question large_stringlengths 4 115 | answer large_stringlengths 4 310 |
|---|---|
その曲、まだ聴くとあの頃思い出す? | うん、なんかさ、いきなりあの体育館の匂いとか、床の冷たさが蘇ってきて、すごく切なくなるんだよね。 |
あのダンスの曲、今聴いてどうだった? | 一瞬で中学生に戻った感じ。壁際で話してたこととか、照れながら踊ったこと、全部よみがえってきてもう胸がいっぱい。 |
どしたん、顔色やばいよ | 夕飯すらまともに食べる余裕なくて、ここでやっと箸つけたとこ。フリーランスって自由って言うけど、自由に死にそうになってるよ。 |
え、弁護士からメール?何かやらかしたの? | わかんないけど、手が震えてる |
まさか相続とか?おばあちゃん金持ちだったっけ | そんなわけないし、こわすぎて開けられない |
まじで?どうしたん | さっきまで寝てたんだけど、ふとスマホ見たら祖母からの古い留守電があってさ。もういない人の声が急に聞こえてきて、頭が真っ白になった。 |
それで、何かその時に言ったの? | うん、なんか『覚えてるよ、それ』ってだけ。でもあいつがすごい驚いててさ、そんなこと覚えてたのって。 |
その話、どうしてそんなに覚えてたの? | いやあの時、めっちゃ寒くてさ、あいつの鼻先が真っ赤で、犬の毛がついてて、それでなんかずっと心に残ってたんだよね。 |
またビデオ通話してたの?最近そればっかじゃない? | うん、でも最近3分で切られちゃうんだよね。こっちがまだ話したいことあるのに、もういいやみたいな感じでさ。 |
親御さん、元気そう?電話の様子でわかったりする? | 声は前より細くなったかな。なんかこう、こっちが話してるときに返事がワンテンポ遅くなってて、気づくとこっちが無理に明るく話しちゃってる。 |
それ、誰の話?もっと詳しく聞かせてよ。 | あの営業のエースが、コピー機の前で説教されてたって話。 |
え、何があったの?その噂、俺まだ聞いてないんだけど。 | 机の下に隠してたお菓子の山、全部バレたんだって。 |
三年前から書いてたやつ、ついに終わったってマジ? | 終わったよ…ふぅ、やっと肩の荷が下りた |
書き終えた記念に、何かご馳走してくれないの? | これで奢れるぜ、好きなだけ食えよ |
あの会議、まさか寝ちゃったんじゃない? | しかもいびきかいた |
隣の席の人がこっち見てたけど、何かやらかした? | 寝落ちして、いびきで全員振り返らせた |
いとこ、最近なんかストーカーされてるんじゃないの?バス停から家まで気をつけて歩いてる? | ああ、なんかさ、この前バス停で降りた後、後ろからずっと足音が聞こえてて、振り返るたびに誰もいないんだよ。もう怖くて走って帰ったわ。 |
まさか、夜道で後ろから誰かがついてきてるって感じ?気のせいじゃないの? | 気のせいだったらいいんだけど、三回も続いたらさすがに怖いよね。しかも同じ時間帯の同じバス停でさ、もう心臓バクバクで家に着くまで息止めてる感じだよ。 |
初めて会ったのに、なんかずっと前から知ってる感じしない? | あー、わかる。俺も同じこと考えてた。こうやって屋上で話してるだけで、なんか変に落ち着くんだよな。 |
そういやさ、弟とか妹がいるんだっけ?なんか小さい頃のこと思い出したりする? | あー、いるよ。こないだ妹が公園で遊んでるの見てて、俺もあんな感じで砂場に夢中だったなって。あの頃は時間がすごく長く感じたんだよな。 |
