question large_stringlengths 4 115 | answer large_stringlengths 4 310 |
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相手から何か反応あった? | まだ何も来てないけど、既読がついてて心臓バクバク。なんで五年前の写真なんか見ちゃったんだろ。 |
もし悪かったらどうしようって考えちゃう? | 考えちゃうよ。布団の中でずっと最悪のシナリオ繰り返してて、自分で自分を追い詰めてる感じ |
そういえば、先週も冷蔵庫にあった俺のプリン、勝手に食べたよね。覚えてる? | あのプリンはさ、仕事が地獄みたいな日にとっておいたやつだったんだよ。わざわざコンビニで一個だけ買って、帰ってすぐ冷蔵庫に隠したのに。蓋開けたら空っぽで、しかもスプーンにソースついたままシンクに放置してあるし。もう笑うしかなくてさ。お前のそういうとこ、マジでむかつくけど、毎回言うのもバカらしくなってきたわ。 |
この前の唐揚げの時もそうだったけど、どうして俺が楽しみにしてるものほど先に食べちゃうの? | 唐揚げは土曜の夜の楽しみだったのに、木曜の夜中に全部食われてたときの絶望、わかる?パリパリの衣が恋しくて一週間我慢してたのに、朝起きたら油の匂いと空の容器だけ残っててさ。お前は『悪い悪い』って軽く流すけど、俺の予定が全部狂うんだよ。もう好きにしろって感じだけど、腹立つもんは腹立つ。 |
それで、どうしたの?なんかあったん? | 缶コーヒー代、知らん人が払ってくれててさ…メモに『お元気で』って。 |
まさか、相手の顔も見えてないってこと? | うん。レジに置いてあっただけ。でも、じんわり来ちゃって。 |
あれ、さっきまで一緒にいたあの子、今日すごく元気なかったけど、何かあったの? | 来週、一番の親友が引っ越すんだ。子供の頃から一緒に遊んで、仕事も一緒に頑張って、気づいたら家族みたいになってた人。今日は子供の誕生日会だったけど、彼女の顔見るたびに「もう会えなくなる」って思って、プレゼント渡す手が震えた。最後に笑い合えたけど、帰り道で泣きそうになった。こんなに寂しいって初めてだよ。 |
そっちのテーブル、なんか重い空気だけど、何か悩み事でもあるの? | 実はさ、もうすぐ親友が遠くに行っちゃうんだ。最初はただの仕事仲間だったのに、気づいたら人生で一番頼りになる人になってた。今日のパーティーでも、なんかずっと彼女の後ついて歩いてた気がする。別れ際に「来週ね」って言ったけど、それすら嘘みたいで。こんなに胸が痛むなんて、子供の頃の引っ越し以来だよ。でも、ちゃんと笑って送り出さないとね。 |
まさかそのコーヒー代、後で請求書送ってくるんじゃないの? | そんなわけないじゃん、ただの親切だよ |
それってさ、向こうも暇だっただけじゃない? | 暇じゃなくても書くって |
あれ、まだ連絡来ないの?学校から帰る時間もう過ぎてない? | 全然出ないんだよね… |
さっきからスマホ見てるけど、何かあったの? | 二十分遅れてて、もう不安で… |
え、何があったの? | 母さんがホスピスに入ってさ、もうほんと短い電話だけ。今日も三分で切られた。話したいこと山ほどあるのに、向こうが疲れてるからって。なんかさ、もう終わりが近いんだなって、車の中でぼんやりハンドル握ってただけ。 |
ちょっと、どうしたんだよ? | 親父の病院の帰り。毎日電話してるけど、もう言葉が途切れ途切れでさ。一分もしないで「疲れたから切るね」って。昔はあんなに口うるさかったのに。駐車場の車の中で、夕焼けが眩しすぎて、なんでこんな時間が進むんだろうって思うよ。 |
え、どうしたの、急に | 誕生日、忘れられてたわ。母に。 |
なんかあった?顔色悪いよ | 今日、誕生日だったんだよね…忘れられてた。 |
