ID
stringlengths
13
13
Category
stringclasses
12 values
Context
stringlengths
1
4.96k
Question
stringlengths
7
248
GroundtruthAnswer
stringlengths
2
663
JCRRAG_011201
社内規定
(人事異動) 第8条 会社は、業務上必要がある場合に、労働者に対して就業する場所及び従事する業務の変更を命ずることがある。 2 会社は、業務上必要がある場合に、労働者を在籍のまま関係会社へ出向させることがある。 3 前2項の場合、労働者は正当な理由なくこれを拒むことはできない。 【第8条 人事異動】 1 労働者を採用した後、会社が業務上の理由から就業場所や従事する業務を変更することは、変更がない旨の特別な合意等がない限り可能です。しかしながら、労働者の意に沿わない就業場所等の変更を命じた場合、トラブルが生じる可能性がありますので、就業規則に明記しておくことが望ましい。もちろん、労働者の同意を得るようにすることが大切であることは言うまでもありません。 なお、労働者の就業場所を変更しようとする場合には、労働者の育児や介護の状況に配慮しなければなりません。 2 また、他の会社へ出向させることが想定される場合、出向に関する規定を設けておく必要があります。 労働者の配置に関する配慮 (第26条) ○ 事業主は、労働者を転勤させようとする場合には、その育児又は介護の状況に配慮しなければなりません。 (1) 事業主は、その雇用する労働者の配置の変更で就業の場所の変更を伴う転勤をさせようとする場合 において、当該労働者の育児や介護の状況に配慮し、労働者が育児や介護を行うことが困難とならないよう意を用いなければなりません。 (2) 配慮することの内容としては、例えば、 ① その労働者の子の養育又は家族の介護の状況を把握すること。 ② 労働者本人の意向を斟酌すること。 ③ 就業場所の変更を行う場合は、子の養育又は家族の介護の代替手段の有無の確認を行うこと。等が考えられます(指針第2の 15)が、これらはあくまでも配慮することの内容の例示であり、他にも様々な配慮が考えられます。 なお、転勤の配慮の対象となる労働者が養育する子には、小学生や中学生も含まれます。
労働者の就業場所を変更しようとする場合には、労働者の何に配慮しなければなりませんか。
労働者の就業場所を変更しようとする場合には、労働者の育児や介護の状況に配慮しなければなりません。
JCRRAG_011202
社内規定
(休職) 第9条 労働者が、次のいずれかに該当するときは、所定の期間休職とする。 ① 業務外の傷病による欠勤が〇か月を超え、なお療養を継続する必要があるため勤務できないとき〇〇年以内 ② 前号のほか、特別な事情があり休職させることが適当と認められるとき 必要な期間 2 休職期間中に休職事由が消滅したときは、原則として元の職務に復帰させる。ただし、元の職務に復帰させることが困難又は不適当な場合には、他の職務に就かせることがある。 3 第1項第1号により休職し、休職期間が満了してもなお傷病が治癒せず就業が困難な場合は、休職期間の満了をもって退職とする。 【第9条 休職】 1 休職とは、業務外での疾病等、主に労働者側の個人的な事情により相当長期間にわたって就労を期待し得ない場合に、労働者としての身分を保有したまま一定期間就労義務を免除する特別な扱いをいいます。なお、本条第1項第2号の「特別な事情」には、公職への就任や刑事事件で起訴された場合等が当たります。 2 休職期間中に休職すべき事由がなくなった場合は、当然に休職が解除され復職となります。 3 休職の定義、休職期間の制限、復職等については、労基法に定めはありません。
休職とはなんですか。
休職とは、業務外での疾病等、主に労働者側の個人的な事情により相当長期間にわたって就労を期待し得ない場合に、労働者としての身分を保有したまま一定期間就労義務を免除する特別な扱いをいいます。
JCRRAG_011203
社内規定
〇年単位の変形労働時間制 対象期間が1か月を超え1年以内の一定の期間を平均した1週間の労働時間を40時間以内に調整し、業務量によって1日の労働時間を変動させることができる制度です。 年単位の変形労働時間制の導入に必要な手続き 労使協定を締結し所轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。 ●労使協定内で定める事項 労使協定内では以下の項目に関して定める必要があります。 ●対象労働者 対象期間(1か月を超える期間)および起算日 対象期間内の特定期間(特に業務が繁忙な期間) 対象期間中の労働日/労働時間 労使協定の有効期間 週の平均労働時間・連続勤務日数 対象期間中の週の平均労働時間は40時間以内であることが必要です。1日の労働時間の上限は10時間、各週の労働時間の上限は52時間と決められています。また、対象期間内の通常の連続労働日数の上限は6日間となっていますが、特定期間については、この制限が緩和され最大連続労働日数は12日間となります。 ●対象期間が3か月を超える場合 1年単位の変形労働時間制の場合の各週の労働時間の上限は52時間と述べましたが、対象期間が3か月を超える場合には、下記の条件を満たす必要があります。 週の労働時間が48時間を超える週は、連続で最大3週間までとなります。 3か月ごとに期間を区切った場合、週の労働時間が48時間を超える週は、最大で3週分となります。 1年間の労働日数の上限は280日となります。 連続労働日数の上限は6日間となります。(特定期間については最大連続労働日数は12日間) 派遣労働者への制度の採用 変形労働時間制はどのような雇用形態の労働者でも適用することが可能ですが、派遣労働者の場合は現実的に難しくなります。それは、派遣労働者は派遣元との間で締結された労働契約を基に、派遣先での指示を受けて業務にあたる雇用形態となるため、変形労働時間制も派遣元での協定が必要となります。派遣元で労使協定が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能です。 〇月単位の変形労働時間制 1か月以内の一定の期間を平均した1週間の労働時間を40時間以内に調整し、業務量によって1日の労働時間を変動させることができる制度です。 ●導入に必要な手続き 労使協定を締結するかまたは就業規則に記載し、所轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。 ※就業規則は、各事業所ごとに、従業員数が10名以上の場合、必ず作成し、労働基準監督署への提出が義務付けられています。 ●労使協定または就業規則内で定める事項 対象労働者 変形期間(1か月を超える期間)および起算日 1週間の法定労働時間を超えない定め 対象期間中の労働日/労働時間 労使協定の有効期間 週の平均労働時間 対象期間中の週の平均労働時間は40時間以内であることが必要です。特例措置対象事業場(従業員数が10名未満の商業、映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業)については44時間となります。 ●派遣労働者への制度の採用 変形労働時間制はどのような雇用形態の労働者でも適用することが可能ですが、派遣労働者の場合は現実的に難しくなります。それは、派遣労働者は派遣元との間で締結された労働契約を基に、派遣先での指示を受けて業務にあたる雇用形態となるため、変形労働時間制も派遣元での協定が必要となります。派遣元で労使協定が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能です。 また、就業規則内に記載する場合ですが、派遣先ごとに就業規則に記載しなければならず、派遣先が変更となった場合や追加となった場合、その都度就業規則を変更しなくてはならず、手間と労力がかかりますので、就業規則内での記載ではなく、労使協定の締結による変形労働時間制の適用をお勧めいたします。"
対象期間中の週の平均労働時間は、何時間以内であることが必要ですか。
対象期間中の週の平均労働時間は、40時間以内であることが必要です。
JCRRAG_011204
社内規定
〇年単位の変形労働時間制 対象期間が1か月を超え1年以内の一定の期間を平均した1週間の労働時間を40時間以内に調整し、業務量によって1日の労働時間を変動させることができる制度です。 年単位の変形労働時間制の導入に必要な手続き 労使協定を締結し所轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。 ●労使協定内で定める事項 労使協定内では以下の項目に関して定める必要があります。 ●対象労働者 対象期間(1か月を超える期間)および起算日 対象期間内の特定期間(特に業務が繁忙な期間) 対象期間中の労働日/労働時間 労使協定の有効期間 週の平均労働時間・連続勤務日数 対象期間中の週の平均労働時間は40時間以内であることが必要です。1日の労働時間の上限は10時間、各週の労働時間の上限は52時間と決められています。また、対象期間内の通常の連続労働日数の上限は6日間となっていますが、特定期間については、この制限が緩和され最大連続労働日数は12日間となります。 ●対象期間が3か月を超える場合 1年単位の変形労働時間制の場合の各週の労働時間の上限は52時間と述べましたが、対象期間が3か月を超える場合には、下記の条件を満たす必要があります。 週の労働時間が48時間を超える週は、連続で最大3週間までとなります。 3か月ごとに期間を区切った場合、週の労働時間が48時間を超える週は、最大で3週分となります。 1年間の労働日数の上限は280日となります。 連続労働日数の上限は6日間となります。(特定期間については最大連続労働日数は12日間) 派遣労働者への制度の採用 変形労働時間制はどのような雇用形態の労働者でも適用することが可能ですが、派遣労働者の場合は現実的に難しくなります。それは、派遣労働者は派遣元との間で締結された労働契約を基に、派遣先での指示を受けて業務にあたる雇用形態となるため、変形労働時間制も派遣元での協定が必要となります。派遣元で労使協定が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能です。 〇月単位の変形労働時間制 1か月以内の一定の期間を平均した1週間の労働時間を40時間以内に調整し、業務量によって1日の労働時間を変動させることができる制度です。 ●導入に必要な手続き 労使協定を締結するかまたは就業規則に記載し、所轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。 ※就業規則は、各事業所ごとに、従業員数が10名以上の場合、必ず作成し、労働基準監督署への提出が義務付けられています。 ●労使協定または就業規則内で定める事項 対象労働者 変形期間(1か月を超える期間)および起算日 1週間の法定労働時間を超えない定め 対象期間中の労働日/労働時間 労使協定の有効期間 週の平均労働時間 対象期間中の週の平均労働時間は40時間以内であることが必要です。特例措置対象事業場(従業員数が10名未満の商業、映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業)については44時間となります。 ●派遣労働者への制度の採用 変形労働時間制はどのような雇用形態の労働者でも適用することが可能ですが、派遣労働者の場合は現実的に難しくなります。それは、派遣労働者は派遣元との間で締結された労働契約を基に、派遣先での指示を受けて業務にあたる雇用形態となるため、変形労働時間制も派遣元での協定が必要となります。派遣元で労使協定が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能です。 また、就業規則内に記載する場合ですが、派遣先ごとに就業規則に記載しなければならず、派遣先が変更となった場合や追加となった場合、その都度就業規則を変更しなくてはならず、手間と労力がかかりますので、就業規則内での記載ではなく、労使協定の締結による変形労働時間制の適用をお勧めいたします。"
派遣元で何が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能ですか。
派遣元で労使協定が締結されていれば、派遣先でも変形労働時間制で働くことが可能です。
JCRRAG_011205
社内規定
第3章 服務規律 (服務) 第10条 労働者は、職務上の責任を自覚し、誠実に職務を遂行するとともに、会社の指示命令に従い、職務能率の向上及び職場秩序の維持に努めなければならない。 (遵守事項) 第11条 労働者は、以下の事項を守らなければならない。 ① 許可なく職務以外の目的で会社の施設、物品等を使用しないこと。 ② 職務に関連して自己の利益を図り、又は他より不当に金品を借用し、若しくは贈与を受ける等不正な行為を行わないこと。 ③ 勤務中は職務に専念し、正当な理由なく勤務場所を離れないこと。 ④ 会社の名誉や信用を損なう行為をしないこと。 ⑤ 在職中及び退職後においても、業務上知り得た会社、取引先等の機密を漏洩しないこと。 ⑥ 酒気を帯びて就業しないこと。 ⑦ その他労働者としてふさわしくない行為をしないこと。 【第10条 服務】 【第11条 遵守事項】 服務規律及び遵守事項については、就業規則に必ず定めなければならない事項ではありませんが、職場の秩序維持に大きな役割を果たすことから、会社にとって労働者に遵守させたい事項を定めてください。 (職場のパワーハラスメントの禁止) 第12条 職務上の地位や人間関係などの職場内の優越的な関係を背景とした、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第12条 職場のパワーハラスメントの禁止】 職場におけるパワーハラスメントを防止するために、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。
服務規律と遵守事項は就業規則に入れる必要があるか。
服務規律及び遵守事項については、就業規則に必ず定めなければならない事項ではありませんが、職場の秩序維持に大きな役割を果たすことから、会社にとって労働者に遵守させたい事項を定めてください。
JCRRAG_011206
社内規定
妊産婦とは 妊産婦(にんさんぷ)とは、妊娠が始まってから出産を経て、産後6~8週間の産褥期と呼ばれる期間が終わるまでの女性を指します。妊婦・産婦・産褥婦を総称して妊産婦といいます。 労働関連法令における妊産婦とは 労働基準法や母子健康法における「妊産婦」とは、妊娠が発覚してから出産を経て、その後1年未満の女子を指します。それぞれの労働関連法令では、女性の母性健康管理措置、母性保護を目的とした決まりが定められています。 労働基準法では、「妊産婦等」について第6章の2(第64条の2~第68条)で就業制限が設けられています。「妊産婦」の就業制限を適用する際に、「産前・産後」の期間の定義や当該人の申請の有無、対象となる業務内容などの決まりがあります。 妊娠、出産をしても医師の判断や自分の判断、家族との判断の中で可能な限り働くことを選ぶ女性が増えてきました。その中で、安心して働き続けることの出来る環境作りや体に過度な負担をかけないための就業制限は、妊産婦にとってとても大切です。そして国のひとつの課題でもある「少子化問題」に対しても、働く妊産婦をサポートすることはとても重要な対策です。妊娠・出産をした女性自身だけでなく、事業主様も、労働基準法の「妊産婦等」をしっかりと理解し、働きやすい環境を作っていくことが大切ですね。 労働基準法における産前・産後 産前・産後の定義 産前とは出産予定日もしくは出産日から起算してそれ以前の6週間(多胎妊娠の場合は14週間)を指します。産後とは出産日翌日から起算してそれ以降の8週間を指します。産前は女性が請求した場合のみ、産後は、6週間を経過するまでは請求の有無にかかわらず強制的に就業させることは出来ません。6週間を経過した後は、女性が請求し、かつ医師が支障がないと認めた業務には就業させることが出来ます 産前休業 産前休業には、出産日も含まれます。 産後休業 産後休業の「出産」とは、妊娠4か月以上の分娩すべてが該当し、「生産」だけでなく「死産」や「流産」も含まれます。
妊産婦とはなんですか。
妊産婦(にんさんぷ)とは、妊娠が始まってから出産を経て、産後6~8週間の産褥期と呼ばれる期間が終わるまでの女性を指します。妊婦・産婦・産褥婦を総称して妊産婦といいます。
JCRRAG_011207
社内規定
妊産婦とは 妊産婦(にんさんぷ)とは、妊娠が始まってから出産を経て、産後6~8週間の産褥期と呼ばれる期間が終わるまでの女性を指します。妊婦・産婦・産褥婦を総称して妊産婦といいます。 労働関連法令における妊産婦とは 労働基準法や母子健康法における「妊産婦」とは、妊娠が発覚してから出産を経て、その後1年未満の女子を指します。それぞれの労働関連法令では、女性の母性健康管理措置、母性保護を目的とした決まりが定められています。 労働基準法では、「妊産婦等」について第6章の2(第64条の2~第68条)で就業制限が設けられています。「妊産婦」の就業制限を適用する際に、「産前・産後」の期間の定義や当該人の申請の有無、対象となる業務内容などの決まりがあります。 妊娠、出産をしても医師の判断や自分の判断、家族との判断の中で可能な限り働くことを選ぶ女性が増えてきました。その中で、安心して働き続けることの出来る環境作りや体に過度な負担をかけないための就業制限は、妊産婦にとってとても大切です。そして国のひとつの課題でもある「少子化問題」に対しても、働く妊産婦をサポートすることはとても重要な対策です。妊娠・出産をした女性自身だけでなく、事業主様も、労働基準法の「妊産婦等」をしっかりと理解し、働きやすい環境を作っていくことが大切ですね。 労働基準法における産前・産後 産前・産後の定義 産前とは出産予定日もしくは出産日から起算してそれ以前の6週間(多胎妊娠の場合は14週間)を指します。産後とは出産日翌日から起算してそれ以降の8週間を指します。産前は女性が請求した場合のみ、産後は、6週間を経過するまでは請求の有無にかかわらず強制的に就業させることは出来ません。6週間を経過した後は、女性が請求し、かつ医師が支障がないと認めた業務には就業させることが出来ます 産前休業 産前休業には、出産日も含まれます。 産後休業 産後休業の「出産」とは、妊娠4か月以上の分娩すべてが該当し、「生産」だけでなく「死産」や「流産」も含まれます。
労働基準法や母子健康法における妊産婦とはなんですか。
労働基準法や母子健康法における「妊産婦」とは、妊娠が発覚してから出産を経て、その後1年未満の女子を指します。
JCRRAG_011208
社内規定
妊産婦とは 妊産婦(にんさんぷ)とは、妊娠が始まってから出産を経て、産後6~8週間の産褥期と呼ばれる期間が終わるまでの女性を指します。妊婦・産婦・産褥婦を総称して妊産婦といいます。 労働関連法令における妊産婦とは 労働基準法や母子健康法における「妊産婦」とは、妊娠が発覚してから出産を経て、その後1年未満の女子を指します。それぞれの労働関連法令では、女性の母性健康管理措置、母性保護を目的とした決まりが定められています。 労働基準法では、「妊産婦等」について第6章の2(第64条の2~第68条)で就業制限が設けられています。「妊産婦」の就業制限を適用する際に、「産前・産後」の期間の定義や当該人の申請の有無、対象となる業務内容などの決まりがあります。 妊娠、出産をしても医師の判断や自分の判断、家族との判断の中で可能な限り働くことを選ぶ女性が増えてきました。その中で、安心して働き続けることの出来る環境作りや体に過度な負担をかけないための就業制限は、妊産婦にとってとても大切です。そして国のひとつの課題でもある「少子化問題」に対しても、働く妊産婦をサポートすることはとても重要な対策です。妊娠・出産をした女性自身だけでなく、事業主様も、労働基準法の「妊産婦等」をしっかりと理解し、働きやすい環境を作っていくことが大切ですね。 労働基準法における産前・産後 産前・産後の定義 産前とは出産予定日もしくは出産日から起算してそれ以前の6週間(多胎妊娠の場合は14週間)を指します。産後とは出産日翌日から起算してそれ以降の8週間を指します。産前は女性が請求した場合のみ、産後は、6週間を経過するまでは請求の有無にかかわらず強制的に就業させることは出来ません。6週間を経過した後は、女性が請求し、かつ医師が支障がないと認めた業務には就業させることが出来ます 産前休業 産前休業には、出産日も含まれます。 産後休業 産後休業の「出産」とは、妊娠4か月以上の分娩すべてが該当し、「生産」だけでなく「死産」や「流産」も含まれます。
産前の定義を教えてください。
産前とは出産予定日もしくは出産日から起算してそれ以前の6週間(多胎妊娠の場合は14週間)を指します。
JCRRAG_011209
社内規定
妊産婦とは 妊産婦(にんさんぷ)とは、妊娠が始まってから出産を経て、産後6~8週間の産褥期と呼ばれる期間が終わるまでの女性を指します。妊婦・産婦・産褥婦を総称して妊産婦といいます。 労働関連法令における妊産婦とは 労働基準法や母子健康法における「妊産婦」とは、妊娠が発覚してから出産を経て、その後1年未満の女子を指します。それぞれの労働関連法令では、女性の母性健康管理措置、母性保護を目的とした決まりが定められています。 労働基準法では、「妊産婦等」について第6章の2(第64条の2~第68条)で就業制限が設けられています。「妊産婦」の就業制限を適用する際に、「産前・産後」の期間の定義や当該人の申請の有無、対象となる業務内容などの決まりがあります。 妊娠、出産をしても医師の判断や自分の判断、家族との判断の中で可能な限り働くことを選ぶ女性が増えてきました。その中で、安心して働き続けることの出来る環境作りや体に過度な負担をかけないための就業制限は、妊産婦にとってとても大切です。そして国のひとつの課題でもある「少子化問題」に対しても、働く妊産婦をサポートすることはとても重要な対策です。妊娠・出産をした女性自身だけでなく、事業主様も、労働基準法の「妊産婦等」をしっかりと理解し、働きやすい環境を作っていくことが大切ですね。 労働基準法における産前・産後 産前・産後の定義 産前とは出産予定日もしくは出産日から起算してそれ以前の6週間(多胎妊娠の場合は14週間)を指します。産後とは出産日翌日から起算してそれ以降の8週間を指します。産前は女性が請求した場合のみ、産後は、6週間を経過するまでは請求の有無にかかわらず強制的に就業させることは出来ません。6週間を経過した後は、女性が請求し、かつ医師が支障がないと認めた業務には就業させることが出来ます 産前休業 産前休業には、出産日も含まれます。 産後休業 産後休業の「出産」とは、妊娠4か月以上の分娩すべてが該当し、「生産」だけでなく「死産」や「流産」も含まれます。
産後の定義を教えてください。
産後とは出産日翌日から起算してそれ以降の8週間を指します。
JCRRAG_011210
社内規定
賃金・報酬の定義 労働者が働いた対価として得られるお金、仕事に従事することによって得られるお金、それぞれのお金には給与や給料、賃金、報酬などいろいろな呼び方があります。このうち、働いて得られるお金を法令上の視点から、労働基準法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律では「賃金」とよび、健康保険や介護保険、厚生年金保険の社会保険の分野では「報酬」と呼ばれます。ここでは、それぞれの正しい定義を理解しましょう。 労働基準法における「賃金」 労働基準法では、賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを指します。 ※この法律で「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいいます。(労働基準法第10条引用) 雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律における「賃金」 労働保険の保険料の徴収等に関する法律や雇用保険法では、「賃金」とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称のいかんを問わず、労働の対償として事業主が労働者に支払うものをいう。 ※この法律で「事業主」とは、当該事業についての法律上の権利義務の主体となるものをいい、したがって、雇用関係については、雇用契約の一方の当事者となるものである。 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。ただし、臨時に受けるもの及び三月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。 ※3か月を超える期間毎に受け取るものは「賞与」にあたります。
労働基準法における賃金とはなんですか。
労働基準法では、賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを指します。
JCRRAG_011211
社内規定
(セクシュアルハラスメントの禁止) 第13条 性的言動により、他の労働者に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第13条 セクシュアルハラスメントの禁止】 職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。 ・セクシュアルハラスメントに該当する性的な言動とは? 性的な内容の発言及び行動を意味します。 均等法第十一条(職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置) 第十一条 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるものとする。 3 第四条第四項及び第五項の規定は、指針の策定及び変更について準用する。この場合において、同条第四項中「聴くほか、都道府県知事の意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替えるものとする。 【性的な言動の例】 1.性的な内容に該当するような発言 性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を意図的に流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなど 2・性的な行動 性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画(ヌードポスター、ヌードスクリーンセイバー等)を配布・掲示すること、強制わいせつ行為、強姦など ・注意・ ●事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者、学校における生徒などもセクシュアルハラスメントの行為者になります。 男性も女性も行為者にも被害者にもなり得るほか、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントに該当する場合には、行為者が取引先など社外の労働者である場合や顧客であるような場合も、行為者が社内の場合と同様の対応が求められます。なお、自社の労働者が取引先の労働者や顧客等へのセクシュアルハラスメントの行為者にならないよう、合わせて周知することが望まれます。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントは、相手の性的指向又は性自認にかかわらず、該当することがあり得ます。 「ホモ」「オカマ」「レズ」などを含む言動は、セクシュアルハラスメントの背景にもなり得ます。 また、性的性質を有する言動はセクシュアルハラスメントに該当します。"
事業主はセクシュアルハラスメントに対して措置を講じる必要があるか。
職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。
JCRRAG_011212
社内規定
(セクシュアルハラスメントの禁止) 第13条 性的言動により、他の労働者に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第13条 セクシュアルハラスメントの禁止】 職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。 ・セクシュアルハラスメントに該当する性的な言動とは? 性的な内容の発言及び行動を意味します。 均等法第十一条(職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置) 第十一条 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるものとする。 3 第四条第四項及び第五項の規定は、指針の策定及び変更について準用する。この場合において、同条第四項中「聴くほか、都道府県知事の意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替えるものとする。 【性的な言動の例】 1.性的な内容に該当するような発言 性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を意図的に流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなど 2・性的な行動 性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画(ヌードポスター、ヌードスクリーンセイバー等)を配布・掲示すること、強制わいせつ行為、強姦など ・注意・ ●事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者、学校における生徒などもセクシュアルハラスメントの行為者になります。 男性も女性も行為者にも被害者にもなり得るほか、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントに該当する場合には、行為者が取引先など社外の労働者である場合や顧客であるような場合も、行為者が社内の場合と同様の対応が求められます。なお、自社の労働者が取引先の労働者や顧客等へのセクシュアルハラスメントの行為者にならないよう、合わせて周知することが望まれます。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントは、相手の性的指向又は性自認にかかわらず、該当することがあり得ます。 「ホモ」「オカマ」「レズ」などを含む言動は、セクシュアルハラスメントの背景にもなり得ます。 また、性的性質を有する言動はセクシュアルハラスメントに該当します。"
性的言動により、誰に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならないとされていますか。
性的言動により、他の労働者に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならないとされています。
JCRRAG_011213
社内規定
(セクシュアルハラスメントの禁止) 第13条 性的言動により、他の労働者に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第13条 セクシュアルハラスメントの禁止】 職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。 ・セクシュアルハラスメントに該当する性的な言動とは? 性的な内容の発言及び行動を意味します。 均等法第十一条(職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置) 第十一条 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるものとする。 3 第四条第四項及び第五項の規定は、指針の策定及び変更について準用する。この場合において、同条第四項中「聴くほか、都道府県知事の意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替えるものとする。 【性的な言動の例】 1.性的な内容に該当するような発言 性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を意図的に流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなど 2・性的な行動 性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画(ヌードポスター、ヌードスクリーンセイバー等)を配布・掲示すること、強制わいせつ行為、強姦など ・注意・ ●事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者、学校における生徒などもセクシュアルハラスメントの行為者になります。 男性も女性も行為者にも被害者にもなり得るほか、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントに該当する場合には、行為者が取引先など社外の労働者である場合や顧客であるような場合も、行為者が社内の場合と同様の対応が求められます。なお、自社の労働者が取引先の労働者や顧客等へのセクシュアルハラスメントの行為者にならないよう、合わせて周知することが望まれます。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントは、相手の性的指向又は性自認にかかわらず、該当することがあり得ます。 「ホモ」「オカマ」「レズ」などを含む言動は、セクシュアルハラスメントの背景にもなり得ます。 また、性的性質を有する言動はセクシュアルハラスメントに該当します。"
前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるのは誰ですか。
前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるのは厚生労働大臣です。
JCRRAG_011214
社内規定
(セクシュアルハラスメントの禁止) 第13条 性的言動により、他の労働者に不利益や不快感を与えたり、就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第13条 セクシュアルハラスメントの禁止】 職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています。 ・セクシュアルハラスメントに該当する性的な言動とは? 性的な内容の発言及び行動を意味します。 均等法第十一条(職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置) 第十一条 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるものとする。 3 第四条第四項及び第五項の規定は、指針の策定及び変更について準用する。この場合において、同条第四項中「聴くほか、都道府県知事の意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替えるものとする。 【性的な言動の例】 1.性的な内容に該当するような発言 性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を意図的に流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなど 2・性的な行動 性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画(ヌードポスター、ヌードスクリーンセイバー等)を配布・掲示すること、強制わいせつ行為、強姦など ・注意・ ●事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者、学校における生徒などもセクシュアルハラスメントの行為者になります。 男性も女性も行為者にも被害者にもなり得るほか、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントに該当する場合には、行為者が取引先など社外の労働者である場合や顧客であるような場合も、行為者が社内の場合と同様の対応が求められます。なお、自社の労働者が取引先の労働者や顧客等へのセクシュアルハラスメントの行為者にならないよう、合わせて周知することが望まれます。 ●職場におけるセクシュアルハラスメントは、相手の性的指向又は性自認にかかわらず、該当することがあり得ます。 「ホモ」「オカマ」「レズ」などを含む言動は、セクシュアルハラスメントの背景にもなり得ます。 また、性的性質を有する言動はセクシュアルハラスメントに該当します。"
事業主、上司、同僚に限らず、セクシュアルハラスメントの行為者になるのは誰ですか。
事業主、上司、同僚に限らず、セクシュアルハラスメントの行為者になるのは、取引先、顧客、患者、学校における生徒などです。
JCRRAG_011215
社内規定
(妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止) 第14条 妊娠・出産等に関する言動及び妊娠・出産・育児・介護等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第14条 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止】 職場における妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています(均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条)。 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。  妊娠等の状態や育児休業制度等の利用等と嫌がらせ等となる行為の間に因果関係があるものがハラスメントに該当します。  なお、業務分担や安全配慮等の観点から、客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものはハラスメントには該当しません。 「業務上の必要性」の判断 部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。妊娠中に医師等から休業指示が出た場合のように、労働者の体調を考慮してすぐに対応しなければならない休業についてまで、「業務が回らないから」といった理由で上司が休業を妨げる場合はハラスメントに該当します。しかし、ある程度調整が可能な休業等(例えば、定期的な妊婦健診の日時)について、その時期をずらすことが可能か労働者の意向を確認するといった行為までがハラスメントとして禁止されるものではありません。 (1) 解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの  労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。 ●ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする、利用した)女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする、利用した)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司です。 ●「解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの」とは、労働者への直接的な言動である場合に該当し、1回の言動でも該当します。 (2) 制度等の利用の請求等又は制度等の利用を阻害するもの  以下のような言動が該当します。 ①労働者が制度の利用の請求をしたい旨を上司に相談したところ、上司がその労働者に対し、請求をしないように言うこと。 ②労働者が制度の利用の請求をしたところ、上司がその労働者に対し、請求を取り下げるよう言うこと。 ③労働者が制度の利用の請求をしたい旨を同僚に伝えたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、請求をしないように言うこと。 ④労働者が制度利用の請求をしたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、その請求等を取り下げるよう言うこと。 ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする) 女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司・同僚です。 ●労働者への直接的な言動である場合に該当します。また、単に言動があるのみでは該当せず、客観的にみて、一般的な労働者であれば、制度等の利用をあきらめざるを得ない状況になるような言動を指します。 ●上司がこのような言動を行った場合は、1回でも該当しますが、同僚がこのような言動を行った場合については、繰り返し又は継続的なもの(意に反することを伝えているにもかかわらず、さらにこのような言動が行われる場合を含み、この場合はさらに繰り返し又は継続的であることは要しません)が該当します。 ●労働者が制度の利用を請求したところ、上司が個人的に請求を取り下げるよう言う場合については、ハラスメントに該当し、事業主は措置を講じる必要があります。  一方、単に上司が個人的に請求等を取り下げるよう言うのではなく、事業主として請求等を取り下げさせる(制度等の利用を認めない)場合については、そもそも制度等の利用ができる旨規定している各法(例えば産前休業の取得であれば労働基準法第 65 条第1項)に違反することになります。 ●事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。ただし、職場復帰のタイミングは労働者の選択に委ねられることに留意が必要です。 (その他あらゆるハラスメントの禁止) 第15条 第12条から前条までに規定するもののほか、性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第15条 その他あらゆるハラスメントの禁止】 恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことを「性的指向」、自己の性別についての認識のことを「性自認」といいます。性的指向や性自認への理解を深め、差別的言動や嫌がらせ(ハラスメント)が起こらないようにすることが重要です。
職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、誰の就業環境が害されることですか。
職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。
JCRRAG_011216
社内規定
(妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止) 第14条 妊娠・出産等に関する言動及び妊娠・出産・育児・介護等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第14条 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止】 職場における妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています(均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条)。 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。  妊娠等の状態や育児休業制度等の利用等と嫌がらせ等となる行為の間に因果関係があるものがハラスメントに該当します。  なお、業務分担や安全配慮等の観点から、客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものはハラスメントには該当しません。 「業務上の必要性」の判断 部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。妊娠中に医師等から休業指示が出た場合のように、労働者の体調を考慮してすぐに対応しなければならない休業についてまで、「業務が回らないから」といった理由で上司が休業を妨げる場合はハラスメントに該当します。しかし、ある程度調整が可能な休業等(例えば、定期的な妊婦健診の日時)について、その時期をずらすことが可能か労働者の意向を確認するといった行為までがハラスメントとして禁止されるものではありません。 (1) 解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの  労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。 ●ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする、利用した)女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする、利用した)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司です。 ●「解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの」とは、労働者への直接的な言動である場合に該当し、1回の言動でも該当します。 (2) 制度等の利用の請求等又は制度等の利用を阻害するもの  以下のような言動が該当します。 ①労働者が制度の利用の請求をしたい旨を上司に相談したところ、上司がその労働者に対し、請求をしないように言うこと。 ②労働者が制度の利用の請求をしたところ、上司がその労働者に対し、請求を取り下げるよう言うこと。 ③労働者が制度の利用の請求をしたい旨を同僚に伝えたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、請求をしないように言うこと。 ④労働者が制度利用の請求をしたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、その請求等を取り下げるよう言うこと。 ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする) 女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司・同僚です。 ●労働者への直接的な言動である場合に該当します。また、単に言動があるのみでは該当せず、客観的にみて、一般的な労働者であれば、制度等の利用をあきらめざるを得ない状況になるような言動を指します。 ●上司がこのような言動を行った場合は、1回でも該当しますが、同僚がこのような言動を行った場合については、繰り返し又は継続的なもの(意に反することを伝えているにもかかわらず、さらにこのような言動が行われる場合を含み、この場合はさらに繰り返し又は継続的であることは要しません)が該当します。 ●労働者が制度の利用を請求したところ、上司が個人的に請求を取り下げるよう言う場合については、ハラスメントに該当し、事業主は措置を講じる必要があります。  一方、単に上司が個人的に請求等を取り下げるよう言うのではなく、事業主として請求等を取り下げさせる(制度等の利用を認めない)場合については、そもそも制度等の利用ができる旨規定している各法(例えば産前休業の取得であれば労働基準法第 65 条第1項)に違反することになります。 ●事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。ただし、職場復帰のタイミングは労働者の選択に委ねられることに留意が必要です。 (その他あらゆるハラスメントの禁止) 第15条 第12条から前条までに規定するもののほか、性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第15条 その他あらゆるハラスメントの禁止】 恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことを「性的指向」、自己の性別についての認識のことを「性自認」といいます。性的指向や性自認への理解を深め、差別的言動や嫌がらせ(ハラスメント)が起こらないようにすることが重要です。
部下が休業するとなると、上司としてはなにを行う必要がありますか。
部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。
JCRRAG_011217
社内規定
(妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止) 第14条 妊娠・出産等に関する言動及び妊娠・出産・育児・介護等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第14条 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止】 職場における妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています(均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条)。 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。  妊娠等の状態や育児休業制度等の利用等と嫌がらせ等となる行為の間に因果関係があるものがハラスメントに該当します。  なお、業務分担や安全配慮等の観点から、客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものはハラスメントには該当しません。 「業務上の必要性」の判断 部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。妊娠中に医師等から休業指示が出た場合のように、労働者の体調を考慮してすぐに対応しなければならない休業についてまで、「業務が回らないから」といった理由で上司が休業を妨げる場合はハラスメントに該当します。しかし、ある程度調整が可能な休業等(例えば、定期的な妊婦健診の日時)について、その時期をずらすことが可能か労働者の意向を確認するといった行為までがハラスメントとして禁止されるものではありません。 (1) 解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの  労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。 ●ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする、利用した)女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする、利用した)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司です。 ●「解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの」とは、労働者への直接的な言動である場合に該当し、1回の言動でも該当します。 (2) 制度等の利用の請求等又は制度等の利用を阻害するもの  以下のような言動が該当します。 ①労働者が制度の利用の請求をしたい旨を上司に相談したところ、上司がその労働者に対し、請求をしないように言うこと。 ②労働者が制度の利用の請求をしたところ、上司がその労働者に対し、請求を取り下げるよう言うこと。 ③労働者が制度の利用の請求をしたい旨を同僚に伝えたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、請求をしないように言うこと。 ④労働者が制度利用の請求をしたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、その請求等を取り下げるよう言うこと。 ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする) 女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司・同僚です。 ●労働者への直接的な言動である場合に該当します。また、単に言動があるのみでは該当せず、客観的にみて、一般的な労働者であれば、制度等の利用をあきらめざるを得ない状況になるような言動を指します。 ●上司がこのような言動を行った場合は、1回でも該当しますが、同僚がこのような言動を行った場合については、繰り返し又は継続的なもの(意に反することを伝えているにもかかわらず、さらにこのような言動が行われる場合を含み、この場合はさらに繰り返し又は継続的であることは要しません)が該当します。 ●労働者が制度の利用を請求したところ、上司が個人的に請求を取り下げるよう言う場合については、ハラスメントに該当し、事業主は措置を講じる必要があります。  一方、単に上司が個人的に請求等を取り下げるよう言うのではなく、事業主として請求等を取り下げさせる(制度等の利用を認めない)場合については、そもそも制度等の利用ができる旨規定している各法(例えば産前休業の取得であれば労働基準法第 65 条第1項)に違反することになります。 ●事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。ただし、職場復帰のタイミングは労働者の選択に委ねられることに留意が必要です。 (その他あらゆるハラスメントの禁止) 第15条 第12条から前条までに規定するもののほか、性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第15条 その他あらゆるハラスメントの禁止】 恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことを「性的指向」、自己の性別についての認識のことを「性自認」といいます。性的指向や性自認への理解を深め、差別的言動や嫌がらせ(ハラスメント)が起こらないようにすることが重要です。
ハラスメントにおける解雇その他不利益な取扱いを示唆するものとはなんですか。
労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。
JCRRAG_011218
社内規定
(妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止) 第14条 妊娠・出産等に関する言動及び妊娠・出産・育児・介護等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第14条 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止】 職場における妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています(均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条)。 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。  妊娠等の状態や育児休業制度等の利用等と嫌がらせ等となる行為の間に因果関係があるものがハラスメントに該当します。  なお、業務分担や安全配慮等の観点から、客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものはハラスメントには該当しません。 「業務上の必要性」の判断 部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。妊娠中に医師等から休業指示が出た場合のように、労働者の体調を考慮してすぐに対応しなければならない休業についてまで、「業務が回らないから」といった理由で上司が休業を妨げる場合はハラスメントに該当します。しかし、ある程度調整が可能な休業等(例えば、定期的な妊婦健診の日時)について、その時期をずらすことが可能か労働者の意向を確認するといった行為までがハラスメントとして禁止されるものではありません。 (1) 解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの  労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。 ●ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする、利用した)女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする、利用した)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司です。 ●「解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの」とは、労働者への直接的な言動である場合に該当し、1回の言動でも該当します。 (2) 制度等の利用の請求等又は制度等の利用を阻害するもの  以下のような言動が該当します。 ①労働者が制度の利用の請求をしたい旨を上司に相談したところ、上司がその労働者に対し、請求をしないように言うこと。 ②労働者が制度の利用の請求をしたところ、上司がその労働者に対し、請求を取り下げるよう言うこと。 ③労働者が制度の利用の請求をしたい旨を同僚に伝えたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、請求をしないように言うこと。 ④労働者が制度利用の請求をしたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、その請求等を取り下げるよう言うこと。 ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする) 女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司・同僚です。 ●労働者への直接的な言動である場合に該当します。また、単に言動があるのみでは該当せず、客観的にみて、一般的な労働者であれば、制度等の利用をあきらめざるを得ない状況になるような言動を指します。 ●上司がこのような言動を行った場合は、1回でも該当しますが、同僚がこのような言動を行った場合については、繰り返し又は継続的なもの(意に反することを伝えているにもかかわらず、さらにこのような言動が行われる場合を含み、この場合はさらに繰り返し又は継続的であることは要しません)が該当します。 ●労働者が制度の利用を請求したところ、上司が個人的に請求を取り下げるよう言う場合については、ハラスメントに該当し、事業主は措置を講じる必要があります。  一方、単に上司が個人的に請求等を取り下げるよう言うのではなく、事業主として請求等を取り下げさせる(制度等の利用を認めない)場合については、そもそも制度等の利用ができる旨規定している各法(例えば産前休業の取得であれば労働基準法第 65 条第1項)に違反することになります。 ●事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。ただし、職場復帰のタイミングは労働者の選択に委ねられることに留意が必要です。 (その他あらゆるハラスメントの禁止) 第15条 第12条から前条までに規定するもののほか、性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第15条 その他あらゆるハラスメントの禁止】 恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことを「性的指向」、自己の性別についての認識のことを「性自認」といいます。性的指向や性自認への理解を深め、差別的言動や嫌がらせ(ハラスメント)が起こらないようにすることが重要です。
育児休業等の利用をしている労働者に早期の職場復帰を促すのはハラスメントになるのか。
事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。
JCRRAG_011219
社内規定
(妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止) 第14条 妊娠・出産等に関する言動及び妊娠・出産・育児・介護等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第14条 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントの禁止】 職場における妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントを防止するため、事業主は、雇用管理上必要な措置を講じなければならないこととされています(均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条)。 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントとは、「職場」において行われる上司・同僚からの言動(妊娠・出産したこと、育児休業等の利用に関する言動)により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害されることです。  妊娠等の状態や育児休業制度等の利用等と嫌がらせ等となる行為の間に因果関係があるものがハラスメントに該当します。  なお、業務分担や安全配慮等の観点から、客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものはハラスメントには該当しません。 「業務上の必要性」の判断 部下が休業するとなると、上司としては業務の調整を行う必要があります。妊娠中に医師等から休業指示が出た場合のように、労働者の体調を考慮してすぐに対応しなければならない休業についてまで、「業務が回らないから」といった理由で上司が休業を妨げる場合はハラスメントに該当します。しかし、ある程度調整が可能な休業等(例えば、定期的な妊婦健診の日時)について、その時期をずらすことが可能か労働者の意向を確認するといった行為までがハラスメントとして禁止されるものではありません。 (1) 解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの  労働者が、制度等の利用の請求等(措置の求め、請求又は申出をいう。以下同じ。)をしたい旨を上司に相談したことや制度等の利用の請求等をしたこと、制度等の利用をしたことにより、上司がその労働者に対し、解雇その他不利益な取扱いを示唆することです。 ●ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする、利用した)女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする、利用した)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司です。 ●「解雇その他不利益な取扱いを示唆するもの」とは、労働者への直接的な言動である場合に該当し、1回の言動でも該当します。 (2) 制度等の利用の請求等又は制度等の利用を阻害するもの  以下のような言動が該当します。 ①労働者が制度の利用の請求をしたい旨を上司に相談したところ、上司がその労働者に対し、請求をしないように言うこと。 ②労働者が制度の利用の請求をしたところ、上司がその労働者に対し、請求を取り下げるよう言うこと。 ③労働者が制度の利用の請求をしたい旨を同僚に伝えたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、請求をしないように言うこと。 ④労働者が制度利用の請求をしたところ、同僚がその労働者に対し、繰り返し又は継続的に、その請求等を取り下げるよう言うこと。 ハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産に関する制度を利用する(利用しようとする) 女性労働者及び育児 ・ 介護に関する制度等を利用する(利用しようとする)男女労働者です。 ●ハラスメント行為者となり得るのは、上司・同僚です。 ●労働者への直接的な言動である場合に該当します。また、単に言動があるのみでは該当せず、客観的にみて、一般的な労働者であれば、制度等の利用をあきらめざるを得ない状況になるような言動を指します。 ●上司がこのような言動を行った場合は、1回でも該当しますが、同僚がこのような言動を行った場合については、繰り返し又は継続的なもの(意に反することを伝えているにもかかわらず、さらにこのような言動が行われる場合を含み、この場合はさらに繰り返し又は継続的であることは要しません)が該当します。 ●労働者が制度の利用を請求したところ、上司が個人的に請求を取り下げるよう言う場合については、ハラスメントに該当し、事業主は措置を講じる必要があります。  一方、単に上司が個人的に請求等を取り下げるよう言うのではなく、事業主として請求等を取り下げさせる(制度等の利用を認めない)場合については、そもそも制度等の利用ができる旨規定している各法(例えば産前休業の取得であれば労働基準法第 65 条第1項)に違反することになります。 ●事業主が労働者の事情やキャリアを考慮して、育児休業等からの早期の職場復帰を促すこと自体は制度等の利用が阻害されるものに該当しません。ただし、職場復帰のタイミングは労働者の選択に委ねられることに留意が必要です。 (その他あらゆるハラスメントの禁止) 第15条 第12条から前条までに規定するもののほか、性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことをしてはならない。 【第15条 その他あらゆるハラスメントの禁止】 恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことを「性的指向」、自己の性別についての認識のことを「性自認」といいます。性的指向や性自認への理解を深め、差別的言動や嫌がらせ(ハラスメント)が起こらないようにすることが重要です。
「性的指向」とはなんですか。
「性的指向」とは、恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向のことです。
JCRRAG_011220
社内規定
(始業及び終業時刻の記録) 第17条 労働者は、始業及び終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなければならない。 【第17条 始業及び終業時刻の記録】 労働時間の管理については、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、使用者が講ずべき措置が具体的に示されています。使用者は、このガイドラインを遵守し、労働時間を適正に把握する等適切な時間管理を行ってください。 なお、事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間(ログインからログアウトまでの時間)の記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければなりません。 (参考) 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(抜粋)」 1. 趣旨 労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。 2. 労働時間の考え方 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。そのため、次のアからウのような時間は、労働時間として扱わなければならないこと。 (ア) 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間 (イ) 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」) (ウ) 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間 3. 始業・終業時刻の確認及び記録 使用者は、労働時間を適正に管理するため、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、これを記録すること。 4. 始業・終業時刻の確認及び記録の原則的な方法 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 (ア) 使用者が、自ら現認することによりこれを確認し、記録すること。 (イ) タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。 5. 自己申告制により始業・終業時刻の確認及び記録を行う場合の措置 3の方法によることなく、自己申告制により行わざるを得ない場合、使用者は次の措置を講ずること。 (ア) 自己申告制の対象となる労働者に対して、本ガイドラインを踏まえ、労働時間の実態を正しく記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと。 (イ) 実際に労働時間を管理する者に対して、自己申告制の適正な運用を含め、本ガイドラインに従い講ずべき措置について十分な説明を行うこと。 (ウ) 自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 特に、入退場記録やパソコンの使用時間の記録など、事業場内にいた時間の分かるデータを有している場合に、労働者からの自己申告により把握した労働時間と当該データで分かった事業場内にいた時間との間に著しい乖離が生じているときには、実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 (エ) 自己申告した労働時間を超えて事業場内にいる時間について、その理由等を労働者に報告させる場合には、当該報告が適正に行われているかについて確認すること。 その際、休憩や自主的な研修、教育訓練、学習等であるため労働時間ではないと報告されていても、実際には、使用者の指示により業務に従事しているなど使用者の指揮命令下に置かれていたと認められる時間については、労働時間として扱わなければならないこと。 (オ) 自己申告制は、労働者による適正な申告を前提として成り立つものである。このため、使用者は、労働者が自己申告できる時間外労働の時間数に上限を設け、上限を超える申告を認めない等、労働者による労働時間の適正な申告を阻害する措置を講じてはならないこと。 また、時間外労働時間の削減のための社内通達や時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となっていないかについて確認するとともに、当該要因となっている場合においては、改善のための措置を講ずること。 さらに、労働基準法の定める法定労働時間や時間外労働に関する労使協定(いわゆる 36 協定)により延長することができる時間数を遵守することは当然であるが、実際には延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、実際に労働時間を管理する者や労働者等において、慣習的に行われていないかについても確認すること 6.賃金台帳の適正な調製 使用者は、労働基準法第108条及び同法施行規則第54条により、労働者ごとに、労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数といった事項を適正に記入しなければならないこと。また、賃金台帳にこれらの事項を記入していない場合や、故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合は、同法第120条に基づき、30万円以下の罰金に処されること。 7.労働時間の記録に関する書類の保存 使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならないこと。 (遅刻、早退、欠勤等) 第18条 労働者は遅刻、早退若しくは欠勤をし、又は勤務時間中に私用で事業場から外出する際は、事前に に対し申し出るとともに、承認を受けなければならない。ただし、やむを得ない理由で事前に申し出ることができなかった場合は、事後に速やかに届出をし、承認を得なければならない。 2 前項の場合は、第45条に定めるところにより、原則として不就労分に対応する賃金は控除する。 3 傷病のため継続して 日以上欠勤するときは、医師の診断書を提出しなければならない。 【第18条 遅刻、早退、欠勤等】 1 本規程例では労働者が遅刻、早退若しくは欠勤等をする場合、事前の申出と会社の承認を得ることとしていますが、どのような手続を規定するかは各事業場で決めることです。しかし、こうした手続を取ることは会社の秩序を維持する上でも重要なこととなりますので、明確に定めてください。 2 欠勤何日以上で医師の診断書を提出させるかは、各事業場で決めることです。
使用者は労働者の労働時間を管理する必要があるのか。
労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。
JCRRAG_011221
社内規定
(始業及び終業時刻の記録) 第17条 労働者は、始業及び終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなければならない。 【第17条 始業及び終業時刻の記録】 労働時間の管理については、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、使用者が講ずべき措置が具体的に示されています。使用者は、このガイドラインを遵守し、労働時間を適正に把握する等適切な時間管理を行ってください。 なお、事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間(ログインからログアウトまでの時間)の記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければなりません。 (参考) 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(抜粋)」 1. 趣旨 労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。 2. 労働時間の考え方 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。そのため、次のアからウのような時間は、労働時間として扱わなければならないこと。 (ア) 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間 (イ) 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」) (ウ) 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間 3. 始業・終業時刻の確認及び記録 使用者は、労働時間を適正に管理するため、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、これを記録すること。 4. 始業・終業時刻の確認及び記録の原則的な方法 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 (ア) 使用者が、自ら現認することによりこれを確認し、記録すること。 (イ) タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。 5. 自己申告制により始業・終業時刻の確認及び記録を行う場合の措置 3の方法によることなく、自己申告制により行わざるを得ない場合、使用者は次の措置を講ずること。 (ア) 自己申告制の対象となる労働者に対して、本ガイドラインを踏まえ、労働時間の実態を正しく記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと。 (イ) 実際に労働時間を管理する者に対して、自己申告制の適正な運用を含め、本ガイドラインに従い講ずべき措置について十分な説明を行うこと。 (ウ) 自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 特に、入退場記録やパソコンの使用時間の記録など、事業場内にいた時間の分かるデータを有している場合に、労働者からの自己申告により把握した労働時間と当該データで分かった事業場内にいた時間との間に著しい乖離が生じているときには、実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 (エ) 自己申告した労働時間を超えて事業場内にいる時間について、その理由等を労働者に報告させる場合には、当該報告が適正に行われているかについて確認すること。 その際、休憩や自主的な研修、教育訓練、学習等であるため労働時間ではないと報告されていても、実際には、使用者の指示により業務に従事しているなど使用者の指揮命令下に置かれていたと認められる時間については、労働時間として扱わなければならないこと。 (オ) 自己申告制は、労働者による適正な申告を前提として成り立つものである。このため、使用者は、労働者が自己申告できる時間外労働の時間数に上限を設け、上限を超える申告を認めない等、労働者による労働時間の適正な申告を阻害する措置を講じてはならないこと。 また、時間外労働時間の削減のための社内通達や時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となっていないかについて確認するとともに、当該要因となっている場合においては、改善のための措置を講ずること。 さらに、労働基準法の定める法定労働時間や時間外労働に関する労使協定(いわゆる 36 協定)により延長することができる時間数を遵守することは当然であるが、実際には延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、実際に労働時間を管理する者や労働者等において、慣習的に行われていないかについても確認すること 6.賃金台帳の適正な調製 使用者は、労働基準法第108条及び同法施行規則第54条により、労働者ごとに、労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数といった事項を適正に記入しなければならないこと。また、賃金台帳にこれらの事項を記入していない場合や、故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合は、同法第120条に基づき、30万円以下の罰金に処されること。 7.労働時間の記録に関する書類の保存 使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならないこと。 (遅刻、早退、欠勤等) 第18条 労働者は遅刻、早退若しくは欠勤をし、又は勤務時間中に私用で事業場から外出する際は、事前に に対し申し出るとともに、承認を受けなければならない。ただし、やむを得ない理由で事前に申し出ることができなかった場合は、事後に速やかに届出をし、承認を得なければならない。 2 前項の場合は、第45条に定めるところにより、原則として不就労分に対応する賃金は控除する。 3 傷病のため継続して 日以上欠勤するときは、医師の診断書を提出しなければならない。 【第18条 遅刻、早退、欠勤等】 1 本規程例では労働者が遅刻、早退若しくは欠勤等をする場合、事前の申出と会社の承認を得ることとしていますが、どのような手続を規定するかは各事業場で決めることです。しかし、こうした手続を取ることは会社の秩序を維持する上でも重要なこととなりますので、明確に定めてください。 2 欠勤何日以上で医師の診断書を提出させるかは、各事業場で決めることです。