ねえ、さっきからずっと子供のこと見てニヤニヤしてるけど、何かあったの? | いやさ、今ゲームしてるんだけど、操作方法とか全然覚えてなくて四苦八苦してる姿が、昔の俺とまったく同じでさ。あの頃、友達の家で夜通しやってたなあとか思い出して、なんか時間が止まったみたいな気分。自分の血が繋がってるってこういうことかって、変な感動してる。 |
なんで急に昔の話とか始めたの?今の話じゃなくてさ。 | だって、さっきまで騒いでたのに、今は静かに本読んでて、そのページめくる指の動きが、俺が小6の時にはまってたミステリー読んでた時の自分にそっくりでさ。あの頃は夜中まで読んで親に怒られてたけど、今は親の立場で見てるんだなって。なんか時の流れって残酷で、でも優しくもあるよな。 |
え、本当に載ったの?どうしたらいいと思う? | まじで信じらんないんだけど! |
まさか新聞に載るなんてね。次どうするつもり? | 手が震えて全然考えられないよ |
ねえ、今何考えてるの?なんか変な顔してるよ。 | 宇宙ってさ、無限にあるんだとしたら、どこかで同じ俺たちが別の選択してるってことじゃん。それ考えたら今の悩みってちっぽけだなって。 |
そのままだと風邪ひくよ。何か言いたいことあるの? | 人間ってさ、結局自分が信じたいものだけ信じるんだよね。理性とか理屈より先に感情が決めてるっていうか。まあ酔ってるから余計にそう思うだけかもだけど。 |
え、どうしたの、すごい顔してるよ | もう、文字が踊って見えるんだよね。さっき『損害賠償』って読もうとして、三回目でやっと理解できたわ |
何があったん?なんか変だよ | 民法の条文が急に外国語に見えてきてさ、ちょっと笑っちゃった。ああ、やばいなって思ってる |
もうあの店どう思う?また行くべきかな? | 行かない。二度と行かない。だってさ、間違えといて笑うってなんだよ。一回目は仕方ないって思ったんだよ。でも二回目だよ。しかも笑いながら『あ、また間違えちゃいました』って。こっちは腹立ってんのに、笑いごとじゃねえんだよ。もうあの店の前通るのも嫌だ。 |
そういう時ってどうしたらいいんだろうね、俺ならキレちゃうかも | キレたい気持ちはわかるけどさ、俺はもう呆れたよ。店員が若い子で、こっちが年寄りだからって舐めてんのかって。こっちは金払ってるんだ。笑い事で済ませるなって言いたかったけど、言っても無駄だと思って黙った。でもさ、あの笑い声が耳に残ってるんだよ。夜中に目が覚めるほどだ。 |
その古い手紙の束、まだ捨てずに持ってるの? | 捨てられるわけないじゃん。あの頃の筆跡見てたらさ、なんかもう、当時の空気がぶわって蘇ってきて、ちょっとやばかった |
まさか、夜行列車でそんな昔の話に浸ってるの? | だってさ、窓の外の景色と重なってさ、あの頃一緒に旅したこと思い出しちゃって、声が出なかったよ |
で、結局あの二人、どうなったの?まさかあのまま終わったわけじゃないよね? | それがさ、総務の佐藤さんがコピー機の前で小声で言ってたんだけど、なんと課長がこっそり差し入れしてたって話。しかもお菓子じゃなくて、手作り弁当らしいよ。 |
え、何それ超気になるんだけど。もっと詳しく教えてよ。 | だから、昨日の昼休みに、あのいつも無愛想な営業の田中さんが、わざわざ別のフロアまで行って、好きな後輩の机にこっそりメモ置いてたんだって。しかも『いつもありがとう』って、字が汚すぎて読めなかったらしい。 |
昨日の夜、変な夢でも見たんじゃない?なんか今、ぼんやりしてるけど | ああもう、まじで変なやつでさ、スーパーのレジに並んでるのにいつの間にか知らない惑星の砂漠に立ってて、隣の人が宇宙人みたいな顔で笑ってるの。それで目が覚めたら布団の中で笑ってたんだけど、なんか変だよね、ああいうのって。 |