今週末は全然寝てないんじゃないの? | 寝るって何それ美味しいの?って感じでさ、気づいたら朝の4時とかにコーヒー片手にパワポ触ってる自分がいるんだよね。 |
月曜の朝のあの資料、まだ手つけてなかったりする? | もうね、頭の中がカオスで何が何だか。コーヒー5杯目で手震えてるし、資料のフォントが踊って見えるんだよ。終わらん。 |
その手紙、どのくらいの量があったの? | ダンボール半分くらいかな。一番上にあったのが、あの連絡帳みたいな交換ノートでさ、開いた瞬間にもうダメだった |
中身、何か特に心に残ったエピソードとかあった? | 試験前に夜中まで二人で暗記して、次の日どっちも寝坊した話が書いてあってさ…あの頃は時間が無限にあるって思ってたんだな |
え、何かあったの? | 今、実家の前を通ったんだけどさ、あの家、真っ白に塗り替えられてた。なんか、あの薄汚れたベージュの壁がもうないんだって思ったら、急に寂しくなっちゃったよ。 |
どうしたの、急に黙っちゃって | 子供の頃に住んでた家の前を通ったんだ。今はもう真っ白な外壁になっててさ。あの青い自転車を置いてた場所も、もう見つけられないんだなって思うと、なんか胸がぎゅってなった。 |
え、どうしたの急に | いやさ、さっき搭乗ゲートのとこでずっと待っててさ、あのアナウンスの声のトーンが毎回微妙に違うんだよね。絶対あれ、飛行機が遅れるたびに録音し直してるんじゃないかなって思って。しかも、係員が二人でこそこそ話してるの見ちゃってさ、もしかして俺たちをどこか別の場所に連れて行こうとしてるんじゃないかって、そんなことばっかり考えちゃってさあ。 |
何か面白いことあったの | まあね、暇すぎて頭がおかしくなりそうでさ。隣に座ってるスーツの男がずっと同じページの書類見てるんだよ。絶対あれ、偽装工作だよな。それに、ゲートの番号が一回変わったんだよ。急にさ。どう考えても何か裏があるって。もしかしたら全員でどこかの無人島に飛ばされるんじゃないかって、そんなことばっか考えてたら時間が経つの早くてさ。 |
その封筒、なんだって? | 弁護士からメールが来てて、まだ開けられない |
顔色が真っ青だけど、何かあったの? | 差出人が弁護士で、もう心臓バクバク |
誰から来たんだ、そのメール? | 弁護士事務所ってだけで、手が震えてる |
あれ、どうしたの?ずいぶん疲れてるみたいだけど。 | 締め切りが三つ重なって、メールも返せずに溜まってくだけ。もう頭の中がパンクしそうだよ。 |
随分遅くまでやってるね、何かあった? | 依頼が次から次へ来てさ、返信すら追いつかない。こんな時間までキッチンに立ってる自分が情けないよ。 |
そういえば、この前のLINEのやり取りで、昔の話してた時に言ってたよな。あの別れた人の写真を間違えて押しちゃったって | ああもう、あれがね…今になって思い出しても胃がキリキリするんだよ。深夜3時に結婚式の披露宴の帰りで酔っ払っててさ、何も考えずにスクロールしてたら5年前の写真にいいねしちゃって。すぐ気づいて取り消したけど、もう相手に見られてる気がして恥ずかしさで死にそう。しかもそれ、自分のことじゃなくて、向こうが新婚旅行で撮った写真だったんだよ。なんかもう、やり直したい過去トップ3に入るわ。 |
前に話してたけど、あのネットで知り合った人と実際に会った日って、やっぱりあの写真の話にもつながってたよな? | そうそう、直接会えたのは嬉しかったんだけどさ、その日の夜に事件が起きたんだよ。披露宴の二次会でちょっと盛り上がってて、スマホの操作がおぼつかなくなっちゃって。気づいたら元カレのプロフィール写真にいいね押しててさ。しかもそれが5年前の、二人で旅行行った時のやつで。もう何やってんだって自分の頭を殴りたい気持ちでいっぱいだよ。あの瞬間だけ時間を戻せたらなあ… |
