Krixter/Repo / n0011mo /50.json
Krixter's picture
download
raw
9.13 kB
{"novel_id": "n0011mo", "chapter": 50, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0011mo/50/", "title": "アナザーエピソード 第二十八章 変わりゆく支持 それでも立ち上がるアイリス達", "content": "ステージでの再発と、すぐに立ち直っての弁解から、数日が経った。\n賛否は大きく割れたままだった。\n一方では「結局また漏らした」「副作用とか言い訳」「煽られただけで幼稚園児」と切り捨てる声。\n他方では「すぐに理性を取り戻して説明した」「戻ろうとしている姿が凄い」と擁護する声。\nだが、そのどちらでもない、第三の反応が静かに広がり始めていた。\n若い令嬢たちの間で。\n\n「……なんか、かわいい」\n\n最初にそう呟いたのは、地方から出てきたばかりの十六歳の子爵令嬢だった。\n\n「お姉さまとして毅然としてるのに、ちょっとしたことで赤ちゃんになっちゃう二面性……。なんか、すごくかわいい」\n\n彼女の言葉は、すぐに同じ世代の令嬢たちの間で共有された。\n\n「わかる。ステージでは背筋伸ばして『私たちは前を向きます』って言ってるのに、夜の配信ではおっぱい吸い合って『だめなのに……』って甘えてるの」\n「お漏らしして幼児退行する姿と、次の日にはドレス着て講演してる姿の落差がたまらない」\n「壊れてるのに、ちゃんと立とうとしてるのが……逆に尊いというか、かわいい」\n「お姉さまと赤ちゃんの二面性、最高に好き」\n\nこの感覚は、急速に広がった。\n五人が夜に再開した「甘え合い配信」は、以前とは違う層から熱狂的に視聴されるようになっていた。\n寝室。\n全裸の五人が、びしょびしょのシーツの上で互いの胸を吸い合い、漏らし合い、甘え合っている。\nアイリスがミレイユのLカップに顔を埋め、幼児のような声でねだる。\n\n「んぅ……おっぱい……もっと……ちゅっ、ちゅぱっ……。だめなのに……吸っちゃうのぉ……」\n「いいのよ、アイリス様……全部出して……ママが受け止めるから……はあんっ……また、ぴゅっって……」\n\nノエルがエルザのJカップを貪り、エルザはノエルのIカップを両手で抱えて吸い返す。クラリーチェが誰かの胸に顔を埋めながら、か細い声で「理論とか……もういいから……おっぱいだけ……」と呟く。\n配信コメントは、以前の冷笑とは明らかに違っていた。\n\n「二面性かわいすぎる」\n「昼間は毅然としたお姉さまなのに夜はこんな……ギャップ萌え」\n「お漏らししながら『だめなのに』って言ってるの、尊い」\n「お姉さまと赤ちゃんの切り替えが自然すぎて好き」\n「壊れてるのに捨てないで立ってるの、逆に応援したくなる」\n「この子たち、もう神だわ」\n\n五人自身も、コメントの変化に気づいていた。\nアイリスがミレイユの乳首を離し、カメラに向かって少しだけ顔を上げる。目元は赤く、唇は乳の感触で濡れている。\n\n「……みなさん……いまの、わたしたちです。昼間は……ちゃんと、立てるようにがんばってます。でも夜は……こうやって、甘えちゃいます。心のどこかで『このままじゃだめ』って思ってるのに……止められない……」\n\n彼女の言葉に、コメントがさらに増える。\n\n「その『だめなのに』がいいの」\n「二面性を自覚してるのがまたかわいい」\n「お姉さまとして頑張りつつ、赤ちゃんの自分も否定しないの、好き」\n\nステージ活動も、続けられた。\n次の講演会。\n五人は落ち着いたドレスに身を包み、背筋を伸ばして立った。\nアイリスがマイクを握り、穏やかに語る。\n\n「私たちは、まだ完全ではありません。強いショックを受けると、一時的に制御を失うことがあります。それでも、こうして皆さんの前に立ち、前を向こうとしています」\n\n講演は無事に終わった。\n誰も漏らさず、幼児のような言葉も出さなかった。\n終了後、若い令嬢たちがステージ前に殺到した。\n\n「アイリスお姉さま! 