夢の話、聞かせてよ。どんなだったの? | もうね、頭の中がぐちゃぐちゃでさ、学校にいるはずなのに教室が海の中にあって、魚が机の上を泳いでるの。で、先生がタコみたいな触手で黒板に数式書いてて、それを見てると急に怖くなって、目が覚めたらすごい汗かいてたんだよ。変だよね、あんなの。 |
屋上で寝てたんじゃないの?まさか合格発表で飛び跳ねたわけ? | そ、そうなんだよ…まさか通ると思わなくてさ |
あんた、まだパジャマじゃない。まさか結果見てそのまま? | うん、起きたらメール来てて、それっきり…夢かと思ったよ |
それで、そのルームメイト、何て言ったの? | 『あ、悪い』ってそれだけ。こっちは一日中楽しみにしてたのにね。年寄りの冷や飯ってやつか、はは。 |
まさかあの時に限ってって感じだよね? | そうそう。パッケージごと消えてて、冷蔵庫開けた瞬間の呆然とした感じ、今でも鮮明に思い出すわ。もう二度と買ってこないって心に決めたよ。 |
さっきカラオケで歌ってた人ですよね?あの音程、完璧でしたけど、なんか恥ずかしそうでしたね。 | ああ、もう、自分でも信じられない。『残酷な天使のテーゼ』のサビ、最後の『ああ』のところ、完全に違う歌詞で歌いきっちゃったんですよ。しかも周りが静かになってから気づいて、もうその場で消えたかった。恥ずかしすぎて、タンバリンで顔隠してました。 |
すみません、さっきのカラオケ、私も聞いてたんですが、あの歌詞間違い、結構笑っちゃいましたよ。本人はどう思ってます? | やばい、バレてた。もう、あの瞬間、時間が止まったんです。『アンジェラ』って絶叫するとこ、なぜか『アンパンマン』って叫んでて。しかも自信満々に目閉じて歌ってたから、自分が間違えてるって気づくのに数秒かかって。子供の前でやらかした自分が情けなくて、病院の待合室で今も冷や汗が止まらない。 |
え、なにがあったの? | 今日のお弁当箱あけたらさ、ポストイットがまた入ってたんだよ。『塩分とりすぎ注意』って、しかも手書きのハートマークつき。あの人はもうね、ずっとこうやってさ、ちっちゃなことばっかり仕掛けてくる。結婚40年になるけど、こんなん毎回じんわりくるんだよな。海辺で潮風にあたりながら思い出して、ちょっと照れくさいけど、まあ悪くない気分だよ。 |
おや、どうしたんだい? | ああ、今日の夕方、海沿い歩いてたらふとスマホの写真見返しちゃってさ。三日前の弁当のやつなんだけど、妻が『いつもありがとう』ってメモを仕込んでくれてたんだよ。そんでね、宵の口の波の音聞きながら、ああ、この人と老後もこんな風に過ごせるんだなって、急に込み上げてきてさ。ちょっとお茶目な皮肉も言いたくなるけど、結局は幸せもんだなって思うよ。 |
え、今どんな感じ?テキストが全然入ってこないってこと? | もう頭の中が豆腐みたいになってるよ |
昼ごはん食べた?なんかさっきから唸ってるけど | 字が踊って見えるってマジでありなんだな |
その荷物、届いた時どうだった?ちゃんと中身見た? | もうね、インターホンが鳴って出たら宅配便でさ、受け取ったら明らかに名前が違うのよ。でもね、差出人があの通販のとこで、なんか見覚えのある箱でね、開けたらこの前テレビで見てずっと欲しかったやつが入ってたんだよ。まさかこんな偶然ある?って思って、何度も伝票見直しちゃったよ。 |
間違って届いたのに、まさか欲しかったものだったんだって? | そうなのよ、信じられないでしょ。だってさ、あの紫色の湯呑み、ずっと探してたんだけどどこにもなくてね。そしたら届いた箱の名前は田中さんになってて、でも中身はまさにそれ。もうね、何かの陰謀かと思って、しばらく箱の前で立ち尽くしてたよ。配達のお兄ちゃんに電話しようか迷ったけど、嬉しすぎて声出ちゃった。 |