使用者の指示による業務に必要な学習を行っていた時間は労働時間と見なさなくてよいのか。
労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。
JCRRAG_011222
社内規定
(始業及び終業時刻の記録) 第17条 労働者は、始業及び終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなければならない。 【第17条 始業及び終業時刻の記録】 労働時間の管理については、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、使用者が講ずべき措置が具体的に示されています。使用者は、このガイドラインを遵守し、労働時間を適正に把握する等適切な時間管理を行ってください。 なお、事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間(ログインからログアウトまでの時間)の記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければなりません。 (参考) 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(抜粋)」 1. 趣旨 労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。 2. 労働時間の考え方 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。そのため、次のアからウのような時間は、労働時間として扱わなければならないこと。 (ア) 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間 (イ) 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」) (ウ) 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間 3. 始業・終業時刻の確認及び記録 使用者は、労働時間を適正に管理するため、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、これを記録すること。 4. 始業・終業時刻の確認及び記録の原則的な方法 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 (ア) 使用者が、自ら現認することによりこれを確認し、記録すること。 (イ) タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。 5. 自己申告制により始業・終業時刻の確認及び記録を行う場合の措置 3の方法によることなく、自己申告制により行わざるを得ない場合、使用者は次の措置を講ずること。 (ア) 自己申告制の対象となる労働者に対して、本ガイドラインを踏まえ、労働時間の実態を正しく記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと。 (イ) 実際に労働時間を管理する者に対して、自己申告制の適正な運用を含め、本ガイドラインに従い講ずべき措置について十分な説明を行うこと。 (ウ) 自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 特に、入退場記録やパソコンの使用時間の記録など、事業場内にいた時間の分かるデータを有している場合に、労働者からの自己申告により把握した労働時間と当該データで分かった事業場内にいた時間との間に著しい乖離が生じているときには、実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 (エ) 自己申告した労働時間を超えて事業場内にいる時間について、その理由等を労働者に報告させる場合には、当該報告が適正に行われているかについて確認すること。 その際、休憩や自主的な研修、教育訓練、学習等であるため労働時間ではないと報告されていても、実際には、使用者の指示により業務に従事しているなど使用者の指揮命令下に置かれていたと認められる時間については、労働時間として扱わなければならないこと。 (オ) 自己申告制は、労働者による適正な申告を前提として成り立つものである。このため、使用者は、労働者が自己申告できる時間外労働の時間数に上限を設け、上限を超える申告を認めない等、労働者による労働時間の適正な申告を阻害する措置を講じてはならないこと。 また、時間外労働時間の削減のための社内通達や時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となっていないかについて確認するとともに、当該要因となっている場合においては、改善のための措置を講ずること。 さらに、労働基準法の定める法定労働時間や時間外労働に関する労使協定(いわゆる 36 協定)により延長することができる時間数を遵守することは当然であるが、実際には延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、実際に労働時間を管理する者や労働者等において、慣習的に行われていないかについても確認すること 6.賃金台帳の適正な調製 使用者は、労働基準法第108条及び同法施行規則第54条により、労働者ごとに、労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数といった事項を適正に記入しなければならないこと。また、賃金台帳にこれらの事項を記入していない場合や、故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合は、同法第120条に基づき、30万円以下の罰金に処されること。 7.労働時間の記録に関する書類の保存 使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならないこと。 (遅刻、早退、欠勤等) 第18条 労働者は遅刻、早退若しくは欠勤をし、又は勤務時間中に私用で事業場から外出する際は、事前に に対し申し出るとともに、承認を受けなければならない。ただし、やむを得ない理由で事前に申し出ることができなかった場合は、事後に速やかに届出をし、承認を得なければならない。 2 前項の場合は、第45条に定めるところにより、原則として不就労分に対応する賃金は控除する。 3 傷病のため継続して 日以上欠勤するときは、医師の診断書を提出しなければならない。 【第18条 遅刻、早退、欠勤等】 1 本規程例では労働者が遅刻、早退若しくは欠勤等をする場合、事前の申出と会社の承認を得ることとしていますが、どのような手続を規定するかは各事業場で決めることです。しかし、こうした手続を取ることは会社の秩序を維持する上でも重要なこととなりますので、明確に定めてください。 2 欠勤何日以上で医師の診断書を提出させるかは、各事業場で決めることです。
必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすることになっているのは、なにについてですか。
必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすることになっているのは、自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについてです。
JCRRAG_011223
社内規定
(始業及び終業時刻の記録) 第17条 労働者は、始業及び終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなければならない。 【第17条 始業及び終業時刻の記録】 労働時間の管理については、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、使用者が講ずべき措置が具体的に示されています。使用者は、このガイドラインを遵守し、労働時間を適正に把握する等適切な時間管理を行ってください。 なお、事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間(ログインからログアウトまでの時間)の記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければなりません。 (参考) 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(抜粋)」 1. 趣旨 労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。 2. 労働時間の考え方 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。そのため、次のアからウのような時間は、労働時間として扱わなければならないこと。 (ア) 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間 (イ) 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」) (ウ) 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間 3. 始業・終業時刻の確認及び記録 使用者は、労働時間を適正に管理するため、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、これを記録すること。 4. 始業・終業時刻の確認及び記録の原則的な方法 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 (ア) 使用者が、自ら現認することによりこれを確認し、記録すること。 (イ) タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。 5. 自己申告制により始業・終業時刻の確認及び記録を行う場合の措置 3の方法によることなく、自己申告制により行わざるを得ない場合、使用者は次の措置を講ずること。 (ア) 自己申告制の対象となる労働者に対して、本ガイドラインを踏まえ、労働時間の実態を正しく記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと。 (イ) 実際に労働時間を管理する者に対して、自己申告制の適正な運用を含め、本ガイドラインに従い講ずべき措置について十分な説明を行うこと。 (ウ) 自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 特に、入退場記録やパソコンの使用時間の記録など、事業場内にいた時間の分かるデータを有している場合に、労働者からの自己申告により把握した労働時間と当該データで分かった事業場内にいた時間との間に著しい乖離が生じているときには、実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 (エ) 自己申告した労働時間を超えて事業場内にいる時間について、その理由等を労働者に報告させる場合には、当該報告が適正に行われているかについて確認すること。 その際、休憩や自主的な研修、教育訓練、学習等であるため労働時間ではないと報告されていても、実際には、使用者の指示により業務に従事しているなど使用者の指揮命令下に置かれていたと認められる時間については、労働時間として扱わなければならないこと。 (オ) 自己申告制は、労働者による適正な申告を前提として成り立つものである。このため、使用者は、労働者が自己申告できる時間外労働の時間数に上限を設け、上限を超える申告を認めない等、労働者による労働時間の適正な申告を阻害する措置を講じてはならないこと。 また、時間外労働時間の削減のための社内通達や時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となっていないかについて確認するとともに、当該要因となっている場合においては、改善のための措置を講ずること。 さらに、労働基準法の定める法定労働時間や時間外労働に関する労使協定(いわゆる 36 協定)により延長することができる時間数を遵守することは当然であるが、実際には延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、実際に労働時間を管理する者や労働者等において、慣習的に行われていないかについても確認すること 6.賃金台帳の適正な調製 使用者は、労働基準法第108条及び同法施行規則第54条により、労働者ごとに、労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数といった事項を適正に記入しなければならないこと。また、賃金台帳にこれらの事項を記入していない場合や、故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合は、同法第120条に基づき、30万円以下の罰金に処されること。 7.労働時間の記録に関する書類の保存 使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならないこと。 (遅刻、早退、欠勤等) 第18条 労働者は遅刻、早退若しくは欠勤をし、又は勤務時間中に私用で事業場から外出する際は、事前に に対し申し出るとともに、承認を受けなければならない。ただし、やむを得ない理由で事前に申し出ることができなかった場合は、事後に速やかに届出をし、承認を得なければならない。 2 前項の場合は、第45条に定めるところにより、原則として不就労分に対応する賃金は控除する。 3 傷病のため継続して 日以上欠勤するときは、医師の診断書を提出しなければならない。 【第18条 遅刻、早退、欠勤等】 1 本規程例では労働者が遅刻、早退若しくは欠勤等をする場合、事前の申出と会社の承認を得ることとしていますが、どのような手続を規定するかは各事業場で決めることです。しかし、こうした手続を取ることは会社の秩序を維持する上でも重要なこととなりますので、明確に定めてください。 2 欠勤何日以上で医師の診断書を提出させるかは、各事業場で決めることです。
故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合、罰金はいくらですか。
故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合、罰金は30万円以下です。
JCRRAG_011224
社内規定
(始業及び終業時刻の記録) 第17条 労働者は、始業及び終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなければならない。 【第17条 始業及び終業時刻の記録】 労働時間の管理については、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、使用者が講ずべき措置が具体的に示されています。使用者は、このガイドラインを遵守し、労働時間を適正に把握する等適切な時間管理を行ってください。 なお、事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間(ログインからログアウトまでの時間)の記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければなりません。 (参考) 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(抜粋)」 1. 趣旨 労働基準法においては、労働時間、休日、深夜業等について規定を設けていることから、使用者は、労働時間を適正に把握するなど労働時間を適切に管理する責務を有している。 2. 労働時間の考え方 労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいい、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる。そのため、次のアからウのような時間は、労働時間として扱わなければならないこと。 (ア) 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間 (イ) 使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待時間」) (ウ) 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間 3. 始業・終業時刻の確認及び記録 使用者は、労働時間を適正に管理するため、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、これを記録すること。 4. 始業・終業時刻の確認及び記録の原則的な方法 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 (ア) 使用者が、自ら現認することによりこれを確認し、記録すること。 (イ) タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。 5. 自己申告制により始業・終業時刻の確認及び記録を行う場合の措置 3の方法によることなく、自己申告制により行わざるを得ない場合、使用者は次の措置を講ずること。 (ア) 自己申告制の対象となる労働者に対して、本ガイドラインを踏まえ、労働時間の実態を正しく記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと。 (イ) 実際に労働時間を管理する者に対して、自己申告制の適正な運用を含め、本ガイドラインに従い講ずべき措置について十分な説明を行うこと。 (ウ) 自己申告により把握した労働時間が実際の労働時間と合致しているか否かについて、必要に応じて実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 特に、入退場記録やパソコンの使用時間の記録など、事業場内にいた時間の分かるデータを有している場合に、労働者からの自己申告により把握した労働時間と当該データで分かった事業場内にいた時間との間に著しい乖離が生じているときには、実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること。 (エ) 自己申告した労働時間を超えて事業場内にいる時間について、その理由等を労働者に報告させる場合には、当該報告が適正に行われているかについて確認すること。 その際、休憩や自主的な研修、教育訓練、学習等であるため労働時間ではないと報告されていても、実際には、使用者の指示により業務に従事しているなど使用者の指揮命令下に置かれていたと認められる時間については、労働時間として扱わなければならないこと。 (オ) 自己申告制は、労働者による適正な申告を前提として成り立つものである。このため、使用者は、労働者が自己申告できる時間外労働の時間数に上限を設け、上限を超える申告を認めない等、労働者による労働時間の適正な申告を阻害する措置を講じてはならないこと。 また、時間外労働時間の削減のための社内通達や時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となっていないかについて確認するとともに、当該要因となっている場合においては、改善のための措置を講ずること。 さらに、労働基準法の定める法定労働時間や時間外労働に関する労使協定(いわゆる 36 協定)により延長することができる時間数を遵守することは当然であるが、実際には延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、実際に労働時間を管理する者や労働者等において、慣習的に行われていないかについても確認すること 6.賃金台帳の適正な調製 使用者は、労働基準法第108条及び同法施行規則第54条により、労働者ごとに、労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数といった事項を適正に記入しなければならないこと。また、賃金台帳にこれらの事項を記入していない場合や、故意に賃金台帳に虚偽の労働時間数を記入した場合は、同法第120条に基づき、30万円以下の罰金に処されること。 7.労働時間の記録に関する書類の保存 使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならないこと。 (遅刻、早退、欠勤等) 第18条 労働者は遅刻、早退若しくは欠勤をし、又は勤務時間中に私用で事業場から外出する際は、事前に に対し申し出るとともに、承認を受けなければならない。ただし、やむを得ない理由で事前に申し出ることができなかった場合は、事後に速やかに届出をし、承認を得なければならない。 2 前項の場合は、第45条に定めるところにより、原則として不就労分に対応する賃金は控除する。 3 傷病のため継続して 日以上欠勤するときは、医師の診断書を提出しなければならない。 【第18条 遅刻、早退、欠勤等】 1 本規程例では労働者が遅刻、早退若しくは欠勤等をする場合、事前の申出と会社の承認を得ることとしていますが、どのような手続を規定するかは各事業場で決めることです。しかし、こうした手続を取ることは会社の秩序を維持する上でも重要なこととなりますので、明確に定めてください。 2 欠勤何日以上で医師の診断書を提出させるかは、各事業場で決めることです。
使用者は労働時間の記録に関する書類の保存をしなければならないのか。
使用者は、労働者名簿、賃金台帳のみならず、出勤簿やタイムカード等の労働時間の記録に関する書類について、労働基準法第109条に基づき、3年間保存しなければならない。
JCRRAG_011225
社内規定
第4章 労働時間、休憩及び休日 1 労働時間、休憩及び休日に関することは、就業規則の絶対的必要記載事項に当たります。 2 労基法第32条第1項において、1週間の労働時間の上限は40時間と定められています。ただし、特例措置として、商業、映画の製作の事業を除く映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業の事業であって、労働者数10人未満の事業場は、1週44時間まで働かせることが認められています。また、労基法第32条第2項において、1日の労働時間の上限は8時間と定められています。 3 休憩時間については、1日の労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分、8時間を超える場合には少なくとも1時間の休憩時間を与えなければなりません(労基法第34条)。 4 休日については、毎週少なくとも1回又は4週間を通じ4日以上与えなければなりません(労基法第35条)。 5 上記2から4までの労基法の規定に適合する労働条件とするためには、①週休2日制とする、②週休1日制で1日の所定労働時間を短く設定する、③変形労働時間制(1か月単位、1年単位等)を導入する等の方法がありますので、それぞれの事業場の実情に応じて、下記の規程例を参考に就業規則を作成してください。 完全週休2日制を採用する場合の規程例 1日の労働時間を8時間とし、完全週休2日制を採用する場合の規程例です。 第19条 労働時間は、1週間については40時間、1日については8時間とする。 2 始業・終業の時刻及び休憩時間は、次のとおりとする。ただし、業務の都合その他やむを得ない事情により、これらを繰り上げ、又は繰り下げることがある。この場合、前日までに労働者に通知する。 【第19条 労働時間及び休憩時間】 1 始業及び終業の時刻、休憩時間は、就業規則に必ず定めておかなければなりません。 また、交替勤務をとる場合は、勤務形態ごとの始業・終業時刻及び休憩時間を規定するとともに、就業番の転換についても就業規則に規定してください。 2 休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、交替勤務を採用する等一斉に与えることが困難な場合には、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができます。この場合、一斉に休憩を与えない労働者の範囲及び当該労働者に対する休憩の与え方について、労使協定で定めなければなりません。 また、一斉休憩付与に対する例外として、労基法第40条に基づき、労基則第31条において、運輸交通業、商業、金融・広告業、映画・演劇業、通信業、保健衛生業、接客娯楽業及び官公署の事業について、一斉に休憩を与えなくてもよい旨が定められています。 労使協定の労働者代表については、本規程例第21条の解説を参照してください。 3 休憩時間は、労働者に自由に利用させなければなりません。使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待ち時間」)については労働時間に当たり休憩時間ではありませんので注意してください。
労基法第32条第1項において定められている、1週間の労働時間の上限は何時間ですか。
労基法第32条第1項において定められている、1週間の労働時間の上限は40時間です。
JCRRAG_011226
社内規定
第4章 労働時間、休憩及び休日 1 労働時間、休憩及び休日に関することは、就業規則の絶対的必要記載事項に当たります。 2 労基法第32条第1項において、1週間の労働時間の上限は40時間と定められています。ただし、特例措置として、商業、映画の製作の事業を除く映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業の事業であって、労働者数10人未満の事業場は、1週44時間まで働かせることが認められています。また、労基法第32条第2項において、1日の労働時間の上限は8時間と定められています。 3 休憩時間については、1日の労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分、8時間を超える場合には少なくとも1時間の休憩時間を与えなければなりません(労基法第34条)。 4 休日については、毎週少なくとも1回又は4週間を通じ4日以上与えなければなりません(労基法第35条)。 5 上記2から4までの労基法の規定に適合する労働条件とするためには、①週休2日制とする、②週休1日制で1日の所定労働時間を短く設定する、③変形労働時間制(1か月単位、1年単位等)を導入する等の方法がありますので、それぞれの事業場の実情に応じて、下記の規程例を参考に就業規則を作成してください。 完全週休2日制を採用する場合の規程例 1日の労働時間を8時間とし、完全週休2日制を採用する場合の規程例です。 第19条 労働時間は、1週間については40時間、1日については8時間とする。 2 始業・終業の時刻及び休憩時間は、次のとおりとする。ただし、業務の都合その他やむを得ない事情により、これらを繰り上げ、又は繰り下げることがある。この場合、前日までに労働者に通知する。 【第19条 労働時間及び休憩時間】 1 始業及び終業の時刻、休憩時間は、就業規則に必ず定めておかなければなりません。 また、交替勤務をとる場合は、勤務形態ごとの始業・終業時刻及び休憩時間を規定するとともに、就業番の転換についても就業規則に規定してください。 2 休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、交替勤務を採用する等一斉に与えることが困難な場合には、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができます。この場合、一斉に休憩を与えない労働者の範囲及び当該労働者に対する休憩の与え方について、労使協定で定めなければなりません。 また、一斉休憩付与に対する例外として、労基法第40条に基づき、労基則第31条において、運輸交通業、商業、金融・広告業、映画・演劇業、通信業、保健衛生業、接客娯楽業及び官公署の事業について、一斉に休憩を与えなくてもよい旨が定められています。 労使協定の労働者代表については、本規程例第21条の解説を参照してください。 3 休憩時間は、労働者に自由に利用させなければなりません。使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待ち時間」)については労働時間に当たり休憩時間ではありませんので注意してください。
休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができるのはどのような場合ですか。
休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができるのは交替勤務を採用する等一斉に与えることが困難な場合です。
JCRRAG_011227
社内規定
第4章 労働時間、休憩及び休日 1 労働時間、休憩及び休日に関することは、就業規則の絶対的必要記載事項に当たります。 2 労基法第32条第1項において、1週間の労働時間の上限は40時間と定められています。ただし、特例措置として、商業、映画の製作の事業を除く映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業の事業であって、労働者数10人未満の事業場は、1週44時間まで働かせることが認められています。また、労基法第32条第2項において、1日の労働時間の上限は8時間と定められています。 3 休憩時間については、1日の労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分、8時間を超える場合には少なくとも1時間の休憩時間を与えなければなりません(労基法第34条)。 4 休日については、毎週少なくとも1回又は4週間を通じ4日以上与えなければなりません(労基法第35条)。 5 上記2から4までの労基法の規定に適合する労働条件とするためには、①週休2日制とする、②週休1日制で1日の所定労働時間を短く設定する、③変形労働時間制(1か月単位、1年単位等)を導入する等の方法がありますので、それぞれの事業場の実情に応じて、下記の規程例を参考に就業規則を作成してください。 完全週休2日制を採用する場合の規程例 1日の労働時間を8時間とし、完全週休2日制を採用する場合の規程例です。 第19条 労働時間は、1週間については40時間、1日については8時間とする。 2 始業・終業の時刻及び休憩時間は、次のとおりとする。ただし、業務の都合その他やむを得ない事情により、これらを繰り上げ、又は繰り下げることがある。この場合、前日までに労働者に通知する。 【第19条 労働時間及び休憩時間】 1 始業及び終業の時刻、休憩時間は、就業規則に必ず定めておかなければなりません。 また、交替勤務をとる場合は、勤務形態ごとの始業・終業時刻及び休憩時間を規定するとともに、就業番の転換についても就業規則に規定してください。 2 休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、交替勤務を採用する等一斉に与えることが困難な場合には、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができます。この場合、一斉に休憩を与えない労働者の範囲及び当該労働者に対する休憩の与え方について、労使協定で定めなければなりません。 また、一斉休憩付与に対する例外として、労基法第40条に基づき、労基則第31条において、運輸交通業、商業、金融・広告業、映画・演劇業、通信業、保健衛生業、接客娯楽業及び官公署の事業について、一斉に休憩を与えなくてもよい旨が定められています。 労使協定の労働者代表については、本規程例第21条の解説を参照してください。 3 休憩時間は、労働者に自由に利用させなければなりません。使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待ち時間」)については労働時間に当たり休憩時間ではありませんので注意してください。
一斉休憩が例外になる業種はないのか。
一斉休憩付与に対する例外として、労基法第40条に基づき、労基則第31条において、運輸交通業、商業、金融・広告業、映画・演劇業、通信業、保健衛生業、接客娯楽業及び官公署の事業について、一斉に休憩を与えなくてもよい旨が定められています。
JCRRAG_011228
社内規定
第4章 労働時間、休憩及び休日 1 労働時間、休憩及び休日に関することは、就業規則の絶対的必要記載事項に当たります。 2 労基法第32条第1項において、1週間の労働時間の上限は40時間と定められています。ただし、特例措置として、商業、映画の製作の事業を除く映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業の事業であって、労働者数10人未満の事業場は、1週44時間まで働かせることが認められています。また、労基法第32条第2項において、1日の労働時間の上限は8時間と定められています。 3 休憩時間については、1日の労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分、8時間を超える場合には少なくとも1時間の休憩時間を与えなければなりません(労基法第34条)。 4 休日については、毎週少なくとも1回又は4週間を通じ4日以上与えなければなりません(労基法第35条)。 5 上記2から4までの労基法の規定に適合する労働条件とするためには、①週休2日制とする、②週休1日制で1日の所定労働時間を短く設定する、③変形労働時間制(1か月単位、1年単位等)を導入する等の方法がありますので、それぞれの事業場の実情に応じて、下記の規程例を参考に就業規則を作成してください。 完全週休2日制を採用する場合の規程例 1日の労働時間を8時間とし、完全週休2日制を採用する場合の規程例です。 第19条 労働時間は、1週間については40時間、1日については8時間とする。 2 始業・終業の時刻及び休憩時間は、次のとおりとする。ただし、業務の都合その他やむを得ない事情により、これらを繰り上げ、又は繰り下げることがある。この場合、前日までに労働者に通知する。 【第19条 労働時間及び休憩時間】 1 始業及び終業の時刻、休憩時間は、就業規則に必ず定めておかなければなりません。 また、交替勤務をとる場合は、勤務形態ごとの始業・終業時刻及び休憩時間を規定するとともに、就業番の転換についても就業規則に規定してください。 2 休憩は、原則として事業場すべての労働者に一斉に与えなければなりませんが、交替勤務を採用する等一斉に与えることが困難な場合には、労働者代表との書面による協定を結ぶことにより交替で与えることができます。この場合、一斉に休憩を与えない労働者の範囲及び当該労働者に対する休憩の与え方について、労使協定で定めなければなりません。 また、一斉休憩付与に対する例外として、労基法第40条に基づき、労基則第31条において、運輸交通業、商業、金融・広告業、映画・演劇業、通信業、保健衛生業、接客娯楽業及び官公署の事業について、一斉に休憩を与えなくてもよい旨が定められています。 労使協定の労働者代表については、本規程例第21条の解説を参照してください。 3 休憩時間は、労働者に自由に利用させなければなりません。使用者の指示があった場合には即時に業務に従事することを求められており、労働から離れることが保障されていない状態で待機等している時間(いわゆる「手待ち時間」)については労働時間に当たり休憩時間ではありませんので注意してください。
労働者に自由に利用させなければならないのは何ですか。
労働者に自由に利用させなければならないのは休憩時間です。
JCRRAG_011229
社内規定
(休日) 第20条 休日は、次のとおりとする。 ① 土曜日及び日曜日 ② 国民の祝日(日曜日と重なったときは翌日) ③ 年末年始(12月〇 日~1月 〇日) ④ 夏季休日(〇 月〇 日~ 〇月〇 日) ⑤ その他会社が指定する日 2 業務の都合により会社が必要と認める場合は、あらかじめ前項の休日を他の日と振り替えることがある。 【第20条 休日】 1 労基法では何曜日を休日とするかあるいは国民の祝日を休日とするかについて規定していません。1週間の中で何曜日を休日としても、また、週によって異なる曜日を休日としても差し支えありません。さらに、勤務の実態に合わせて、労働者ごとに異なる日に交替で休日を与えることもできます。 2 休日は、原則として午前0時から午後12時までの継続24時間を指す暦日で与えなければなりません。しかし、8時間3交替勤務のような場合の番方編成による交替制を導入するような場合、「番方編成による交替制によることが就業規則等により定められており、制度として運用されていること。」「各番方の交替が規則的に定められているものであって、勤務割表等によりその都度設定されるものではないこと。」の要件を満たせば休日は暦日ではなく、継続した24時間を与えれば差し支えないとされています。 3 いわゆる「振替休日」とは、例えば業務の都合によって所定休日である日曜日に勤務させなければならない場合に、当該日曜日を勤務日に変更し、その代わり勤務日である例えば月曜日を休日とするように、所定の休日とあらかじめ他の勤務日と振り替えることをいいます。 また、「代休」とは、休日に休日労働を行わせた場合に、その代わりに以後の特定の勤務日又は労働者の希望する任意の勤務日の労働義務を免除し、休みを与える制度のことをいいます。 振替休日と代休の労基法上での取扱いの違いは次のとおりです。 「労働基準法上の振替休日と代休の取扱いの違い」 ① 振替休日は、あらかじめ定められた法定休日を他の日に振り替えることですから、振替前の休日に勤務しても通常の勤務と同じです。したがって、休日労働に対する割増賃金の問題は発生しませんが、振り替えた休日が週をまたがった場合、振替勤務したことにより、当該週の実労働時間が週の法定労働時間を超える場合があります。その場合は時間外労働に対する割増賃金の支払が必要となります。 その一方で、代休は、定められた法定休日に休日労働を行わせた場合ですから、その後に代休を与えても休日労働をさせたことが帳消しにされるものではありませんので、休日労働に対する割増賃金を支払う必要があります。 ② 休日は労働者の労働義務のない日ですから、これを振り替える場合は、以下に示す措置が必要となります。 ア 就業規則に振替休日の規程を置くこと。 イ 振替休日は特定すること。 ウ 振替休日は4週4日の休日が確保される範囲のできるだけ近接した日とすること。 エ 振替は前日までに通知すること。
