Krixter/Repo / n0012ik /17.json
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{"novel_id": "n0012ik", "chapter": 17, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0012ik/17/", "title": "その17 それは孫の手", "content": "パンパンという音が耳側でしている。\nそれは美冬の頬を叩く音だと気づく。頬が少し熱い。\n\n「想像以上だったようだね、美冬くん。まさか、気絶するまでとは思わなかったよ」\n\nう…\n美冬は混濁した意識から少しづつ目覚めていくことを感じた。\n\n「そんなに気持ちよかったのかな、これが」\n美冬の膣の中で鬼道の肉棒が擦れる。\n\nうぐッ!カハッ!\n美冬は堪らず、息を漏らす。\n\nああっ!\n気持ちいいを通り越して、もはや、耐えきれないほどの快感がゾワゾワと下半身から立ち上がってくる。\n\n「ほれほれ、どうだ?美冬くん」\n\nズゥーッズゥーッズゥーッズゥーッズゥーッズゥーッズゥーッ\n鬼道はゆっくりゆっくり、竿を抜き差しする。\n\n引っかかるの…何か、固いものが…引っかかるの…一番気持ちいいところに…\n\nンッ!ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!\n美冬の身体がガクンガクンと揺れる。\n\n美冬のオマンコの中はお腹いっぱいだ。そのお腹いっぱい、ギチギチのオマンコの中をズッズッと鬼道の陰茎が出たり入ったり。\nその度に擦れる。美冬の痒いところを掻いてくれる。\n大きく張り出した、コリコリしたカリの部分が。\n\nおそらく北川のものでは物足りないだろうと思ってしまう。\nついこの前に経験したばかりだから分かる。\nきっと気持ちいいだろうが気絶するほどに気持ちいいことはない。\n\nそれは仕方ないのだ。スペックが足りないのだから…。\n\nえ?何?私、北川さんのあそこに今、ダメ出ししたの?\nぼうっとして物思いに耽っていた美冬は我に返る。\n\n違う!違う!それは単に何となく比べてしまっただけのこと。\nどうってことない話よ。\n大きいとか小さいとか、大した話じゃない。\nこんな卑劣な男のあそこが大きいからと言って何なのよ!\nそんなもの、あの人の素敵さに比べたら、何の意味もない話。\n\nそうよ!この男のあそこは大きい。\nだから、私はそれを使って痒いところを掻いてるだけ、ただの孫の手なのよっ!\n\nそう!そうよ!孫の手!孫の手なの!\nだから、私が使ってるのよ!痒いところを掻くために!\n\nああ、バカらしい!ただ痒いからって孫の手を使って気持ちいいって話と愛のあるセックスを私は比べてたのね。\nよかったわ。やっと分かった。\n孫の手なんだから、好きなだけ痒いところを掻けばいいの。\nそうしなかったから、イライラして、だから、イッて...気絶したの!\n\nそうよ!自分で掻けばいいんじゃない!\n\n真理にやっと気づいた美冬はかすかに腰を上下に動かし始めた。\n\nああっ!痒いところを掻ける。\nそうよ、一番痒いところはコイツには分からない。\n自分しか分からないんだから、自分でそこに当てないと!\n\nズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッ\n鬼道はスローピストンだったのに美冬が自ら腰を動かし始めたせいで膣壁が強く擦れて、クチュクチュという卑猥な水音は大きくなる。\n\n「ほお、気持ち良すぎて腰を自分で振り始めたのか?え!そうなんだろ?美冬くん」\n\nそれに美冬は答えない。美冬はおかしなハイ状態になっているのだ。\n\n言わせておけばいいのよ。\n私はただ痒いところを掻いているだけなのだから。\nコイツは自分勝手にセックスする。私も自分の好きなようにすればいいの!\n\nズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッ\n美冬の腰の動きが我知らず速くなっていく。\n\nそして、鬼道もピストンスピードを僅かに上げた。\nもちろん、ハイになっている真冬はそれに気づかない。\n\nンァーッ!ンァーッ!ンンンッ!ンーーーーッ!\n美冬の身体が弓なりになり硬直。\n\nブシュッ!ビュービュービュービュービュービュービュー\n\nアァーーーーーッ!\n美冬は身体をビクビク痙攣させながら潮を吹いた。\n\n「おおぅ!美冬くんっ!締まる!締まるぅ!」\n\nう\nドピュッ!ビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュル\n鬼道は最高の気分で美冬の中にたっぷり射精した。\n\n美冬はバタンと背中からベッドに着地した。\n\nハァハァハァハァハァハァハァハァ、フゥーッ\n美冬の乱れた呼吸が少しづつ、整っていく。\n\nえ?\n美冬はそこで我に返る。\n\n私…\n尋常じゃない痒み、そして、挿入のショックで起きた気絶。その後の意識混濁。\n様々な要素が複雑に絡み、自分の精神状態が一時的におかしくなっていたことに気づく。\n\nそして、強烈な罪悪感に襲われ、美冬の顔色が悪くなっていく。\n\n鬼道の陰茎がスポンと抜けたのが分かる。\n\n耳元で鬼道が囁く。\n「美冬くん、君は一時的におかしくなってたんじゃないのかな?」\n「いつもの君とは違っていたようだから…そして、今、罪悪感で猛烈に自分を責めている。\nそんなところだろうね。急に静かになったし」\n\n美冬はドキリとする。\n\n「…ま、当てずっぽうだがね」\nそう言って鬼道は笑う。\n\n美冬はホッとして、フゥと息を吐き出す。\n\n「でもね。何か、気づいたんじゃないか?\n理性が効かなくなるとね。人間は自分が本当は何を求めているのかに気づくんだよ。\n酒を飲んだ時、薬をやった時…ワシは薬をやった経験はないがね。\n今、我を失ってたのなら、その時に自分が感じたものが君が本当に求めてるものだと思うがね」\n\n急に目の前が明るくなる。\n眩しくて美冬は一瞬、目を瞑り、ゆっくりと目を開ける。\n\n視界が戻っていた。\n鬼道が目隠しを外したのだ。\n\nそして、ピントが合うと、目の前に鬼道の顔があった。\n\nキャッ!\n思わず、美冬は顔を背ける。\n\n「悲鳴を上げるとはひどいね。動物は生まれて初めて見たものを親だと思うらしい。それを刷り込みというんだが、美冬くん、君は今、ワシのことが刷り込まれたんじゃないか?」\n\n「…生まれて初めてじゃないですし、刷り込まれるはずありませんわ。あんなひどいことをしておいて、そんな風に考えられるなんて、心臓に毛が生えているんじゃないですの?それに常務とはあと二ヶ月ほどの関係で終わりになる仲ですし」\n\n「そうだな。その約束はきちんと守るさ」\n\n美冬はドキドキしていた。\nそして、それを鬼道に気づかれないよう、あえて低い声で話していた。"}

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