それで、今どうなってるの?連絡ついた? | 全然つかないのよ。学校出たって通知は来てるのに、それっきり。LINEも電話も既読無視でさ、なんか嫌な予感がして頭が真っ白になってる |
もう三十分以上経ってるけど、警察とかには? | まだ連絡してないんだ。でもさ、近所で変な目撃情報とか出てないかずっとスマホ見てる。手が震えてて運転どころじゃないよ |
すみません、さっき何か言いました?とても嬉しそうに見えたんですけど。 | ああ、もうね、今さっき孫が初めてちゃんとした文を言ったんですよ。朝起きてハイキングに出ようとしたら、玄関で『じいじ、おはよう』って。いやもう、その声がね、すごく小さくて可愛くて、でもはっきり『じいじ』って言ったんです。こっちはもう何年も待ってたから、聞こえた瞬間、涙出そうで声も出なくて。ずっと『ばあば』しか言えなかったのに、急にですよ。今日はこのまま一日中思い出してにやにやしてそうです。 |
何か特別なことがあったんですか?その表情、見たことないくらい輝いてますよ。 | ちょっと聞いてくださいよ、今さっき孫が初めて『じいじ、おはよう』って言ったんです。もうね、朝の山道で立ち止まって、その声が頭の中で何度もリピートしてる感じ。こっちはもう50代で、ずっと『ばあば』しか呼ばれなかったのに、急にその一言で全部が変わった気がして。あの小さな口が一生懸命動いてるのを見た瞬間、何もかも報われたって思いましたよ。今もまだ声が耳に残ってて、ずっと聞いてたい。 |
引っ越し準備、一人でやってるんでしょ?今どこまで進んでるの? | あー、もう半分も片付いてないのにダンボールの山に埋もれててさ、へへっ…なんか笑えてきた |
まだ終わってない荷物、どれくらい残ってるの?大丈夫? | キッチンが全く手つかずで、床に座り込んでじっと見てるだけ。動く気力が湧かないんだよな |
この時間までどうしてたんだ?何かあったのか? | ああ、父さんの日曜のカレーを作っててね…玉ねぎをじっくり飴色になるまで炒めるあの匂いが、もうね、キッチン中に広がってさ。昔はあれが嫌で嫌で、でも今やるとあの頃の日曜の朝がよみがえってくるんだよ。夜中に一人で作るって変だってわかってるけど、どうしても食べたくなっちゃってさ。 |
今夜は何か特別な用事があったの? | いや、別に…ただ父のレシピ、あのカレーが無性に作りたくなってね。人参の切り方とか、炒める順番とか、全部覚えてるんだよ。小さな頃は面倒で仕方なかったのに、今ではその時間が宝物みたいに感じる。玉ねぎを炒めてる間、ずっと昔の日曜日を思い出してたよ。 |
そういえば、前に会社で面白い話してた時、君が突然『あ、それ思い出した』ってスマホ取り出したことあったよね。あれ、何か関係あったの? | 今ちょうどそれ思い出してたとこ! |
この前の飲み会で、君が急に『ちょっと聞いて』って始めた話、あれってあの日のシャワー中に思いついたやつだよね? | そうそう、また新しいの降りてきたんだわ |
あれ、まさか届いた荷物、自分のじゃないって気づいてへんの? | いやいや、宛名は全然知らん人の名前やのに、中身が俺がずっと欲しかった限定版の本やねん。こんな偶然ある? |
何が届いたん?てか、なんでそんな驚いてるんや。 | Amazonの配達員が間違えたんか、もう神様が冗談好きなんか知らんけど、まさか欲しかったキャンプ用チェアが届くなんてなあ。 |
それ、誰かに送るはずだったの? | え、マジ?この人に送ったの? |
