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{"novel_id": "n0011mo", "chapter": 1, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011mo/1/", "title": "第一章 王太子の婚約破棄", "content": "王立貴族学院の大広間は、シャンデリアの灯りで金色に輝いていた。\n今夜は年に一度の国王生誕の記念舞踏会。\n学院に通う貴族の子弟、その保護者、招かれた王侯貴族を合わせて約三千人が集う、一年で最も盛大な式典である。\n私、アイリス・フォン・ローゼンフェルトは、婚約者である王太子カイゼル殿下の隣に立ち、この日を迎えていた。\n未来の王妃として、幼い頃からずっと学んできた作法も、笑顔も、今夜のために磨き上げてきたつもりだった。\nけれど、その夜がどれほど恐ろしい結末を迎えるか、私はまだ何も知らなかった。\n会場の中央には、王太子と婚約者である私が立つのが慣例だった。\n周囲には「アイリス様派」と呼ばれる令嬢達の姿もある。\n私自身はそう呼ばれることに戸惑いを覚えていたけれど、困っている誰かを放っておけない性分が、いつの間にかそうした呼び名を生んでいたのだと思う。\n音楽が鳴り、談笑の声が満ちる中、私はふと視線を感じた。\n振り返ると、少し離れた場所に見慣れない令嬢が立っていた。\n男爵令嬢ミレイユ・ベルクレスト。\n最近になって社交界に姿を見せ始めた、まだ十四歳の少女である。\n彼女はいつも穏やかに微笑んでいる。\nその微笑みが、なぜか私の胸をざわつかせた。\nそのとき、隣に立つカイゼル殿下が、突然立ち上がった。\n談笑の声が波のように引いていく。\n楽団の演奏さえ止まった。\n\n「アイリス・フォン・ローゼンフェルト!」\n\n殿下の声が、静まり返った会場に響き渡る。\n三千人の視線が、一斉に私へと向けられた。\n私はいつものように、優雅に礼をする。\n未来の王妃として、こういうときこそ動揺を見せてはならない。\nそう教えられてきたからだ。\nけれど、次に殿下の口から放たれた言葉に、会場の空気が凍りついた。\n\n「私は貴女との婚約を破棄する」\n\n一瞬、誰も言葉の意味を理解できなかったのだと思う。\n学院中がざわめき、侯爵家の令嬢も、伯爵家の子息も、互いに顔を見合わせている。\n無理もない。\n私には、非難されるべき理由が一つとして思い当たらなかった。\n幼い頃から婚約者として殿下を支え、公務を手伝い、時に厳しい教育にも耐えてきた。\nそれなのに、なぜ。\n答えの出ない問いだけが、頭の中をぐるぐると回る。\n殿下は隣に控えていたミレイユを、ゆっくりと抱き寄せた。\n\n「私が真に愛する女性だ」\n\nその言葉に、会場はさらにざわつく。\nしかし、拍手をする者は誰一人としていなかった。\nむしろ、困惑と沈黙だけが広がっていく。\n私は震える声を抑え、一歩だけ前に出た。\n\n「……理由を、お聞かせください」\n\nそれだけを、静かに尋ねた。\n声が震えているのが自分でもわかる。\nそれでも、この場で取り乱すわけにはいかない。\n公爵家の娘として、最後まで気品を保たなければならない。\n殿下は、まるで用意していた台詞のように、次々と言葉を並べ立てた。\n\n「君は傲慢だった」\n「冷酷だった」\n「私を支配していた」\n\nけれど、そのどれもに具体的な証拠はなかった。\nいつ、どこで、私が殿下に対してそのような態度を取ったというのだろう。\n記憶をどれだけ辿っても、思い当たる出来事は一つも見つからない。\n私は静かに一歩、また前へ踏み出した。\n\n「そのような事実はございません」\n\nはっきりと、そう告げる。\n声だけは震えないよう、精一杯抑えて。\nそして、私はミレイユへと視線を向けた。\n彼女が、何かを知っているような気がしたからだ。\nミレイユは、微笑んだ。\n穏やかに、まるで慈しむように。\nそして、ゆっくりと私と目を合わせた。\nその瞬間だった。\n視界が、ぐにゃりと歪む。