休日は日曜に設定しなければならないのか。
労基法では何曜日を休日とするかあるいは国民の祝日を休日とするかについて規定していません。1週間の中で何曜日を休日としても、また、週によって異なる曜日を休日としても差し支えありません。
JCRRAG_011230
社内規定
(休日) 第20条 休日は、次のとおりとする。 ① 土曜日及び日曜日 ② 国民の祝日(日曜日と重なったときは翌日) ③ 年末年始(12月〇 日~1月 〇日) ④ 夏季休日(〇 月〇 日~ 〇月〇 日) ⑤ その他会社が指定する日 2 業務の都合により会社が必要と認める場合は、あらかじめ前項の休日を他の日と振り替えることがある。 【第20条 休日】 1 労基法では何曜日を休日とするかあるいは国民の祝日を休日とするかについて規定していません。1週間の中で何曜日を休日としても、また、週によって異なる曜日を休日としても差し支えありません。さらに、勤務の実態に合わせて、労働者ごとに異なる日に交替で休日を与えることもできます。 2 休日は、原則として午前0時から午後12時までの継続24時間を指す暦日で与えなければなりません。しかし、8時間3交替勤務のような場合の番方編成による交替制を導入するような場合、「番方編成による交替制によることが就業規則等により定められており、制度として運用されていること。」「各番方の交替が規則的に定められているものであって、勤務割表等によりその都度設定されるものではないこと。」の要件を満たせば休日は暦日ではなく、継続した24時間を与えれば差し支えないとされています。 3 いわゆる「振替休日」とは、例えば業務の都合によって所定休日である日曜日に勤務させなければならない場合に、当該日曜日を勤務日に変更し、その代わり勤務日である例えば月曜日を休日とするように、所定の休日とあらかじめ他の勤務日と振り替えることをいいます。 また、「代休」とは、休日に休日労働を行わせた場合に、その代わりに以後の特定の勤務日又は労働者の希望する任意の勤務日の労働義務を免除し、休みを与える制度のことをいいます。 振替休日と代休の労基法上での取扱いの違いは次のとおりです。 「労働基準法上の振替休日と代休の取扱いの違い」 ① 振替休日は、あらかじめ定められた法定休日を他の日に振り替えることですから、振替前の休日に勤務しても通常の勤務と同じです。したがって、休日労働に対する割増賃金の問題は発生しませんが、振り替えた休日が週をまたがった場合、振替勤務したことにより、当該週の実労働時間が週の法定労働時間を超える場合があります。その場合は時間外労働に対する割増賃金の支払が必要となります。 その一方で、代休は、定められた法定休日に休日労働を行わせた場合ですから、その後に代休を与えても休日労働をさせたことが帳消しにされるものではありませんので、休日労働に対する割増賃金を支払う必要があります。 ② 休日は労働者の労働義務のない日ですから、これを振り替える場合は、以下に示す措置が必要となります。 ア 就業規則に振替休日の規程を置くこと。 イ 振替休日は特定すること。 ウ 振替休日は4週4日の休日が確保される範囲のできるだけ近接した日とすること。 エ 振替は前日までに通知すること。
交代勤務の場合でも原則として暦日通りじゃなければ休日を与えたとはならないのか。
8時間3交替勤務のような場合の番方編成による交替制を導入するような場合、「番方編成による交替制によることが就業規則等により定められており、制度として運用されていること。」「各番方の交替が規則的に定められているものであって、勤務割表等によりその都度設定されるものではないこと。」の要件を満たせば休日は暦日ではなく、継続した24時間を与えれば差し支えないとされています。
JCRRAG_011231
社内規定
(休日) 第20条 休日は、次のとおりとする。 ① 土曜日及び日曜日 ② 国民の祝日(日曜日と重なったときは翌日) ③ 年末年始(12月〇 日~1月 〇日) ④ 夏季休日(〇 月〇 日~ 〇月〇 日) ⑤ その他会社が指定する日 2 業務の都合により会社が必要と認める場合は、あらかじめ前項の休日を他の日と振り替えることがある。 【第20条 休日】 1 労基法では何曜日を休日とするかあるいは国民の祝日を休日とするかについて規定していません。1週間の中で何曜日を休日としても、また、週によって異なる曜日を休日としても差し支えありません。さらに、勤務の実態に合わせて、労働者ごとに異なる日に交替で休日を与えることもできます。 2 休日は、原則として午前0時から午後12時までの継続24時間を指す暦日で与えなければなりません。しかし、8時間3交替勤務のような場合の番方編成による交替制を導入するような場合、「番方編成による交替制によることが就業規則等により定められており、制度として運用されていること。」「各番方の交替が規則的に定められているものであって、勤務割表等によりその都度設定されるものではないこと。」の要件を満たせば休日は暦日ではなく、継続した24時間を与えれば差し支えないとされています。 3 いわゆる「振替休日」とは、例えば業務の都合によって所定休日である日曜日に勤務させなければならない場合に、当該日曜日を勤務日に変更し、その代わり勤務日である例えば月曜日を休日とするように、所定の休日とあらかじめ他の勤務日と振り替えることをいいます。 また、「代休」とは、休日に休日労働を行わせた場合に、その代わりに以後の特定の勤務日又は労働者の希望する任意の勤務日の労働義務を免除し、休みを与える制度のことをいいます。 振替休日と代休の労基法上での取扱いの違いは次のとおりです。 「労働基準法上の振替休日と代休の取扱いの違い」 ① 振替休日は、あらかじめ定められた法定休日を他の日に振り替えることですから、振替前の休日に勤務しても通常の勤務と同じです。したがって、休日労働に対する割増賃金の問題は発生しませんが、振り替えた休日が週をまたがった場合、振替勤務したことにより、当該週の実労働時間が週の法定労働時間を超える場合があります。その場合は時間外労働に対する割増賃金の支払が必要となります。 その一方で、代休は、定められた法定休日に休日労働を行わせた場合ですから、その後に代休を与えても休日労働をさせたことが帳消しにされるものではありませんので、休日労働に対する割増賃金を支払う必要があります。 ② 休日は労働者の労働義務のない日ですから、これを振り替える場合は、以下に示す措置が必要となります。 ア 就業規則に振替休日の規程を置くこと。 イ 振替休日は特定すること。 ウ 振替休日は4週4日の休日が確保される範囲のできるだけ近接した日とすること。 エ 振替は前日までに通知すること。
振替休日の場合割増賃金は発生するのか。
振替休日は、あらかじめ定められた法定休日を他の日に振り替えることですから、振替前の休日に勤務しても通常の勤務と同じです。したがって、休日労働に対する割増賃金の問題は発生しませんが、振り替えた休日が週をまたがった場合、振替勤務したことにより、当該週の実労働時間が週の法定労働時間を超える場合があります。その場合は時間外労働に対する割増賃金の支払が必要となります。
JCRRAG_011232
社内規定
(休日) 第20条 休日は、次のとおりとする。 ① 土曜日及び日曜日 ② 国民の祝日(日曜日と重なったときは翌日) ③ 年末年始(12月〇 日~1月 〇日) ④ 夏季休日(〇 月〇 日~ 〇月〇 日) ⑤ その他会社が指定する日 2 業務の都合により会社が必要と認める場合は、あらかじめ前項の休日を他の日と振り替えることがある。 【第20条 休日】 1 労基法では何曜日を休日とするかあるいは国民の祝日を休日とするかについて規定していません。1週間の中で何曜日を休日としても、また、週によって異なる曜日を休日としても差し支えありません。さらに、勤務の実態に合わせて、労働者ごとに異なる日に交替で休日を与えることもできます。 2 休日は、原則として午前0時から午後12時までの継続24時間を指す暦日で与えなければなりません。しかし、8時間3交替勤務のような場合の番方編成による交替制を導入するような場合、「番方編成による交替制によることが就業規則等により定められており、制度として運用されていること。」「各番方の交替が規則的に定められているものであって、勤務割表等によりその都度設定されるものではないこと。」の要件を満たせば休日は暦日ではなく、継続した24時間を与えれば差し支えないとされています。 3 いわゆる「振替休日」とは、例えば業務の都合によって所定休日である日曜日に勤務させなければならない場合に、当該日曜日を勤務日に変更し、その代わり勤務日である例えば月曜日を休日とするように、所定の休日とあらかじめ他の勤務日と振り替えることをいいます。 また、「代休」とは、休日に休日労働を行わせた場合に、その代わりに以後の特定の勤務日又は労働者の希望する任意の勤務日の労働義務を免除し、休みを与える制度のことをいいます。 振替休日と代休の労基法上での取扱いの違いは次のとおりです。 「労働基準法上の振替休日と代休の取扱いの違い」 ① 振替休日は、あらかじめ定められた法定休日を他の日に振り替えることですから、振替前の休日に勤務しても通常の勤務と同じです。したがって、休日労働に対する割増賃金の問題は発生しませんが、振り替えた休日が週をまたがった場合、振替勤務したことにより、当該週の実労働時間が週の法定労働時間を超える場合があります。その場合は時間外労働に対する割増賃金の支払が必要となります。 その一方で、代休は、定められた法定休日に休日労働を行わせた場合ですから、その後に代休を与えても休日労働をさせたことが帳消しにされるものではありませんので、休日労働に対する割増賃金を支払う必要があります。 ② 休日は労働者の労働義務のない日ですから、これを振り替える場合は、以下に示す措置が必要となります。 ア 就業規則に振替休日の規程を置くこと。 イ 振替休日は特定すること。 ウ 振替休日は4週4日の休日が確保される範囲のできるだけ近接した日とすること。 エ 振替は前日までに通知すること。
代休の場合は割増賃金は発生するのか。
代休は、定められた法定休日に休日労働を行わせた場合ですから、その後に代休を与えても休日労働をさせたことが帳消しにされるものではありませんので、休日労働に対する割増賃金を支払う必要があります。
JCRRAG_011233
社内規定
(休日) 第20条 1年単位の変形労働時間制の適用を受ける労働者の休日については、1年単位の変形労働時間制に関する労使協定の定めるところにより、対象期間の初日を起算日とする1週間ごとに1日以上、1年間に 日以上となるように指定する。その場合、年間休日カレンダーに定め、対象期間の初日の30日前までに各労働者に通知する。 2 1年単位の変形労働時間制を適用しない労働者の休日については、以下のとおり指定し、月間休日カレンダーに定め、対象期間の初日の30日前までに各労働者に通知する。 ① 日曜日(前条第3号の特定期間を除く。) ② 国民の祝日(日曜日と重なったときは翌日) ③ 年末年始(12月 日~1月 日) ④ 夏季休日( 月 日~ 月 日) ⑤ その他会社が指定する日 【第20条 休日】 1 1年単位の変形労働時間制は、労使協定により、1か月を超え1年以内の一定期間を平均し、1週間当たりの労働時間が40時間を超えない範囲において、特定された日及び特定された週に1日8時間及び1週間40時間を超えて労働させることができるという制度です(労基法第32条の4)。1年のうち特定の期間が忙しいことが予測できる場合などに適しています。 2 1年単位の変形労働時間制を採用する場合には、次の要件を満たす必要があります。 ① 就業規則において1年単位の変形労働時間制を採用する旨を定めること。また、各労働日の始業・終業の時刻、休憩時間、休日等についても定めること。 ② 労働者代表と以下の事項について書面による労使協定を締結し、所定の様式により所轄の労働基準監督署長に届け出ること。この場合の労使協定で定めるべき事項は以下のとおりです。 (ア) 対象となる労働者の範囲 (イ) 対象期間(1か月を超え1年以内の一定期間とすること)及びその起算日 (ウ) 特定期間(対象期間中の特に業務が繁忙な期間について設定できます。) (エ) 対象期間における労働日及び労働日ごとの所定労働時間(対象期間を1か月以上の期間に区分する場合は、最初の期間については労働日及び労働日ごとの所定労働時間を特定する必要がありますが、その後の期間については各期間の総労働日数と総労働時間を定めれば差し支えありません。) (オ) 有効期間(1年程度とすることが望ましい。) ただし、上記(エ)について、労働日数は対象期間が3か月を超える場合は原則として1年当たり280日以内、連続労働日数は原則として6日以内(特定期間においては1週間に1日の休日が確保できる範囲内)、所定労働時間は1日10時間以内、1週52時間以内(対象期間が3か月を超える場合は、1週48時間を超える週は連続3週間以内、1週48時間を超える週の初日の数は3か月に3以内)としなければなりません。 5 1年単位の変形労働時間制は、恒常的な時間外労働時間及び休日労働はないことを前提とした制度です。したがって、突発的に時間外労働等がある場合、当然労基法第36条に基づいて時間外労働等に関する協定の締結及びその届出をするとともに、該当する労働者に対し割増賃金の支払が必要となります。
1年単位の変形労働時間制で休日労働させた場合は、割増賃金の支払いは必要ですか。
1年単位の変形労働時間制は、恒常的な時間外労働時間及び休日労働はないことを前提とした制度です。したがって、突発的に時間外労働等がある場合、当然労基法第36条に基づいて時間外労働等に関する協定の締結及びその届出をするとともに、該当する労働者に対し割増賃金の支払が必要となります。
JCRRAG_011234
社内規定
(時間外及び休日労働等) 第21条 業務の都合により、第19条の所定労働時間を超え、又は第20条の所定休日に労働させることがある。 2 前項の場合、法定労働時間を超える労働又は法定休日における労働については、あらかじめ会社は労働者の過半数代表者と書面による労使協定を締結するとともに、これを所轄の労働基準監督署長に届け出るものとする。 3 妊娠中の女性、産後1年を経過しない女性労働者(以下「妊産婦」という。)であって請求した者及び18歳未満の者については、第2項による時間外労働又は休日若しくは深夜(午後10時から午前5時まで)労働に従事させない。 4 災害その他避けることのできない事由によって臨時の必要がある場合には、第1項から前項までの制限を超えて、所定労働時間外又は休日に労働させることがある。ただし、この場合であっても、請求のあった妊産婦については、所定労働時間外労働又は休日労働に従事させない。 【第21条 時間外及び休日労働等】 1 法定労働時間(1週40時間(特例措置対象事業場おいては1週44時間)、1日8時間)を超え、又は法定休日(週1回又は4週4日の休日)に労働させる場合、労基法第36条に基づく労使協定(いわゆる三六協定)の締結及び届出が義務付けられています。 使用者は、労働者代表と労使協定を締結し、当該協定を所轄労働基準監督署長に届け出た場合に、当該協定の範囲内で労働者に時間外労働又は休日労働をさせることができます。 2 「労働者代表」とは、事業場の労働者の過半数で組織する労働組合がある場合にはその労働組合、そのような労働組合がない場合にはその事業場の労働者の過半数を代表する者(過半数代表者)をいいます。過半数代表者は、次の①、②のいずれにも該当する者でなければなりません(労基則第6条の2)。 ① 労基法第41条第2号に規定する監督又は管理の地位にある者でないこと ② 労使協定の締結等を行う者を選出することを明らかにして実施される投票、挙手等の方法により選出された者であって、使用者の意向に基づき選出されたものでないこと 3 過半数代表者に対する不利益な取扱いは禁止されています。過半数代表者であること若しくは過半数代表者になろうとしたこと、又は過半数代表者として正当な行為をしたことを理由として、解雇や賃金の減額、降格等労働条件について不利益な取扱いをしてはなりません。また、使用者は、過半数代表者が労使協定の締結等に関する事務を円滑に遂行することができるよう、必要な配慮(たとえば、労働者の意見集約等を行うに当たって必要な事務機器や事務スペースの提供などが含まれます。)を行わなければなりません。 4 就業規則と同様、三六協定についても労働者に周知する必要があります(労基法第106条第1項)。 5 三六協定において定める労働時間の延長の限度等に関しては、労基法で定められており、上限を超えた時間を協定することはできません。 6 三六協定で協定すべき内容は ① 時間外又は休日労働をさせることができることとされる労働者の範囲 ② 対象期間(1年間に限る) ③ 時間外又は休日の労働をさせる必要のある具体的事由 ④ 1日、1か月、1年のそれぞれの期間について法定労働時間を超えて労働させることができる時間又は休日労働の日数 ⑤ 協定の有効期間 ⑥ 対象期間(1年間)の起算日 ⑦ 時間外労働及び休日労働の合計が、単月100時間未満及び2~6か月平均80時間以内であること ⑧ 限度時間を超えて労働させる場合の具体的事由 ⑨ 限度時間を超えて労働させる労働者に対する健康福祉確保措置 ⑩ 限度時間を超えた労働に係る割増賃金率 ⑪ 限度時間を超えて労働させる場合における手続 と定められています(労基法第36条第2項、労基則第17条)。
三六協定で定めた労働時間時間以上延長させることはできるか。
三六協定において定める労働時間の延長の限度等に関しては、労基法で定められており、上限を超えた時間を協定することはできません。
JCRRAG_011235
社内規定
(時間外及び休日労働等) 第21条 業務の都合により、第19条の所定労働時間を超え、又は第20条の所定休日に労働させることがある。 2 前項の場合、法定労働時間を超える労働又は法定休日における労働については、あらかじめ会社は労働者の過半数代表者と書面による労使協定を締結するとともに、これを所轄の労働基準監督署長に届け出るものとする。 3 妊娠中の女性、産後1年を経過しない女性労働者(以下「妊産婦」という。)であって請求した者及び18歳未満の者については、第2項による時間外労働又は休日若しくは深夜(午後10時から午前5時まで)労働に従事させない。 4 災害その他避けることのできない事由によって臨時の必要がある場合には、第1項から前項までの制限を超えて、所定労働時間外又は休日に労働させることがある。ただし、この場合であっても、請求のあった妊産婦については、所定労働時間外労働又は休日労働に従事させない。 【第21条 時間外及び休日労働等】 1 法定労働時間(1週40時間(特例措置対象事業場おいては1週44時間)、1日8時間)を超え、又は法定休日(週1回又は4週4日の休日)に労働させる場合、労基法第36条に基づく労使協定(いわゆる三六協定)の締結及び届出が義務付けられています。 使用者は、労働者代表と労使協定を締結し、当該協定を所轄労働基準監督署長に届け出た場合に、当該協定の範囲内で労働者に時間外労働又は休日労働をさせることができます。 2 「労働者代表」とは、事業場の労働者の過半数で組織する労働組合がある場合にはその労働組合、そのような労働組合がない場合にはその事業場の労働者の過半数を代表する者(過半数代表者)をいいます。過半数代表者は、次の①、②のいずれにも該当する者でなければなりません(労基則第6条の2)。 ① 労基法第41条第2号に規定する監督又は管理の地位にある者でないこと ② 労使協定の締結等を行う者を選出することを明らかにして実施される投票、挙手等の方法により選出された者であって、使用者の意向に基づき選出されたものでないこと 3 過半数代表者に対する不利益な取扱いは禁止されています。過半数代表者であること若しくは過半数代表者になろうとしたこと、又は過半数代表者として正当な行為をしたことを理由として、解雇や賃金の減額、降格等労働条件について不利益な取扱いをしてはなりません。また、使用者は、過半数代表者が労使協定の締結等に関する事務を円滑に遂行することができるよう、必要な配慮(たとえば、労働者の意見集約等を行うに当たって必要な事務機器や事務スペースの提供などが含まれます。)を行わなければなりません。 4 就業規則と同様、三六協定についても労働者に周知する必要があります(労基法第106条第1項)。 5 三六協定において定める労働時間の延長の限度等に関しては、労基法で定められており、上限を超えた時間を協定することはできません。 6 三六協定で協定すべき内容は ① 時間外又は休日労働をさせることができることとされる労働者の範囲 ② 対象期間(1年間に限る) ③ 時間外又は休日の労働をさせる必要のある具体的事由 ④ 1日、1か月、1年のそれぞれの期間について法定労働時間を超えて労働させることができる時間又は休日労働の日数 ⑤ 協定の有効期間 ⑥ 対象期間(1年間)の起算日 ⑦ 時間外労働及び休日労働の合計が、単月100時間未満及び2~6か月平均80時間以内であること ⑧ 限度時間を超えて労働させる場合の具体的事由 ⑨ 限度時間を超えて労働させる労働者に対する健康福祉確保措置 ⑩ 限度時間を超えた労働に係る割増賃金率 ⑪ 限度時間を超えて労働させる場合における手続 と定められています(労基法第36条第2項、労基則第17条)。
三六協定を結んでも休日労働させることはできますか。
法定労働時間(1週40時間(特例措置対象事業場おいては1週44時間)、1日8時間)を超え、又は法定休日(週1回又は4週4日の休日)に労働させる場合、労基法第36条に基づく労使協定(いわゆる三六協定)の締結及び届出が義務付けられています。 使用者は、労働者代表と労使協定を締結し、当該協定を所轄労働基準監督署長に届け出た場合に、当該協定の範囲内で労働者に時間外労働又は休日労働をさせることができます。
JCRRAG_011236
社内規定
(年次有給休暇) 第23条 採用日から6か月間継続勤務し、所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、10日の年次有給休暇を与える。その後1年間継続勤務するごとに、当該1年間において所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、下のとおり勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 勤続期間 6 か月     10 日 1年6 か月    11 日 2 年6 か月  12 日 3 年6 か月  14 日 4 年6 か月  16 日 5 年6 か月  18 日 6 年6 か月以上  20 日 2 前項の規定にかかわらず、週所定労働時間30時間未満であり、かつ、週所定労働日数が4日以下(週以外の期間によって所定労働日数を定める労働者については年間所定労働日数が216日以下)の労働者に対しては、下のとおり所定労働日数及び勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 ●週所定労働日数が4日の場合   一年間の所定労働日数 169 日~216 日 勤続期間 6か月【7日】1年6か月【8日】2年6か月【9日】 3年6か月【10日】 4年6か月【12日】 5年6か月【13日】 6年6か月【15日】 ●週所定労働日数が3日の場合   一年間の所定労働日数 121 日~168 日 勤続期間 6か月【5日】1年6か月【6日】2年6か月【6日】 3年6か月【8日】 4年6か月【9日】 5年6か月【10日】 6年6か月【11日】   ●週所定労働日数が2日の場合   一年間の所定労働日数 73 日~120 日 勤続期間 6か月【3日】1年6か月【4日】2年6か月【4日】 3年6か月【5日】 4年6か月【6日】 5年6か月【6日】 6年6か月【7日】   ●週所定労働日数が1日の場合   一年間の所定労働日数 48 日~72 日 勤続期間 6か月【1日】1年6か月【2日】2年6か月【2日】 3年6か月【2日】 4年6か月【3日】 5年6か月【3日】 6年6か月【3日】 【第23条 年次有給休暇】 1 雇入れの日から6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対しては最低10日の年次有給休暇を与えなければなりません(労基法第39条第1項)。 また、週の所定労働時間が30時間未満であって、週の所定労働日数が4日以下あるいは年間の所定労働日数が216日以下の労働者(以下「所定労働日数が少ない者」といいます。)に対しては、通常の労働者の所定労働日数との比率を考慮して、労基則第24条の3で定める日数以上の年次有給休暇を与えなければなりません(同条第3項)。 2 所定労働時間や所定労働日数が変動する労働者の場合、本条第1項又は第2項のいずれに該当するかに関しては、年次有給休暇の「基準日」において定められている週所定労働時間及び週所定労働日数又は年間所定労働日数によって判断することとなります。 ここでいう「基準日」とは、年次有給休暇の権利が発生した日のことであり、雇入れ後6か月経過した日、その後は1年ごとの日のことをいいます。 3 年次有給休暇の基準日を個々の労働者の採用日に関係なく統一的に定めることもできます。この場合、勤務期間の切捨ては認められず、常に切り上げなければなりません。例えば、基準日を4月1日に統一した場合には、その年の1月1日に採用した労働者についても3か月間継続勤務した後の4月1日の時点、すなわち法定の場合よりも3か月間前倒しで初年度の年次有給休暇を付与しなければなりません。 4 使用者は、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、そのうち5日については、基準日(継続勤務した期間を6か月経過日から1年ごとに区分した期間の初日)から1年以内の期間に、労働者ごとにその時季を定めることにより与えなければならなりません(労基法第39条第7項。ただし、労働者自らの請求又は労使協定による計画的付与により年次有給休暇を取得した日数分については、使用者が時季を定めることにより与えることを要しません(労基法第39条第8項)。)。なお、使用者が時季を定めるに当たっては、労働者の意見を聴取することを要し、当該労働者の意見を尊重するよう努めなければなりません。
所定労働時間や所定労働日数が変動する労働者に年次有給休暇を与える基準となる「基準日」とはなにか。
「基準日」とは、年次有給休暇の権利が発生した日のことであり、雇入れ後6か月経過した日、その後は1年ごとの日のことをいいます。
JCRRAG_011237
社内規定
(年次有給休暇) 第23条 採用日から6か月間継続勤務し、所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、10日の年次有給休暇を与える。その後1年間継続勤務するごとに、当該1年間において所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、下のとおり勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 勤続期間 6 か月     10 日 1年6 か月    11 日 2 年6 か月  12 日 3 年6 か月  14 日 4 年6 か月  16 日 5 年6 か月  18 日 6 年6 か月以上  20 日 2 前項の規定にかかわらず、週所定労働時間30時間未満であり、かつ、週所定労働日数が4日以下(週以外の期間によって所定労働日数を定める労働者については年間所定労働日数が216日以下)の労働者に対しては、下のとおり所定労働日数及び勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 ●週所定労働日数が4日の場合   一年間の所定労働日数 169 日~216 日 勤続期間 6か月【7日】1年6か月【8日】2年6か月【9日】 3年6か月【10日】 4年6か月【12日】 5年6か月【13日】 6年6か月【15日】 ●週所定労働日数が3日の場合   一年間の所定労働日数 121 日~168 日 勤続期間 6か月【5日】1年6か月【6日】2年6か月【6日】 3年6か月【8日】 4年6か月【9日】 5年6か月【10日】 6年6か月【11日】   ●週所定労働日数が2日の場合   一年間の所定労働日数 73 日~120 日 勤続期間 6か月【3日】1年6か月【4日】2年6か月【4日】 3年6か月【5日】 4年6か月【6日】 5年6か月【6日】 6年6か月【7日】   ●週所定労働日数が1日の場合   一年間の所定労働日数 48 日~72 日 勤続期間 6か月【1日】1年6か月【2日】2年6か月【2日】 3年6か月【2日】 4年6か月【3日】 5年6か月【3日】 6年6か月【3日】 【第23条 年次有給休暇】 1 雇入れの日から6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対しては最低10日の年次有給休暇を与えなければなりません(労基法第39条第1項)。 また、週の所定労働時間が30時間未満であって、週の所定労働日数が4日以下あるいは年間の所定労働日数が216日以下の労働者(以下「所定労働日数が少ない者」といいます。)に対しては、通常の労働者の所定労働日数との比率を考慮して、労基則第24条の3で定める日数以上の年次有給休暇を与えなければなりません(同条第3項)。 2 所定労働時間や所定労働日数が変動する労働者の場合、本条第1項又は第2項のいずれに該当するかに関しては、年次有給休暇の「基準日」において定められている週所定労働時間及び週所定労働日数又は年間所定労働日数によって判断することとなります。 ここでいう「基準日」とは、年次有給休暇の権利が発生した日のことであり、雇入れ後6か月経過した日、その後は1年ごとの日のことをいいます。 3 年次有給休暇の基準日を個々の労働者の採用日に関係なく統一的に定めることもできます。この場合、勤務期間の切捨ては認められず、常に切り上げなければなりません。例えば、基準日を4月1日に統一した場合には、その年の1月1日に採用した労働者についても3か月間継続勤務した後の4月1日の時点、すなわち法定の場合よりも3か月間前倒しで初年度の年次有給休暇を付与しなければなりません。 4 使用者は、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、そのうち5日については、基準日(継続勤務した期間を6か月経過日から1年ごとに区分した期間の初日)から1年以内の期間に、労働者ごとにその時季を定めることにより与えなければならなりません(労基法第39条第7項。ただし、労働者自らの請求又は労使協定による計画的付与により年次有給休暇を取得した日数分については、使用者が時季を定めることにより与えることを要しません(労基法第39条第8項)。)。なお、使用者が時季を定めるに当たっては、労働者の意見を聴取することを要し、当該労働者の意見を尊重するよう努めなければなりません。
年次有給休暇の基準日は統一して定めることはできるのか。
年次有給休暇の基準日を個々の労働者の採用日に関係なく統一的に定めることもできます。この場合、勤務期間の切捨ては認められず、常に切り上げなければなりません。
JCRRAG_011238
社内規定
(年次有給休暇) 第23条 採用日から6か月間継続勤務し、所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、10日の年次有給休暇を与える。その後1年間継続勤務するごとに、当該1年間において所定労働日の8割以上出勤した労働者に対しては、下のとおり勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 勤続期間 6 か月     10 日 1年6 か月    11 日 2 年6 か月  12 日 3 年6 か月  14 日 4 年6 か月  16 日 5 年6 か月  18 日 6 年6 か月以上  20 日 2 前項の規定にかかわらず、週所定労働時間30時間未満であり、かつ、週所定労働日数が4日以下(週以外の期間によって所定労働日数を定める労働者については年間所定労働日数が216日以下)の労働者に対しては、下のとおり所定労働日数及び勤続期間に応じた日数の年次有給休暇を与える。 ●週所定労働日数が4日の場合   一年間の所定労働日数 169 日~216 日 勤続期間 6か月【7日】1年6か月【8日】2年6か月【9日】 3年6か月【10日】 4年6か月【12日】 5年6か月【13日】 6年6か月【15日】 ●週所定労働日数が3日の場合   一年間の所定労働日数 121 日~168 日 勤続期間 6か月【5日】1年6か月【6日】2年6か月【6日】 3年6か月【8日】 4年6か月【9日】 5年6か月【10日】 6年6か月【11日】   ●週所定労働日数が2日の場合   一年間の所定労働日数 73 日~120 日 勤続期間 6か月【3日】1年6か月【4日】2年6か月【4日】 3年6か月【5日】 4年6か月【6日】 5年6か月【6日】 6年6か月【7日】   ●週所定労働日数が1日の場合   一年間の所定労働日数 48 日~72 日 勤続期間 6か月【1日】1年6か月【2日】2年6か月【2日】 3年6か月【2日】 4年6か月【3日】 5年6か月【3日】 6年6か月【3日】 【第23条 年次有給休暇】 1 雇入れの日から6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対しては最低10日の年次有給休暇を与えなければなりません(労基法第39条第1項)。 また、週の所定労働時間が30時間未満であって、週の所定労働日数が4日以下あるいは年間の所定労働日数が216日以下の労働者(以下「所定労働日数が少ない者」といいます。)に対しては、通常の労働者の所定労働日数との比率を考慮して、労基則第24条の3で定める日数以上の年次有給休暇を与えなければなりません(同条第3項)。 2 所定労働時間や所定労働日数が変動する労働者の場合、本条第1項又は第2項のいずれに該当するかに関しては、年次有給休暇の「基準日」において定められている週所定労働時間及び週所定労働日数又は年間所定労働日数によって判断することとなります。 ここでいう「基準日」とは、年次有給休暇の権利が発生した日のことであり、雇入れ後6か月経過した日、その後は1年ごとの日のことをいいます。 3 年次有給休暇の基準日を個々の労働者の採用日に関係なく統一的に定めることもできます。この場合、勤務期間の切捨ては認められず、常に切り上げなければなりません。例えば、基準日を4月1日に統一した場合には、その年の1月1日に採用した労働者についても3か月間継続勤務した後の4月1日の時点、すなわち法定の場合よりも3か月間前倒しで初年度の年次有給休暇を付与しなければなりません。 4 使用者は、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、そのうち5日については、基準日(継続勤務した期間を6か月経過日から1年ごとに区分した期間の初日)から1年以内の期間に、労働者ごとにその時季を定めることにより与えなければならなりません(労基法第39条第7項。ただし、労働者自らの請求又は労使協定による計画的付与により年次有給休暇を取得した日数分については、使用者が時季を定めることにより与えることを要しません(労基法第39条第8項)。)。なお、使用者が時季を定めるに当たっては、労働者の意見を聴取することを要し、当該労働者の意見を尊重するよう努めなければなりません。
使用者が労働者の年次有給休暇を与える際に配慮する事はあるか。
使用者が時季を定めるに当たっては、労働者の意見を聴取することを要し、当該労働者の意見を尊重するよう努めなければなりません。
JCRRAG_011239
社内規定
5 通常の労働者の年次有給休暇の日数は、その後、勤続年数が1年増すごとに所定の日数を加えた年次有給休暇を付与しなければなりません(労基法第39条第2項)。 6 継続勤務期間とは、労働契約の存続期間、すなわち在籍期間をいいます。継続勤務か否かについては、勤務の実態に即し実質的に判断しなければなりません。この点、例えば、定年退職して引き続き嘱託として再雇用した場合や、パートタイム労働者であった者を正社員に切り替えた場合等実質的に労働関係が継続しているときは、継続年数に通算されます。 7 出勤率が8割以上か否かを算定する場合、 ① 業務上の負傷又は疾病により休業した期間 ② 産前産後の女性が労基法第65条の定めにより休業した期間 ③ 育児・介護休業法に基づく育児・介護休業期間 ④ 年次有給休暇を取得した期間 については出勤したものとして取扱う必要があります。なお、本規程例第27条第2項に定める生理休暇について、年次有給休暇の出勤率の算定に当たって出勤したものとみなすことも、もちろん差し支えありません。 8 出勤率が8割に達しなかったときの翌年度は、年次有給休暇を与えなくても差し支えありません。この場合、年次有給休暇を与えなかった年度の出勤率が8割以上となったときは、次の年度には本条に定める継続勤務期間に応じた日数の年次有給休暇を与えなければなりません。 9 年次有給休暇は日単位で取得することが原則ですが、労働者が希望し、使用者が同意した場合であれば半日単位で与えることが可能です。また、事前に年次有給休暇を買い上げて労働者に休暇を与えないことは法違反となります。 なお、年次有給休暇の請求権は、消滅時効が2年間であるため、前年度分について繰り越す必要があります。 10 年次有給休暇は、計画的付与の場合を除き、労働者の請求する時季に与えなければなりません。ただし、労働者が請求した時季に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、使用者は他の時季に変更することができます(労基法第39条第5項)。 11 本条第4項に定める年次有給休暇の計画的付与制度とは、労働者代表との間で労使協定を結んだ場合、最低5日間は労働者が自由に取得できる日数として残し、5日を超える部分について、協定で年次有給休暇を与える時季を定めて労働者に計画的に取得させるものです(労基法第39条第6項)。 12 年次有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額や精皆勤手当、賞与の額の算定に際しての年次有給休暇取得日を欠勤として取扱う等の不利益な取扱いをしてはいけません(労基法附則第136条)。