え、空港に現れたってどういうこと?待ち合わせもなしに急に来たの? | そう、全然連絡なくてさ。ゲートから出てきたとき、こっちはぼーっと迎えの人の波見てたんだけど、なんか視線感じて振り返ったら立ってたんだよね。あいつ、笑いながら手振ってて、こっちはマジで固まっちゃって。荷物全部放り出して走って抱きついてた自分が信じられないよ。だって十年ぶりだよ?なんで今ここにいるんだよって思うけど、もうその瞬間の温度とか匂いとか全部覚えてるんだよな。変な感じだよ、ほんと。 |
なんでわざわざ空港まで来たんだろうね、その友達は。 | それがさ、後で聞いたらちょうど出張の乗り継ぎで数時間だけ時間空いたから、俺が近くに住んでるの思い出して降りたんだって。バカじゃねーのって笑ったけどさ、でもそういう無計画なところが昔と全然変わってなくて、なんかもう胸の奥がぎゅーってなったよ。空港のあの殺風景なロビーで、向こうからこっち見つけて走ってくる姿がまぶしすぎて、目をそらすのに必死だった。ああいうのは心の準備できないよ、まったく。 |
おやおや、まだ仕事モードか?誕生日会だってのに | ああ、もうヘトヘトだよ |
いくつ仕事抱えてるんだよ、老体にムチ打ちすぎじゃない? | もうパンクしそうだよ |
あの、さっきポケットから何か取り出して、ずっと見てらっしゃいましたけど、何か思い出の品なんですか? | これね、三ヶ月前、夜中の三時に電話してきてさ、『醤油切らした』って。そしたら次の日、小さなポーチに使い切りの醤油パック、五つも入れて送ってきてくれたのよ。あのバカ、そんなこと覚えててくれてたんだって思ったら、待合室のベンチで急に泣けてきてね。 |
夜遅くに病院って、さぞ心細いでしょうに、何か気になることでも? | いやあのね、待ってる間にスマホのアルバム見てたら、ルームメイトと撮ったボケた自撮りが出てきて。彼女、いつも私が『今日の夕飯の玉ねぎ、半端に余ってる』ってぼやいたのを覚えてて、次に会うときにちゃんと刻んで冷凍して持ってきてくれるんだ。そんな細かいこと覚えてるって、すごい愛情だなって。 |
夜中にソファでそんなこと考えてるときって、何かきっかけとかあるの? | いやもう特にないんだよね、ただボーッとしてたら頭ん中で急に『人間ってさ、なんで寝る前に歯磨くんだろう』とか浮かんできて、それから気づいたら宇宙の果てとか考えててさ。あの時間って現実の重さが半分になるっていうか、答えなんて出ないのに考え続けちゃうんだよ。酒のせいもあるけどさ。 |
夜中にソファで一人で考え込むことってよくあるタイプ? | うーん、まあ月に数回かな。昨日も気づいたら2時回ってて、テレビ消した部屋で『人生って結局は思い出の積み重ねなのかな』って真剣に考えててさ。自分で笑っちゃうよ。でもあの静けさの中だと、昼間は出てこない変なアイデアがポンポン湧くんだよね。明日仕事なのにね。 |
え、どうしたの、そんなに怒ってるけど何があったの? | あのさ、昨日めっちゃ楽しみにしてた中華の残り、冷蔵庫に大事にしまってたじゃん。今日バイト死ぬほど疲れて、もうこれだけが楽しみで頑張ったのに、帰ってきたらもう食われててさ。しかも容器ごと空っぽで、洗い物までされてた。なんかもう、そういう気遣いとかいらないからって思っちゃって。 |
その表情、何かやらかした?もしかして冷蔵庫の中身とか? | もうホントにさ、あの麻婆豆腐、3日前から今日食べようって決めてて、昼飯も抜いてまで我慢してたのに。帰ってきて開けたら、きれいになくなっててさ。しかも「あ、悪い、美味かったよ」って笑いながら言われて、こっちは笑い事じゃねえよって。頭の中まっ白になって、そのまま部屋戻ってきちゃった。 |
それで、その曲聴いてどんな気分になった? | 青春のど真ん中にタイムスリップした感じ。 |
なんか思い出したことある? | 体育館の匂いが蘇ってきたわ。 |
またお弁当に付箋貼ってあったんでしょ、旦那さん相変わらずだな | そうなんだよね、今日もおにぎりの上に『応援してるよ』って貼ってあってさ、もう何年目だよって思うんだけど、でもさ、それ見た瞬間にね、なんかね、朝のバタバタしてる時にふっと力抜けてさ、ちょっと泣きそうになったんだよ。冷蔵庫の前で立ち止まって、その付箋見てる自分がいて、年取ったなって思ったけど、これが続くなら悪くないかなって。 |