\n耳の奥で、耳鳴りが鳴り響く。\n心臓が、まるで止まりそうになる。\n世界が赤黒く染まっていく感覚。\n足に、力が入らない。\n膝から、崩れ落ちる。\n腰が、抜ける。\n全身が、震える。\n呼吸が、できない。\nそれでも涙だけは、止まらずに溢れてくる。\nなぜ。\nどうして、こんなことになっているのか。\n自分の身体なのに、まるで自分のものではないみたいだった。\nそして——その恐怖の視線が、私の胸元を直撃した瞬間。\n\n「……っえっ、あ……!?」\n\n鈍い破裂音がした。\n高価な舞踏会用ドレスの胸部が、まるで見えない爪で引き裂かれるように、中央から左右へと無惨に裂けた。\n丁寧に仕立てられた生地も、内側の補正のコルセットも、魔眼の力の前では紙切れ同然だった。\n布がはじけ、支えを失った白い肌が、シャンデリアの光の下に一気に晒される。\n私の——B99、Kカップの乳房が、大勢の貴族たちの眼前に完全に剥き出しになった。\n大きく、重く、張りのある双丘。\n白い陶器のような肌に、うっすらと青白い血管が透けて見えるほど繊細な質感。\n重力に従うようにゆっくりと揺れ、中央で深く深い谷間を作っている。\n先端の乳輪は薄桃色で意外なほど小さくまとまり、その中心でまだ誰にも触れられたことのない乳首が、突然の冷気と羞恥に反応してくっきりと硬く尖っていた。\n呼吸のたびに、豊満な肉がぷるぷると波打ち、乳輪がわずかに収縮するさままで、三千人の視線に刻みつけられる。\n\n「ひっ……や、やだっ……!」\n\n慌てて腕で隠そうとしても、腰が抜けたままではまともに動けない。\nむしろその動作で乳房が左右に大きく揺れ、弾力を強調してしまった。\n乳首が腕の内側に擦れて、くすぐったいような熱い感覚が背筋を駆け上がる。\n私は絶望した。\n今まで私は隠蔽の下着で胸はAカップに見せていた。\n貴族の令嬢は慎ましい胸であるべき。\nBカップ以上あればそれは娼婦への第一歩。\nそれが常識だったから。\nでも全てが終わった。\n私の隠していた秘密は暴かれたのだ。\n会場が、一瞬で凍りついた後——大きなざわめきに包まれた。\n\n「あ、あれは……ローゼンフェルト公爵令嬢の……」\n「Kカップってどういうことだ……公爵家の娘があんな……」\n「谷間が……完全に見えちゃってる」\n「乳首までピンクで……いや、見るな、見るんじゃない」\n「未来の王妃が、衆人環視の中で胸を晒して……」\n\n男性貴族たちの中には、露骨に喉を鳴らす者もいれば、慌てて視線を逸らしつつも何度も戻してしまう者もいた。\n令嬢たちは顔を真っ赤にして扇子で口元を隠したり、逆に冷酷に唇を歪めて囁き合ったりしている。\n誰もが、完璧だと崇められていた私の、最もプライベートな部分を食い入るように見つめていた。\nそのときだった。\n\n膝をついた瞬間、下腹部の奥がびくりと痙攣した。\nまるで恐怖そのものに、体の一番弱い部分を鷲掴みにされたように。\n温かいものが、わずかに、しかし確かに、下着の内側を伝った。\nほんの少し。\nほんの、ほんのわずかな、熱い雫。\n\n……あ。\n\n私は、その感触を理解した瞬間、頭の中が真っ白になった。\n\nち、違う——\n私は、今……\n公爵家の令嬢が、王太子の元婚約者として、三千人の前で——\n胸を完全に晒したまま、ほんの少しでも、そんな……\n\n強いショックが、恐怖以上に胸を抉った。\nプライドが、鋭く引き裂かれる。\n未来の王妃として、完璧であるべき私が。\n優雅に、凛として、最後まで気品を保つべき私が。\nわずかな温かさが、下着を湿らせ、ドレスの裏地にまでわずかに染みている。\nそれだけで、私の誇りは粉々に砕かれた。\n\n「……っ、あ……」\n\n声にならない呻きが漏れる。\n顔が真っ赤に熱くなり、同時に血の気が引いていく。\n恥ずかしい。\n死ぬほど恥ずかしい。\n露出した乳房の先端が、さらに羞恥でピンと勃ち、冷たい空気に晒されるたびに甘い痛みのような感覚が走る。\nこんな惨めな姿を、誰にも見られたくない。\n自分自身にさえ、認めたくない。\n\nけれど——\n\n恐怖は、なおも私の体を支配し続けていた。