夜の配信、見てます!」\n「お姉さまと赤ちゃんの二面性、大好きです!」\n「お漏らししちゃうところも、甘えてるところも、全部かわいいです!」\n「毅然としてる姿と、崩れる姿の両方を応援してます!」\n\n五人は一瞬、顔を見合わせた。\n戸惑いと、微かな安堵と、どこか複雑なもの。\nノエルが小さく苦笑する。\n\n「……なんか、変な方向で支持されてるわね」\n\nクラリーチェが眼鏡を直しながら呟く。\n「『壊れた聖女』をブランドとして消費されている、ということでしょう。ですが……否定できない支持です」\nエルザが少し照れくさそうに微笑む。\n\n「『かわいい』って……言ってもらえるの、久しぶりです」\n\nミレイユが静かに頷く。\n\n「わたくしたちの不安定さを……受け入れてくださる方がいる。それだけで、少し立てます」\n\nアイリスは四人を見渡し、小さく息を吐いた。\n\n「……そうね。私たちの『いま』を、そのまま見てくれる人がいる。だったら……隠さずに、両方を生きてみようか」\n\nそれからというもの、五人の活動は「二面性」を隠さなくなった。\n昼間のステージでは、できるだけ毅然とした令嬢として立ち、講演し、若い世代を励ます。\n時折、わずかな煽りや予期せぬことに反応して小さく漏らしてしまったり、言葉が少し幼児っぽくなったりすることもある。\nだが、すぐに持ち直して弁解し、最後までステージを降りない。\n夜の配信では、全裸で互いの胸を吸い合い、漏らし合い、「だめなのに……」と甘え合う姿を、カメラの前に晒す。\nそして、その両方を、若い令嬢たちが「かわいい」と受け入れ始めていた。\n\n「お姉さまとして頑張ってる姿も好き」\n「赤ちゃんになって甘えてる姿も好き」\n「お漏らししちゃう瞬間の顔も、なんか尊い」\n「二面性があってこそ、いまの五人お姉さま」\n「完璧じゃなくていい。壊れてても立ってるのがいい」\n\n支持層は、確実に増え始めていた。\nかつての「赤ちゃん令嬢」という蔑称は、いつしか「二面性のある聖女」「お姉さまと赤ちゃんの両方を生きる令嬢」という、奇妙な愛称へと変わりつつあった。\n五人は、その変化を感じながら、夜の寝室で互いの胸に顔を埋め合った。\nアイリスがミレイユのLカップを吸いながら、小さく呟く。\n\n「……変なブランド、になっちゃったね」\n「ええ。でも……これで、少しは立てます」\n\nノエルがエルザの胸に顔をうずめ、くぐもった声で続ける。\n\n「昼間はお姉さま、夜は赤ちゃん。どっちも、私たち……」\n\nクラリーチェが誰かの乳首を舌で転がしながら、静かに言った。\n\n「不安定なまま、ブランドになる。奇妙な話です。ですが……否定する理由も、ありません」\n\nエルザがJカップを揺らしながら、甘い声で微笑む。\n\n「かわいい、って言ってもらえるの……嬉しいです。お姉さまとしても、赤ちゃんとしても」\n\nミレイユがアイリスの髪を撫で、Lカップを預けたまま目を閉じた。\n\n「わたくしたちは……もう、完璧な聖女には戻れません。でも、この不安定なままの私たちを、好きだと言ってくださる方がいる。それだけで、今夜も……甘えられます」\n\n五人は、互いの胸に顔を埋め、吸い合い、時折小さく漏らしながら、静かに笑い合った。\n配信の向こうでは、若い令嬢たちのコメントが、温かく、そしてどこか熱っぽく流れ続けていた。\n\n「お姉さまと赤ちゃんの二面性、最高」\n「今日もかわいい」\n「頑張ってる姿も、甘えてる姿も、全部好き」\n「この子たち、もう私たちのブランドだわ」\n\n不安定なまま。\n壊れかけたまま。\nそれでも、五人は「いまの自分たち」を、そのまま生き始めていた。歪んだ形での、再起。\nそれが、静かに始まろうとしていた。"}

Xet Storage Details

Size:
9.13 kB
·
Xet hash:
bde6c04d027d2057fd832410782fe07e62e555ae660a3bd27b52e30b73a1c559

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.