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{"novel_id": "n0012iz", "chapter": 8, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0012iz/8/", "title": "雇う", "content": " いろいろあって俺たちは、とある高級マンションに引っ越すことになった。隣人との騒音とかのトラブルがあったのも理由の一つだが、メイは最初から引っ越すつもりであったらしい。ご主人様をこんなぼろいところに住まわせておくわけにはいかないとかなんとか言っていた。俺にとっては十分すぎる家だったのだが、メイはお金を貯めたらすぐに引っ越すつもりであったようだ。\n\n そしてメイは、いつのまにかとんでもない金を稼いでいた。その有り余るお金を使い、超高級マンションの最上階に住むことになったのだ。\n\n 正直、俺はこんないろんな意味で高いところでは落ち着かないのだが……。\n\n しかし、メイが引っ越すというのならば俺はついていくしかない。何故なら俺は、彼女に住まわせてもらっているだけのただのヒモのような状態だからだ。\n\n 今度の引っ越しは特に問題なかった。無職でも、金さえあれば家を借りることなど簡単らしい。保証人代行会社とかもあるし。\n\n ちなみにここを借りる時の名義は俺の名前になっている。どうも、メイは戸籍がないようなのだ。複雑な家庭の事情ってやつだろうか? なので、メイが使っている証券口座も実は俺の名義になっている。万が一彼女が資産運用に失敗して借金を負うことになったら、その借金は俺のものという事になる。\n\n ま、十分贅沢な暮らしをさせてもらったし、もともとは死ぬつもりだったのだ。その時はその時だ。彼女を恨むつもりもない。もっとも、今のところ彼女が失敗するとは思えないが。\n\n\n\n 新しい家は、とても豪華だ。そして広い。広すぎる。二人で暮らすには無駄すぎる広さだ。家が広いせいで、メイは掃除が少し大変そうである。だから俺は、もっと狭いところでいいと言ったのに。\n\n「ご主人様、新しく人を雇おうかと思います。このままではご主人様のお世話に支障があります。というか、すでに雇いました。もう連れてきております」\n\n 雇った? いつのまに。\n\n 扉を開けて部屋にやってきたのは、黒髪で活発そうな雰囲気の美女だ。大学生くらいだろうか? ちなみに胸は大きい。彼女もメイと同じく、メイド服を着ている。\n\n「初めましてご主人様。新しく雇われた新人の金藤唯奈です。唯奈とお呼びください」\n「さ、ご主人様のご主人様にも挨拶して」\n「かしこまりました」\n\n そういうと唯奈は、俺のそばまでやってくる。そして、俺のズボンに手をかける\n\n「ちょ、待って」\n\n しかし俺の制止の声を無視し、彼女はズボンとパンツを同時にズリ下ろす。俺のペニスがパンツから解き放たれた反動で上下に揺れる。\n\n「わ、これが本物のおちんちん」\n\n そう言って、唯奈は恐る恐るといった様子で俺のペニスを優しく握り、慎重に上下に扱き始めた。\n\n「ご主人様、彼女はこういうことは初めてなのです。多少の無作法はご容赦ください。後で徹底的にご奉仕の方法を叩きこんでおきますので」\n「いや、ちょっと待って。なんでこんなことさせるの? 家事とか掃除の手伝いの為に雇ったんじゃないの?」\n「いいえ、ご主人様へのご奉仕の為です。家事や掃除の手伝いはついでにやってもらえれば」\n「……唯奈さんもそれでいいの? こんなこと良くないよ」\n「はい、問題ありません。これだけのお給料、こういった奉仕なしでいただけるとは思っていませんでしたから」\n\n これだけの給料? メイは彼女をいくらで雇ったんだ?\n\n「なあメイ、彼女の給料って……」\n「月300万ほどです」\n\n さ、300万!?\n\n「彼女ほどの逸材を見つけるのは大変でした。ご主人様に仕えるには、容姿、性格、それから処女であることが求められます。たくさんの応募者がいましたが、すべて満たしたのは彼女だけです。なので、彼女にはそれだけの価値があります。本当はもっとたくさん雇って、ご主人様のハーレムを作りたかったのですが。なかなか基準を満たす娘がいなくて。今後も継続的に、ご主人様にふさわしいメイドを探してまいります」\n「いらないいらない! 俺にはメイだけ居てくれれば十分だって!」\n「ご主人様は謙虚でいらっしゃいますね。しかし私一人で満足されては困ります。最低でも、私レベルなら100人は囲っていただけませんと」\n\n メイレベルが100人!? 一人でも持て余しているのに、メイが100人もいたらどうなるのか想像もつかない。ただ分るのは、俺にはキャパオーバーであるということだ。無理無理。メイが100人いたら、俺がまともでいられなくなる。\n\n「なあ、俺はメイだけ居れば他にはいらないからさ、唯奈には帰ってもらうというのは……」\n「ダメ! お願いです! 私を雇ってください! なんでもしますから! ご奉仕! いっぱい覚えます!」\n\n 唯奈は突然、大きな声で必死に言った。\n\n「彼女は妹の心臓移植手術のために、大金が必要なようです。ここで雇ってもらえなければ、妹さんはもう……。しかし、ご主人様が気に入らないというのなら仕方ありませんね。解雇するしか……」\n「そ、そんな……お願いです! やらせてください!」\n「わかったわかった、雇う、雇うって!」\n\n こうして、我が家に新しいメイドが増えたのだった。"}

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