毎日そんなことされてたら、さすがに慣れるんじゃないの? | 慣れないんだよこれが、むしろ逆でさ、最初は照れくさかったのが、今はもうないと寂しくなっちゃって。昨日も残業で遅くなって、お弁当開けたら『お疲れさま』って書いてあって、同僚の前だったのに目頭熱くなってさ、おかしいでしょ。付箋一枚でここまでやられるなんて思わなかったし、もう完全に手のひらで転がされてる気分だよ。 |
また徹夜?さすがに廃人コースまっしぐらじゃない? | もう何日目かすらわかんないよ…気づいたら朝で、目がしょぼしょぼして、手が震えてるの。課題が終わったと思ったら次の締切が待ってて、逃げ場がないんだよね。研究室の先輩に助けを求めたいけど、自分でやれって言われるのが怖くてさ。ベッドに倒れ込んでも頭の中でコードがぐるぐる回ってて、寝た気がしないんだ。 |
今日も研究室で夜明け迎えたってマジ?人間やめる気? | そう、三夜連続で朝日見ちゃったよ。コーヒーを水みたいに飲んでて、もう味覚が死んでる。パソコンの画面が白く光ってて、目を閉じるとそれが残像で浮かぶの。明日提出のレポート、まだ半分しか終わってないし、教授に怒られる未来しか見えない。ルームメイトのいびきが聞こえるだけで、なんで自分だけこんなに追い詰められてるんだろうって泣きそうになる。 |
え、朝の4時に何してんの?まさか夜更かししてたんじゃないよな? | いや、起きたら隣で寝ててさ。呼吸の音とか聞いてたら、なんかもう、こいつがいてくれるだけでいいやって思えてきて。キモい? |
そんな時間からじっと見てるの?なんか気持ち悪くない? | まあ確かに。でも寝顔がバカみたいに無防備で、つい笑っちゃうんだよね。腹立つくらい可愛いって、これマジで。 |
あの、さっきお弁当箱の話してたみたいだけど、それってどういうこと? | えっとね、今日ハイキングコース歩いててさ、お昼食べようと思って開けたら、また付箋が入ってたんだよね。『今日は山頂の景色、楽しんでね』って手書きで。毎回違うメッセージ書いてくれるんだけど、それがもう三週間も続いてて。しかも字がすごくきれいで、『だいすき』って最後に小さく書いてあってさ。深夜3時とかにふと思い出して笑っちゃうんだよね。なんかもう、そういうのされるたびに胸がぎゅってなるっていうか、まじでやばい。 |
そのランチボックスに付箋って、なんか特別な話でもあるの? | うん、もうね、昨日も今日も開けるたびにどきどきしてる自分がいてさ。彼女が仕事前にこっそり書いてくれるんだけど、内容が毎回絶妙で。今日は『疲れたらこのりんご食べてね、甘くて元気出るよ』って書いてあって、りんごまでちゃんとカットされてたの。ははっ、声出して笑っちゃったよ。山道歩きながらずっとそのメモ握りしめてて、親しいご近所さんにバレたら絶対からかわれるってわかってるんだけど、やめられないんだよな。こんな気持ち、初めてでどうしていいかわかんない。 |
え、どうしたの、急にそんな顔して | なんか、さっき弁護士事務所からメールが来てて、見たら『ご連絡いたします』ってだけの簡素なやつでさ…開ける前に画面消しちゃったんだよね。もう夕方の犬の散歩どころじゃなくて、頭の中ぐるぐるしてる。何か悪いことした覚えもないんだけど、でもこういうのって急に来るじゃん…そわそわして、今もスマホ見たくない。 |
何があったの、それ? | いや…本当にわかんなくて。弁護士の名前見ただけで心臓ばくばくしてさ、メールのタイトルも開けなかった。ドッグランでみんな楽しそうにしてるけど、俺だけ違う世界にいるみたい。昔、仕事でトラブった時もこんな感じだったな…また同じ穴に落ちるのかなって。長い沈黙のあと、もうダメだ、もう少しだけこのままぼんやりさせてくれ。 |