パートタイム労働者から正社員になった場合勤続年数は通算されるのか。
継続勤務か否かについては、勤務の実態に即し実質的に判断しなければなりません。この点、例えば、定年退職して引き続き嘱託として再雇用した場合や、パートタイム労働者であった者を正社員に切り替えた場合等実質的に労働関係が継続しているときは、継続年数に通算されます。
JCRRAG_011240
社内規定
5 通常の労働者の年次有給休暇の日数は、その後、勤続年数が1年増すごとに所定の日数を加えた年次有給休暇を付与しなければなりません(労基法第39条第2項)。 6 継続勤務期間とは、労働契約の存続期間、すなわち在籍期間をいいます。継続勤務か否かについては、勤務の実態に即し実質的に判断しなければなりません。この点、例えば、定年退職して引き続き嘱託として再雇用した場合や、パートタイム労働者であった者を正社員に切り替えた場合等実質的に労働関係が継続しているときは、継続年数に通算されます。 7 出勤率が8割以上か否かを算定する場合、 ① 業務上の負傷又は疾病により休業した期間 ② 産前産後の女性が労基法第65条の定めにより休業した期間 ③ 育児・介護休業法に基づく育児・介護休業期間 ④ 年次有給休暇を取得した期間 については出勤したものとして取扱う必要があります。なお、本規程例第27条第2項に定める生理休暇について、年次有給休暇の出勤率の算定に当たって出勤したものとみなすことも、もちろん差し支えありません。 8 出勤率が8割に達しなかったときの翌年度は、年次有給休暇を与えなくても差し支えありません。この場合、年次有給休暇を与えなかった年度の出勤率が8割以上となったときは、次の年度には本条に定める継続勤務期間に応じた日数の年次有給休暇を与えなければなりません。 9 年次有給休暇は日単位で取得することが原則ですが、労働者が希望し、使用者が同意した場合であれば半日単位で与えることが可能です。また、事前に年次有給休暇を買い上げて労働者に休暇を与えないことは法違反となります。 なお、年次有給休暇の請求権は、消滅時効が2年間であるため、前年度分について繰り越す必要があります。 10 年次有給休暇は、計画的付与の場合を除き、労働者の請求する時季に与えなければなりません。ただし、労働者が請求した時季に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、使用者は他の時季に変更することができます(労基法第39条第5項)。 11 本条第4項に定める年次有給休暇の計画的付与制度とは、労働者代表との間で労使協定を結んだ場合、最低5日間は労働者が自由に取得できる日数として残し、5日を超える部分について、協定で年次有給休暇を与える時季を定めて労働者に計画的に取得させるものです(労基法第39条第6項)。 12 年次有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額や精皆勤手当、賞与の額の算定に際しての年次有給休暇取得日を欠勤として取扱う等の不利益な取扱いをしてはいけません(労基法附則第136条)。
出勤率が8割以上に達してない労働者が、翌年度は8割以上出勤した場合は年次有給休暇はどうなるのか。
出勤率が8割に達しなかったときの翌年度は、年次有給休暇を与えなくても差し支えありません。この場合、年次有給休暇を与えなかった年度の出勤率が8割以上となったときは、次の年度には本条に定める継続勤務期間に応じた日数の年次有給休暇を与えなければなりません。
JCRRAG_011241
社内規定
5 通常の労働者の年次有給休暇の日数は、その後、勤続年数が1年増すごとに所定の日数を加えた年次有給休暇を付与しなければなりません(労基法第39条第2項)。 6 継続勤務期間とは、労働契約の存続期間、すなわち在籍期間をいいます。継続勤務か否かについては、勤務の実態に即し実質的に判断しなければなりません。この点、例えば、定年退職して引き続き嘱託として再雇用した場合や、パートタイム労働者であった者を正社員に切り替えた場合等実質的に労働関係が継続しているときは、継続年数に通算されます。 7 出勤率が8割以上か否かを算定する場合、 ① 業務上の負傷又は疾病により休業した期間 ② 産前産後の女性が労基法第65条の定めにより休業した期間 ③ 育児・介護休業法に基づく育児・介護休業期間 ④ 年次有給休暇を取得した期間 については出勤したものとして取扱う必要があります。なお、本規程例第27条第2項に定める生理休暇について、年次有給休暇の出勤率の算定に当たって出勤したものとみなすことも、もちろん差し支えありません。 8 出勤率が8割に達しなかったときの翌年度は、年次有給休暇を与えなくても差し支えありません。この場合、年次有給休暇を与えなかった年度の出勤率が8割以上となったときは、次の年度には本条に定める継続勤務期間に応じた日数の年次有給休暇を与えなければなりません。 9 年次有給休暇は日単位で取得することが原則ですが、労働者が希望し、使用者が同意した場合であれば半日単位で与えることが可能です。また、事前に年次有給休暇を買い上げて労働者に休暇を与えないことは法違反となります。 なお、年次有給休暇の請求権は、消滅時効が2年間であるため、前年度分について繰り越す必要があります。 10 年次有給休暇は、計画的付与の場合を除き、労働者の請求する時季に与えなければなりません。ただし、労働者が請求した時季に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、使用者は他の時季に変更することができます(労基法第39条第5項)。 11 本条第4項に定める年次有給休暇の計画的付与制度とは、労働者代表との間で労使協定を結んだ場合、最低5日間は労働者が自由に取得できる日数として残し、5日を超える部分について、協定で年次有給休暇を与える時季を定めて労働者に計画的に取得させるものです(労基法第39条第6項)。 12 年次有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額や精皆勤手当、賞与の額の算定に際しての年次有給休暇取得日を欠勤として取扱う等の不利益な取扱いをしてはいけません(労基法附則第136条)。
使用者は年次有給休暇を半日だけ与えることはできるのか。
年次有給休暇は日単位で取得することが原則ですが、労働者が希望し、使用者が同意した場合であれば半日単位で与えることが可能です。
JCRRAG_011242
社内規定
【第22条 勤務間インターバル制度】 1 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法(労働時間等設定改善法)が改正され、2019年(平成31年)4月1日から、勤務間インターバル制度の導入が事業主の努力義務となりました。 2 勤務間インターバル制度とは、終業時刻から次の始業時刻の間に、一定時間以上の休息時間(インターバル時間)を設けることで、従業員の生活時間や睡眠時間を確保しようとするものです。 3 一定のインターバル時間を確保することで、従業員が十分な生活時間や睡眠時間を確保でき、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら働き続けることができます。 4 インターバル時間の満了時刻が、次の勤務の所定労働時間以降に及ぶ場合の取扱いについては、以下の方法が考えられ、就業規則の規程例は以下のとおりです。 5 このほか、必要に応じ、勤務間インターバル制度に関する申請手続や労働時間の取扱い等についても就業規則等の規定の整備を行う必要があります。 (勤務間インターバル) 第22条 いかなる場合も、従業員ごとに1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに少なくとも、○時間の継続した休息時間を与える。ただし、災害その他避けることができない場合は、この限りではない。 2 前項の休息時間の満了時刻が、次の勤務の所定始業時刻以降に及ぶ場合、当該始業時刻から満了時刻までの時間は労働したものとみなす。 [例2] インターバル時間と翌日の所定労働時間が重複した時、勤務開始時刻を繰り下げる場合 (勤務間インターバル) 第22条 いかなる場合も、従業員ごとに1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに少なくとも、○時間の継続した休息時間を与える。ただし、災害その他避けることができない場合は、この限りではない。 2 前項の休息時間の満了時刻が、次の勤務の所定始業時刻以降に及ぶ場合、翌日の始業時刻は、前項の休息時間の満了時刻まで繰り下げる。このほか、ある時刻以降の残業を禁止し、次の始業時刻以前の勤務を認めないこととする等によりインターバル時間を確保する方法も考えられます。
勤務間インターバル制度を導入するとどうなるのか。
一定のインターバル時間を確保することで、従業員が十分な生活時間や睡眠時間を確保でき、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら働き続けることができます。
JCRRAG_011243
社内規定
(年次有給休暇の時間単位での付与 ) 第24条 労働者代表との書面による協定に基づき、前条の年次有給休暇の日数のうち、1年について5日の範囲で次により時間単位の年次有給休暇(以下「時間単位年休」という。)を付与する。 (1)時間単位年休付与の対象者は、すべての労働者とする。 (2)時間単位年休を取得する場合の、1日の年次有給休暇に相当する時間数は、以下のとおりとする。 ① 所定労働時間が5 時間を超え6 時間以下の者…6 時間 ② 所定労働時間が6 時間を超え7 時間以下の者…7 時間 ③ 所定労働時間が7 時間を超え8 時間以下の者…8 時間 (3)時間単位年休は1時間単位で付与する。 (4)本条の時間単位年休に支払われる賃金額は、所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金の1時間当たりの額に、取得した時間単位年休の時間数を乗じた額とする。 (5)上記以外の事項については、前条の年次有給休暇と同様とする。 【第24条 年次有給休暇の時間単位での付与】 1 労使協定を締結すれば、年に5日を限度として、時間単位で年次有給休暇を与えることができます。 2 時間単位年休の1時間分の賃金額は、①平均賃金、②所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金、③健康保険法第40条第1項に定める標準報酬月額を30分の1に相当する額(1の位は四捨五入)(ただし、③については労働者代表との書面による協定が必要です。)をその日の所定労働時間で除した額になります。①~③のいずれにするかは、就業規則等に定めることが必要です(労基法第39条第7項)。 3 労使協定に規定しなければならない内容は次のとおりです。 ① 時間単位年休の対象労働者の範囲(対象となる労働者の範囲を定めます。) ② 時間単位年休の日数(5日以内の範囲で定めます。前年度からの繰越しがある場合であっても、当該繰越し分を含めて5日以内となります。) ③ 年次有給休暇1日分に相当する時間単位年休の時間数(1日分の年次有給休暇に対応する所定労働時間数を基に定めます。1日の所定労働時間に1時間に満たない端数がある場合は時間単位に切り上げて計算します。) ④ 1時間以外の時間を単位とする場合はその時間数(ただし、1日の所定労働時間を上回ることはできません。) 4 時間単位年休も年次有給休暇ですので、事業の正常な運営を妨げる場合は使用者による時季変更権が認められます。ただし、日単位での請求を時間単位に変えることや、時間単位での請求を日単位に変えることはできません。
時間単位で年次有給休暇を与えることはできるのか。
労使協定を締結すれば、年に5日を限度として、時間単位で年次有給休暇を与えることができます。
JCRRAG_011244
社内規定
(年次有給休暇の時間単位での付与 ) 第24条 労働者代表との書面による協定に基づき、前条の年次有給休暇の日数のうち、1年について5日の範囲で次により時間単位の年次有給休暇(以下「時間単位年休」という。)を付与する。 (1)時間単位年休付与の対象者は、すべての労働者とする。 (2)時間単位年休を取得する場合の、1日の年次有給休暇に相当する時間数は、以下のとおりとする。 ① 所定労働時間が5 時間を超え6 時間以下の者…6 時間 ② 所定労働時間が6 時間を超え7 時間以下の者…7 時間 ③ 所定労働時間が7 時間を超え8 時間以下の者…8 時間 (3)時間単位年休は1時間単位で付与する。 (4)本条の時間単位年休に支払われる賃金額は、所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金の1時間当たりの額に、取得した時間単位年休の時間数を乗じた額とする。 (5)上記以外の事項については、前条の年次有給休暇と同様とする。 【第24条 年次有給休暇の時間単位での付与】 1 労使協定を締結すれば、年に5日を限度として、時間単位で年次有給休暇を与えることができます。 2 時間単位年休の1時間分の賃金額は、①平均賃金、②所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金、③健康保険法第40条第1項に定める標準報酬月額を30分の1に相当する額(1の位は四捨五入)(ただし、③については労働者代表との書面による協定が必要です。)をその日の所定労働時間で除した額になります。①~③のいずれにするかは、就業規則等に定めることが必要です(労基法第39条第7項)。 3 労使協定に規定しなければならない内容は次のとおりです。 ① 時間単位年休の対象労働者の範囲(対象となる労働者の範囲を定めます。) ② 時間単位年休の日数(5日以内の範囲で定めます。前年度からの繰越しがある場合であっても、当該繰越し分を含めて5日以内となります。) ③ 年次有給休暇1日分に相当する時間単位年休の時間数(1日分の年次有給休暇に対応する所定労働時間数を基に定めます。1日の所定労働時間に1時間に満たない端数がある場合は時間単位に切り上げて計算します。) ④ 1時間以外の時間を単位とする場合はその時間数(ただし、1日の所定労働時間を上回ることはできません。) 4 時間単位年休も年次有給休暇ですので、事業の正常な運営を妨げる場合は使用者による時季変更権が認められます。ただし、日単位での請求を時間単位に変えることや、時間単位での請求を日単位に変えることはできません。
時間単位年休も年次有給休暇と同じように扱うべきなのか。
時間単位年休も年次有給休暇ですので、事業の正常な運営を妨げる場合は使用者による時季変更権が認められます。ただし、日単位での請求を時間単位に変えることや、時間単位での請求を日単位に変えることはできません。
JCRRAG_011245
社内規定
(産前産後の休業) 第25条 6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産予定の女性労働者から請求があったときは、休業させる。 2 産後8週間を経過していない女性労働者は、就業させない。 3 前項の規定にかかわらず、産後6週間を経過した女性労働者から請求があった場合は、その者について医師が支障ないと認めた業務に就かせることがある。 【第25条 産前産後の休業】 1 6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産予定の女性労働者が休業を請求した場合には、その者を就業させてはいけません(労基法第65条第1項)。 2 産後8週間を経過しない女性労働者を就業させてはいけません。ただし、産後6週間を経過した女性労働者から請求があったときは、医師が支障がないと認めた業務には就かせることができます(労基法第65条第2項)。また、妊娠4か月以上であれば流産・死産の場合も産後休業を与える必要があります。 3 産前産後の休業を請求し、又は取得したことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません(均等法第9条第3項)。 (母性健康管理の措置) 第26条 妊娠中又は出産後1年を経過しない女性労働者から、所定労働時間内に、母子保健法に基づく保健指導又は健康診査を受けるために申出があったときは、次の範囲で時間内通院を認める。 ① 産前の場合 妊娠23週まで・・・・・・・・4週に1回 妊娠24週から35週まで ・・・2週に1回 妊娠36週から出産まで ・・・・1週に1回 ただし、医師又は助産師(以下「医師等」という。)がこれと異なる指示をしたときには、その指示により必要な時間 ② 産後(1年以内)の場合 医師等の指示により必要な時間 2 妊娠中又は出産後1年を経過しない女性労働者から、保健指導又は健康診査に基づき勤務時間等について医師等の指導を受けた旨申出があった場合、次の措置を講ずる。 ① 妊娠中の通勤緩和措置として、通勤時の混雑を避けるよう指導された場合は、原則として 時間の勤務時間の短縮又は 時間以内の時差出勤を認める。 ② 妊娠中の休憩時間について指導された場合は、適宜休憩時間の延長や休憩の回数を増やす。 ③ 妊娠中又は出産後の女性労働者が、その症状等に関して指導された場合は、医師等の指導事項を遵守するための作業の軽減や勤務時間の短縮、休業等の措置をとる。 【第26条 母性健康管理の措置】 1 事業主は、雇用する女性労働者が母子保健法の規定による保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間を確保することができるようにしなければなりません。 また、事業主は、雇用する女性労働者が保健指導又は健康診査に基づく指導事項を守ることができるようにするため、勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければなりません。 なお、流産・死産後1年以内であれば妊娠の週数を問わず母性健康管理措置の対象となります。 2 母性健康管理措置を求め、又は措置を受けたことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません。
事業主は、雇用する女性労働者が健康診断を受けたいと言ってきたら受けさせなければならないのか。
事業主は、雇用する女性労働者が母子保健法の規定による保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間を確保することができるようにしなければなりません。
JCRRAG_011246
社内規定
(産前産後の休業) 第25条 6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産予定の女性労働者から請求があったときは、休業させる。 2 産後8週間を経過していない女性労働者は、就業させない。 3 前項の規定にかかわらず、産後6週間を経過した女性労働者から請求があった場合は、その者について医師が支障ないと認めた業務に就かせることがある。 【第25条 産前産後の休業】 1 6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産予定の女性労働者が休業を請求した場合には、その者を就業させてはいけません(労基法第65条第1項)。 2 産後8週間を経過しない女性労働者を就業させてはいけません。ただし、産後6週間を経過した女性労働者から請求があったときは、医師が支障がないと認めた業務には就かせることができます(労基法第65条第2項)。また、妊娠4か月以上であれば流産・死産の場合も産後休業を与える必要があります。 3 産前産後の休業を請求し、又は取得したことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません(均等法第9条第3項)。 (母性健康管理の措置) 第26条 妊娠中又は出産後1年を経過しない女性労働者から、所定労働時間内に、母子保健法に基づく保健指導又は健康診査を受けるために申出があったときは、次の範囲で時間内通院を認める。 ① 産前の場合 妊娠23週まで・・・・・・・・4週に1回 妊娠24週から35週まで ・・・2週に1回 妊娠36週から出産まで ・・・・1週に1回 ただし、医師又は助産師(以下「医師等」という。)がこれと異なる指示をしたときには、その指示により必要な時間 ② 産後(1年以内)の場合 医師等の指示により必要な時間 2 妊娠中又は出産後1年を経過しない女性労働者から、保健指導又は健康診査に基づき勤務時間等について医師等の指導を受けた旨申出があった場合、次の措置を講ずる。 ① 妊娠中の通勤緩和措置として、通勤時の混雑を避けるよう指導された場合は、原則として 時間の勤務時間の短縮又は 時間以内の時差出勤を認める。 ② 妊娠中の休憩時間について指導された場合は、適宜休憩時間の延長や休憩の回数を増やす。 ③ 妊娠中又は出産後の女性労働者が、その症状等に関して指導された場合は、医師等の指導事項を遵守するための作業の軽減や勤務時間の短縮、休業等の措置をとる。 【第26条 母性健康管理の措置】 1 事業主は、雇用する女性労働者が母子保健法の規定による保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間を確保することができるようにしなければなりません。 また、事業主は、雇用する女性労働者が保健指導又は健康診査に基づく指導事項を守ることができるようにするため、勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければなりません。 なお、流産・死産後1年以内であれば妊娠の週数を問わず母性健康管理措置の対象となります。 2 母性健康管理措置を求め、又は措置を受けたことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません。
流産・死産の場合でも産後休暇は与える必要があるか。
妊娠4か月以上であれば流産・死産の場合も産後休業を与える必要があります。
JCRRAG_011247
社内規定
(慶弔休暇) 第30条 労働者が申請した場合は、次のとおり慶弔休暇を与える。 ① 本人が結婚したとき 〇日 ② 妻が出産したとき 〇日 ③ 配偶者、子又は父母が死亡したとき 〇日 ④ 兄弟姉妹、祖父母、配偶者の父母又は兄弟姉妹が死亡したとき 〇日 (病気休暇) 第31条 労働者が私的な負傷又は疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合に、病気休暇を〇日与える。 【第30条 慶弔休暇】 【第31条 病気休暇】 慶弔休暇及び病気休暇については労基法上必ず定めなければならないものではありません。各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。 (裁判員等のための休暇) 第32条 労働者が裁判員若しくは補充裁判員となった場合又は裁判員候補者となった場合には、次のとおり休暇を与える。 ① 裁判員又は補充裁判員となった場合 必要な日数 ② 裁判員候補者となった場合 必要な時間 【第32条 裁判員等のための休暇】 裁判員制度に関し、労働者が裁判員若しくは補充裁判員となった場合又は裁判員候補者となった場合で、労働者からその職務に必要な時間を請求された場合、使用者はこれを拒んではなりません。このため、各事業場においては、裁判員等のための休暇を制度として導入することが求められます。 また、労働者が裁判員の職務を行うために休暇を取得したこと、その他裁判員、補充裁判員、選任予定裁判員若しくは裁判員候補者であること又はこれらの者であったことを理由として、解雇その他不利益な取扱いをしてはなりません(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(平成16年法律第63号)第100条)。
慶弔休暇及び病気休暇については就業規則に載せる決まりはあるのか。
慶弔休暇及び病気休暇については労基法上必ず定めなければならないものではありません。各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。
JCRRAG_011248
社内規定
(慶弔休暇) 第30条 労働者が申請した場合は、次のとおり慶弔休暇を与える。 ① 本人が結婚したとき 〇日 ② 妻が出産したとき 〇日 ③ 配偶者、子又は父母が死亡したとき 〇日 ④ 兄弟姉妹、祖父母、配偶者の父母又は兄弟姉妹が死亡したとき 〇日 (病気休暇) 第31条 労働者が私的な負傷又は疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合に、病気休暇を〇日与える。 【第30条 慶弔休暇】 【第31条 病気休暇】 慶弔休暇及び病気休暇については労基法上必ず定めなければならないものではありません。各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。 (裁判員等のための休暇) 第32条 労働者が裁判員若しくは補充裁判員となった場合又は裁判員候補者となった場合には、次のとおり休暇を与える。 ① 裁判員又は補充裁判員となった場合 必要な日数 ② 裁判員候補者となった場合 必要な時間 【第32条 裁判員等のための休暇】 裁判員制度に関し、労働者が裁判員若しくは補充裁判員となった場合又は裁判員候補者となった場合で、労働者からその職務に必要な時間を請求された場合、使用者はこれを拒んではなりません。このため、各事業場においては、裁判員等のための休暇を制度として導入することが求められます。 また、労働者が裁判員の職務を行うために休暇を取得したこと、その他裁判員、補充裁判員、選任予定裁判員若しくは裁判員候補者であること又はこれらの者であったことを理由として、解雇その他不利益な取扱いをしてはなりません(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(平成16年法律第63号)第100条)。
裁判員制度に関して就業規則に導入する必要はあるのか。
裁判員制度に関し、労働者が裁判員若しくは補充裁判員となった場合又は裁判員候補者となった場合で、労働者からその職務に必要な時間を請求された場合、使用者はこれを拒んではなりません。このため、各事業場においては、裁判員等のための休暇を制度として導入することが求められます。
JCRRAG_011249
社内規定
(育児時間及び生理休暇) 第27条 1歳に満たない子を養育する女性労働者から請求があったときは、休憩時間のほか1日について2回、1回について30分の育児時間を与える。 2 生理日の就業が著しく困難な女性労働者から請求があったときは、必要な期間休暇を与える。 【第27条 育児時間及び生理休暇】 1 育児時間については、生後満1年に達しない子を育てている女性労働者から請求があった場合は、授乳その他育児のための時間を、一般の休憩時間とは別に、1日2回各々少なくとも30分の時間を与えなければなりません(労基法第67条)。育児時間を請求し、又は取得したことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません(均等法第9条第3項)。 2 生理日の就業が著しく困難な女性労働者が休暇を請求した場合、請求のあった期間は当該女性労働者を就業させてはなりません(労基法第68条)。なお、休暇は暦日単位のほか半日単位、時間単位でもあっても差し支えありません。 (不妊治療休暇) 第29条 労働者が不妊治療のための休暇を請求したときは、年○日を限度に休暇を与える。 2 労働者が不妊治療のための休業を請求したときは、休業開始日の属する事業年度(毎年4月1日から翌年3月31日まで)を含む引き続く5事業年度の期間において、最長1年間を限度に休業することができる。 【第29条 不妊治療休暇】 1 不妊治療休暇については労働関係法令上必ず定めなければならないものではありません。社内のニーズを踏まえ、各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。 2 不妊治療のための休暇制度等は、労働者の性別や雇用形態にかかわらず取得可能なものとしてください。また、具体的制度内容は、労働者のニーズを把握して整備することが望まれます。例えば、時間・半日単位の年次有給休暇や、柔軟な勤務を可能とするフレックスタイム、テレワークなどの導入も不妊治療と仕事との両立を進めるためには有効です。
不妊治療に関する休暇は必ず定めなければいけないのか。
不妊治療休暇については労働関係法令上必ず定めなければならないものではありません。社内のニーズを踏まえ、各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。
JCRRAG_011250
社内規定
(育児時間及び生理休暇) 第27条 1歳に満たない子を養育する女性労働者から請求があったときは、休憩時間のほか1日について2回、1回について30分の育児時間を与える。 2 生理日の就業が著しく困難な女性労働者から請求があったときは、必要な期間休暇を与える。 【第27条 育児時間及び生理休暇】 1 育児時間については、生後満1年に達しない子を育てている女性労働者から請求があった場合は、授乳その他育児のための時間を、一般の休憩時間とは別に、1日2回各々少なくとも30分の時間を与えなければなりません(労基法第67条)。育児時間を請求し、又は取得したことを理由として解雇その他不利益な取扱いをしてはいけません(均等法第9条第3項)。 2 生理日の就業が著しく困難な女性労働者が休暇を請求した場合、請求のあった期間は当該女性労働者を就業させてはなりません(労基法第68条)。なお、休暇は暦日単位のほか半日単位、時間単位でもあっても差し支えありません。 (不妊治療休暇) 第29条 労働者が不妊治療のための休暇を請求したときは、年○日を限度に休暇を与える。 2 労働者が不妊治療のための休業を請求したときは、休業開始日の属する事業年度(毎年4月1日から翌年3月31日まで)を含む引き続く5事業年度の期間において、最長1年間を限度に休業することができる。 【第29条 不妊治療休暇】 1 不妊治療休暇については労働関係法令上必ず定めなければならないものではありません。社内のニーズを踏まえ、各事業場で必要な期間を具体的に定めてください。 2 不妊治療のための休暇制度等は、労働者の性別や雇用形態にかかわらず取得可能なものとしてください。また、具体的制度内容は、労働者のニーズを把握して整備することが望まれます。例えば、時間・半日単位の年次有給休暇や、柔軟な勤務を可能とするフレックスタイム、テレワークなどの導入も不妊治療と仕事との両立を進めるためには有効です。
不妊治療休は男性労働者にも必要なのか。
不妊治療のための休暇制度等は、労働者の性別や雇用形態にかかわらず取得可能なものとしてください。
JCRRAG_011251
社内規定
本規程例と異なり、賃金に関する事項については、就業規則本体とは別に定めることもできます。その場合、別に定めた規程も就業規則の一部になりますので、所轄労働基準監督署長への届出が必要となります。 第33条 賃金の構成は、次のとおりとする。 賃金 基本給    手 当  【家族手当/通勤手当/役付手当/技能・資格手当/精勤手当】    割増賃金【時間外労働割増賃金/休日労働割増賃金/深夜労働割増賃金】 【第33条 賃金の構成】 賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切及び支払の時期並びに昇給に関する事項は、就業規則の絶対的記載事項に当たります。(労基法第89条)。 (基本給) 第34条 基本給は、本人の職務内容、技能、勤務成績、年齢等を考慮して各人別に決定する。 【第34条 基本給】 1 基本給は、職務内容や職務遂行能力等の職務に関する要素や勤続年数、年齢、資格、学歴等の属人的な要素等を考慮して、各事業場において公正に決めることが大切です。 2 基本給には、月給(1か月の所定労働時間に対して賃金額が決められているもの)、日給月給(定額賃金制の一形態で、月給を定め、欠勤した場合にその日数分だけの賃金を差し引くという形の月給制)、日給(1日の所定労働時間に対して賃金額が決められるもの)、時間給(労働時間1時間単位で賃金額が決められ、業務に従事した労働時間に応じて支給されるもの)等があります。 3 具体的な賃金を決めるに当たり、使用者は最低賃金法(昭和34年法律第137号)に基づき決定される最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。労働者に支払おうとする賃金又は支払っている賃金が最低賃金額以上となっているかについては、時間によって定められた賃金(以下「時間給」といいます。)の場合は、当該時間給を最低賃金額と比較することにより判断します。また、日、週又は月によって定められた賃金の場合は、当該金額を上記各期間における所定労働時間数で除した時間当たりの額と最低賃金額とを比較することにより判断します(最低賃金法第4条、最低賃金法施行規則第2条)。 第35条 家族手当は、次の家族を扶養している労働者に対し支給する。 ① 18歳未満の子 1人につき 月額 円 ② 65歳以上の父母 1人につき 月額 円 (通勤手当) 第36条 通勤手当は、月額 円までの範囲内において、通勤に要する実費に相当する額を支給する。 (役付手当) 第37条 役付手当は、以下の職位にある者に対し支給する。 部長 月額 円 課長 月額 円 係長 月額 円 2 昇格によるときは、発令日の属する賃金月から支給する。この場合、当該賃金月においてそれまで属していた役付手当は支給しない。 3 降格によるときは、発令日の属する賃金月の次の賃金月から支給する。 (技能・資格手当) 第38条 技能・資格手当は、次の資格を持ち、その職務に就く者に対し支給する。 安全・衛生管理者(安全衛生推進者を含む。) 月額 円 食品衛生責任者 月額 円 調理師 月額 円 栄養士 月額 円 (精勤手当) 第39条 精勤手当は、当該賃金計算期間における出勤成績により、次のとおり支給する。 ① 無欠勤の場合 月額 円 ② 欠勤1日以内の場合 月額 円 2 前項の精勤手当の計算においては、次のいずれかに該当するときは出勤したものとみなす。 ① 年次有給休暇を取得したとき ② 業務上の負傷又は疾病により療養のため休業したとき 3 第1項の精勤手当の計算に当たっては、遅刻又は早退 回をもって、欠勤1日とみなす。 【第35条 家族手当】 【第36条 通勤手当】 【第37条 役付手当】 【第38条 技能・資格手当】 【第39条 精勤手当】 諸手当に関しては、本規程例で示したもののほか住宅手当、職務手当、単身赴任手当、営業手当等を設ける事業場がありますが、どのような手当を設けるか、また、設けた諸手当の金額をいくらにするかについては、各事業場で決めることになります。
賃金について定めた別の規定は所轄労働基準監督署長への届出が必要なのか。
賃金に関する事項については、就業規則本体とは別に定めることもできます。その場合、別に定めた規程も就業規則の一部になりますので、所轄労働基準監督署長への届出が必要となります。
JCRRAG_011252
社内規定
本規程例と異なり、賃金に関する事項については、就業規則本体とは別に定めることもできます。その場合、別に定めた規程も就業規則の一部になりますので、所轄労働基準監督署長への届出が必要となります。 第33条 賃金の構成は、次のとおりとする。 賃金 基本給    手 当  【家族手当/通勤手当/役付手当/技能・資格手当/精勤手当】    割増賃金【時間外労働割増賃金/休日労働割増賃金/深夜労働割増賃金】 【第33条 賃金の構成】 賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切及び支払の時期並びに昇給に関する事項は、就業規則の絶対的記載事項に当たります。(労基法第89条)。 (基本給) 第34条 基本給は、本人の職務内容、技能、勤務成績、年齢等を考慮して各人別に決定する。 【第34条 基本給】 1 基本給は、職務内容や職務遂行能力等の職務に関する要素や勤続年数、年齢、資格、学歴等の属人的な要素等を考慮して、各事業場において公正に決めることが大切です。 2 基本給には、月給(1か月の所定労働時間に対して賃金額が決められているもの)、日給月給(定額賃金制の一形態で、月給を定め、欠勤した場合にその日数分だけの賃金を差し引くという形の月給制)、日給(1日の所定労働時間に対して賃金額が決められるもの)、時間給(労働時間1時間単位で賃金額が決められ、業務に従事した労働時間に応じて支給されるもの)等があります。 3 具体的な賃金を決めるに当たり、使用者は最低賃金法(昭和34年法律第137号)に基づき決定される最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。労働者に支払おうとする賃金又は支払っている賃金が最低賃金額以上となっているかについては、時間によって定められた賃金(以下「時間給」といいます。)の場合は、当該時間給を最低賃金額と比較することにより判断します。また、日、週又は月によって定められた賃金の場合は、当該金額を上記各期間における所定労働時間数で除した時間当たりの額と最低賃金額とを比較することにより判断します(最低賃金法第4条、最低賃金法施行規則第2条)。 第35条 家族手当は、次の家族を扶養している労働者に対し支給する。 ① 18歳未満の子 1人につき 月額 円 ② 65歳以上の父母 1人につき 月額 円 (通勤手当) 第36条 通勤手当は、月額 円までの範囲内において、通勤に要する実費に相当する額を支給する。 (役付手当) 第37条 役付手当は、以下の職位にある者に対し支給する。 部長 月額 円 課長 月額 円 係長 月額 円 2 昇格によるときは、発令日の属する賃金月から支給する。この場合、当該賃金月においてそれまで属していた役付手当は支給しない。 3 降格によるときは、発令日の属する賃金月の次の賃金月から支給する。 (技能・資格手当) 第38条 技能・資格手当は、次の資格を持ち、その職務に就く者に対し支給する。 安全・衛生管理者(安全衛生推進者を含む。) 月額 円 食品衛生責任者 月額 円 調理師 月額 円 栄養士 月額 円 (精勤手当) 第39条 精勤手当は、当該賃金計算期間における出勤成績により、次のとおり支給する。 ① 無欠勤の場合 月額 円 ② 欠勤1日以内の場合 月額 円 2 前項の精勤手当の計算においては、次のいずれかに該当するときは出勤したものとみなす。 ① 年次有給休暇を取得したとき ② 業務上の負傷又は疾病により療養のため休業したとき 3 第1項の精勤手当の計算に当たっては、遅刻又は早退 回をもって、欠勤1日とみなす。 【第35条 家族手当】 【第36条 通勤手当】 【第37条 役付手当】 【第38条 技能・資格手当】 【第39条 精勤手当】 諸手当に関しては、本規程例で示したもののほか住宅手当、職務手当、単身赴任手当、営業手当等を設ける事業場がありますが、どのような手当を設けるか、また、設けた諸手当の金額をいくらにするかについては、各事業場で決めることになります。
労働者への賃金を決めるに当たり、賃金の制限はあるのか。
具体的な賃金を決めるに当たり、使用者は最低賃金法(昭和34年法律第137号)に基づき決定される最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。
