| {"novel_id": "n0011hp", "chapter": 21, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011hp/21/", "title": "第十九話 これからの話をしよう", "content": "「お前ら……何してるんだ……」\n 何って……イチャイチャしてるだけだが?\n\n 俺は当然のような顔をしてイチャイチャ続けていたかったが、イドは恥ずかしかったらしくススーッと俺の後方の位置に控える態勢に移ってしまった。\n 俺のおっぱいが……。\n\n\n あの後、起きたら俺のドロドロの身体は綺麗になっていた。\n 体液を皮膚から吸収するのはもちろんだが、濡れたシーツとかも綺麗になっていたのでイドが綺麗にしてくれたのだろう。\n\n シャワーを浴びなくても良いというのはサキュバスに転生して良かったことの1つだ。\n そして賢者タイムがなくていくらでもイけるのもサキュバスの良いところ、そして全身の感度も良いのも良いところだ。\n\n 今までこの転生に不満タラタラだったが、さっきのレズエッチで全て帳消しっていってもいい。\n こんな毎日が過ごせたら俺は満足だ。\n\n\n\n\n「イドぉ〜」\n 寂しくなってイドを呼ぶと頭を撫でてくれた。\n まだ正直ムラムラしていて、イドをグチャグチャのグチョグチョにしたいが、もうすぐアランが来る時間だと言われたので我慢してイチャイチャだけにしていたのだ。\n 俺は偉い。\n\n アランなんかどうでもいいからさぁーって言ったら怖い顔をされたから我慢したわけではなく、俺の自制心が非常に高いためにイチャイチャにとどめていたのだ。\n\n\n\n アランは呆れた顔をしていたが、いつものリュックからバスケットにサンドイッチと水筒が入っているものを渡してくれた。\n 俺が首をひねっているとちょうどよくイドのお腹がなった。\n\n「これはメイドさんに。お腹がすいてるだろうと思って」\n おい、こら。俺のイドに色目を使うな!\n 無言でイドにサンドイッチを手渡す。確かにイドはほぼ1日何も食べてなかったしな。\n「ありがとうございます」\n おい、こんな色目使うやつに礼を言うな!\n\n\n\n「帝国の脱出方法だけど、警戒網を避けるために基本的には街道は使わずに、また補給を減らすためにも直線で目的地に向かうことになる」\n\n「目的地?」\n ようやくこいつが何のためにここに来たかを思い出した。\n 真面目に聞こうと腕を組もうとしたが、昔組んでいた位置には大きな胸があって組めなかったので膝の上に手を置く。\n\n「僕達が目指すのはここ」\n いかにも手書きといった感じの地図の1つの場所に指さされる。\n\n\n「魔大陸……なんて読むの」\n「今読んだ通り。魔大陸《またいりく》」\n なんか安直すぎて、本当に読み方が合ってるのかどうかわからなかった。\n\n\n\n「魔大陸。帝国に従えられていないから魔大陸と呼ばれている面もあるけど、本当に名前に違わない危険な地域らしい。魔力溜まりが色んなところにあるせいで魔獣がウジャウジャいる。もちろん知能がある魔法生物や、人間よりも戦闘能力のある亜人の集団、大きく知能も高いドラゴン……噂話まで集めれば反帝国のレジスタンスがあるだとか、太古から生き続ける賢者がいるとか、空に浮かぶ城があるとか……まあ、この世界だとあながち嘘とは言えないんだけどな」\n「え、危ないんじゃないの?」\n「いや、危ないのはお前だろ」\n 冷静なツッコミを入れられてしまった。\n\n 最初はツッコミなんてしやがってと思ったが冷静に考えれば俺の方が危険かもしれない。\n この世界の平均値がどんなもんかわからないからあれだけど、魔力が万全の時の万能感はすごかった。\n 万物を支配している……みたいな。\n 森羅万象大臣……みたいな。\n\n\n「この世界は魔力さえあれば大抵の問題は解決する。魔大陸につけばお前の力で荒れ地を畑にするなり、街にするなりすれば良いだろ」\n「雑じゃない? もっとなんというか……せっかく時間あったんだし、もっと細かく調べるとか」\n「安心しろ。帝国の前哨基地からは離れたところまでは案内してやる。これを調べるの、命がけだったんだからな」\n すごいニッコリしながら言われた。