どうしてスクショがバレちゃったの? | うわ、完全に墓穴掘ったわ |
この前会った時、部長に呼び出し食らったって言ってたけど、それってまさかこの話だったの? | いやいや、まさか過ぎて口が滑ったわ |
そういや先週の花見で、社長が君のことやけに褒めてたけど、あれって前兆だったんじゃない? | あれは単なる気遣いだと思ってたよ |
そういえば、練習の時もエルロン操作に苦戦してたよね。あの日も風強かったし。 | それよりましだったって思いたいけど、今揺れがやばい |
前にシミュレーターで乱気流の練習したとき、結構平気そうだったじゃん。 | あれとこれとは次元が違うってば |
そういえば前に保育園の発表会で変なこと言ったって言ってなかった? | まじで恥ずかしすぎるわ |
この前もコンビニで変なこと言ってたけど、今日はどうだったの? | あのバカ息子マジでやめてくれ |
海辺で黄昏れてるのに、なんかすごくムカついてる感じがするけど、何があったの? | もうさ、信号待ちしてたら後ろのバカがスマホ見てたのか、いきなりドンッてぶつかられてさ。しかも前にスクールバスが停まってて、あと10センチで追突してたんだよ。あのガキどもがもし乗ってたらどうすんだって思うと、腹が立って仕方ない。しかも運転手、謝りもせずに中指立ててきてさ、マジで殺意湧いたわ。 |
海で静かにしてるわりに、目がちょっと怖いけど、なんかあったんでしょ? | さっきコンビニの駐車場で、バックしてきた車にクラクション鳴らしたら、降りてきて怒鳴られたんだよ。こっちはスクールバスの後ろで止まってただけなのに、あいつがぶつかりそうになったんじゃん。夜の海で一人で叫びたい気分だよ。もう運転なんかしたくない、マジでトラウマになりそう。 |
高速でずっと同じ景色が続いてるとき、何考えてる? | ゾンビが襲ってきたらどこに逃げるかってずっと考えてた |
暇すぎて変なこと考えちゃわない? | もしタイヤが四角かったらって考えてた |
あら、どうしたの急に? | いやね、今朝弁当箱開けたらまた付箋が貼ってあってさ、『今日もいい日になりますように』って。もう何年も同じパターンなのに、毎回じんわりくるんだよ。台所でコーヒー飲みながら見つめてたら、若い頃はこんなこと素直に喜べなかったなって反省しちゃった。70過ぎてこんなんで感動してる自分がおかしくて、笑いながらちょっと泣けたわ。 |
まさか、すぐに謝ったんじゃないの? | 謝るどころか、余計なこと言っちゃってさ…『すみません、母です』って。最悪。 |
それで、どうなったの?大家さんは何て言ったの? | 来たと思ったら『天井直すの来週ね』ってさ。は?ってなったよ。三週間も放置しててそんな軽いノリで言う? |
まじか…それで、今日どうするつもりなの? | わかんない。とりあえずあのまま帰るの嫌すぎて、ずっと空港で時間潰してる。明日電話するけど、多分また揉めるわ。 |
それで、お母さんからはその後なんか連絡あったの? | いや、全然。ラインすら来なくてさ。誕生日って言えばよかったのかなって思うけど、なんか言うのも空気読んでないみたいじゃん。わざわざ忘れたって言いたくないし。でも朝からソワソワしてて、スマホばっか見てた自分が恥ずかしくなってくるよ。結局、こっちから連絡する気にもなれなくて、そのまま一日終わった。 |
その件、いとこには話した?どう思うって聞いてみたいんだけど。 | うーん、まだ話してないんだよね。なんかこう、人に話すと現実になるっていうか。誕生日なんて大人になったらどうでもいいはずなのに、こうも響くもんなんだなって。自分でもびっくりしてる。夜になってふと、ああ今日だって気付いた時のあの寒気が忘れられない。もしかしたら明日、勇気出して電話してみようかな。 |
