Krixter/Repo / n0012ik /16.json
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{"novel_id": "n0012ik", "chapter": 16, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0012ik/16/", "title": "その16 プレゼント", "content": "そのホテルはやはりというか、あのホテル。\n\n「君のようにね、ハイクラスの人間に合うのはここ位しかないのだよ」\n鬼道はそう言った。\n\n「ありがとうございます」\n\n\n\n鬼道と美冬はディナーを食べていた。今回はイタリアン。\n\nさすがに有数のシティホテル。何を食べてもレベルが高かった。\nワインも頼んでいたから、それなりの値段だっただろうが、鬼道にとってはさほどのものではないようだ。\n\n食後はバーなどには行かず、そのまま、鬼道の予約した部屋へ向かった。\n案の定というか、同じ部屋だった。\n\n\n\n部屋に入り、美冬は鬼道に質問した。\n「前回はグレードアップだったんじゃないんですか?」\n\n「ああ、気に入ったから今回もここにしたよ」\nそう言って、鬼道はいつものようにベッドのヘリに腰掛ける。\n\n「そうですか…」\nと特に意味もない会話をしながら、美冬は服を脱いでいる。\nいまさら、契約で決まっていることで抵抗する気などない。消耗するくらいなら、風に靡くように流れてしまった方がマシだと思っていた。\n\n「ヒュー、ブラボー!素晴らしいよ、美冬くん」\n全裸になった美冬を鬼道は立ち上がり、手を叩いて称賛した。\n\nわざとらしい行動だったが何の衒いもなくされると恥ずかしくなる。\n美冬は頬を赤らめた。\n\n「相変わらず、素晴らしいね、美冬くん君のスタイルは」\n鬼道はゆっくりと美冬の方へ歩み寄りながら、そう言った。\n\n「そんな君にプレゼントだ」\n鬼道は自分のネクタイをスルッと引き抜き、自分の首元のボタンも外す。\n\n「プレゼント、ですか?」\n\n「ああ、プレゼントだよ。きっと気にいると思うけどね」\n\n「あら、そうですか?気になります」\n軽い戯言の応酬もどうってことはない。\n\n「間違いないよ」\n鬼道は美冬の背中の方へ回り込み、耳元で囁くように言った。\n\n「え?」\n美冬は突然、何も見えなくなった。\n鬼道が手に持っていたネクタイで目隠しをしたのだ。\n\n「どういうことですか?」\n動揺した美冬の声は震えている。\n\n「フフフ...もう、普通では物足りないのではないかと思ってね」\n\n「そ、そんなことはありません」\n美冬は心の動揺を見透かされないように話したつもりだが、やや吃り気味になってしまった。\n\n「まあ、いいじゃないか。たまにはこういうお遊びもさ。\n...こっちだよ、美冬くん」\n\n美冬は鬼道に手を引かれ、歩いた。\n\n目隠しを自分で取ってしまうことは簡単だが、そんなことはできない。\nできるわけがないのだ。そして、それは鬼道ももちろん計算済みのことだろう。\n\n美冬の身体は柔らかいところにどさりと横倒しになる。\nベッドに着いたようだ。\n\n「一ヶ月…経ったかな?美冬くん」\n\n「はい。そうだと思います」\n\n「そうか。ワシはな。君がどれほど進化しているかを確認したい」\n\n「進化、ですか?」\n\n「ああ、そうだ…自分自身でも気づいてるんじゃないか?」\n鬼道は探るようにそう言った。\n\n「…いえ」\n美冬には心当たりがあったが、もちろん、そんなことを伝える気などさらさらない。\n\n「そうかそれはおかしいな。まるっきり変わってるはずなんだがな。\n…まあ、確かめてみれば分かるさ」\n\n「あ」\n乳首に何かが触った感触があった。\n\n「ん?ああ、ネタバレしてあげよう。これはな、乳首を吸引する器具だよ。\nローターばかりでは飽きるかと思ってな」\n\n確かに乳首を吸われている感覚があり、むず痒いような感じがする。\nその後は陰部、穴の周囲や中に何かを塗り込んでいる感じがした。おそらく、オツトメの時に使っているクリームだろう。\n\n「さ、準備は済んだよ、美冬くん。後はしばらくリラックスしていてくれ」\n鬼道はそう言った後、その気配が離れていった。\n\nリラックスと言われても目隠しされ、乳首にも器具が装着されている環境でリラックスなどできるはずもない。美冬にできるのは鬼道の次の行動を予測して、少しでも自分の衝撃を緩和すること位だ。\n\n\n\n10分?それ以上?全く、何も起きなかった。\n美冬は不安と焦燥感でイライラしてきた。\n\nそして、イライラの原因はそれだけではない。\n\n痒いのだ。あそこが。\nそれこそ、毎日同じものを塗られているはずなのに今日に限って、耐えきれないほどの痒みを感じる。\n\n薬が違うのか?\n\n違うわ。目が見えないから、感覚がそこに集中しちゃうのね。\n気を紛らわすこともできないから、痒いという感覚が蓄積していく。\n\nもちろん、それを自分で掻くことはできる。\nしかし、やはり、それもタブーなのだ。\n\n身体は覚えている。決して脚を閉じることが許されないオツトメを。\nこれは同じだった。\n\nたぶん、そこに手を伸ばせば…\n美冬は一か八かの気持ちでそうっと手を伸ばす。\n\n「おっとぉ!それは…反則だよ、美冬くん」\n\nやはり阻まれた。想像通りだ。\n\n胸もジンジンしてくる。どこもかしこも敏感になっている気がする。\nさっきまで胸のことは気にならなかったのに股間の痒みを解決できないと確定した瞬間から胸の疼きもまた、厄介なものになってきた。\n\n\n\n「お待たせしたね、美冬くん。君へのプレゼントが届いたよ」\n耳元で囁かれた。そして、下半身に灼けるような強烈な感覚。\n\n「プレゼ…ヒギィーーーーーーーーッ!」\n美冬は最後まで言い切ることができなかった。\n\nそして、一瞬で美冬の意識は刈り取られた。"}

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