという最強タイプだ。\n このコスプレがこれ以上似合う人もいない。\n\n 女神として拝まれてもいいレベルだ。\n\n 女神……? そういや、ここはどこだ……?\n\n\n\n「はぁーーーー」\n\n さっきの俺の言葉も大概人としてダメな一言だったが、この女も中々失礼だ。人の顔を見てそんなデカいため息をつくなんて、俺はクレーム客でも何でもないぞ。\n というかここはどこだ。\n\n 真っ白な小部屋の中でギリシャ風の服を着た妙齢の美女と机を挟んで二人だけ。\n 酒を飲んだ覚えもなければ、寝た記憶もない。白昼夢というやつだろうか。\n というか、もしかしてこれは俺がなくなく習得を諦めた明晰夢ってやつじゃないか?\n\n え? これ本当に夢? この女を好きにしていいの? 俺。\n お体に触りますよ?\n\n\n「ダメですよ。はい、私、仕事モードに入ります」\n 少女は自分の頬をパンと叩き、立ち上がった。\n\n\n「今から言うことは全て真実で、貴方は言われたことをそのまま受け止めます。しかしそれによって精神に変質をもたらすことは許しません。貴方は貴方のまま、この話を聞いてください」\n その次に女が何を言ったのかは覚えていない。\n\n\n しかしどのような内容なのかを言われたのかはわかっている。\n どうやら俺は事故かなにかに巻き込まれて死んでしまったらしい。しかし何の偶然か、別の世界に魂だけが迷い込んでしまったようだ。そして俺はその魂を保ったまま異世界で新しい人生を好きなように送らせてもらえるらしい。\n 言ってることは真実らしいので詐欺とかではなさそう。\n 自分らしさを保ったまま、次の世界でのやりたいことを考えさせてくれるらしい。\n\n\n「貴方は異世界でやりたいことなどはありますか?」\n「めっちゃモテたい」\n 即答だ。前世での俺はモテとは程遠かった。\n 享年=童貞の哀れな人間であった。\n 誇りがあり童貞を貫き通していたわけではない。\n ただ金がなく、モテず、ただただ童貞なだけだったのだ……。\n\n\n\n「もうやりまくりたい、子供時代とかいらないね。もう、魅了の魔眼とか欲しい。はぁ!ってするだけで全員メロメロみたいな。あ、どんな人間にも聞くやつね。男にも効いたほうが都合が良いから。常にメロメロ状態は虚しくなりそうだから、色々操作できるタイプがいい。やりまくりに飽きたら可愛い妻と静かに田舎で余生を送りたい……」\n\n「性行為に飽きない、というようにもできますが?」\n「それお願いします!」\n\n 90度、直角のお辞儀をしてから頭を上げると、目の前の少女ははつまらなさげに天井を見上げて足をぶらぶらさせていた。\n 発達途上の胸の谷間の奥が見えそうで思わずガン見しそうになったが理性で抑えた。\n こんな年頃の子に欲情するのはよくない。\n\n「いえ、貴方の好みの年齢を反映しているので欲情するも何も……何でもありません。わかりました。貴方の願いを叶えましょう。貴方は相当、性に対する欲が強いようですからね。きっと気に入るでしょう。それでは新しい人生をどうぞ、お楽しみください」\n「はーい!」\n 元気よく返事をしたところで俺の記憶は途絶えた。\n\n\n\n そしてそれからは暗闇の中にいた。\n 水の中で溺れてるようで、息苦しくはない。\n なにかに包まれてるようで、またそれらの全てが自分のようにも感じられた。\n 過去の自分に未練はない。というか記憶はそんなにない。\n ただ俺の頭の中にあるのは1つだけ。\n 本能のままに性に浸ってみたい。それだけだ。\n\n\n\n 気がついたら俺は荒れ地でぼーっとしていた。\n\n 荒れ地も荒れ地だ。\n 赤茶けた土に生えているのは黒っぽい苔と茶色で細く枯れた草だけ。\n 涼しい風は吹いているが、太陽がさんさんと照りつけているおかげか、寒さは全く感じなかった。\n\n だがしかし、明らかに人類の生存圏ではない。\n 異世界っていうぐらいだから俺の考えもつかない方法で生きてるのかもしれないが、全くの水なしで人間が生きていけるわけではないだろう。\n それぐらい俺の周りはカラカラだ。\n\n\n\n「まあ、いい感じに旅人のエルフの姉ちゃんとかが現れて俺を助けてくれるんだろ……ん?」\n 今の高い声はなんだ?\n\n「あー、あー、テステス」\n 喉に手をあてて確かに自分が喋っていることを確認する。\n 女の子のような高くて可愛い声。\n そして手を見る。細くて綺麗な手。\n 手の下には足元が見えないぐらいの大きな胸。\n\n\n「俺、女の子になってるじゃん!!!!」\n 悲報、俺、女の子になる。", "afterword": "ありがとうございました。"} |
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