君、いつも大事な日の前日は冷蔵庫の前で立ち尽くすタイプだったじゃん。 | まさにそれ。さっきも冷蔵庫開けて、何も取らずに閉めたよ。あれだね、逃げ出したい気分。 |
それで、最後に何て言われたの? | 「ごめん、もう無理」だけ。それっきり。 |
納得できる理由は何か聞いた? | 何もないんだよね。LINEすら既読無視。 |
朝から電話してごめんね、なんか様子がいつもと違うけど、もしかして何かあった? | いや、別に大したことじゃないんだけどさ、昨日誕生日だったんだけど、母から何も連絡がなくて。まあ、年取るとそういうもんかねって思うんだけど、なんかこう、胸の奥がぎゅってなる感じがしてさ。 |
さっきの電話、声が暗かったけど、寝起きでぼんやりしてただけ? それとも何か引っかかってるの? | ああ、聞いちゃう? 昨日誕生日だったんだけどさ、母から何の連絡もなくてさ。忘れられてるってわかってるのに、こんなに凹むとは思わなかったよ。自虐的に笑うしかないわ、もう。 |
最近、親御さんの様子どう?ちゃんと休めてる? | いやもうほんとに、休むって概念がどこかに消えた。朝起きてから夜寝るまでずっと誰かのために動いてて、自分のことなんて何もできてない。ご飯も適当に流し込むだけだし、趣味とかそういうの全部止まってる。気づいたらスマホの充電すら切れてて、自分も一緒に切れそうになってるよ |
自分の時間ってどれくらい取れてるの? | 取れてないんだよね、それが。最初は自分も頑張れると思ったんだけど、もう三ヶ月くらいまる一日何もしない日がない。夜中にふと目が覚めて、明日の準備のこと考えちゃってまた眠れなくなる。こうやって話してる間だけが唯一の休憩みたいなもんで、ちょっと泣きそうになるわ |
あら、スマホ見て青ざめてるけど、まさか彼氏の浮気でも発見した? | 違うよ、息子が学校から帰って来なくてさ… |
おや、鬼の形相だけど、仕事のメールでも来たの? | いや、子供が20分遅れてて電話も出ないんだ |
そういえば、去年の夏に一緒に行った花火大会、あの時もうなんか変だったんじゃない? | ああ、あの花火大会…そう言われてみれば、確かにちょっとよそよそしかったかも。でもあの時はただ疲れてるだけかなって思ってたんだよね。今思えばあれが最初のサインだったのかな。なんかさ、急に黙り込んだりしてさ、何考えてるのか全然わかんなかった。それでも大丈夫だって自分に言い聞かせてたけど、結局こんな形で終わるなんてね。はあ…本当、何だったんだろうね、あの時間は。 |
前に一緒に買ったカップ、まだ使ってるって言ってたけど、あれどうするつもり? | あのカップね…まだキッチンの棚の奥に置いてある。見るたびに胸がぎゅっとなるから、使えないんだよ。なんで急に連絡もなく終わったのか、未だに考えちゃう。一緒に選んだ思い出があるから余計に辛い。もう捨てたほうがいいのかもしれないけど、でもまだ手放せない自分がいてさ。情けないよね、こんな年になって。でも起きるたびに思い出しちゃって、もう疲れたよ。 |
え、何があったん | 娘に愚痴ってた内容のスクショ、その本人に送っちゃってさ。もう図書館で穴があったら入りたい気分だよ、はは。 |
どうしたの、そんな顔して | バカだよね、スマホの操作ミスで愚痴のスクショが本人に届いてさ。老眼が憎いわ、マジで。 |
え、それでそのまま続けてたの?めっちゃ気になるんだけど。 | いやあのさ、宇宙ってさ、なんであんなに広いんだろうって考えちゃって。地球の大きさもわかんないのに、そこからさらに何億光年とか言われてもさ、もう脳みそがパンクしそうになるんだよ。しかもその中で俺たちが洗濯物回してるって、なんかすごくない?まじで意味わかんないくらいロマンチックじゃね? |