JCRRAG_011253
社内規定
【第40条 割増賃金】 1 法定労働時間を超えて労働させた場合には2割5分以上、法定休日(週1回又は4週4日)に労働させた場合には3割5分以上、深夜(午後10時から午前5時までの間)に労働させた場合には2割5分以上の割増率で計算した割増賃金をそれぞれ支払わなければなりません(労基法第37条第1項・第4項)。 なお、時間外労働が深夜に及んだ場合には5割以上、休日労働が深夜に及んだ場合には6割以上の割増率で計算した割増賃金をそれぞれ支払わなければなりません。 2 会社の定める所定労働時間が法定労働時間よりも短い場合、所定労働時間を超えて法定労働時間に達するまでの時間分については、労基法を上回る措置として割増賃金を支払う契約となっていない限り、通常の労働時間の賃金を支払えばよいこととなります。 3 月給制の場合の割増賃金の計算の基礎となる1時間当たりの賃金は、基本給と手当(本規程例の場合、役付手当、技能・資格手当及び精勤手当が該当します。家族手当や通勤手当等割増賃金の算定基礎から除外することができる手当は除きます。)の合計を、1か月における所定労働時間数(ただし、月によって所定労働時間数が異なる場合には、1年間における1か月の平均所定労働時間数)で除して算出します。また、時間給の場合は、時間額が1時間当たりの賃金となります(労基則第19条)。 4 割増賃金の算定基礎から除外することができる賃金には、家族手当や通勤手当のほか、別居手当、子女教育手当、住宅手当、退職金等臨時に支払われた賃金、賞与等1か月を超える期間ごとに支払われる賃金があります(労基法第37条第5項、同法施行規則第21条)が、これらの手当を除外するに当たっては、単に名称によるのでなく、その実質によって判断しなければなりません。 5 労基法第41条第2号に定める「監督又は管理の地位にある者」については、同条によって労働時間、休憩及び休日に関する規定は適用しないとされている一方、深夜労働に関する規定の適用は排除されていません。このため、時間外労働又は休日労働の割増賃金の支払の問題は生じませんが、深夜労働については割増賃金を支払わなければなりません。 6 月60時間を超える時間外労働については、割増賃金率は5割以上とされています。ただし、中小企業については、令和5年3月31日までの間、引上げが猶予され、月60時間を超える時間外労働の部分についても2割5分以上とされています。 適用が猶予される中小企業に該当するか否かについては、「出資金の額又は出資の総額」と「常時使用する労働者の数」で判断されます。社会福祉法人等で資本金や出資金の概念がない場合には、労働者数のみで判断することとなります。 令和5年4月1日から、1か月に60時間を超えて時間外労働をさせた場合は、その超えた部分の労働については、50%以上の割増賃金を支払わなければなりません。(労働基準法第37条第1項ただし書きが適用されます。) また、就業規則の変更が必要になる場合もあります。
割増賃金の算定基礎から除外できる手当はあるのか。
割増賃金の算定基礎から除外することができる賃金には、家族手当や通勤手当のほか、別居手当、子女教育手当、住宅手当、退職金等臨時に支払われた賃金、賞与等1か月を超える期間ごとに支払われる賃金があります。
JCRRAG_011254
社内規定
【第40条 割増賃金】 1 法定労働時間を超えて労働させた場合には2割5分以上、法定休日(週1回又は4週4日)に労働させた場合には3割5分以上、深夜(午後10時から午前5時までの間)に労働させた場合には2割5分以上の割増率で計算した割増賃金をそれぞれ支払わなければなりません(労基法第37条第1項・第4項)。 なお、時間外労働が深夜に及んだ場合には5割以上、休日労働が深夜に及んだ場合には6割以上の割増率で計算した割増賃金をそれぞれ支払わなければなりません。 2 会社の定める所定労働時間が法定労働時間よりも短い場合、所定労働時間を超えて法定労働時間に達するまでの時間分については、労基法を上回る措置として割増賃金を支払う契約となっていない限り、通常の労働時間の賃金を支払えばよいこととなります。 3 月給制の場合の割増賃金の計算の基礎となる1時間当たりの賃金は、基本給と手当(本規程例の場合、役付手当、技能・資格手当及び精勤手当が該当します。家族手当や通勤手当等割増賃金の算定基礎から除外することができる手当は除きます。)の合計を、1か月における所定労働時間数(ただし、月によって所定労働時間数が異なる場合には、1年間における1か月の平均所定労働時間数)で除して算出します。また、時間給の場合は、時間額が1時間当たりの賃金となります(労基則第19条)。 4 割増賃金の算定基礎から除外することができる賃金には、家族手当や通勤手当のほか、別居手当、子女教育手当、住宅手当、退職金等臨時に支払われた賃金、賞与等1か月を超える期間ごとに支払われる賃金があります(労基法第37条第5項、同法施行規則第21条)が、これらの手当を除外するに当たっては、単に名称によるのでなく、その実質によって判断しなければなりません。 5 労基法第41条第2号に定める「監督又は管理の地位にある者」については、同条によって労働時間、休憩及び休日に関する規定は適用しないとされている一方、深夜労働に関する規定の適用は排除されていません。このため、時間外労働又は休日労働の割増賃金の支払の問題は生じませんが、深夜労働については割増賃金を支払わなければなりません。 6 月60時間を超える時間外労働については、割増賃金率は5割以上とされています。ただし、中小企業については、令和5年3月31日までの間、引上げが猶予され、月60時間を超える時間外労働の部分についても2割5分以上とされています。 適用が猶予される中小企業に該当するか否かについては、「出資金の額又は出資の総額」と「常時使用する労働者の数」で判断されます。社会福祉法人等で資本金や出資金の概念がない場合には、労働者数のみで判断することとなります。 令和5年4月1日から、1か月に60時間を超えて時間外労働をさせた場合は、その超えた部分の労働については、50%以上の割増賃金を支払わなければなりません。(労働基準法第37条第1項ただし書きが適用されます。) また、就業規則の変更が必要になる場合もあります。
労基法第41条第2号に定める「監督又は管理の地位にある者」について、同条によって適用しないとされているものは何ですか。
労基法第41条第2号に定める「監督又は管理の地位にある者」について、同条によって適用しないとされているものは労働時間、休憩及び休日に関する規定です。
JCRRAG_011255
社内規定
(代替休暇) 第42条 1か月の時間外労働が60時間を超えた労働者に対して、労使協定に基づき、次により代替休暇を与えるものとする。 2 代替休暇を取得できる期間は、直前の賃金締切日の翌日から起算して、翌々月の賃金締切日までの2か月とする。 3 代替休暇は、半日又は1日で与える。この場合の半日とは、午前( 00:00 ~ 00:00)又は午後( 00:00 ~00:00)のことをいう。 4 代替休暇の時間数は、1か月60時間を超える時間外労働時間数に換算率を乗じた時間数とする。この場合において、換算率とは、代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率50%から代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率35%を差し引いた15%とする。また、労働者が代替休暇を取得した場合は、取得した時間数を換算率(15%)で除した時間数については、15%の割増賃金の支払を要しないこととする。 5 代替休暇の時間数が半日又は1日に満たない端数がある場合には、その満たない部分についても有給の休暇とし、半日又は1日の休暇として与えることができる。ただし、前項の割増賃金の支払を要しないこととなる時間の計算においては、代替休暇の時間数を上回って休暇とした部分は算定せず、代替休暇の時間数のみで計算することとする。 6 代替休暇を取得しようとする者は、1か月に60時間を超える時間外労働を行った月の賃金締切日の翌日から5 日以内に、会社に申し出ることとする。代替休暇取得日は、労働者の意向を踏まえ決定することとする。 7 会社は、前項の申出があった場合には、支払うべき割増賃金額のうち代替休暇に代替される割増賃金額を除いた部分を通常の賃金支払日に支払うこととする。ただし、当該月の末日の翌日から2 か月以内に取得がなされなかった場合には、取得がなされないことが確定した月に係る賃金支払日に残りの15%の割増賃金を支払うこととする。 8 会社は、第6項に定める期間内に申出がなかった場合は、当該月に行われた時間外労働に係る割増賃金の総額を通常の賃金支払日に支払うこととする。ただし、第6項に定める期間内に申出を行わなかった労働者から、第2項に定める代替休暇を取得できる期間内に改めて代替休暇の取得の申出があった場合には、会社の承認により、代替休暇を与えることができる。この場合、代替休暇の取得があった月に係る賃金支払日に過払分の賃金を精算するものとする。 【第42条 代替休暇】 1 特に長い時間外労働を抑制することを目的として、1か月に60時間を超える時間外労働については、法定割増賃金率が50%以上とされていますが、やむを得ずこれを超える時間外労働を行わざるを得ない場合も考えられます。 このため、そのような労働者の健康を確保する観点から、平成22年4月1日より1か月に60時間を超えて時間外労働を行わせた労働者について、労使協定により、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて、有給の休暇を与えることができることとしたものを代替休暇としています。 2 代替休暇を実施する場合には、事業場において労使協定を締結する必要があります。この労使協定は、個々の労働者に対して代替休暇の取得を義務付けるものではありません。労使協定が締結されている事業場において、個々の労働者が実際に代替休暇を取得するか否かは、労働者の意思によります。また、代替休暇の制度を設ける場合には、代替休暇に関する事項は労基法第89条の「休暇」に関する事項ですので、就業規則に記載する必要があります。 3 代替休暇を与える場合には、労使協定で次の事項を定める必要があります。 (1)代替休暇として与えることができる時間の時間数の算定方法 代替休暇として与えることができる時間数の具体的な算定方法は、① 1か月について60時間を超えて時間外労働をさせた時間数に、② (ア)労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率と(イ)労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率との差に相当する率(以下「換算率」という。) を乗じるものとされています。 代替休暇として与えることができる時間数=(一か月の時間外労働時間数①-60)×換算率② 換算率②=労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率(5割以上)(ア)ー労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率(2割5分以上)(イ) 労使協定では、この算定方法にしたがって具体的に定める必要があります。 また、上記(ア)労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率は5割以上の率とする必要があり、上記(イ)労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率は2割5分以上の率とする必要があります。これらは、いずれも就業規則 の絶対的必要記載事項である「賃金の決定、計算及び支払の方法」に当たることから、就業規則に記載しなければなりません。
代替休暇とはなんですか。
平成22年4月1日より1か月に60時間を超えて時間外労働を行わせた労働者について、労使協定により、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて、有給の休暇を与えることができることとしたものを代替休暇としています。
JCRRAG_011256
社内規定
(代替休暇) 第42条 1か月の時間外労働が60時間を超えた労働者に対して、労使協定に基づき、次により代替休暇を与えるものとする。 2 代替休暇を取得できる期間は、直前の賃金締切日の翌日から起算して、翌々月の賃金締切日までの2か月とする。 3 代替休暇は、半日又は1日で与える。この場合の半日とは、午前( 00:00 ~ 00:00)又は午後( 00:00 ~00:00)のことをいう。 4 代替休暇の時間数は、1か月60時間を超える時間外労働時間数に換算率を乗じた時間数とする。この場合において、換算率とは、代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率50%から代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率35%を差し引いた15%とする。また、労働者が代替休暇を取得した場合は、取得した時間数を換算率(15%)で除した時間数については、15%の割増賃金の支払を要しないこととする。 5 代替休暇の時間数が半日又は1日に満たない端数がある場合には、その満たない部分についても有給の休暇とし、半日又は1日の休暇として与えることができる。ただし、前項の割増賃金の支払を要しないこととなる時間の計算においては、代替休暇の時間数を上回って休暇とした部分は算定せず、代替休暇の時間数のみで計算することとする。 6 代替休暇を取得しようとする者は、1か月に60時間を超える時間外労働を行った月の賃金締切日の翌日から5 日以内に、会社に申し出ることとする。代替休暇取得日は、労働者の意向を踏まえ決定することとする。 7 会社は、前項の申出があった場合には、支払うべき割増賃金額のうち代替休暇に代替される割増賃金額を除いた部分を通常の賃金支払日に支払うこととする。ただし、当該月の末日の翌日から2 か月以内に取得がなされなかった場合には、取得がなされないことが確定した月に係る賃金支払日に残りの15%の割増賃金を支払うこととする。 8 会社は、第6項に定める期間内に申出がなかった場合は、当該月に行われた時間外労働に係る割増賃金の総額を通常の賃金支払日に支払うこととする。ただし、第6項に定める期間内に申出を行わなかった労働者から、第2項に定める代替休暇を取得できる期間内に改めて代替休暇の取得の申出があった場合には、会社の承認により、代替休暇を与えることができる。この場合、代替休暇の取得があった月に係る賃金支払日に過払分の賃金を精算するものとする。 【第42条 代替休暇】 1 特に長い時間外労働を抑制することを目的として、1か月に60時間を超える時間外労働については、法定割増賃金率が50%以上とされていますが、やむを得ずこれを超える時間外労働を行わざるを得ない場合も考えられます。 このため、そのような労働者の健康を確保する観点から、平成22年4月1日より1か月に60時間を超えて時間外労働を行わせた労働者について、労使協定により、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて、有給の休暇を与えることができることとしたものを代替休暇としています。 2 代替休暇を実施する場合には、事業場において労使協定を締結する必要があります。この労使協定は、個々の労働者に対して代替休暇の取得を義務付けるものではありません。労使協定が締結されている事業場において、個々の労働者が実際に代替休暇を取得するか否かは、労働者の意思によります。また、代替休暇の制度を設ける場合には、代替休暇に関する事項は労基法第89条の「休暇」に関する事項ですので、就業規則に記載する必要があります。 3 代替休暇を与える場合には、労使協定で次の事項を定める必要があります。 (1)代替休暇として与えることができる時間の時間数の算定方法 代替休暇として与えることができる時間数の具体的な算定方法は、① 1か月について60時間を超えて時間外労働をさせた時間数に、② (ア)労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率と(イ)労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率との差に相当する率(以下「換算率」という。) を乗じるものとされています。 代替休暇として与えることができる時間数=(一か月の時間外労働時間数①-60)×換算率② 換算率②=労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率(5割以上)(ア)ー労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率(2割5分以上)(イ) 労使協定では、この算定方法にしたがって具体的に定める必要があります。 また、上記(ア)労働者が代替休暇を取得しなかった場合に支払う割増賃金率は5割以上の率とする必要があり、上記(イ)労働者が代替休暇を取得した場合に支払う割増賃金率は2割5分以上の率とする必要があります。これらは、いずれも就業規則 の絶対的必要記載事項である「賃金の決定、計算及び支払の方法」に当たることから、就業規則に記載しなければなりません。
代替休暇は就業規則に記載する必要はあるのか。
代替休暇の制度を設ける場合には、代替休暇に関する事項は労基法第89条の「休暇」に関する事項ですので、就業規則に記載する必要があります。
JCRRAG_011257
社内規定
(2)代替休暇の単位 代替休暇の単位は、代替休暇はまとまった単位で与えることによって労働者の休息の機会とする観点から、1日又は半日とされており、労使協定には、その一方又は両方を代替休暇の単位として定める必要があります。ここでいう「1日」とは、労働者の1日の所定労働時間をいい、「半日」とはその二分の一をいいますが、「半日」については、必ずしも厳密に1日の所定労働時間の二分の一とする必要はありません。 しかし、その場合には、労使協定で当該事業場における「半日」の定義を定めておくことが必要です。 (3)代替休暇を与えることができる期間 代替休暇を与えることができる期間については、時間外労働が1か月に60時間を超えたその月の末日の翌日から2か月以内とされており、労使協定では、この範囲内で期間を定める必要があります。 (4)代替休暇の取得日及び割増賃金の支払日 代替休暇の労使協定については、上記(1)から(3)までの事項を必ず定める必要があります(労基則第19条の2)が、このほか労使協定で定めるべきものとしては、次のものが考えられます。 ① 労働者の意向を踏まえた代替休暇の取得日の決定方法例えば、月末から5日以内に使用者が労働者に代替休暇を取得するか否かを確認し、取得の意向がある場合には取得日を決定するというように、取得日の決定の方法について協定しておきましょう。 ただし、代替休暇を取得するかどうかは、労働者の意思に委ねられていますので、代替休暇の取得日は、労働者の意向を踏まえたものとしなければなりません。 ② 1か月について60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日 1か月に60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日については、労働者の代替休暇の取得の意向に応じて、次のようになります。 (a)労働者に代替休暇の取得の意向がある場合は、支払義務がある割増賃金(労基法第37条により2割5分以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、代替休暇の取得の意向があった労働者が、実際には代替休暇を取得しなかったときには、労基法第37条による1か月の時間外労働時間数が60時間を超えたときから追加的に支払われる割増賃金について、労働者が代替休暇を取得しないことが確定した賃金計算期間の賃金支払日に支払う必要があります。 (b)(a)以外の場合、すなわち労働者に代替休暇の取得の意向がない場合や労働者の意向が確認できない場合には、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金(労基法第37条により5割以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に、労働者から代替休暇の取得の意向があった場合には、代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であっても、労働者は代替休暇を取得できないこととする旨労使協定で定めても差し支えありません。 このような、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に労働者から代替休暇取得の意向があった場合について、 ・代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であれば労働者は代替休暇を取得できることとし、 ・労働者が実際に代替休暇を取得したときは既に支払われた法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金について精算することとすることを労使協定で定めることも可能です。 4 法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間 代替休暇は、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて与えられるものであることから、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間は、1か月に60時間を超える時間外労働のうち労働者が取得した代替休暇に対応する時間の労働となります。 具体的には、労働者が取得した代替休暇の時間数を換算率で除して得た時間数のことを指します。したがって、代替休暇の取得の意向があった労働者が実際には代替休暇を取得しなかったときには、取得しなかった代替休暇に対応する時間の労働については、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が必要となります。 5 代替休暇と年次有給休暇との関係 代替休暇は、年次有給休暇とは異なるものです。また、労働者が代替休暇を取得して終日出勤しなかった日については、正当な手続により労働者が労働義務を免除された日であることから、年次有給休暇の算定の基礎となる全労働日に含まれません。
代替休暇の単位は必ず1日単位になるのか。
代替休暇の単位は、代替休暇はまとまった単位で与えることによって労働者の休息の機会とする観点から、1日又は半日とされています。
JCRRAG_011258
社内規定
(2)代替休暇の単位 代替休暇の単位は、代替休暇はまとまった単位で与えることによって労働者の休息の機会とする観点から、1日又は半日とされており、労使協定には、その一方又は両方を代替休暇の単位として定める必要があります。ここでいう「1日」とは、労働者の1日の所定労働時間をいい、「半日」とはその二分の一をいいますが、「半日」については、必ずしも厳密に1日の所定労働時間の二分の一とする必要はありません。 しかし、その場合には、労使協定で当該事業場における「半日」の定義を定めておくことが必要です。 (3)代替休暇を与えることができる期間 代替休暇を与えることができる期間については、時間外労働が1か月に60時間を超えたその月の末日の翌日から2か月以内とされており、労使協定では、この範囲内で期間を定める必要があります。 (4)代替休暇の取得日及び割増賃金の支払日 代替休暇の労使協定については、上記(1)から(3)までの事項を必ず定める必要があります(労基則第19条の2)が、このほか労使協定で定めるべきものとしては、次のものが考えられます。 ① 労働者の意向を踏まえた代替休暇の取得日の決定方法例えば、月末から5日以内に使用者が労働者に代替休暇を取得するか否かを確認し、取得の意向がある場合には取得日を決定するというように、取得日の決定の方法について協定しておきましょう。 ただし、代替休暇を取得するかどうかは、労働者の意思に委ねられていますので、代替休暇の取得日は、労働者の意向を踏まえたものとしなければなりません。 ② 1か月について60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日 1か月に60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日については、労働者の代替休暇の取得の意向に応じて、次のようになります。 (a)労働者に代替休暇の取得の意向がある場合は、支払義務がある割増賃金(労基法第37条により2割5分以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、代替休暇の取得の意向があった労働者が、実際には代替休暇を取得しなかったときには、労基法第37条による1か月の時間外労働時間数が60時間を超えたときから追加的に支払われる割増賃金について、労働者が代替休暇を取得しないことが確定した賃金計算期間の賃金支払日に支払う必要があります。 (b)(a)以外の場合、すなわち労働者に代替休暇の取得の意向がない場合や労働者の意向が確認できない場合には、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金(労基法第37条により5割以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に、労働者から代替休暇の取得の意向があった場合には、代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であっても、労働者は代替休暇を取得できないこととする旨労使協定で定めても差し支えありません。 このような、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に労働者から代替休暇取得の意向があった場合について、 ・代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であれば労働者は代替休暇を取得できることとし、 ・労働者が実際に代替休暇を取得したときは既に支払われた法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金について精算することとすることを労使協定で定めることも可能です。 4 法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間 代替休暇は、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて与えられるものであることから、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間は、1か月に60時間を超える時間外労働のうち労働者が取得した代替休暇に対応する時間の労働となります。 具体的には、労働者が取得した代替休暇の時間数を換算率で除して得た時間数のことを指します。したがって、代替休暇の取得の意向があった労働者が実際には代替休暇を取得しなかったときには、取得しなかった代替休暇に対応する時間の労働については、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が必要となります。 5 代替休暇と年次有給休暇との関係 代替休暇は、年次有給休暇とは異なるものです。また、労働者が代替休暇を取得して終日出勤しなかった日については、正当な手続により労働者が労働義務を免除された日であることから、年次有給休暇の算定の基礎となる全労働日に含まれません。
代替休暇の取得した労働者が実際には代替休暇を取得しなかったときは通常の賃金を払う事になるのか。
代替休暇の取得の意向があった労働者が、実際には代替休暇を取得しなかったときには、労基法第37条による1か月の時間外労働時間数が60時間を超えたときから追加的に支払われる割増賃金について、労働者が代替休暇を取得しないことが確定した賃金計算期間の賃金支払日に支払う必要があります。
JCRRAG_011259
社内規定
(2)代替休暇の単位 代替休暇の単位は、代替休暇はまとまった単位で与えることによって労働者の休息の機会とする観点から、1日又は半日とされており、労使協定には、その一方又は両方を代替休暇の単位として定める必要があります。ここでいう「1日」とは、労働者の1日の所定労働時間をいい、「半日」とはその二分の一をいいますが、「半日」については、必ずしも厳密に1日の所定労働時間の二分の一とする必要はありません。 しかし、その場合には、労使協定で当該事業場における「半日」の定義を定めておくことが必要です。 (3)代替休暇を与えることができる期間 代替休暇を与えることができる期間については、時間外労働が1か月に60時間を超えたその月の末日の翌日から2か月以内とされており、労使協定では、この範囲内で期間を定める必要があります。 (4)代替休暇の取得日及び割増賃金の支払日 代替休暇の労使協定については、上記(1)から(3)までの事項を必ず定める必要があります(労基則第19条の2)が、このほか労使協定で定めるべきものとしては、次のものが考えられます。 ① 労働者の意向を踏まえた代替休暇の取得日の決定方法例えば、月末から5日以内に使用者が労働者に代替休暇を取得するか否かを確認し、取得の意向がある場合には取得日を決定するというように、取得日の決定の方法について協定しておきましょう。 ただし、代替休暇を取得するかどうかは、労働者の意思に委ねられていますので、代替休暇の取得日は、労働者の意向を踏まえたものとしなければなりません。 ② 1か月について60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日 1か月に60時間を超える時間外労働の割増賃金の支払日については、労働者の代替休暇の取得の意向に応じて、次のようになります。 (a)労働者に代替休暇の取得の意向がある場合は、支払義務がある割増賃金(労基法第37条により2割5分以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、代替休暇の取得の意向があった労働者が、実際には代替休暇を取得しなかったときには、労基法第37条による1か月の時間外労働時間数が60時間を超えたときから追加的に支払われる割増賃金について、労働者が代替休暇を取得しないことが確定した賃金計算期間の賃金支払日に支払う必要があります。 (b)(a)以外の場合、すなわち労働者に代替休暇の取得の意向がない場合や労働者の意向が確認できない場合には、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金(労基法第37条により5割以上の率で計算した割増賃金)について、その割増賃金が発生した賃金計算期間の賃金支払日に支払うことが必要です。 なお、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に、労働者から代替休暇の取得の意向があった場合には、代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であっても、労働者は代替休暇を取得できないこととする旨労使協定で定めても差し支えありません。 このような、法定割増賃金率の引上げ分も含めた割増賃金が支払われた後に労働者から代替休暇取得の意向があった場合について、 ・代替休暇を与えることができる期間として労使協定で定めた期間内であれば労働者は代替休暇を取得できることとし、 ・労働者が実際に代替休暇を取得したときは既に支払われた法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金について精算することとすることを労使協定で定めることも可能です。 4 法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間 代替休暇は、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて与えられるものであることから、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が不要となる時間は、1か月に60時間を超える時間外労働のうち労働者が取得した代替休暇に対応する時間の労働となります。 具体的には、労働者が取得した代替休暇の時間数を換算率で除して得た時間数のことを指します。したがって、代替休暇の取得の意向があった労働者が実際には代替休暇を取得しなかったときには、取得しなかった代替休暇に対応する時間の労働については、法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払が必要となります。 5 代替休暇と年次有給休暇との関係 代替休暇は、年次有給休暇とは異なるものです。また、労働者が代替休暇を取得して終日出勤しなかった日については、正当な手続により労働者が労働義務を免除された日であることから、年次有給休暇の算定の基礎となる全労働日に含まれません。
代替休暇を労働者が取った場合は年次有給休暇から日数を引いていいのか。
代替休暇は、年次有給休暇とは異なるものです。また、労働者が代替休暇を取得して終日出勤しなかった日については、正当な手続により労働者が労働義務を免除された日であることから、年次有給休暇の算定の基礎となる全労働日に含まれません。
JCRRAG_011260
社内規定
(休暇等の賃金) 第43条 年次有給休暇の期間は、所定労働時間労働したときに支払われる通常の賃金を支払う。 2 産前産後の休業期間、育児時間、生理休暇、母性健康管理のための休暇、育児・介護休業法に基づく育児休業期間、介護休業期間、子の看護休暇期間及び介護休暇期間、慶弔休暇、病気休暇、裁判員等のための休暇の期間は、無給 / 通常の賃金を支払うこととする。 3 第9条に定める休職期間中は、原則として賃金を支給しない(〇か月までは 割を支給する)。 【第43条 休暇等の賃金】 1 年次有給休暇を付与した場合は、①平均賃金、②所定労働時間働いたときに支払われる通常の賃金、③健康保険法第40条第1項に定める標準報酬月額の30分の1に相当する額、ただし、労働者代表との書面による協定が必要です。のいずれかの方法で支払わなければなりません。また、これらのうち、いずれの方法で支払うのかを就業規則等に定めなければなりません。 2 産前産後の休業期間、育児時間、生理休暇、母性健康管理のための休暇、育児・介護休業法に基づく育児休業期間、介護休業期間、子の看護休暇期間及び介護休暇期間、慶弔休暇、病気休暇、裁判員等のための休暇の期間、休職の期間を無給とするか有給とするかについては、各事業場において決め、就業規則に定めてください。 また、有給とする場合は、例えば「通常の賃金を支払う」、「基本給の○○%を支払う」とするなど、できるだけ具体的に定めてください。
年次有給休暇の期間は、何の賃金を支払いますか。
年次有給休暇の期間は、所定労働時間労働したときに支払われる通常の賃金を支払います。
JCRRAG_011261
社内規定
(賃金の非常時払い) 第48条 労働者又はその収入によって生計を維持する者が、次のいずれかの場合に該当し、そのために労働者から請求があったときは、賃金支払日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払う。 ① やむを得ない事由によって1週間以上帰郷する場合 ② 結婚又は死亡の場合 ③ 出産、疾病又は災害の場合 ④ 退職又は解雇により離職した場合 【第48条 賃金の非常時払い】 本条は、労働者又はその収入によって生計を維持する者に出産、疾病、災害等の臨時の出費を必要とする事情が生じた場合に、当該労働者は賃金支払日前であっても既往の労働に対する賃金の払いを請求できることとしたものです(労基法第25条)。 (昇給) 第49条 昇給は、勤務成績その他が良好な労働者について、毎年 月 日をもって行うものとする。ただし、会社の業績の著しい低下その他やむを得ない事由がある場合は、行わないことがある。 2 顕著な業績が認められた労働者については、前項の規定にかかわらず昇給を行うことがある。 3 昇給額は、労働者の勤務成績等を考慮して各人ごとに決定する。 【第49条 昇給】 昇給に関する事項は、就業規則の絶対的必要記載事項に当たりますので、昇給期間等昇給の条件を定める必要があります。 第50条 賞与は、原則として、下記の算定対象期間に在籍した労働者に対し、会社の 業績等を勘案して下記の支給日に支給する。ただし、会社の業績の著しい低下その他 やむを得ない事由により、支給時期を延期し、又は支給しないことがある。 2 前項の賞与の額は、会社の業績及び労働者の勤務成績などを考慮して各人ごとに決定する。 【第50条 賞与】 1 賞与は、労基法その他の法律によって設けることが義務付けられているものではありません。しかし、賞与を支給する場合、就業規則に支給対象時期、賞与の算定基準、査定期間、支払方法等を明確にしておくことが必要です。 2 就業規則に、賞与の支給対象者を一定の日(例えば、6月1日や12月1日、又は賞与支給日)に在籍した者とする規定を設けることで、期間の途中で退職等し、その日に在職しない者には支給しないこととすることも可能です。
賞与を支給する場合について、その日に在職しない者に支給しないこともできますか。
就業規則に、賞与の支給対象者を一定の日(例えば、6月1日や12月1日、又は賞与支給日)に在籍した者とする規定を設けることで、期間の途中で退職等し、その日に在職しない者には支給しないこととすることも可能です。
JCRRAG_011262
社内規定
我が国にはいくつかの労働時間制度がありますが、全てのテレワーク勤務者に対してこれらの労働時間制度が適用されることは、通常勤務の従業員と変わりはありません。  ただし、テレワーク勤務の形態によってはなじみにくい労働時間制度がありますので、各社のおかれている実情とテレワーク勤務者の仕事の仕方や業務内容などによって、どの労働時間制度を適用するかを考えなければなりません。  以下、テレワーク勤務を導入している企業で採用されている労働時間制度の一例を解説します。 通常の労働時間制度  通常の労働時間制度とは、労働基準法第32条に規定されている1日8時間、1週40時間(※)の法定労働時間の 原則に基づき、就業規則で規定されている労働時間のことをいいます。   例えば、毎日9時から18時までという定まった時間帯に業務を行う形です。  この労働時間制度をテレワーク勤務に適用する場合には、テレワーク勤務者も通常のオフィスで業務を行うときと同じように勤務しなければなりません。つまり、始業及び終業の時刻、昼食などの休憩時間は、オフィスで勤務するときと全く同じ扱いとなります。  当然のことながら、テレワーク勤務中でも勤怠管理(始業及び終業の時刻の把握)は必要であり、一般的には、始業及び終業の際に上司に電話や電子メールで連絡を入れるという方法がとられています。  また、テレワーク勤務においても、上司からの明示的・黙示的な指示により時間外労働又は休日労働を行わせる場合には割増賃金を支払わなければなりません。  さらに、深夜(午後10時から午前5時の間)に労働をさせる場合には、深夜労働に対する割増賃金を支払う必要があります。  なお、テレワーク勤務か否かにかかわらず、時間外労働又は休日労働が行われる場合には、会社側と労働者の過半数で組織する労働組合又は労働者の過半数を代表する者の間で締結した「時間外労働・休日労働に関する協定届」(以下「36協定」という。)を、所轄労働基準監督署長へ届け出る必要があります。届出がないと、時間外労働等に対する割増賃金を支払っていても違法な時間外労働等になります。