\n 恩着せがましいな。\n ヒーローなんだから、もっと良い面を見せてくれ。\n こいつ俺がイチャイチャしてるのを見てから俺に対しての態度が悪いぞ。\n\n というか案内だけなのか……。\n\n「移動手段は1つ。お前が魔力を使ってドラゴンを作ってそれに乗って飛んで移動する。帝国は飛行技術があまり発達していない。精々竜車が飛ぶぐらいだ。ドラゴンだったら相手側から避けてくれるだろう」\n ドラゴンねぇ……。\n\n そしてこいつは本当に俺に対して性的な興奮をしないな。\n\n こんなに身体のラインがピッチリ出てるエロ衣装着てるのに……。\n ヒーローの中身ってそんなものなのか?\n それとも俺の色気がなさすぎるのか?\n 見た目はばっちりでも仕草から元男なのが出ててそれで萎えたりしてるのかな……。\n\n\n いやいや、なんでこいつを誘惑することなんて考えてるんだ。\n\n 全然精液が足りなくて欲求不満みたいなとこはあるけど、いやいや、ないない。\n\n ないけど……でも精液が欲しい。\n\n\n そういや移動中の俺の食事はどうするんだ。\n「私達の食事はその場で調達すれば良いですが、ご主人さまの食事に関してはどうなってるんでしょうか」\n 聞きにくい俺の代わりにイドが聞いてくれた。\n\n\n「そう、それが問題なんだ。性奴隷を買うか、僕がまたサキュバス娼館から精液を盗んでくるか……。いや、後者はやめておこう。買うなら性奴隷だな」\n 今のタイミングで俺がいるぜ。って言えないとはアランはもしかして……。\n\n「EDなの?」\n「はぁ?」\n つい声が出てしまった。\n まあ、いいや。\n\n「こんなムチムチで、お腹すかせてるサキュバスがいるのに興奮したことはない。どんな奥手でも興奮しないってことはないだろ! それともなんだ? おっぱいは嫌いか?」\n\n 自分で触ってもこんだけ触り心地良い胸なのに。\n 俺が男だったら即ハメだぞ。\n\n「んー、あー」\n 結構困った顔をしている。\n いかん。聞いてはいけないことを聞いてしまったかもしれない。\n\n「気づいてると思ってたけど……僕、前世が女なんだよな。いや、10歳まではノーマル……だったと思うんだけどまだ恋とかする前に前世の記憶が蘇ったから自分が半分前世みたいな感じで……」\n\n「つまり……ホモってこと?」\n\n「いや、それとも違う。可愛い女の子は好きだ。だけどそれが性欲と結びつかないというか……ヒーローになると自分の女の面も時々出てくるし。見合いとかでも困ってるんだよ。自分が何なのか全くわからない。10歳まで普通の男の子でそこから急に前世を思い出したんだから。子供からいきなり大人に引き伸ばされて、中途半端に形成されてたアイデンティティーが一気にグチャグチャになった感じ」\n\n なんか難しいな。\n 途中で記憶を取り戻すとそんなことになるんだ。\n\n 5歳ぐらいの時に記憶を取り戻せればもっと自然に前世の記憶と混ざり合うんだろうけど10歳ってのがまずかったんだろうなぁ。\n\n\n「ということで、男にするの手伝ってやろうか?」\n「いやいやいや、エミリアさん元男でしょ!」\n 確かに。前世の性別違う仲間として気持ちはわかる。\n\n けど、俺は既に女としての気持ちよさを知ってしまった身……やってみたいと思うのも仕方ないことじゃないか?\n 元の性別には戻れないわけだし。だから仕方ない。\n\n というかこいつが出せるようになれば食料問題も解決なわけだし、仕方ない。\n\n\n 食料問題とアランのアイデンティティの問題を一気に解決できるしな。\n\n「合理的じゃないか。自分の性がどっちなのかもわかるし、同時に食料問題も解決する可能性が出てくる。俺のことは気にすんな!」\n 男の身体に興味がないといえば嘘になる。\n\n いや、別にホモになったわけじゃないんだけど、せっかく女になったんだしな。\n 女の身体の気持ちよさってのを味わい尽くしたい気持ちはあるのだ。\n それに何よりも食事もできるしな。\n\n なんでも経験してみるに尽きる!", "afterword": "ありがとうございました。\n次回恐らくR18展開です。"} |
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