そこからどんな話になったんだよ、まさか哲学入るやつ? | そうそう、でな、人間の存在って結局何なんだろうなって。毎日同じこと繰り返して、いつの間にか老けてくだけじゃん。でもさ、コインランドリーのあの温かさとか、誰かが落とした小銭のカチャッて音とか、そういう細かいもんに幸せ感じられるのって、意外と大事なんじゃないかって。あー、もう寝るけど、なんか変なテンションでごめん。 |
そういえば、前回も直前でドタキャンしたよね。あの時は何て言ってたっけ? | またかよ…もう3回目だぞ。 |
あの時もこんな感じで急に言ってきたよな、覚えてる? | マジでいい加減にしてほしいわ。 |
そういや前回、あんたが地元の試合で決勝ゴール決めた後、興奮して真夜中に電話してきたことあったよな。あれと今回、どっちがすごかった? | 全然比べもんになんないよ。あの時は確かに嬉しかったけど、今回はもう、何て言うか、空気が違ったんだ。残り数秒で追いつかれて、みんなもうダメかって顔してた。そしたらあの若いのがドリブルで切り込んで、もう体中の血が沸騰するみたいで、声も出なかった。最後のシュートが決まった瞬間、周りの音が全部消えて、自分の心臓の音だけが聞こえたんだ。そんな経験、生まれて初めてだよ。 |
そうだな、昔、小学校の運動会でお前がリレーのアンカーやって逆転した時も、帰ってきてからずっと興奮してたけどな。それと似てる? | あの時は子供の頃の話だろ。今回は違うんだよ。プロの試合で、しかも延長戦のラスト。あのプレッシャーの中で決めるって、想像を絶するよ。俺もベンチで見てて、手のひらに汗びっしょりでさ。決まった瞬間、もう涙出そうだった。大人になってこんなに熱くなれるなんて思わなかった。今でも思い出すだけで鳥肌立つわ。まじで生きててよかったって思った瞬間だよ。 |
それで、最後の章を書いてるときの気分はどうだった? | もうね、指が震えてキーボード打つのに苦労したよ。最後の一文を打った瞬間、時計を見たら夜中の3時過ぎで、思わず「やったぞ」って声が出ちゃった |
書き終えた実感が湧いてきたのはいつから? | 印刷して初めて手に持った時だね。ずっしりした重みが何よりの証拠で、3年分の苦労が全部報われた気がしたよ。涙が出そうになった |
宝くじ当たったら何に使うのがいいと思う? | え、まじで?当たったの!?あの、コンビニで適当に買ったやつが当たったんだって。まだ実感ないわ、手が震えてる |
もし急に臨時収入があったら、まず何する? | あのね、前に買った宝くじ、すっかり忘れてたんだけど、さっき確認したら当たってたの!信じられなくて三回見直しちゃったよ。昼ご飯どころじゃないわ |
そういえば、去年の大会で負けた後、ずっとベンチでうずくまってたの覚えてるよ。あの時からこんな日が来るって信じてたの? | あの時はマジで終わったと思ったよ。でも今日のラストプレー、相手のシュート外れた瞬間、時が止まったみたいでさ。そこからのカウンター、俺がパス出したやつがそのままゴールに吸い込まれて、ブザー鳴ったときのあの叫び声、今でも耳に残ってる。まあ、結局は運が良かっただけなんだけどね。 |
そういや、あなたが初めて試合に出た日のこと、今でもよく話してるよね。あの頃と比べて、今日の勝利は格別でしょ? | 初めての試合なんてただ突っ走ってただけじゃん。今日は違うんだよ、最後の10秒で点差が1点、もう諦めかけてたところに奇跡が起きたんだ。俺のマーク外してパスもらって、打った瞬間、ネットの音が頭の中に響いて、もう言葉にならなかった。でも後で動画見返すと、自分でも信じられないくらいヘタクソなフォームで笑えるわ。 |
どうしたん?そんな顔して | 人が多すぎて、誰もいないって変だよな |
何かあったの?さっきから一人でニヤついてるけど。 | 総務の田中さん、会議中に居眠りして部長に怒られたんだって。 |
その顔、なんか面白いことあったでしょ。 | あのエリート課長、コーヒーを自分でこぼしてパンツ濡らしたんだって。 |
そういや、大学の時よく着てたパーカー、まだ持ってる? | ついさっきクローゼットの奥から出てきてさ、もう色褪せまくってる |
