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{"novel_id": "n0012ik", "chapter": 4, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0012ik/4/", "title": "その4 罠", "content": "終わった。\n美冬は確かに意に沿わないことをさせられたがなんとか、やり切った。それは気持ち悪い上司の陰茎をしゃぶり、満足させるという身の毛もよだつようなこと。でも、それは愛する婚約者、北川を守るためにやったことだ。\n\n「終わった。やっと」\n美冬は全身の力を抜いて椅子に背中を預け、完全に脱力した状態となって束の間の休息に浸っていた。\n\nその時、美冬は直前に飲んだアルコールの影響なのか、軽い眠気を感じた。\n\nあと少し、常務と話して、それで全て終わり。\nもう少しなんだからしっかりしないと!\n\n美冬は自分で自分の頬をパンと叩き、自分を鼓舞する。\n\n肝心の鬼道はトイレに行ったまま、戻ってこない。\nもう、5分以上...いや、もっと経っているかもしれない?\n\n全然戻ってこないわ。\nお腹でも壊したのかしら?\n\nとにかく、あと少し。あと、少し…あと、す…\n意識をしっかり保とうとする真冬だったがどんどん意識は混濁していく。\n意識の尻尾を掴もうとしても掴んだそばから消えていく。\n\n美冬は酔いを醒まそうと頭を振り、額に手を当てる。\n酒のせいもあり、全身が熱い。\nやはり、慣れないお酒を一気に飲んだのが緊張が解けて、一気に来てしまったのかもしれない、\n美冬はそう思った。\n\nいずれにしても、あと少しは正気を...。\n\n「あと、すこ…北川、さん…」\n最後にそう呟くと、美冬が額に当てていた手はだらんと垂れ、美冬は完全にブラックアウトした。\n\n\n\n\n------------------------------------\n\n\n\n\n\n「いやあ、お待たせお待たせ。悪かったねえ、美冬くん。\nちょっとお腹の具合が悪くてねえ...」\nトイレに入ってから10分以上も過ぎた頃、鬼道がようやく扉を開けて出てきた。\n\n鬼道は椅子に座る美冬に気づく。\n\n「…と、おや、寝てしまったのかね。美冬くん」\n鬼道がいやらしい笑みを浮かべる。\n\n美冬は座った椅子の上で背もたれに完全に背中を預けて、静かになっていた。\n背もたれに収まりきらない美冬の頭は上を向き、口を薄く開いて寝息を立てていた。\n\n鬼道はその身体を引き起こす。\nそして、美冬の顔にかかった髪束を手で払いのけ、ペチペチと頬を軽く叩いた。\n\n「おーい、美冬くん!美冬くん!\nこんなところで寝てはいかんぞぉ!」\nニヤニヤしながら鬼道はそう言う。\n\n「こんなところで寝てしまったら誰に何されるか、分らんぞお...君のような美人が」\nもう笑いを堪えきれないと言った感じで鬼道は醜い笑みを浮かべながら、美冬の目を開き、瞳孔を確認する。\n\n美冬は白目を見せていて、完全に熟睡している。\n\n「いやあ、そうかい。そうかい。\n美冬くんは素晴らしいフェラを披露してくれたがそれに飽き足らずもっとワシにご奉仕したいってことだな。\nそうまで思ってくれているのなら、ワシもそれに応えなければいかんなあ」\n\n「じゃあ、あっちに行こうか」\n鬼道は美冬を抱き上げ、ベッドまで運んだ。\n\n美冬を持ち上げた瞬間、ふわりと甘い匂いが鼻をつく。\n\n「ううん。いい匂いだ。堪らんなあ、いい女の匂いというやつは。出したばかりだというのにチンコに来るわあ!」\n\n鬼道が美冬の身体をベッドの上に乱暴に投げ出すとどさりと落ちた美冬の形にベッドが沈んだ。\n\n\n\n千本桜 美冬。\n\nワシの秘書だ。\n新入社員で入社した時から目をつけていたものの、残念ながら、なかなか、接触する機会はなかった。\nワシの秘書が変わるタイミングで人事に強烈にプッシュして、やっと手元に置くことができるようになった。\nしかし、それからもワシの思うようには進まんかった。とにかくガードが固い。\nあの容姿だから言い寄る奴も多いだろうし当然だろうが、それにしても昼飯ですら頑なに一緒に行こうとはせなんだ。\nしかし、ワシは欲しいものは必ず手に入れてきた男。\nいつまでもこんな小娘の後塵を拝してばかりはおらん!\n\nワシの知らん間に男を作って結婚するとほざきおったがそれがはじめてのウィークポイントになった。\nワシは子飼いの部下に婚約者となった男、北川を調べさせた。\n\nそれで遂にあの弱点を見つけたわけだ。\n\nバカな男だ。\nあの後、能天気なあの男は…\n鬼道は自分が聞いた録音を回想する。\n\n\n\n「今回の件、引いてくれたら…次の時はこっちが引いてやる…なぁーんてな!\nな、わけねえじゃねえか!真っ向勝負だ!\n悪いけどな、ダチだからって負けねえからな!」\n\n\n\nふん!結局、アホな男だ。\n勝負には勝ったがお前は不用意な行動で大事な婚約者を寝取られることになった。\n\n脇が甘すぎる。お前みたいなドジなやつはワシの部下にはいらん!\nお前みたいなドジは嫁さんをワシに提供するだけで充分だ。\n\n\n\nさてと…\n鬼道は予め、絵の額縁に模して仕掛けておいたビデオカメラを回収する。\nそして、ビデオカメラの中から録画媒体を取り出し、それを小型のパソコンにセット、再生した。\n\n\n\n「私はオチンチンが好きなんです。早くしゃぶりたいです」\n笑顔でそう言って、美人秘書はワシのチンポを咥えて懸命にしゃぶり始めた。\n\n\n\n「ククク、バッチリだな。これはこの計画の一つの重要なパーツだ」\n\n鬼道はそう言いながら、記録媒体のデータをパソコンにバックアップする。\nもっとも重要なデータに何かあればコトだからだ。\n\n「ただ、眠らせてヤルだけではリスクが高すぎるからな。もっと、完璧な弱みを握る必要があった。\nそれがこれだ。\nさて、ここからはよくやった自分へのご褒美だな。久しぶりに楽しませてもらうとしようか」\n\n鬼道は意識を無くして、椅子に横たわる自分の美人秘書を眺めて舌なめずりした。"}

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