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{"novel_id": "n0011mi", "chapter": 5, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011mi/5/", "title": "発情", "content": "「…な、なに……!?」\n\n機械音と共に、実里の怯えた声がガラスケース内に響き渡る。\nガラスケースの天井から何かが出てきたと思ったら、それは蛇口のような器具だった。\nその先端から粘性のある液体が滴り落ちてくる。\n\n「ひぃ…っ、こ、来ないでぇ…!」\n\nゆっくりと実里の身体に垂れてくる透明な液体。\n実里は必死に首を横に振って身体を捩らせるが、拘束された身体ではどうすることもできない。\nそして、冷たい液体が実里の胸の先端に触れた。\n\n「ひゃっ……!?」\n\n冷たい感触に実里は悲鳴をあげる。\n\n「えっ……な、なによ、これっ……!?」\n\n乳首に垂れた粘液が、ゆっくりと乳房全体に滑るように広がっていく。\n実里はまるで何かに包まれているような、這われているような感覚に襲われていた。\n\n「んっ……な、なによ…これ!」\n\n舐め回されているかのようなその感触に、実里は身の毛がよだつ。\n実里は眉をひそめ、不快感に耐えながら、必死に息を整えようとする。\n\n「商品であるあなたが知る必要はありません……それに少し待てば分かりますよ……その身をもってね」\n\n柊の不気味な言葉に、実里は息を呑んだ。\n\n「や……やめて……お願い……」\n\n涙声で懇願するが、柊はただ微笑むだけだ。\n冷たい液体は実里の胸部の肌にゆっくりと浸透していく。\n\n「……んぅ…え…?」\n\n数分後、実里の身体に異変が起き始める。\n最初は実里が覚えたのはむず痒さだった。\n\n「な、なに……?…ん…っ」\n\n肌がチリチリと熱を持ち始め、実里は無意識に身体を捩らせた。\nだが、拘束された手足はどうすることもできず、彼女はただ歯を食いしばって耐えるしかない。\n\n「やっ……や……なにこれぇ……いや…ぁ!」\n\nガラスケースの天井から出てきた蛇口は少しずつ位置をずらして、実里の全身の肌全体を濡らしていく。\n実里が涙目で嫌悪を示すが、得体の知れない液体は容赦なく実里の身体を覆っていく。\n胸、首、腕、腹、脚、そして股間。\n10分後には、実里の全身がその液体に覆われてしまった。\n\n「ん……ぅ…」\n\n液体が広がると同時に、痒みも全身に広がり、さらに熱へと変わっていく。\nそれはまるで身体の内側から火が灯されたような感覚だった。\n体温が上昇し、皮膚が敏感になっていく。\n冷たいはずの液体が、今では彼女の全身を熱くさせていた。\n\n「ん……ぁ…」\n\n我慢できず、実里の口から小さな吐息が漏れる。\nそれは苦痛の声ではなく、明らかに甘さを含んだ声だった。\n\n「はぁ……っ…ぁ……やっ……なに……これぇ……?」\n\n不安と疑問が入り混じった声で小さく呟く実里。\n自分の身体が何かおかしくなっている、そんな漠然とした恐怖を感じる。\n実里の身体に何かが起きていることは明白だった。\n冷たい粘液が触れた部分から、じわじわと熱が広がっていく。\n胸部のピンク色の突起はいつしか硬く尖り始め、下腹部奥の秘部もまた、じんわりと熱を帯びていく。\n\n「や……やだ……こんな……」\n\n実里は羞恥に顔を歪める。\nこんな状況だというのに、自分の身体が発情し始めていることが信じられなかった。\n実里はきつく目を閉じ、唇を噛みしめて耐えようとした。\n\n「あ……ぁ…ん……」\n\n実里の身体中に甘い疼きが広がり、彼女は無意識に腰を揺らし始めていた。\n腰をくねらせる実里の姿を、柊は冷静に観察していた。\n\n「効いてきたみたいですね……理解いただいたと思いますが、これは媚薬です」\n\n「ひ……ぁ……っ」\n\n柊の言葉に、実里は小さい喘ぎ声で答える。\n\n「特製の媚薬であなたの全身を性感帯に加工させていただきます…息を吹きかけられただけでも感じるくらいにね」\n\n(や、やだ……そんなの……私…っ)\n\n自分が徐々に淫らな身体になっていっている現実に実里は嫌悪感を抱く。\nだが、その否定的な感情を嘲笑うように、実里の身体は確実に淫らに作り替えられていく。\n\n「さて……私は別の仕事もありますので、一旦失礼します」\n\n投薬の開始を確認した柊は、そう言って部屋を出る。\n\n「えっ……はっ…ちょ、ちょっと……待って……んっ……はぁ…っ」\n\n静かになった部屋の中に、実里の荒い息遣いだけが響き渡る。\n実里はガラスケースの中でひとり取り残された。\n\n〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\n\n3時間後。\nガラスケースの中は、甘ったるい香りと女のフェロモンが充満していた。\n\n「ん……はぁ……っ、んん……ぁ…」\n\n実里はもはや自分の意思を保つだけで精一杯だった。\n媚薬はすでに彼女の全身を巡り、身体は火照って仕方がない。\n思考はぼんやりと霞み、ただ身体中を駆け巡る熱だけが鮮明に感じられる。\n\n「おぉ、さすが我々“組織“特製の媚薬…すっかり発情しているようですね」\n\n部屋に戻ってきた柊の言葉通り、実里の透き通るような白い肌は今やピンク色に染まり上がり、全身から汗が吹き出していた。\n全身の皮膚はぴりぴりとした刺激に晒され続けている。\n特に重点的に媚薬を塗布された胸や股間は激しく疼いており、乳首とクリトリスは痛いほど勃起していた。\n股間からはトロリと蜜が溢れ出し、ガラスケースの中で淫靡な光沢を放っている。\n\n「はぁ……っ、う……ぅ…っ」\n\nガラスケースに閉じ込められ自由がない実里は身悶えし続けている。\n\n(……も…むり……あたま……おかしくなりそう……)\n\n実里はぼんやりとした意識の中で思う。\nこのままでは駄目だと分かっているのに、身体の疼きは少しも収まらず、むしろ時間とともに強くなっていく。\n\n「うぅうぅぅっ!」\n\n実里は理性と本能が葛藤させながら叫ぶ。\nこんな状況で自分から快楽を求めるなどあってはならない。\nだが、自分の身体は快楽を欲している。\nそれを抑えられない自分がいる。\nその事実が彼女をさらに深い絶望へと突き落としていく。\n\n「楽しんでいただけているようで良かったです、今日から毎日この媚薬で性感を研ぎ澄まさせていただきます……肉奴隷は常に発情しているべきですので」\n\n「やっ……やだぁ……っ、はぁ……っ、んっ!」\n\n柊は淡々とした口調で語りかける。\nその声に、実里は悲鳴にも近い拒絶の叫びを上げた。\n実里は必死に首を振り、大粒の涙を流す。\n\n「うぅぅっ!……はぁ……ん…」\n\n実里の苦悶の声が部屋に響く。\nこの異常な環境で、彼女はただ翻弄されるしかない。\n女にとって地獄でしかない。\nだが、今はまだ序章にしか過ぎない。\nこれから彼女を待ち受けているのは、どんな地獄か。\n実里には想像もつかなかった。"}

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