テレワーク勤務中でも勤怠管理(始業及び終業の時刻の把握)は必要であり、一般的には、どのような方法がとられていますか。
テレワーク勤務中でも勤怠管理(始業及び終業の時刻の把握)は必要であり、一般的には、始業及び終業の際に上司に電話や電子メールで連絡を入れるという方法がとられています。
JCRRAG_011263
社内規定
我が国にはいくつかの労働時間制度がありますが、全てのテレワーク勤務者に対してこれらの労働時間制度が適用されることは、通常勤務の従業員と変わりはありません。  ただし、テレワーク勤務の形態によってはなじみにくい労働時間制度がありますので、各社のおかれている実情とテレワーク勤務者の仕事の仕方や業務内容などによって、どの労働時間制度を適用するかを考えなければなりません。  以下、テレワーク勤務を導入している企業で採用されている労働時間制度の一例を解説します。 通常の労働時間制度  通常の労働時間制度とは、労働基準法第32条に規定されている1日8時間、1週40時間(※)の法定労働時間の 原則に基づき、就業規則で規定されている労働時間のことをいいます。   例えば、毎日9時から18時までという定まった時間帯に業務を行う形です。  この労働時間制度をテレワーク勤務に適用する場合には、テレワーク勤務者も通常のオフィスで業務を行うときと同じように勤務しなければなりません。つまり、始業及び終業の時刻、昼食などの休憩時間は、オフィスで勤務するときと全く同じ扱いとなります。  当然のことながら、テレワーク勤務中でも勤怠管理(始業及び終業の時刻の把握)は必要であり、一般的には、始業及び終業の際に上司に電話や電子メールで連絡を入れるという方法がとられています。  また、テレワーク勤務においても、上司からの明示的・黙示的な指示により時間外労働又は休日労働を行わせる場合には割増賃金を支払わなければなりません。  さらに、深夜(午後10時から午前5時の間)に労働をさせる場合には、深夜労働に対する割増賃金を支払う必要があります。  なお、テレワーク勤務か否かにかかわらず、時間外労働又は休日労働が行われる場合には、会社側と労働者の過半数で組織する労働組合又は労働者の過半数を代表する者の間で締結した「時間外労働・休日労働に関する協定届」(以下「36協定」という。)を、所轄労働基準監督署長へ届け出る必要があります。届出がないと、時間外労働等に対する割増賃金を支払っていても違法な時間外労働等になります。
テレワーク勤務においても36協定を届け出る必要はあるのか。
テレワーク勤務か否かにかかわらず、時間外労働又は休日労働が行われる場合には、会社側と労働者の過半数で組織する労働組合又は労働者の過半数を代表する者の間で締結した「時間外労働・休日労働に関する協定届」(以下「36協定」という。)を、所轄労働基準監督署長へ届け出る必要があります。
JCRRAG_011264
社内規定
フレックスタイム制は、3か月以内の一定の期間(清算期間)内の総労働時間を1週間当たりの平均労働時間が40時間(特例措置対象事業場は44時間。1か月を超える清算期間を定めた場合、1か月ごとの労働時間が週平均50時間を超えないことが追加条件となります。)以下となるよう定めておき、従業員がその範囲内で各日の始業及び終業の時刻を決定し、効率的に働く制度です。つまり、始業及び終業の時刻をそれぞれの従業員が選べるフレキシブルな労働時間制度です。  フレックスタイム制では、コアタイム(労働する義務のある時間帯)を設定するのが一般的です。  例えば、10時から15時までをコアタイムとして設定すれば、その時間帯は、原則として全員がオフィス(あるいは出先)で仕事をしていることになり、会議やミーティングなどをその時間帯に設定すれば、関係者を欠くことなく会議がスムーズに運営されることになります。  また、コアタイムを設けないで、例えば、1日に最低限仕事をしなければならない時間を設定するだけのフレックスタイム制を導入する企業もあり、これは、フルフレックスタイム制、あるいはコアなしフレックスタイム制と呼ばれます。この場合には、1日当たり最低限仕事をしなければならない時間(例えば1日当たり1時間など)を規定しておき、時間帯については特に規定しないものですが、最低勤務時間をあまり長く設定すると、従業員が始業及び終業の時刻を選択する裁量の幅が狭くなりますので、留意が必要です。  さらに、フレックスタイム制でも会社は、日々の労働時間管理を行わなければならず、深夜又は休日の労働に対しては、通常の勤務と同様に割増賃金を支払う必要がありますし、清算期間内の総労働時間を超えた場合は、時間外労働に対して割増賃金を支払う必要があります。  フレックスタイム制を導入する場合には、就業規則などにおいて始業及び終業の時刻をその従業員の決定にゆだねる旨を定めるとともに、以下の事項を労使協定で定めなければなりません。(労働基準法第32条の3)また、清算期間が1か月を超える場合は労使協定の所轄労働基準監督署長への届出が必要です。 フレックスタイム制導入時に労使協定で定める項目 ●対象となる従業員の範囲 ●清算期間における総労働時間(清算期間における所定労働時間) ●標準となる1日の労働時間 ●フレキシブルタイムを設ける場合は、その開始及び終了の時刻 ●清算期間(3か月以内) ●コアタイムを設ける場合は、その開始及び終了の時刻
フレックスタイム制でコアタイムを設定するとどうなるか。
10時から15時までをコアタイムとして設定すれば、その時間帯は、原則として全員がオフィス(あるいは出先)で仕事をしていることになり、会議やミーティングなどをその時間帯に設定すれば、関係者を欠くことなく会議がスムーズに運営されることになります。
JCRRAG_011265
社内規定
フレックスタイム制は、3か月以内の一定の期間(清算期間)内の総労働時間を1週間当たりの平均労働時間が40時間(特例措置対象事業場は44時間。1か月を超える清算期間を定めた場合、1か月ごとの労働時間が週平均50時間を超えないことが追加条件となります。)以下となるよう定めておき、従業員がその範囲内で各日の始業及び終業の時刻を決定し、効率的に働く制度です。つまり、始業及び終業の時刻をそれぞれの従業員が選べるフレキシブルな労働時間制度です。  フレックスタイム制では、コアタイム(労働する義務のある時間帯)を設定するのが一般的です。  例えば、10時から15時までをコアタイムとして設定すれば、その時間帯は、原則として全員がオフィス(あるいは出先)で仕事をしていることになり、会議やミーティングなどをその時間帯に設定すれば、関係者を欠くことなく会議がスムーズに運営されることになります。  また、コアタイムを設けないで、例えば、1日に最低限仕事をしなければならない時間を設定するだけのフレックスタイム制を導入する企業もあり、これは、フルフレックスタイム制、あるいはコアなしフレックスタイム制と呼ばれます。この場合には、1日当たり最低限仕事をしなければならない時間(例えば1日当たり1時間など)を規定しておき、時間帯については特に規定しないものですが、最低勤務時間をあまり長く設定すると、従業員が始業及び終業の時刻を選択する裁量の幅が狭くなりますので、留意が必要です。  さらに、フレックスタイム制でも会社は、日々の労働時間管理を行わなければならず、深夜又は休日の労働に対しては、通常の勤務と同様に割増賃金を支払う必要がありますし、清算期間内の総労働時間を超えた場合は、時間外労働に対して割増賃金を支払う必要があります。  フレックスタイム制を導入する場合には、就業規則などにおいて始業及び終業の時刻をその従業員の決定にゆだねる旨を定めるとともに、以下の事項を労使協定で定めなければなりません。(労働基準法第32条の3)また、清算期間が1か月を超える場合は労使協定の所轄労働基準監督署長への届出が必要です。 フレックスタイム制導入時に労使協定で定める項目 ●対象となる従業員の範囲 ●清算期間における総労働時間(清算期間における所定労働時間) ●標準となる1日の労働時間 ●フレキシブルタイムを設ける場合は、その開始及び終了の時刻 ●清算期間(3か月以内) ●コアタイムを設ける場合は、その開始及び終了の時刻
フレックスタイム制の労働者に対しても労働時間管理が必要ですか。
フレックスタイム制でも会社は、日々の労働時間管理を行わなければならず、深夜又は休日の労働に対しては、通常の勤務と同様に割増賃金を支払う必要がありますし、清算期間内の総労働時間を超えた場合は、時間外労働に対して割増賃金を支払う必要があります。
JCRRAG_011266
社内規定
職場におけるセクシュアルハラスメントの内容  「職場におけるセクシュアルハラスメント」には「対価型」と「環境型」があります。 「対価型セクシュアルハラスメント」とは 労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応(拒否や抵抗)により、その労働者が解雇、降格、減給、労働契約の更新拒否、昇進・昇格の対象からの除外、客観的に見て不利益な配置転換などの不利益を受けることです。 ●典型的な例 ・事務所内において事業主が労働者に対して性的な関係を要求したが、拒否されたため、その労働者を解雇すること。 ・出張中の車中において上司が労働者の腰、胸などに触ったが、抵抗されたため、その労働者について不利益な配置転換をすること。 ・営業所内において事業主が日頃から労働者に係る性的な事柄について公然と発言していたが、抗議されたため、その労働者を降格すること。 「環境型セクシュアルハラスメント」とは 労働者の意に反する性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなどその労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることです。 ●典型的な例 ・事務所内において上司が労働者の腰、胸などに度々触ったため、その労働者が苦痛に感じてその就業意欲が低下していること。 ・同僚が取引先において労働者に係る性的な内容の情報を意図的かつ継続的に流布したため、その労働者が苦痛に感じて仕事が手につかないこと。 ・労働者が抗議をしているにもかかわらず、同僚が業務に使用するパソコンでアダルトサイトを閲覧しているため、それを見た労働者が苦痛に感じて業務に専念できないこと。 判断基準 セクシュアルハラスメントの状況は多様であり、判断に当たり個別の状況を斟酌する必要があります。 また、「労働者の意に反する性的な言動」及び「就業環境を害される」の判断に当たっては、労働者の主観を重視しつつも、事業主の防止のための措置義務の対象となることを考えると一定の客観性が必要です。  一般的には意に反する身体的接触によって強い精神的苦痛を被る場合には、一回でも就業環境を害することとなり得ます。継続性又は繰り返しが要件となるものであっても、「明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態」又は「心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合」には、就業環境が害されていると判断し得るものです。また、男女の認識の違いにより生じている面があることを考慮すると、被害を受けた労働者が女性である場合には「平均的な女性労働者の感じ方」を基準とし、被害を受けた労働者が男性である場合には「平均的な男性労働者の感じ方」を基準とすることが適当です。
対価型セクシュアルハラスメントとはなんですか。
労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応(拒否や抵抗)により、その労働者が解雇、降格、減給、労働契約の更新拒否、昇進・昇格の対象からの除外、客観的に見て不利益な配置転換などの不利益を受けることです。
JCRRAG_011267
社内規定
職場におけるセクシュアルハラスメントの内容  「職場におけるセクシュアルハラスメント」には「対価型」と「環境型」があります。 「対価型セクシュアルハラスメント」とは 労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応(拒否や抵抗)により、その労働者が解雇、降格、減給、労働契約の更新拒否、昇進・昇格の対象からの除外、客観的に見て不利益な配置転換などの不利益を受けることです。 ●典型的な例 ・事務所内において事業主が労働者に対して性的な関係を要求したが、拒否されたため、その労働者を解雇すること。 ・出張中の車中において上司が労働者の腰、胸などに触ったが、抵抗されたため、その労働者について不利益な配置転換をすること。 ・営業所内において事業主が日頃から労働者に係る性的な事柄について公然と発言していたが、抗議されたため、その労働者を降格すること。 「環境型セクシュアルハラスメント」とは 労働者の意に反する性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなどその労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることです。 ●典型的な例 ・事務所内において上司が労働者の腰、胸などに度々触ったため、その労働者が苦痛に感じてその就業意欲が低下していること。 ・同僚が取引先において労働者に係る性的な内容の情報を意図的かつ継続的に流布したため、その労働者が苦痛に感じて仕事が手につかないこと。 ・労働者が抗議をしているにもかかわらず、同僚が業務に使用するパソコンでアダルトサイトを閲覧しているため、それを見た労働者が苦痛に感じて業務に専念できないこと。 判断基準 セクシュアルハラスメントの状況は多様であり、判断に当たり個別の状況を斟酌する必要があります。 また、「労働者の意に反する性的な言動」及び「就業環境を害される」の判断に当たっては、労働者の主観を重視しつつも、事業主の防止のための措置義務の対象となることを考えると一定の客観性が必要です。  一般的には意に反する身体的接触によって強い精神的苦痛を被る場合には、一回でも就業環境を害することとなり得ます。継続性又は繰り返しが要件となるものであっても、「明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態」又は「心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合」には、就業環境が害されていると判断し得るものです。また、男女の認識の違いにより生じている面があることを考慮すると、被害を受けた労働者が女性である場合には「平均的な女性労働者の感じ方」を基準とし、被害を受けた労働者が男性である場合には「平均的な男性労働者の感じ方」を基準とすることが適当です。
「労働者の意に反する性的な言動」及び「就業環境を害される」の判断に当たっては、労働者の主観を重視しつつも、事業主の防止のための措置義務の対象となることを考えると一定の何が必要ですか。
「労働者の意に反する性的な言動」及び「就業環境を害される」の判断に当たっては、労働者の主観を重視しつつも、事業主の防止のための措置義務の対象となることを考えると一定の客観性が必要です。
JCRRAG_011268
社内規定
賃金・報酬の定義 労働者が働いた対価として得られるお金、仕事に従事することによって得られるお金、それぞれのお金には給与や給料、賃金、報酬などいろいろな呼び方があります。このうち、働いて得られるお金を法令上の視点から、労働基準法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律では「賃金」とよび、健康保険や介護保険、厚生年金保険の社会保険の分野では「報酬」と呼ばれます。ここでは、それぞれの正しい定義を理解しましょう。 労働基準法における「賃金」 労働基準法では、賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを指します。 ※この法律で「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいいます。(労働基準法第10条引用) 雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律における「賃金」 労働保険の保険料の徴収等に関する法律や雇用保険法では、「賃金」とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称のいかんを問わず、労働の対償として事業主が労働者に支払うものをいう。 ※この法律で「事業主」とは、当該事業についての法律上の権利義務の主体となるものをいい、したがって、雇用関係については、雇用契約の一方の当事者となるものである。 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。ただし、臨時に受けるもの及び三月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。 ※3か月を超える期間毎に受け取るものは「賞与」にあたります。"
使用者の定義を教えてください。
「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいいます。
JCRRAG_011269
社内規定
賃金・報酬の定義 労働者が働いた対価として得られるお金、仕事に従事することによって得られるお金、それぞれのお金には給与や給料、賃金、報酬などいろいろな呼び方があります。このうち、働いて得られるお金を法令上の視点から、労働基準法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律では「賃金」とよび、健康保険や介護保険、厚生年金保険の社会保険の分野では「報酬」と呼ばれます。ここでは、それぞれの正しい定義を理解しましょう。 労働基準法における「賃金」 労働基準法では、賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを指します。 ※この法律で「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいいます。(労働基準法第10条引用) 雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律における「賃金」 労働保険の保険料の徴収等に関する法律や雇用保険法では、「賃金」とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称のいかんを問わず、労働の対償として事業主が労働者に支払うものをいう。 ※この法律で「事業主」とは、当該事業についての法律上の権利義務の主体となるものをいい、したがって、雇用関係については、雇用契約の一方の当事者となるものである。 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。ただし、臨時に受けるもの及び三月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。 ※3か月を超える期間毎に受け取るものは「賞与」にあたります。"
雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律における「賃金」の定義を教えてください。
労働保険の保険料の徴収等に関する法律や雇用保険法では、「賃金」とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称のいかんを問わず、労働の対償として事業主が労働者に支払うものをいう。
JCRRAG_011270
社内規定
賃金・報酬の定義 労働者が働いた対価として得られるお金、仕事に従事することによって得られるお金、それぞれのお金には給与や給料、賃金、報酬などいろいろな呼び方があります。このうち、働いて得られるお金を法令上の視点から、労働基準法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律では「賃金」とよび、健康保険や介護保険、厚生年金保険の社会保険の分野では「報酬」と呼ばれます。ここでは、それぞれの正しい定義を理解しましょう。 労働基準法における「賃金」 労働基準法では、賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを指します。 ※この法律で「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいいます。(労働基準法第10条引用) 雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律における「賃金」 労働保険の保険料の徴収等に関する法律や雇用保険法では、「賃金」とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称のいかんを問わず、労働の対償として事業主が労働者に支払うものをいう。 ※この法律で「事業主」とは、当該事業についての法律上の権利義務の主体となるものをいい、したがって、雇用関係については、雇用契約の一方の当事者となるものである。 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」 健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。ただし、臨時に受けるもの及び三月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。 ※3か月を超える期間毎に受け取るものは「賞与」にあたります。"
健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」の定義を教えてください。
健康保険法・厚生年金保険法における「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。
JCRRAG_011271
社内規定
<相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備> 3 相談窓口の設置  相談への対応のための窓口(相談窓口)をあらかじめ定めること。 取組例 ■ 相談に対応する担当者をあらかじめ定める。 ■ 相談に対応するための制度を設けること。 ■ 外部の機関に相談への対応を委託すること。 ●「窓口をあらかじめ定める」とは、窓口を形式的に設けるだけでは足りず、実質的な対応が可能な窓口が設けられていることをいいます。 ●このためには、労働者が利用しやすい体制を整備しておくこと、労働者に周知されていることが必要です。 ●相談は面談だけでなく、電話、メールなど複数の方法で受けられるよう工夫しましょう。 ●相談の結果、必要に応じて人事担当者および相談者の上司と連絡を取るなど、相談内容・状況に即した適切な対応がとれるようフォローの体制を考えておきましょう。 職場におけるセクシュアルハラスメントや妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントはそれぞれ又はその他のハラスメントと複合的に生じることも想定されますので、あらゆるハラスメントの相談について一元的に応じることのできる体制を整備することが望ましい。 ■ 相談窓口で受け付けることのできる相談として、セクシュアルハラスメントのみならず、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント等も明示すること。 ■ すでに設置されているセクシュアルハラスメントの相談窓口が、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント等の相談窓口を兼ねること。 <相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備> 4 相談に対する適切な対応  相談窓口の担当者が、相談に対し、その内容や状況に応じ適切に対応できるようにすること。また、相談窓口においては、職場におけるハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、その発生のおそれがある場合や、職場におけるハラスメントに該当するか否か微妙な場合であっても、広く相談に対応し、適切な対応を行うようにすること。 取組例 ■ 相談窓口の担当者が相談を受けた場合、その内容や状況に応じて、相談窓口の担当者と人事部門とが連携を図ることができる仕組みとすること。 ■ 相談窓口の担当者が相談を受けた場合、あらかじめ作成した留意点などを記載したマニュアルに基づき対応すること。 ●相談に当たっては、相談者の話に真摯に耳を傾け、相談者の意向などを的確に把握することが必要です。特に、ハラスメントを受けた心理的影響から理路整然と話すことができない場合がありますので、忍耐強く聞くように努めましょう。 ●「内容や状況に応じ適切に対応する」とは、具体的には、相談者や行為者などに対して、一律に何らかの対応をするのではなく、労働者が受けているハラスメントの性格・態様によって、状況を注意深く見守る程度のものから、上司、同僚などを通じ、行為者に対し間接的に注意を促すもの、直接注意を促すものなど事案に即した対応を行うことを意味します。また、対応に当たっては、公正な立場に立って、真摯に対応しなければなりません。相談を受けて終わりではなく、事業主としてどのように判断したのか、今後どのように対応していくのか等を相談者本人にフィードバックすることも大切です。 ●「広く相談に対応」とは、職場におけるハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、その発生のおそれがある場合や、職場におけるハラスメントに該当するか否か微妙な場合も幅広く含めることを意味します。 ●相談担当者に対する研修をするようにしましょう(対応の仕方、カウンセリング手法など)。相談担当者が対応を誤ったために、問題がこじれてしまうことがあります。 ●相談・苦情を受けた後、問題を放置しておくと、問題を悪化させ、被害を拡大させてしまったり、適切に対応してくれない(事業主の義務を果たしていない)と誤解を受けることになりますので、初期の段階での迅速な対応が必要です。 ●また、対応に時間を要する場合は、その状況や対応に必要な期間等を相談者に伝えるようにしましょう。 <セクシュアルハラスメント> ●放置すれば就業環境を害するおそれがある相談や、セクシュアルハラスメントの発生の原因や背景となるおそれがある性別役割分担意識に基づく言動に関する相談も幅広く対象とすることが必要です。 ●相談に対する「適切な対応」には、いわゆる「二次セクシュアルハラスメント(相談者が相談窓口の担当者の言動などによってさらに被害を受けること)」を防止するために必要な事項も含まれます。 <妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント> ●放置すれば就業環境を害するおそれがある相談や、ハラスメントの原因や背景となるおそれがある 妊娠・出産・育児休業等に関する否定的な言動に関する相談も、幅広く対象とすることが必要です。なお、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産した女性労働者及び制度等を利用する男女労働者ですが、妊娠・出産・育児休業等に関する否定的な言動の相手は、本人に限られないため、そのような相談も受け付ける必要があります。
ハラスメントに対する相談窓口の担当者が、相談に対し、その内容や状況に応じ適切に対応できるようにすることとは何を指すのか。
「内容や状況に応じ適切に対応する」とは、具体的には、相談者や行為者などに対して、一律に何らかの対応をするのではなく、労働者が受けているハラスメントの性格・態様によって、状況を注意深く見守る程度のものから、上司、同僚などを通じ、行為者に対し間接的に注意を促すもの、直接注意を促すものなど事案に即した対応を行うことを意味します。
JCRRAG_011272
社内規定
<相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備> 3 相談窓口の設置  相談への対応のための窓口(相談窓口)をあらかじめ定めること。 取組例 ■ 相談に対応する担当者をあらかじめ定める。 ■ 相談に対応するための制度を設けること。 ■ 外部の機関に相談への対応を委託すること。 ●「窓口をあらかじめ定める」とは、窓口を形式的に設けるだけでは足りず、実質的な対応が可能な窓口が設けられていることをいいます。 ●このためには、労働者が利用しやすい体制を整備しておくこと、労働者に周知されていることが必要です。 ●相談は面談だけでなく、電話、メールなど複数の方法で受けられるよう工夫しましょう。 ●相談の結果、必要に応じて人事担当者および相談者の上司と連絡を取るなど、相談内容・状況に即した適切な対応がとれるようフォローの体制を考えておきましょう。 職場におけるセクシュアルハラスメントや妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントはそれぞれ又はその他のハラスメントと複合的に生じることも想定されますので、あらゆるハラスメントの相談について一元的に応じることのできる体制を整備することが望ましい。 ■ 相談窓口で受け付けることのできる相談として、セクシュアルハラスメントのみならず、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント等も明示すること。 ■ すでに設置されているセクシュアルハラスメントの相談窓口が、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント等の相談窓口を兼ねること。 <相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備> 4 相談に対する適切な対応  相談窓口の担当者が、相談に対し、その内容や状況に応じ適切に対応できるようにすること。また、相談窓口においては、職場におけるハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、その発生のおそれがある場合や、職場におけるハラスメントに該当するか否か微妙な場合であっても、広く相談に対応し、適切な対応を行うようにすること。 取組例 ■ 相談窓口の担当者が相談を受けた場合、その内容や状況に応じて、相談窓口の担当者と人事部門とが連携を図ることができる仕組みとすること。 ■ 相談窓口の担当者が相談を受けた場合、あらかじめ作成した留意点などを記載したマニュアルに基づき対応すること。 ●相談に当たっては、相談者の話に真摯に耳を傾け、相談者の意向などを的確に把握することが必要です。特に、ハラスメントを受けた心理的影響から理路整然と話すことができない場合がありますので、忍耐強く聞くように努めましょう。 ●「内容や状況に応じ適切に対応する」とは、具体的には、相談者や行為者などに対して、一律に何らかの対応をするのではなく、労働者が受けているハラスメントの性格・態様によって、状況を注意深く見守る程度のものから、上司、同僚などを通じ、行為者に対し間接的に注意を促すもの、直接注意を促すものなど事案に即した対応を行うことを意味します。また、対応に当たっては、公正な立場に立って、真摯に対応しなければなりません。相談を受けて終わりではなく、事業主としてどのように判断したのか、今後どのように対応していくのか等を相談者本人にフィードバックすることも大切です。 ●「広く相談に対応」とは、職場におけるハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、その発生のおそれがある場合や、職場におけるハラスメントに該当するか否か微妙な場合も幅広く含めることを意味します。 ●相談担当者に対する研修をするようにしましょう(対応の仕方、カウンセリング手法など)。相談担当者が対応を誤ったために、問題がこじれてしまうことがあります。 ●相談・苦情を受けた後、問題を放置しておくと、問題を悪化させ、被害を拡大させてしまったり、適切に対応してくれない(事業主の義務を果たしていない)と誤解を受けることになりますので、初期の段階での迅速な対応が必要です。 ●また、対応に時間を要する場合は、その状況や対応に必要な期間等を相談者に伝えるようにしましょう。 <セクシュアルハラスメント> ●放置すれば就業環境を害するおそれがある相談や、セクシュアルハラスメントの発生の原因や背景となるおそれがある性別役割分担意識に基づく言動に関する相談も幅広く対象とすることが必要です。 ●相談に対する「適切な対応」には、いわゆる「二次セクシュアルハラスメント(相談者が相談窓口の担当者の言動などによってさらに被害を受けること)」を防止するために必要な事項も含まれます。 <妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント> ●放置すれば就業環境を害するおそれがある相談や、ハラスメントの原因や背景となるおそれがある 妊娠・出産・育児休業等に関する否定的な言動に関する相談も、幅広く対象とすることが必要です。なお、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの対象となる労働者は、妊娠・出産した女性労働者及び制度等を利用する男女労働者ですが、妊娠・出産・育児休業等に関する否定的な言動の相手は、本人に限られないため、そのような相談も受け付ける必要があります。
相談窓口で対応するのはセクシュアルハラスメントだけにしてもいいのか。
職場におけるセクシュアルハラスメントや妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントはそれぞれ又はその他のハラスメントと複合的に生じることも想定されますので、あらゆるハラスメントの相談について一元的に応じることのできる体制を整備することが望ましい。
JCRRAG_011273
社内規定
労働契約の締結 (1)労働契約の締結における労働契約法のルール 会社が従業員を採用するときには「労働契約」の締結が必要になります。 この労働契約を締結するにあたり、実際のところ労働者と使用者では、交渉力に差があります。また、契約を口頭で行いますと契約内容が大変不明確になり、誤解も生じやすくなります。 これについて、労働契約法は、 ・労使の対等な立場の合意原則を明確化(法第3条第1項) ・労働者と使用者が就業の実態に応じて均衡を考慮(法第3条第2項) ・労働者と使用者が仕事と生活の調和にも配慮(法第3条第3項) ・労働者と使用者は信義・誠実に権利を行使し義務を履行(法第3条第4項) ・労働者と使用者の権利の濫用を禁止(法第3条第5項) ・契約内容の理解を促進(情報の提供等)(法第4条第1項) ・契約内容をできる限り書面で確認(法第4条第2項) ・労働者の安全への配慮(法第5条) などの規定を定めて、契約内容を相互に確認することにより誤解を減少させ、労使が相互理解の上で労働者が安心 ・ 納得して就労できるようにしています。 (2)労働契約の期間 労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、3年(高度の専門的知識等を有する者や満60歳以上の労働者との間に締結される労働契約にあっては5年)を超える期間について締結してはならないことになっています。(労基法第14条) なお、「高度の専門的知識等を有する者」とは、博士の学位を有する者や公認会計士、医師、一級建築士などの国家資格者などとされています(平成15.10.22厚労告356号)。 期間の定めのある労働契約(一定の事業の完了に必要な期間を定めるものを除き、その期間が1年を超えるものに限る。)を締結した労働者は、当分の間、民法第628条(当事者の一方的な過失による契約の解除は相手方に損害賠償の責任が生ずる)の規定にかかわらず、当該労働契約の期間の初日から1年を経過した日以後においては、その使用者に申し出ることにより、いつでも退職することができます(労基法第137条)。 (3)労働条件の明示 労働条件の明示にあたり、労働基準法(第15条第1項、労基則第5条第1項)では、一定の項目を限定して、「必ず書面により明示しなければならない」と規定していますが労働契約法(第4条第2項)では労働基準法で明示が義務づけられている以外の事項も含めて「できる限り書面により確認するもの」と規定しています。 なお、書面交付による明示は、当然のことですが正社員のみならず、パートタイマーやアルバイト、嘱託社員、そして有期労働契約(期間の定めのある労働契約)の社員などに対しても必要になります。 特に、有期労働契約者は、労働契約が締結される際に、期間満了時において、更新の有無や更新の判断基準等があいまいであるために個別労働関係紛争が生じていることが少なくないことから、期間の定めのある労働契約について、そのような更新の有無や更新の判断基準等の内容をできる限り書面により確認することが大切です。 労働基準法による絶対的明示事項(必ず明示しなければならない事項。かつ、④の昇給に関する事項を除いて、必ず書面で明示しなければならない。) ① 労働契約の期間に関する事項 ② 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項 ③ 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて就業させる場合においては就業時転換に関する事項 ④ 賃金(退職手当、臨時に支払われる賃金、賞与及び賞与に準ずる賃金を除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項 ⑤ 退職に関する事項 (解雇の事由を含む。) 労働基準法による相対的明示事項(定めをする場合に明示しなければならない事項) ① 退職手当の定めが適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法並びに退職手当の支払の時期に関する事項 ② 臨時に支払われる賃金(退職手当を除く。)賞与及び賞与に準ずる賃金並びに最低賃金額に関する事項 ③ 労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項 ④ 安全及び衛生に関する事項 ⑤ 職業訓練に関する事項 ⑥ 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項 ⑦ 表彰及び制裁に関する事項 ⑧ 休職に関する事項 (4)就業規則で定める労働条件が労働契約となる場合 労働契約法では、「労働者及び使用者が労働契約を締結する場合において、使用者が合理的な労働条件が定められている就業規則を労働者に周知させていた場合には、労働契約の内容は、その就業規則で定める労働条件によるものとする。」としており、労働契約が成立する場面における労働契約と就業規則との法的関係について規定しています。 これは、労働契約において、労働条件を詳細に定めずに労働者が就職した場合において、「合理的な労働条件が定められている就業規則」であること及び「就業規則を労働者に周知させていた」ことという要件を満たしている場合には、就業規則で定める労働条件が労働契約の内容を補充し、「労働契約の内容は、その就業規則で定める労働条件による」という法的効果が生じることを規定したものです。 なお、この条文の「就業規則」には、労働基準法第89条では作成が義務付けられていない常時10人未満の労働者を使用する使用者が作成する就業規則も含まれるものと解されています。また、周知の方法は、労働基準法施行規則第52条の2により定められた3つの方法(後述)に限定されず、実質的に判断されるものと解されています。 そして、労働契約法第7条(ただし書)では、「ただし、労働契約において、労働者及び使用者が就業規則の内容と異なる労働条件を合意していた部分については、第12条(就業規則違反の労働契約)に該当する場合を除き、この限りでない。」として、法的効果が生じるのは、労働契約において詳細に定められていない部分についてであり、「就業規則の内容と異なる労働条件」を合意していた部分については、就業規則の条件を下回るものを除き、その合意が優先するものであることを確認した内容となっています。