\nミレイユの瞳が、まだ私を見下ろしている。\nあの血のような赤が、脳裏に焼き付いて離れない。\n「死」という言葉すら生ぬるいほどの、底なしの恐怖。\nその恐怖が、徐々に、私の理性を食い破っていく。\n最初はほんの少しだったはずの温かさが、じわりと広がる。\n\n「まだ大丈夫」\n「これ以上は出ない」\n「絶対に出してはいけない」\n「胸を……胸を隠さなきゃ……」\n\nと、必死に締めようとする。\nけれど、腰に力が入らない。\n下半身の大事な筋肉が、恐怖に負けて緩みかけている。\n「だめ」「だめだめだめ」と心の中で叫んでも、体が言うことを聞かない。\n\n事の重大さが、ゆっくりと、しかし確実に理解されていく。\n\n私は今、この大広間の中央で、膝をつき、涙を流しながら、\n大きくて重い乳房を無防備に揺らし、\n自分の意志とは無関係に——\nお漏らしを、しようとしている。\n\nパニックが、一気に噴き出した。\n\n「や、やめ……っ、出ないで……お願い……!」\n\n誰にも聞こえないほどの、か細い呟き。\n片方の腕で何とか双丘を抑え込み、もう片方の手で自分の下腹を押さえ、必死に抑え込もうとする。\nけれど、震える指先には何の力もない。\n腕の間から溢れ出た白い膨らみが、指の隙間で淫らに変形し、乳首がくっきりと押し潰される。\nその動きが、残っていたわずかな制御を壊してしまった。\n次の瞬間——\n\n熱いものが、勢いよく迸った。\n\n「あっ……あっ、あああっ……!」\n\n最初は細い筋だったものが、すぐに制御を失い、どくどくと脈打つように溢れ出す。\n下着は瞬く間にぐっしょりと濡れ、熱い液体を受け止めきれず、ドレスのスカートへと染み出していく。\n淡い色の高価な舞踏会用ドレスの、膝をついた部分から、じわり、じわりと暗い染みが広がっていくのが、自分の視線の端でもはっきりとわかった。\n布地が重くなり、肌にぴたりと張り付く。\n熱かったものが、空気に触れて徐々に冷たくなり、太ももを伝って床へと落ちていく。\nぽたぽた、と音がする。\n床の大理石に、小さな水たまりができ始め、それがゆっくりと広がっていく。\n下着は完全に透け、スカートの内側はびしょびしょに濡れ、重い布が股の間にまとわりつく不快感が、容赦なく私を責め立てる。\n熱い流れは止まらない。\n体内に残っていたものが、恐怖と羞恥に負けて、すべてを吐き出すように溢れ続けている。\n太ももを伝う感触、ドレスを染めていく感触、床に広がる感触——すべてが、鮮明すぎるほどに感じられた。\nそして、そのたびに、晒された乳房が羞恥の震えで小刻みに揺れ、硬く尖った乳首が空気を切る。\n\n「やめて……やめてください……見ないで……胸も、こんなところも……!」\n\n声はもう、泣き声になっていた。\n涙と鼻水と、下半身から溢れる熱いものが、同時に私を惨めに汚していく。\n染みはスカートの前と横に大きく広がり、光を受けて湿った布が不自然に濃く、重く見える。\n周囲の空気に、かすかな、しかしはっきりとした生々しい匂いが混じり始めていることにも、気づいてしまった。\n露出した胸の谷間を、伝う汗と涙がゆっくりと滑り落ちる。\n誰かの視線が、その雫を追っているのがわかって、さらに下腹部がきゅると収縮した。\n\n「ひっ……また、出る……っ」\n\n羞恥が、第二波を呼び込んだ。\nすでに出し尽くしたと思っていたのに、熱いものが再び勢いよく迸り、すでにびしょ濡れのスカートをさらに濃く染め上げる。\n床の水たまりが、見る見るうちに広がっていく。\n自分の尿の匂いが、鼻腔をくすぐる。\n完璧だったはずの私の身体が、今や公衆の面前で、ただの「漏らして胸を晒した雌」に成り下がっている。\n\n「アイリス様っ!?」\n\n近くにいた令嬢達が、慌てて駆け寄ってくる声が聞こえる。\nけれど、誰も理由がわからない。\nいや、もう、わかり始めていたのかもしれない。\n床の水たまりと、私のドレスに広がる大きな染みと、無残に裂けて左右に開いた胸元から零れ出た豊満な乳房を見て、息を呑む気配がした。