Krixter/Repo / n0012iz /32.json
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{"novel_id": "n0012iz", "chapter": 32, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0012iz/32/", "title": "電話", "content": " 俺と東さんは一通りのデートを楽しんだ。もう夜も遅い時間である。そろそろお開きだろう。後は東さんを自宅に送り届けるだけだ。\n\n ディナーを終えた俺たちは、駐車場に待たせていたメイの車に乗り込む。東さんは少し顔が赤く、目がうつろだ。さきほどの夕食の際、少しアルコールをたしなんでいたからだろうか? それほど量を飲んでいるようには見えなかったが、彼女はアルコールに弱いのかもしれない。\n\n 車の後部座席に座るや否や、東さんが俺に抱き着いてくる。\n\n「ねえ、もう帰っちゃうの? まだ一緒にいたーい♡」\n\n 東さんが明らかにいつもと雰囲気の違う、甘い声で言う。酔っているせいか、今はすっかり甘えたがりみたいだ。\n\n「東さん酔いすぎだよ。もう帰って休んだ方がいい」\n\n 東さんのこんな姿、週刊誌にでも取られたら大変だろう。清純なイメージの彼女が酔って男に抱き着いているところなどを撮られれば、イメージダウンは必至。そうならないように早めに家に送り届けたほうが良いのだが……。\n\n「やだやだ♡ かえりたくなーい♡」\n\n 普段とはすっかり様子が違う東さん。これはこれで可愛いのだが、わがままを言われても困ってしまう。帰らないとなると、この酔った東さんを週刊誌に撮られることなく安全に休ませられる場所が必要になるが、そんな場所があるわけが――。\n\n「かしこまりました。それなら次のホテルへ向かわせていただきます。こうなる事も予期して、プライバシーをしっかり守ってくれるVIP御用達の部屋を取っておきました」\n\n とメイが言う。メイは用意が良すぎである。\n\n「やったー♡」\n「あ、おい」\n\n 俺が止める間もなく、車は次のホテルに向かって走り出してしまったのだった。\n\n\n\n そしてついた部屋は、とあるホテルのスイートルーム。めちゃめちゃ高そうな部屋である。メイはなにやら東さんに耳打ちし、俺たちを部屋に残して去っていく。\n\n「明日の朝お迎えに前ります。あとはお二人でどうぞごゆっくり」\n\n そう言って、メイが帰ってしまう。こうなるともうこの部屋に泊まるしかない。俺たちには帰る足がないからだ。\n\n 当然男女二人きりで部屋に泊まれば、何も起こらないことなど考えにくく……。\n\n 俺たちは体の汚れを落として酔いを醒ますため、シャワーを浴びる。俺が先に浴びて、次は東さんだ。\n\n そして東さんは、バスタオル一枚だけを体に巻きお風呂から出てきた。その姿のまま、ドライヤーで髪を乾かしていく。\n\n バスタオル越しでも、はっきりと彼女の体のラインが分る。\n\n これ、完全に抱く流れだよな……? 据え膳食わぬは男の恥とは言うが、酔った女性をお持ち帰りして頂いてもいいものか……?\n\n くそ、こういう経験今までしてこなかったから、この後どうすればいいのかわからん。\n\n 俺は恐る恐る彼女に近づき、後ろから優しく抱きしめる。\n\n「ふふふ♡ よかった♡ もしかして山中君、私の体に興味ないのかなーと思ってたけど、そうじゃなかったみたい♡ ねえ、しよ♡」\n\n 東さんのバスタオルがはらりと落ちる。彼女の素肌が露わになる。俺は彼女をベッドに連れ込み、押し倒した。\n\n\n\n でまあ俺たちは上になったり下になったりしながらセックスをして楽しんでいたわけだが、セックス中に東さんがテーブルの上に置いていたスマホが震えた。電話のようである。\n\n ちらりと通知を見ると、そこには向井の名が表示されている。どうやら結局東さんは向井に連絡先を教えたようだ。東さんは一瞬顔をしかめたが、しかし急にいたずらを思いついたような、小悪魔的な笑みを浮かべた。\n\n そして、なんと彼女はスマホを取っていきなり電話に出ようとしたのだ。\n\n「あ、東さん!?」\n「しーっ。少しの間、黙っててくれる?」\n\n 東さんはそう言って唇の前に人差し指を立て、通話ボタンを押す。\n\n「も、もしもしっ♡ んんっ♡」\n\n 東さんが甘い声を出しながら電話を始める。なんで甘い声を出しているかというと、いまだセックス中だからである。今は俺が下になっているターン。騎乗位セックス中だ。\n\n セックスしながら通話に出るなんて何を考えているんだ!? しかも興奮しているのか、女性器は濡れ濡れ、東さんの腰を振る速さも徐々にスピードアップしている。ちなみに俺は動いてないぞ? 俺は彼女の精を搾り取るような動きに耐え、声を出さないように耐えるのに必死だ。\n\n「な、内緒ッ♡ あんっ♡ え、山中君の事? ど、どうかな♡ あん♡ ダメ、気持ちいい♡ イっちゃいそう♡ も、もう電話切っていい? んんん♡ はふっ♡」\n\n 何やら向井と会話しているようであるが、向こうの声は聞こえないので二人がどんな話をしているのか分からない。しかし東さんの声は、けして電話中に出していいようなモノではない。向井がこれに気が付かないほど鈍感だとは思えないが……。\n\n しばらくすると東さんは電話から耳を離す。\n\n「んふふっ♡ 向井君、怒って電話切っちゃったみたい♡ もしかしたら山中君とセックス中ってバレちゃったかも♡」\n「え、それ大丈夫なのか?」\n「いいのいいの♡ しつこかったけど、これでもう向こうから連絡来ないでしょ♡ さ、続きしよ♡」\n\n そういうと東さんは腰を激しく揺らし、あらためて俺の精をたっぷりと搾り取りにきた。"}

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