あの頃よく一緒に着てたあのパーカー、まだあるのかなって思って | あの時の匂いがまだ残ってて、なんか変な感じ |
え、どうしたの? | まさか当たってるとは思わなかった |
何かあったの? | 宝くじ、まじで当たってた |
それで、どんな感じで言ったの? | それがさ、寝かしつけようとして絵本読んでたんだけど、急にこっち向いて『だいすき』って言ったんだよ。もうその瞬間、頭真っ白になってさ。自分でも情けないけど、涙が止まらなくなっちゃって。運転中に思い出してまた泣きそうになるし、こんなに感情揺さぶられるとは思わなかったわ。 |
その時、何か特別なことした? | いや、何もできなかったんだよね。ただぎゅーって抱きしめて『ママも大好きだよ』って言うのが精一杯で。自分の親に感謝したくなったよ、今まで育ててくれてありがとうって。こんな小さな存在から『好き』って言われるだけで世界が変わった気がする。深夜の配達中に一人で感動してるの、笑えるけど。 |
おばあちゃんの香水、混んでるスーパーでかいだって? | ああ…まさにその香りだったんだ |
線香花火みたいに一瞬で消えちゃった? | 振り返ったときにはもう、なかったよ |
あ、今日なんだか機嫌いいね?何かあったの? | 親が結婚記念日でさ、つい嬉しくなっちゃって |
スマホ見てニヤニヤしてるけど、誰と話してるの? | 親の記念日だって、なんかこっちまでほっこりしちゃうわ |
お父さん、合格通知来たってメール、今朝見たけど本当なの? | うん、本当…信じらんなくてさ、五回くらい画面見直しちゃった。応募した時点で倍率二十倍って聞いてて、もうダメだって諦めてたから。今バスの中なんだけど、窓の外の桜並木がいつもより十倍キラキラして見える。助手席のおばちゃんがこっち見て笑ってるけど、知らない人にも『すごいんだよ』って言いたくなるくらい嬉しい。 |
今バスに乗ってるって言ってたけど、それって朝の通勤ラッシュのあのバス? | そうそう、めっちゃ混んでるバス。立ってるのもやっとだけど、全然気にならない。さっきまで『また今日もかー』って思いながら乗ってたのに、今は揺れるたびに心臓がぴょんぴょん跳ねてる。受かったって実感がまだぼんやりしてて、これからどうなるんだろうって考えるだけで頭がくらくらする。三十過ぎてこんなに胸がドキドキするなんて思わなかったよ。 |
まだ親父から電話来てんの?相変わらず長話? | 三分がやっとだよ。 |
また病院からかよ、親父元気そう? | もう声が掠れててさ。 |
この古いパーカー、捨てるのちょっともったいなくない?どうするのがいいかな | ああ、それ大学のやつだ。なんかこの色、もうとっくに褪せてるのに、着てた頃の匂いがまだする気がする |
昔の服が出てくると整理が進まなくなるんだけど、どうしてる? | 全然進まないよ。袖通してみたら、あの頃の自分がすっぽり入ってて、なんか泣きそうになったわ |
まさか海外のガソリンスタンドで高校のときの片思い相手に会うとかある? | もうね、こっちが給油してたら隣の車から降りてきてさ。十年以上ぶりだって一瞬でわかっちゃったよ。まじかよって思った。 |
その人、向こうで何してたの?声とかかけられた? | なんか普通にこっちに住んでるって。話しかけられて頭真っ白になって、適当に挨拶して車に乗り込んじゃったよ。情けねえ。 |
それで、今バスの中で何してるの? | なんかさ、窓の外見てたらさ…あの信号機、点滅のリズムが変じゃない?普通は三回点滅してから黄色になるのに、今日は四回目が入ってて。マジで気になってしょうがないんだけど。あと、後ろの席の人がめっちゃでかい声で電話してて、内容が『今夜のカレーに何入れるか』ってだけで。そういうどうでもいい話ってさ、耳に入ると無視できなくなるんだよね。 |
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