\n\n「胸が……完全に……」\n「おしっこまで……本当に漏らしちゃってる……」\n「あんなに大きいお胸を揺らしながら、床をこんなに……」\n「公爵令嬢が、公開失禁なんて……」\n\n私自身も、わからない。\nただ、あの瞳を見た瞬間から、身体の自由が利かなくなった。\nそれだけは、確かだった。\nミレイユだけが、変わらず静かに微笑んでいる。\nむしろ、私を見下ろす瞳が、はっきりと嘲るように細められていた。\nその表情には、動揺の色一つ見当たらない。\nまるで、こうなることを最初から知っていたかのように。\nいや、楽しんでいるかのように。\n\n「まあ……」\n\nミレイユの声が、穏やかでありながら、はっきりと聞こえるほど会場が静まり返っていた。\n\n「公爵令嬢が、大勢の前で……おっぱいを丸出しにして、おしっこを漏らしてしまうなんて。未来の王妃候補が、膝をついてびしょびしょに……胸をぶるんぶるん揺らしながら、床に川を作って。ふふっ。とても、立派な姿ですね。乳首までこんなに硬くして。興奮してしまったのですか?」\n\n彼女の言葉は、優しく、慈しむような響きを保ったまま、容赦なく私を切り刻んだ。\nその瞳が、一瞬だけ、深い血のような赤を帯びた気がした。\n\n隣で、カイゼル殿下が、露骨に顔を歪めた。\n軽蔑と嫌悪が混じった目で、私を——いや、私の剥き出しの乳房と、下半身の惨めな染みと、床に広がる水たまりを、見下ろしている。\n\n「……は?」\n\n殿下の声は、信じられないというよりも、心底馬鹿にしたような響きだった。\n\n「これが、かつて私の婚約者だった女か。大勢の前で、恐怖に負けてお漏らしをし、おまけに胸まで晒して乳首を勃たせるとはな。みっともないにも程がある。貴族に相応しくないそのような大きく下品な乳房も、今はただの恥の象徴だ。君のような女を王妃にしようとしていた自分が、今は恥ずかしくて仕方がないよ」\n\n彼は鼻で笑い、ミレイユを抱き寄せたまま、さらに冷たく言い放った。\n\n「床を汚すな。汚い。その剥き出しの乳も不快だ。早くどかせ」\n\nその言葉に、会場の空気がさらに凍りついた。\n誰もが、息を殺して私を見ている。\n令嬢達の中には、顔を背ける者もいれば、哀れむように、あるいは冷ややかに、いやらしく見つめる者もいた。\n特に男性陣の視線は、私の尿で濡れて肌に張り付いたスカートの股間と、腕の隙間から今もなお半ば露わなKカップの曲線、硬く尖った桃色の先端を、貪欲に舐め回していた。\n私は、ただ膝をついたまま、熱く湿ったスカートの重みと、広がっていく染みと、止まらない震えと涙の中で、動けなかった。\n晒された乳房は、嗚咽のたびに大きく上下し、尿の滴る音と混じって淫らな水音を立て続ける。\nプライドは完全に打ち砕かれ、パニックは頂点に達し、それでも体はなおもわずかに熱いものを零し続けていた。\n羞恥が、恐怖が、露出が、私の膀胱を何度も容赦なく締め上げ、残尿を一滴残らず搾り取るように強要してくる。\n\nミレイユが見下ろすその瞳が、一瞬だけ、深い血のような赤を帯びた気がした。\nけれど、それを確かめる余裕は、もう私には残されていなかった。\n\n殿下は、婚約破棄を宣言したまま、私に一瞥もくれることなく会場を後にした。\nミレイユを伴って。\n残された私は、駆けつけた父の従者達に支えられ、公爵家の馬車へと運ばれていく。\n裂けた胸元をどうにか外套で隠しても、ドレスの重く湿った感触が、歩くたびに太ももに張り付き、冷たくなっていく染みが、私の惨めさを何度も思い出させた。\n揺れるたびに、まだ敏感な乳首が布に擦れて、屈辱的な熱を帯びる。\n馬車の椅子を汚している今の状態すら辛く苦しい。\n窓の外を流れる夜景を、私はただぼんやりと眺めていた。\n涙は、いつの間にか止まっていた。\nその代わりに、心の奥底に、冷たい何かが根を張り始めていた。\n\nあの瞳を見た瞬間、私は「死」という言葉すら生ぬるいほどの恐怖を知った。\nそして、自分の誇りが、公衆の面前で、剥き出しの大きな乳房と、熱く湿った染みとともに、完全に崩れたことを——\n痛いほど、知らされたのだった。"}

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