どうしたの、急に黙って空見上げて | 親の結婚記念日なんだよね、なんかじんわりきてさ |
なんでそんな顔してるの、何かあった? | 両親がまだ一緒にいるってだけで泣きそうになるわ |
なになに、どうしたの? | さっきさ、総務の加藤さんがエレベーターで営業の田中課長に「そのネクタイ、奥さんが選んだんですか?似合ってますね」って言ったんだけど、田中課長が「いや、自分で選びました」って真顔で返してて。加藤さん、慌てて「あ、素敵ですよ!」ってフォロー入れてたけど、周りで聞いてた人たちが一瞬で空気読んで目線合わせて笑いこらすの。ああいうのって、何気ない日常にスパイス効いててたまらないよね。 |
あのラストプレイ、叫び声聞こえたけど、隣の人に通報されなくてよかったね | 試合終了のブザーと同時に、なんかもう声にならなくて、ただずっとバンザイしてた |
最終節の奇跡、今週の自慢話は何回目の予定? | あれはね、もう一生忘れないから、子どもにも孫にも語り継ぐよ |
あれ、何見てるんですか?すごいニヤニヤしてますけど | いやさ、あのカップルがさ、コーヒー頼むのに三分も迷ってて、結局店員に「おすすめは?」って聞いてんの。で、店員が「カフェラテです」って言ったら「じゃあそれ」って即決。ああいうの見るとさ、三分の迷いってなんだったんだろうって思っちゃうじゃん。俺も人のこと言えないけど、なんか妙に気になっちゃってさ。地下鉄のホームで待ってる間も、つい周りの人間ウォッチングしちゃうんだよね。夜中だってのに、結構人がいるもんで、みんなどこ行くんだろって考え出すと止まんない。 |
何か面白いことあったんですか?ずっとスマホいじってるけど | いや、ただの暇つぶしだよ。いとこが来るまであと十五分もあってさ、コーヒー二杯目に突入したんだけど、店員の目が「もう帰れよ」って言ってる気がして。地下鉄のホームで待つよりはマシだけど、やっぱり深夜三時って空気が違うよな。誰もいないと思ったら、酔っ払いが二人、ホームの端でなんか叫んでてさ、ああいうの見ると東京もまだ捨てたもんじゃないなって思うんだよ。 |
え、何かあったの?顔色すごい悪いよ | 今さっき、14年一緒にいた柴犬が死んじゃったんだよ。朝までちゃんとご飯食べてたのに、昼過ぎに帰ったらもう冷たくなっててさ。まだベッドの匂いが残ってるんだよね。なんか今日はもう何もしたくないわ。散歩のリード見るたびに、ああもういらないんだなって思うと、胸の奥がぎゅってなる。 |
どうしたの、泣きそうだけど | はあ、うちの犬が死んだんだよ。朝方まで生きてて、いつもみたいに尻尾振ってたのに。今、駐車場でスマホのアルバム見てたら、子犬の頃の動画出てきてさ、もうダメだわ。あの子が最後に舐めた手の感触、まだ覚えてるんだけど、それだけが現実っぽくて、あとは全部嘘みたい。 |
それで、そのバッグの中に何が入ってたの? | 結婚式のドレスと靴とアクセサリー全部……マジで最悪 |
航空会社は何て言ってきたの? | 見つかり次第連絡しますだって、ふざけんなよ |
道、わかんなくなっちゃったの?バッテリーあとどれくらい? | もう5%切ったしマップも開けないし詰んだ |
周り、どんな感じ?人通りある? | めっちゃ暗いし変な店しかないし終わったな |
今日のランチ、なんで来なかったの?待ってたんだけど | あー…昨日の晩、間違えて一日早く来ちゃってさ |
あのパーティーの話、本人から聞いてもいい? | もう、前の日に着いて行って恥ずかしさで死にそうだったよ |
