Krixter's picture
download
raw
7.49 kB
{"novel_id": "n0011mi", "chapter": 6, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011mi/6/", "title": "情報", "content": "「おはようございます」\n\n「………ん……んぅ……」\n\n朝、部屋に入ってきた柊の声で実里は目を覚ます。\n昨日媚薬を投与され発情させられた後、睡眠薬を投与されて強制的に眠らされた実里。\nだが、身体の妖しい熱は消えていない。\n\n「昨夜は眠れましたか?」\n\n目覚めた彼女に柊はわざとらしく優しい声をかける。\n\n「…ぅ…はぁ……っ、はぁ……っ」\n\n実里の返事はない。\n目は虚ろで、呼吸は荒い。\n一夜明けても、媚薬の効果が残っているのが見て取れる。\n全身の皮膚は敏感になり、空気が肌に触れるだけでゾクゾクとした快感が走る。\nそして何より、実里の頭の中では一刻も早く快楽が欲しいという淫らな思考が支配していた。\n\n「どうですか、我々“組織“の媚薬は………あなたの遺伝子に合わせて調合した特製なので、毎日存分に味わってくださいね」\n\n柊が所属する\"組織\"は主に女性たちを物のように人身売買している裏社会の犯罪組織だ。\n科学技術は表社会よりも発達しており、女たちの遺伝子情報を解析し、それぞれに最も効く薬を作成する。\n女を肉奴隷として最適化するため、科学技術を最大限利用して完璧な状態に堕とすのだ。\n\n「うぅ……な、なんで…?」\n\n「ん?」\n\n柊は首をかしげる。\n\n「なんで……こんな、ひどいこと……を?私が…何をしたっていうの……?」\n\n実里は涙声で問いかける。\n彼女には、自分がこんな目に遭う理由がまったく理解できなかった。\nただの配信者である自分がなぜこんな恐ろしい場所に連れて来られ、辱めを受けなければならないのか。\n\n「あなたに非はありません」\n\n柊はあっさりと言った。\n\n「強いて言えば、あなたが美しく、偶然目立ってしまったから…ただそれだけです」\n\n実里の頭の中で、その言葉が虚しく響く。\n特に悪いこともしていないのに、人としての尊厳も、未来も、すべてを奪われたというのか。\n絶望が実里の心を暗く覆い尽くす。\n\n「さて…」\n\n柊は言葉を失う実里を見ながら、タブレットを手に取る。\n\n「動画配信者、りのみん…本名は日野実里」\n\n「…っ!?」\n\n突然自分の本名を呼ばれて、実里は驚く。\n配信活動は顔出しで行っていたものの、本名を公開したことはなかった。\n\n「年齢は27歳、愛知県出身、現在は東京在住で職業は動画配信者」\n\n「な、何…!?」\n\n柊の口から次々と実里の個人情報が読み上げられていく。\n彼の持つタブレットには実里の詳細な情報が表示されていた。\n\n「地元の高校卒業後、東京の有名私立大学に進学…大学卒業後は大手化粧品メーカーに就職……3年の勤務の後に退職、動画配信者として活動を開始」\n\n「……っ」\n\n柊は淡々と、実里の人生をなぞるように読み上げていく。\n\n「アルバイトは大学時代に塾講師とドラッグストアの店員…水商売の経験はなし……おや、驚いていますね」\n\n「あ、当たり前でしょ…!」\n\n実里の声は震えている。\n\n「なんで、こんな……こと……!?」\n\n実里の人生の軌跡が知られている。\nあまりの恐ろしさに声が出ない。\n柊の持つタブレットには実里の生年月日や家族構成はもちろんのこと、アルバイトや就職の情報、果てには好きな食べ物や趣味といった情報まで詳しく記載されていた。\n\n「“組織“には世界中のありとあらゆるデータを管理する部門があります……個人情報を入手することなど簡単です……我々は“商品“に関して隅々まで把握しておくようにしていますので」\n\n柊は冷たい声で言い放つ。\n\n「ぅ…あ……」\n\nその一言に、実里は言いようのない恐怖を覚えた。\n自分という存在が、彼らにとってただの商品でしかない現実を改めて突きつけられたのだ。\n\n「身長は163cm、胸のサイズはG…」\n\n柊は続けて実里の身体的な情報を列挙していく。\nまるで商品のスペックを確認するかのように。\nそのことに屈辱感と羞恥心を覚える実里だったが、次の情報は、実里をさらに打ちのめすものだった。\n\n「初体験は18歳、2つ年上で大学生の彼氏と…」\n\n「ぇ…は……ちょ、ちょっと!?」\n\n予想外の情報に実里は狼狽する。\nバストサイズくらいなら眠っている間に測っていたのかくらいに思っていたが、過去の性経験まで把握されているとは思ってもみなかった。\n柊の背後にある組織の力の大きさを実感すると同時に、プライバシーを踏みにじられる不快感と恐怖が込み上げる。\n\n「経験人数は3人……ふむ、意外と少ない…貞操観念は案外しっかりしているんですね…」\n\n柊は淡々と、しかし不気味な笑みを浮かべながら実里の性事情を読み上げていく。\n\n「ですが、欲求不満だったのしょうか……あなたの家からこんなものも…」\n\n柊はタブレットの画面を実里に見せる。\nそれを見た実里は顔を青ざめさせる。\n\n「…っ!」\n\n画面には実里が愛用していたオナニーグッズが映し出されていた。\n実里が毎日のように使っていたローターやバイブなどの性玩具たち。\n\n「使用状況やネットの閲覧履歴などから推察するに…オナニーの頻度はほぼ毎日のようですね」\n\n柊の言葉に実里は愕然とする。\n推察は当たっていた。\n恋人もいない、配信者という職業柄遊ぶこともできない実里は、ストレス発散や欲求不満を解消するために毎晩オナニーしていた。\n\n「な……なにそれ……っ!そ、そんなことまで……っ!」\n\n実里は顔を真っ赤にして怒りと羞恥に震える。\n自分の性的事情が暴かれていることに耐えきれず、涙を零してしまう。\n\n「これはあなたの商品情報です」\n\n柊は冷酷に言い放つ。\n\n「お客様が買ったのは、あなたの人生です…過去から未来まで、全てね」\n\n柊の言葉に、実里は全身に鳥肌が立つのを感じた。\n自分の全てが商品として取引されているという衝撃と屈辱が彼女を打ちのめす。\n\n「さて…今日も始めましょうか」\n\n「ひっ…!」\n\nその言葉を聞いて、実里は恐怖で固まる。\nガラスケースの天井から、再びノズルが現れたのだ。\n\n「ま、また…!?い、いやぁ…!」\n\n昨日と同じく、投薬の時間が始まった。\n女体を強制的に発情させる悪魔の所業。\n媚薬漬けは夜まで続いた。"}

Xet Storage Details

Size:
7.49 kB
·
Xet hash:
de69647f319469ee8110d7bbfbebf8705a829c351ab4711d0d56ab7a762c2032

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.