| {"novel_id": "n0011mi", "chapter": 9, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011mi/9/", "title": "刷込", "content": "「ちょ…っ、や、やだ…!これ、何…!?」\n\n実里は狼狽していた。\nいつもは無かった不気味な機器が自分の頭に装着されたからだ。\n\n「なにこれっ、ちょ、ちょっと……!取ってよ……!」\n\nそれは頭部をほぼ丸ごと覆うヘルメットのような機器だった。\n表面には幾つものコードが繋がっており、奇妙な色のランプが点滅している。\n目元まで覆い口元だけ露出するような形をしており、実里の視界は真っ暗闇に包まれていた。\n\n「ん……!ぅ……っ!」\n\n耳元で低く唸るような機械音が響く。\n一体何をされるのか。\n未知の恐怖に実里は身体を捩らせて抵抗するが、大の字に拘束されている身体はビクともしない。\n\n「それは我々“組織“が開発した最新の調教機器です」\n\n柊は機械を操作しながらわざわざ説明する。\n大きなヘルメット型の機械に頭を覆われている実里には聞こえていないのだが。\n\n「じっくり快楽調教をして奴隷の自覚を持っていただくのが一番なのですが…今回は時間もありませんので……安心してください、痛くはありませんよ」\n\nそう言うと柊は機械を始動させる。\n\n「……っ!」\n\n実里は身体をビクッと跳ねさせて驚く。\nヘルメットの内部に映像が流れ始めたのだ。\n\n「ひっ!?な、何これ……!?」\n\n暗闇が歪み、まるで万華鏡のように色彩が交錯する。\n一瞬、実里の意識が遠のくような感覚に襲われる。\n\n「あ……ぁ…」\n\n現実と夢の境界が曖昧になり、どこかに沈み込んでいくような錯覚を覚える。\n奇妙な映像と共に流れ始めたのは甘美な音楽。\n脳髄に直接響くような旋律は、まるで実里の心を蝕むようにゆっくりと浸透していった。\n\n「ぁ……ぁ…」\n\n実里は甘い息を吐きながら、その音楽に身を委ねてしまう。\n音楽は神聖さと妖艶さが混ざり合ったような、奇妙な旋律を奏でていた。\n実里はその音色に引き込まれ、心地良さすら感じていく。\n自分の奇妙な感覚に戸惑いつつも、実里は抗うことができなかった。\n実里の意識が曖昧になり、思考がぼやけていく。\n\n(何……これ………頭が……ぼーっ…とする……)\n\n自分の意識がどんどんと深い所に落ちていく。\n\n「ぁ……ぅぅ……」\n\n実里の思考は少しずつ溶かされていく。\n露出している口を半開きにして、涎まで垂らしてしまっている。\n\n「いい感じですね……では、次の段階に入りましょうか」\n\n30分の下拵えを終え、柊が次のスイッチを入れる。\n\n「……ぁえ…?」\n\nヘルメット内部が淡いピンク色の光で包まれた。\n実里はその幻想的な色に目を奪われていく。\nそして、充満する甘い香り。\n\n「ぁ……あぁ……」\n\n花のようであり、果実のようでもあるその香りによって、頭の中が蕩けていくような酩酊感を覚え、実里の理性は崩れていく。\nそんな実里に対して、次の刺客が現れる。\n\n『日野実里は肉奴隷だ』\n\n「え……ぁ…え?」\n\n突然、実里の脳内に直接語りかけるような声が響き渡る。\n男にも女にも聞こえる、まるで神様が語りかけてくるような荘厳さを帯びた声。\n\n「…ん……な……なに……?」\n\n実里は困惑しながらも、その声に耳を傾けてしまう。\n\n『日野実里は肉奴隷だ』\n\n(私……が…にく……どれい……?)\n\n脳内で言葉が反芻される。\n自分は肉奴隷だと。\nまるで洗脳されるように、実里の脳内に言葉が刻み込まれていく。\n\n『肉奴隷は主人に奉仕することが存在意義だ』\n『日野実里は肉奴隷になるために生まれてきた』\n『日野実里は交尾だけが生きがいの淫乱雌奴隷だ』\n\n自分の立場、役割、使命。\nそれらが強制的に植え付けられていく感覚。\nその恐ろしい事実を認識しながらも、実里は逃れることができなかった。\nそれどころか、徐々にそれを受け入れていく自分を感じていた。\n\n「ぅ…ぁ…あぁ……っ」\n\nこれは肉奴隷としてふさわしい思考を刷り込むためのもの。\n光や匂いで催眠状態にして、“組織“や客にとって都合の良いことを吹き込む。\n性の悦びだけを求め、主人に絶対服従する、従順な雌へと生まれ変わらせるための強力な装置なのだ。\n\n「お、お願い……これ…やめ…て……ぇ…」\n\n自分が自分でなくなる。\nその恐怖が、実里を最後の抵抗へと駆り立てる。\n\n『女は男の玩具である』\n\n「私は……おもちゃじゃな…い…!お、女を舐めないで…!」\n\nしかし、その叫びも虚しく、声と光と香りは彼女の深い意識の奥底まで浸透していく。\n実里は自己が溶けていくような感覚に陥っていた。\n\n(わ…わたし……は……肉奴隷……あ、あれ……?)\n\n実里の目から、一筋の涙がこぼれ落ちた。\nその顔には、もはや拒否の色はない。\n代わりに浮かんでいるのは、微かな快楽と、諦めの入り混じった、陶然とした表情だった。\n\n〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\n\n「お゛…っ…ぉ……あ……!」\n\n3時間後。\nヘルメット型の調教機器を装着されて、淫らな刷り込みをされ続けた実里は、もはや自我を保つことができなくなっていた。\n彼女の脳内は桃色の思考で埋め尽くされている。\n\n(わたし、にくべんき……ちんぽ、すきぃ…)\n\n実里の頭の中では、卑猥な言葉が何度も繰り返され、次第に性処理道具であることが自分のアイデンティティーと化していく。\n脳裏に焼き付くのは主人への絶対服従の誓いと性的快楽への欲求。\n\n「ん゛……っ…ぉ……!」\n\n視界が無いことも相まって、恥ずかしげもなく脚をガニ股に開き、腰を突き出してガクガクと痙攣している。\n秘部からは大量の愛液が溢れ出し、太腿を伝って流れ落ちていた。\n\n(あぁぁ…セックスしたいぃぃ……!)\n\n媚薬漬けで火照った身体は、熱が発散されることなく発情しっぱなし。\nさらに脳内がピンク一色にされた実里には、もはや逃げ出そうという発想すら湧いてこない。\n彼女にとって今最も欲しいものは、自由ではなく凌辱だった。\n\n「う゛うぅぅっ!」\n\n身体だけでなく頭の中まで肉奴隷らしくなっていく実里。\n肉奴隷として完成に近づく実里の姿を見ながら、柊は満足げに微笑んでいた。"} |
Xet Storage Details
- Size:
- 7.41 kB
- Xet hash:
- debb7d43337582059ae0ff08d8569a50e230b11ec9f8ef79f6dc68687a7f88ae
·
Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.