あの、さっきのアルバム、何か特別なものなんですか? | これはね、十年前の旅行の写真。あの時はまだ子供たちも小さくてさ、初めての家族旅行で、みんなで海辺で撮ったんだけど、もう今じゃそれぞれ別の道歩いてるし、こうして見てると、あの日の砂浜の匂いとか、子供たちの笑い声がよみがえってきて、なんか胸がぎゅっとなるんだよね。時が経つって本当に早いなって、今さら実感してるよ。 |
ずっと見てたけど、その写真、何がそんなに懐かしいの? | いやね、この一枚だけ、夕暮れの浜辺で撮ったんだけど、その時はただの綺麗な景色だと思ってた。でも今見返すと、あの日の風の冷たさとか、隣で砂遊びしてた娘の手の感触とか、そういう細かいことが全部記憶の奥から溢れてきてさ。あの時は永遠に続くと思ってた時間が、もう戻らないってわかってるから、余計に切なくて、でもそれが愛おしいんだよね。 |
それで、今日は何かいいことあったの?さっきまでスマホ見てにやにやしてたけど。 | え、見えてた?やばい、まじでやったんだよ。ベンチプレス、ずっと目標にしてた60キロ、今日初めて挙がった。いや、正確には最初はちょっとふらついてさ、でも2セット目はちゃんとフォーム決まって、自分でも信じられなくて。しかもその後デッドリフトも自己ベスト更新して、なんか今日は全部がうまくいった感じ。ちょっとした奇跡じゃない?こんなことあるんだって思って、まだ手が震えてる。 |
なんか興奮してるみたいだけど、ジムで何かあったの? | 聞いて聞いて、まじでやったよ。ずっと壁だと思ってたスクワットの重量、今日やっと超えた。いやもう、バー担いだ瞬間は怖くてさ、足がすくんでたんだけど、いざやってみたら意外と行けて。それで調子に乗って次のセットもチャレンジしたら、それもクリア。終わった後に鏡見たら、自分でもわかんないけど涙出てて。こんな日が来るなんて思わなかったから、まだ実感わかないや。 |
どうしたの、その表情? | うちの犬がさ、今朝ベッドから落ちたんだけど、そのまま床でゴロゴロ転がって、しかも起き上がろうとして足滑らせてまたコケてんの。それで俺の顔見て『助けて』って目で見てくるからさ、もう抱き上げて撫でまくっちゃったよ。だってあの間抜け面がさ、まじでツボってずっと笑い止まらなくて。こいつに一生ついてく覚悟したわ。 |
お昼の弁当に付箋が入ってたって話、さっき聞いたんだけどさ、それってどう思う? | もうね、何度目かわかんないんだけど、今日も弁当箱開けたらさ、小さな青い付箋が貼ってあってね、『お昼休みも頑張ってる君が好き』って書いてあるの。見た瞬間、もう涙が出そうになってさ、周りの人に気づかれないようにこっそり拭いたよ。こんな年になって、付箋一枚でこんなに胸が詰まるなんて思わなかった。彼が何気なく書いたんだろうけど、その一言が本当に心に染みるんだよね。 |
その付箋、毎回同じような内容なの?それともたまに変わる感じ? | 内容はその時々で変わるんだよ。『今日の夕飯楽しみにしてる』とか『病院終わったら連絡してね』とか、ほんとに短い一言だけど、それが彼の優しさそのものでさ。今日の待合室でそれを見て、ずっと待ってる時間が急に温かくなった気がしたんだ。もう40過ぎてこんなこと言うのは恥ずかしいけど、彼が私のことをちゃんと考えてくれてるって思えるだけで、なんだかすごく幸せで、でもそう思うと同時に泣きそうになるんだよね。 |
Subsets and Splits
No community queries yet
The top public SQL queries from the community will appear here once available.