労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、何年を超える期間について締結してはならないことになっていますか。
労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、3年(高度の専門的知識等を有する者や満60歳以上の労働者との間に締結される労働契約にあっては5年)を超える期間について締結してはならないことになっています。
JCRRAG_011274
社内規定
労働契約の締結 (1)労働契約の締結における労働契約法のルール 会社が従業員を採用するときには「労働契約」の締結が必要になります。 この労働契約を締結するにあたり、実際のところ労働者と使用者では、交渉力に差があります。また、契約を口頭で行いますと契約内容が大変不明確になり、誤解も生じやすくなります。 これについて、労働契約法は、 ・労使の対等な立場の合意原則を明確化(法第3条第1項) ・労働者と使用者が就業の実態に応じて均衡を考慮(法第3条第2項) ・労働者と使用者が仕事と生活の調和にも配慮(法第3条第3項) ・労働者と使用者は信義・誠実に権利を行使し義務を履行(法第3条第4項) ・労働者と使用者の権利の濫用を禁止(法第3条第5項) ・契約内容の理解を促進(情報の提供等)(法第4条第1項) ・契約内容をできる限り書面で確認(法第4条第2項) ・労働者の安全への配慮(法第5条) などの規定を定めて、契約内容を相互に確認することにより誤解を減少させ、労使が相互理解の上で労働者が安心 ・ 納得して就労できるようにしています。 (2)労働契約の期間 労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、3年(高度の専門的知識等を有する者や満60歳以上の労働者との間に締結される労働契約にあっては5年)を超える期間について締結してはならないことになっています。(労基法第14条) なお、「高度の専門的知識等を有する者」とは、博士の学位を有する者や公認会計士、医師、一級建築士などの国家資格者などとされています(平成15.10.22厚労告356号)。 期間の定めのある労働契約(一定の事業の完了に必要な期間を定めるものを除き、その期間が1年を超えるものに限る。)を締結した労働者は、当分の間、民法第628条(当事者の一方的な過失による契約の解除は相手方に損害賠償の責任が生ずる)の規定にかかわらず、当該労働契約の期間の初日から1年を経過した日以後においては、その使用者に申し出ることにより、いつでも退職することができます(労基法第137条)。 (3)労働条件の明示 労働条件の明示にあたり、労働基準法(第15条第1項、労基則第5条第1項)では、一定の項目を限定して、「必ず書面により明示しなければならない」と規定していますが労働契約法(第4条第2項)では労働基準法で明示が義務づけられている以外の事項も含めて「できる限り書面により確認するもの」と規定しています。 なお、書面交付による明示は、当然のことですが正社員のみならず、パートタイマーやアルバイト、嘱託社員、そして有期労働契約(期間の定めのある労働契約)の社員などに対しても必要になります。 特に、有期労働契約者は、労働契約が締結される際に、期間満了時において、更新の有無や更新の判断基準等があいまいであるために個別労働関係紛争が生じていることが少なくないことから、期間の定めのある労働契約について、そのような更新の有無や更新の判断基準等の内容をできる限り書面により確認することが大切です。 労働基準法による絶対的明示事項(必ず明示しなければならない事項。かつ、④の昇給に関する事項を除いて、必ず書面で明示しなければならない。) ① 労働契約の期間に関する事項 ② 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項 ③ 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて就業させる場合においては就業時転換に関する事項 ④ 賃金(退職手当、臨時に支払われる賃金、賞与及び賞与に準ずる賃金を除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項 ⑤ 退職に関する事項 (解雇の事由を含む。) 労働基準法による相対的明示事項(定めをする場合に明示しなければならない事項) ① 退職手当の定めが適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法並びに退職手当の支払の時期に関する事項 ② 臨時に支払われる賃金(退職手当を除く。)賞与及び賞与に準ずる賃金並びに最低賃金額に関する事項 ③ 労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項 ④ 安全及び衛生に関する事項 ⑤ 職業訓練に関する事項 ⑥ 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項 ⑦ 表彰及び制裁に関する事項 ⑧ 休職に関する事項 (4)就業規則で定める労働条件が労働契約となる場合 労働契約法では、「労働者及び使用者が労働契約を締結する場合において、使用者が合理的な労働条件が定められている就業規則を労働者に周知させていた場合には、労働契約の内容は、その就業規則で定める労働条件によるものとする。」としており、労働契約が成立する場面における労働契約と就業規則との法的関係について規定しています。 これは、労働契約において、労働条件を詳細に定めずに労働者が就職した場合において、「合理的な労働条件が定められている就業規則」であること及び「就業規則を労働者に周知させていた」ことという要件を満たしている場合には、就業規則で定める労働条件が労働契約の内容を補充し、「労働契約の内容は、その就業規則で定める労働条件による」という法的効果が生じることを規定したものです。 なお、この条文の「就業規則」には、労働基準法第89条では作成が義務付けられていない常時10人未満の労働者を使用する使用者が作成する就業規則も含まれるものと解されています。また、周知の方法は、労働基準法施行規則第52条の2により定められた3つの方法(後述)に限定されず、実質的に判断されるものと解されています。 そして、労働契約法第7条(ただし書)では、「ただし、労働契約において、労働者及び使用者が就業規則の内容と異なる労働条件を合意していた部分については、第12条(就業規則違反の労働契約)に該当する場合を除き、この限りでない。」として、法的効果が生じるのは、労働契約において詳細に定められていない部分についてであり、「就業規則の内容と異なる労働条件」を合意していた部分については、就業規則の条件を下回るものを除き、その合意が優先するものであることを確認した内容となっています。
期間の定めのある労働契約において更新や更新の判断基準は明示しなくてもよいのか。
有期労働契約者は、労働契約が締結される際に、期間満了時において、更新の有無や更新の判断基準等があいまいであるために個別労働関係紛争が生じていることが少なくないことから、期間の定めのある労働契約について、そのような更新の有無や更新の判断基準等の内容をできる限り書面により確認することが大切です。
JCRRAG_011275
社内規定
労働契約の変更 (1)労働契約の変更のルール 労働契約は、労働者と使用者を契約の当事者とする合意ですから、当事者が合意すれば変更が可能であるのが原則です。 使用者は、労働者と合意することなく一方的に就業規則の変更により労働者に不利益な変更ができないことになります。 就業規則の変更によって労働条件を変更する場合には、その変更が合理的であること、労働者に変更後の就業規則を周知させることが必要になります。 合理的であることについては労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情を考慮して、その変更の合理性を判断します。 この就業規則の変更による労働条件の変更も、労働契約において、労働者及び使用者が就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分については、就業規則違反の労働契約に該当する場合を除き、変更されないことになっています。 この場合の「就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分」とは、①就業規則の定めとは異なる労働条件について個別に合意している場合(特約があった場合)のほか、②たまたま就業規則に定める労働条件と同じ内容であったとしても、就業規則の変更によっては労働条件を変更しない旨の合意をしていると認められる場合も含むものと解されます。 使用者が一方的に労働条件を変更したことに対して、労働者が特に異議を述べなかった場合にはどうなるのでしょうか。 使用者が賃金を引下げて支給したのに対して、労働者が異議を述べずに受け取っていた場合です。 労働者の黙示の同意があったものと認められるでしょうか。裁判例では、自由意思に基づく同意があれば賃金引下げは有効になるとしていますが、単に数箇月の間異議を述べずに賃金を受け取ったということだけでは、黙示の同意があったとはいえないとした判断があります。 (2)就業規則違反の労働契約 労働契約は、労働者と使用者の合意をもって、成立し、変更が可能になりますが、この場合でも、就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については、無効とされ、この場合において、無効となった部分は、就業規則で定める基準によるとされています。 「就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約」とは、例えば、就業規則に定められた賃金より低い賃金を定めるなど就業規則に定められた基準を下回る労働条件を内容とする労働契約をいいます。 「その部分については、無効とする」とは、就業規則で定める基準に達しない部分のみを無効とする趣旨であり、労働契約中のその他の部分は有効であることになります。 (3)法令及び労働協約と就業規則との関係 労働契約法第13条では、「就業規則が法令又は労働協約に反する場合には、当該反する部分については、同条第7条、第10条及び第12条の規定は、当該法令又は労働協約の適用を受ける労働者との間の労働契約については、適用しない。」としています。 就業規則で定める労働条件が法令又は労働協約に反している場合には、その労働条件は労働契約の内容とはならないことを規定したものです。
就業規則の変更の条件である労働条件を変更する場合の合理的とはなにか。
合理的であることについては労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情を考慮して、その変更の合理性を判断します。
JCRRAG_011276
社内規定
労働契約の変更 (1)労働契約の変更のルール 労働契約は、労働者と使用者を契約の当事者とする合意ですから、当事者が合意すれば変更が可能であるのが原則です。 使用者は、労働者と合意することなく一方的に就業規則の変更により労働者に不利益な変更ができないことになります。 就業規則の変更によって労働条件を変更する場合には、その変更が合理的であること、労働者に変更後の就業規則を周知させることが必要になります。 合理的であることについては労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情を考慮して、その変更の合理性を判断します。 この就業規則の変更による労働条件の変更も、労働契約において、労働者及び使用者が就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分については、就業規則違反の労働契約に該当する場合を除き、変更されないことになっています。 この場合の「就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分」とは、①就業規則の定めとは異なる労働条件について個別に合意している場合(特約があった場合)のほか、②たまたま就業規則に定める労働条件と同じ内容であったとしても、就業規則の変更によっては労働条件を変更しない旨の合意をしていると認められる場合も含むものと解されます。 使用者が一方的に労働条件を変更したことに対して、労働者が特に異議を述べなかった場合にはどうなるのでしょうか。 使用者が賃金を引下げて支給したのに対して、労働者が異議を述べずに受け取っていた場合です。 労働者の黙示の同意があったものと認められるでしょうか。裁判例では、自由意思に基づく同意があれば賃金引下げは有効になるとしていますが、単に数箇月の間異議を述べずに賃金を受け取ったということだけでは、黙示の同意があったとはいえないとした判断があります。 (2)就業規則違反の労働契約 労働契約は、労働者と使用者の合意をもって、成立し、変更が可能になりますが、この場合でも、就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については、無効とされ、この場合において、無効となった部分は、就業規則で定める基準によるとされています。 「就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約」とは、例えば、就業規則に定められた賃金より低い賃金を定めるなど就業規則に定められた基準を下回る労働条件を内容とする労働契約をいいます。 「その部分については、無効とする」とは、就業規則で定める基準に達しない部分のみを無効とする趣旨であり、労働契約中のその他の部分は有効であることになります。 (3)法令及び労働協約と就業規則との関係 労働契約法第13条では、「就業規則が法令又は労働協約に反する場合には、当該反する部分については、同条第7条、第10条及び第12条の規定は、当該法令又は労働協約の適用を受ける労働者との間の労働契約については、適用しない。」としています。 就業規則で定める労働条件が法令又は労働協約に反している場合には、その労働条件は労働契約の内容とはならないことを規定したものです。
使用者が一方的に労働条件を変更したことに対して、労働者が特に異議を述べなかった場合はどうなるのか。
裁判例では、自由意思に基づく同意があれば賃金引下げは有効になるとしていますが、単に数箇月の間異議を述べずに賃金を受け取ったということだけでは、黙示の同意があったとはいえないとした判断があります。
JCRRAG_011277
社内規定
労働契約の変更 (1)労働契約の変更のルール 労働契約は、労働者と使用者を契約の当事者とする合意ですから、当事者が合意すれば変更が可能であるのが原則です。 使用者は、労働者と合意することなく一方的に就業規則の変更により労働者に不利益な変更ができないことになります。 就業規則の変更によって労働条件を変更する場合には、その変更が合理的であること、労働者に変更後の就業規則を周知させることが必要になります。 合理的であることについては労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情を考慮して、その変更の合理性を判断します。 この就業規則の変更による労働条件の変更も、労働契約において、労働者及び使用者が就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分については、就業規則違反の労働契約に該当する場合を除き、変更されないことになっています。 この場合の「就業規則の変更によっては変更されない労働条件として合意していた部分」とは、①就業規則の定めとは異なる労働条件について個別に合意している場合(特約があった場合)のほか、②たまたま就業規則に定める労働条件と同じ内容であったとしても、就業規則の変更によっては労働条件を変更しない旨の合意をしていると認められる場合も含むものと解されます。 使用者が一方的に労働条件を変更したことに対して、労働者が特に異議を述べなかった場合にはどうなるのでしょうか。 使用者が賃金を引下げて支給したのに対して、労働者が異議を述べずに受け取っていた場合です。 労働者の黙示の同意があったものと認められるでしょうか。裁判例では、自由意思に基づく同意があれば賃金引下げは有効になるとしていますが、単に数箇月の間異議を述べずに賃金を受け取ったということだけでは、黙示の同意があったとはいえないとした判断があります。 (2)就業規則違反の労働契約 労働契約は、労働者と使用者の合意をもって、成立し、変更が可能になりますが、この場合でも、就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については、無効とされ、この場合において、無効となった部分は、就業規則で定める基準によるとされています。 「就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約」とは、例えば、就業規則に定められた賃金より低い賃金を定めるなど就業規則に定められた基準を下回る労働条件を内容とする労働契約をいいます。 「その部分については、無効とする」とは、就業規則で定める基準に達しない部分のみを無効とする趣旨であり、労働契約中のその他の部分は有効であることになります。 (3)法令及び労働協約と就業規則との関係 労働契約法第13条では、「就業規則が法令又は労働協約に反する場合には、当該反する部分については、同条第7条、第10条及び第12条の規定は、当該法令又は労働協約の適用を受ける労働者との間の労働契約については、適用しない。」としています。 就業規則で定める労働条件が法令又は労働協約に反している場合には、その労働条件は労働契約の内容とはならないことを規定したものです。
就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約が無効になるのはどの部分なのか。
「就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約」とは、例えば、就業規則に定められた賃金より低い賃金を定めるなど就業規則に定められた基準を下回る労働条件を内容とする労働契約をいいます。
JCRRAG_011278
社内規定
労働契約の継続・終了 (1)出向 労働契約法では、「使用者が労働者に出向を命ずることができる場合において、当該出向の命令が、その必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情に照らして、その権利を濫用したものと認められる場合には、当該命令は、無効とする。」と規定しています。 出向は大企業を中心に広く行われていますが、出向の権利濫用が争われた裁判例もみられ、また、出向は労務の提供先が変わることから労働者への影響も大きいと考えられることから、権利濫用に該当する出向命令による紛争を防止する必要があります。このため、労働契約法において、権利濫用に該当する出向命令の効力について規定したものです。 権利濫用であるか否かを判断するに当たっては、出向を命ずる必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情が考慮される必要があります。 なお、労働契約法におけるこの条文の「出向」とは、いわゆる「在籍型出向」をいうものであり、使用者(出向元)と出向を命じられた労働者との間の労働契約関係が終了することなく、出向を命じられた労働者が出向先に使用されて労働に従事することをいうものです。 「使用者が労働者に出向を命ずることができる場合において」とは、労働契約を締結することにより直ちに使用者が出向を命ずることができるものではなく、どのような場合に使用者が出向を命ずることができるのかについては、個別具体的な事案に応じて判断されるものの意です。 (2)懲戒 労働契約法では、「使用者が労働者を懲戒することができる場合において、当該懲戒が、当該懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、当該懲戒は、無効とする。」と規定しています。 懲戒は、使用者が企業秩序を維持し、企業の円滑な運営を図るために行われるものです。懲戒の権利濫用が争われた裁判例もみられます。また、懲戒は労働者に労働契約上の不利益を生じさせるものであり、権利濫用に該当する懲戒による紛争を防止する必要があることから、権利濫用に該当するものとして無効となる懲戒の効力について規定したものです。 本条文は、使用者が労働者を懲戒することができる場合であっても、その懲戒が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」には権利濫用に該当するものとして無効となることを明らかにするとともに、権利濫用であるか否かを判断するに当たっては、労働者の行為の性質及び態様その他の事情が考慮されることを規定したものであることを定めています。 なお、「懲戒」とは、労働基準法第89条第9号の「制裁」と同義であり、同条により、当該事業場に懲戒の定めがある場合には、その種類及び程度について就業規則に記載することが義務付けられている項目です。
出向の命令が権利の濫用かどうかはどう判断するのか。
権利濫用であるか否かを判断するに当たっては、出向を命ずる必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情が考慮される必要があります。
JCRRAG_011279
社内規定
労働契約の継続・終了 (1)出向 労働契約法では、「使用者が労働者に出向を命ずることができる場合において、当該出向の命令が、その必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情に照らして、その権利を濫用したものと認められる場合には、当該命令は、無効とする。」と規定しています。 出向は大企業を中心に広く行われていますが、出向の権利濫用が争われた裁判例もみられ、また、出向は労務の提供先が変わることから労働者への影響も大きいと考えられることから、権利濫用に該当する出向命令による紛争を防止する必要があります。このため、労働契約法において、権利濫用に該当する出向命令の効力について規定したものです。 権利濫用であるか否かを判断するに当たっては、出向を命ずる必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情が考慮される必要があります。 なお、労働契約法におけるこの条文の「出向」とは、いわゆる「在籍型出向」をいうものであり、使用者(出向元)と出向を命じられた労働者との間の労働契約関係が終了することなく、出向を命じられた労働者が出向先に使用されて労働に従事することをいうものです。 「使用者が労働者に出向を命ずることができる場合において」とは、労働契約を締結することにより直ちに使用者が出向を命ずることができるものではなく、どのような場合に使用者が出向を命ずることができるのかについては、個別具体的な事案に応じて判断されるものの意です。 (2)懲戒 労働契約法では、「使用者が労働者を懲戒することができる場合において、当該懲戒が、当該懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、当該懲戒は、無効とする。」と規定しています。 懲戒は、使用者が企業秩序を維持し、企業の円滑な運営を図るために行われるものです。懲戒の権利濫用が争われた裁判例もみられます。また、懲戒は労働者に労働契約上の不利益を生じさせるものであり、権利濫用に該当する懲戒による紛争を防止する必要があることから、権利濫用に該当するものとして無効となる懲戒の効力について規定したものです。 本条文は、使用者が労働者を懲戒することができる場合であっても、その懲戒が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」には権利濫用に該当するものとして無効となることを明らかにするとともに、権利濫用であるか否かを判断するに当たっては、労働者の行為の性質及び態様その他の事情が考慮されることを規定したものであることを定めています。 なお、「懲戒」とは、労働基準法第89条第9号の「制裁」と同義であり、同条により、当該事業場に懲戒の定めがある場合には、その種類及び程度について就業規則に記載することが義務付けられている項目です。
懲戒の目的はなんですか。
懲戒は、使用者が企業秩序を維持し、企業の円滑な運営を図るために行われるものです。
JCRRAG_011280
社内規定
(3)解雇 労働契約法では、「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。(労働契約法第16条)」と規定しています。 解雇は、労働者に与える影響が大きく、解雇に関する紛争も増大していることから、解雇に関するルールをあらかじめ明らかにすることにより、解雇に際して発生する紛争を防止し、その解決を図る必要があるとし、権利濫用に該当する解雇の効力について規定したものです。 本条文は、最高裁判例で確立しているいわゆる解雇権濫用法理を規定し、解雇が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」には、権利濫用に該当するものとして無効となることを明らかにしたものです。 「解雇権濫用の評価の前提となる事実のうち、圧倒的に多くのものについて使用者側に主張立証責任を負わせている現在の裁判実務を何ら変更することなく最高裁判所判決で確立した解雇権濫用法理を法律上明定したもの」であり、「最高裁判所で確立した解雇権濫用法理とこれに基づく民事裁判実務の通例に則して作成されたものであることを踏まえ、解雇権濫用の評価の前提となる事実のうち圧倒的に多くのものについて使用者側に主張立証責任を負わせている現在の裁判上の実務を変更するものではない」ことが立法者の意思であることが明らかにされています。 解雇の事由については、就業規則の絶対的必要記載事項(就業規則に必ず記載しなければならない事項)です。就業規則記載の解雇事由については、懲戒解雇事由は「限定列挙」、普通解雇事由は「例示列挙」と考えるのが一般的です。 いずれの考え方をとったとしても、就業規則条項の合理的解釈が問われることになります。また、普通解雇事由には、包括的(抽象的)事由が記載されているのが一般的ですから、直接に該当する事由がない場合にはこの包括的事由を用いることになります。 労働基準法では、解雇に関する手続を規定しています。 労働者を解雇する場合は、解雇予告が不要な労働者を除いて、30日以上前に予告して解雇するか、又は平均賃金の30日分以上の賃金を支払わなければなりません。なお、予告期間を短縮する場合には、短縮した日数1日につき平均賃金の1日分を予告手当として支払います。解雇制限がかかっている労働者については、一定の例外を除いて解雇できませんので注意が必要です(労基法第19条第1項)。 ①解雇予告が不要な労働者は次の者です(労基法第21条)。 ・日々雇入れられる者(1箇月を超えて引き続き使用される者を除く) ・2箇月以内の期間を定めて使用される者(所定の期間を超えて引き続き使用される者を除く) ・季節的業務に4箇月以内の期間を定めて使用される者(所定の期間を超えて引き続き使用される者を除く) ・試の使用期間中(入社後14日(暦日)以内)の者 ②解雇制限のかかる労働者とその期間(労基法第19条本文) ・労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間 ・産前産後の女性が労基法第65条の規定により、休業する期間(産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後8週間)及びその後30日間妊娠中・産後1年以内の解雇は「妊娠・出産・産前産後休業取得等による解雇でないこと」を事業主が証明しない限り無効となります(均等法第9条第4項)前記②の解雇制限期間であっても、例外として解雇できる場合があります(労基法第19条第1項ただし書)。 <例外> ・労働基準法第81条の規定により打切補償を支払う場合 「打切補償」とは、・・・・療養開始後3年経過しても治らず、1200日分以上の平均賃金を支払うこと ・天災事変等で事業の継続が不可能となった場合(行政官庁の認定が必要) また、妊娠中・産後1年以内の解雇は「妊娠・出産・産前産後休業取得等による解雇でないこと」を事業主が証明しない限り無効となります(均等法第9条第4項)
就業規則においての普通解雇事由には何を用いればよいか。
就業規則記載の解雇事由については、懲戒解雇事由は「限定列挙」、普通解雇事由は「例示列挙」と考えるのが一般的です。 いずれの考え方をとったとしても、就業規則条項の合理的解釈が問われることになります。また、普通解雇事由には、包括的(抽象的)事由が記載されているのが一般的ですから、直接に該当する事由がない場合にはこの包括的事由を用いることになります。
JCRRAG_011281
社内規定
(3)解雇 労働契約法では、「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。(労働契約法第16条)」と規定しています。 解雇は、労働者に与える影響が大きく、解雇に関する紛争も増大していることから、解雇に関するルールをあらかじめ明らかにすることにより、解雇に際して発生する紛争を防止し、その解決を図る必要があるとし、権利濫用に該当する解雇の効力について規定したものです。 本条文は、最高裁判例で確立しているいわゆる解雇権濫用法理を規定し、解雇が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」には、権利濫用に該当するものとして無効となることを明らかにしたものです。 「解雇権濫用の評価の前提となる事実のうち、圧倒的に多くのものについて使用者側に主張立証責任を負わせている現在の裁判実務を何ら変更することなく最高裁判所判決で確立した解雇権濫用法理を法律上明定したもの」であり、「最高裁判所で確立した解雇権濫用法理とこれに基づく民事裁判実務の通例に則して作成されたものであることを踏まえ、解雇権濫用の評価の前提となる事実のうち圧倒的に多くのものについて使用者側に主張立証責任を負わせている現在の裁判上の実務を変更するものではない」ことが立法者の意思であることが明らかにされています。 解雇の事由については、就業規則の絶対的必要記載事項(就業規則に必ず記載しなければならない事項)です。就業規則記載の解雇事由については、懲戒解雇事由は「限定列挙」、普通解雇事由は「例示列挙」と考えるのが一般的です。 いずれの考え方をとったとしても、就業規則条項の合理的解釈が問われることになります。また、普通解雇事由には、包括的(抽象的)事由が記載されているのが一般的ですから、直接に該当する事由がない場合にはこの包括的事由を用いることになります。 労働基準法では、解雇に関する手続を規定しています。 労働者を解雇する場合は、解雇予告が不要な労働者を除いて、30日以上前に予告して解雇するか、又は平均賃金の30日分以上の賃金を支払わなければなりません。なお、予告期間を短縮する場合には、短縮した日数1日につき平均賃金の1日分を予告手当として支払います。解雇制限がかかっている労働者については、一定の例外を除いて解雇できませんので注意が必要です(労基法第19条第1項)。 ①解雇予告が不要な労働者は次の者です(労基法第21条)。 ・日々雇入れられる者(1箇月を超えて引き続き使用される者を除く) ・2箇月以内の期間を定めて使用される者(所定の期間を超えて引き続き使用される者を除く) ・季節的業務に4箇月以内の期間を定めて使用される者(所定の期間を超えて引き続き使用される者を除く) ・試の使用期間中(入社後14日(暦日)以内)の者 ②解雇制限のかかる労働者とその期間(労基法第19条本文) ・労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間 ・産前産後の女性が労基法第65条の規定により、休業する期間(産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後8週間)及びその後30日間妊娠中・産後1年以内の解雇は「妊娠・出産・産前産後休業取得等による解雇でないこと」を事業主が証明しない限り無効となります(均等法第9条第4項)前記②の解雇制限期間であっても、例外として解雇できる場合があります(労基法第19条第1項ただし書)。 <例外> ・労働基準法第81条の規定により打切補償を支払う場合 「打切補償」とは、・・・・療養開始後3年経過しても治らず、1200日分以上の平均賃金を支払うこと ・天災事変等で事業の継続が不可能となった場合(行政官庁の認定が必要) また、妊娠中・産後1年以内の解雇は「妊娠・出産・産前産後休業取得等による解雇でないこと」を事業主が証明しない限り無効となります(均等法第9条第4項)
労働者を解雇する場合に賃金を支払う必要はあるか。
労働者を解雇する場合は、解雇予告が不要な労働者を除いて、30日以上前に予告して解雇するか、又は平均賃金の30日分以上の賃金を支払わなければなりません。なお、予告期間を短縮する場合には、短縮した日数1日につき平均賃金の1日分を予告手当として支払います。
JCRRAG_011282
社内規定
労働契約とは 労働者目線では「会社に勤める=雇用契約(労働契約)の締結」、企業目線では「従業員を雇い入れる・働いてもらう=雇用契約(労働契約)の締結」というように、労働契約とは、会社(使用者)と労働者(従業員)の間において必ず存在する労働における決まり事になります。 労働契約について定める制度は以下となります。                                                              労働基準法 労働基準法に基づき定められた内容に違反があった場合には、行政監督指導の対象となる刑事上のルール。 労働契約法 労働契約法に基づき定められた内容に従って、労使間トラブルを防止するための民事上のルール。 このそれぞれの制度に従って正しい「労働契約」を締結する必要があります。 労働契約の基本原則 労働契約を締結するにあたって基本的な理念や守られるべき原則があります。原則は5つあり、労働契約法第1章第3条で定められています。 労使対等の原則 均衡考慮の原則(就労実態に応じた均衡) 仕事と生活の調和への配慮の原則 信義誠実の原則(契約の遵守) 権利濫用禁止の原則 (客観的にみて合理性に欠けるかつ社会通念上通用しない労働契約内容である場合には、権利濫用となりその部分の労働契約は無効となる) 権利濫用禁止の項目については、民法第1条第3項における「契約についての一般的原則」として規定されおり、この原則を労働契約法でも規定・確認したものとなります。この5つの原則に基づき、労働契約の締結や変更が行われる必要があります。 労働契約の締結 労働者の労働に対して会社が賃金を支払うことについて様々なルールを定め、それを会社(使用者)と労働者(従業員)がお互いに合意することにより、労働契約を締結させます。 労働契約を締結させる際、労働基準法第2章第13条には「労基法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約部分については無効となり、労基法で定める基準による」と定められています。 労働契約以外に就労のルールを定めた「就業規則」と労働契約が異なる場合、使用者と労働者との間の個別契約に値する労働契約が優先されます。 労働契約および就業規則には、必ず書面にて明示しなければいけない項目があります。 労働条件の明示 労働基準法第15条第1項にて、会社が労働者を雇用する際の賃金や労働時間、その他労働条件の書面による明示について定められています。また、労働契約法第7条にて、合理的な内容の就業規則を労働者に周知させていた場合には、労働契約の内容は、その就業規則で定める労働条件によるものとする、とされています。詳しい「労働条件の明示事項および明示方法」については、別ページ「お役立ち情報:労働条件の明示事項」をご覧ください。 労働契約期間 労働契約には、雇用期間の定めのない無期労働契約と、雇用期間の定めのある有期労働契約の2つの種類があります。法律上は、正社員、アルバイト、パートタイム労働などの雇用名称はあまり関係なく、労働契約の終了日の有無による違いとなります。 有期労働契約を締結した従業員が、契約終了日以降の雇用に対して漠然とした不安を抱えている場合が多くあります。会社側には、この有期労働契約について必要以上に短い期間を定めることによる反復更新が起こらないように配慮する義務があります(労働契約法第17条2項)。 反復更新が起こることによって生じる雇止めの不安の解消や、安心して働き続けることができるよう、労働基準法第14条で、有期労働契約の適正な利用のためのルールが定められています。
労働契約とはなんですか。
労働契約とは、会社(使用者)と労働者(従業員)の間において必ず存在する労働における決まり事になります。
JCRRAG_011283
社内規定
有期労働契約のルール (1)有期契約労働者が安心して働けるようにするために 労働契約法では、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむを得ない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない。(労働契約法第17条第1項)」と規定しています。 有期契約労働者の実態をみると、契約期間中の雇用保障を期待している者が多くみられます。この契約期間中の雇用保障に関しては、民法第628条において、「当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる」ことが規定されていますが、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合の取扱いについては、同条の規定からは明らかではありません。このため、労働契約法第17条第1項において、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合は解雇することができないことを明らかにしたものです。 「やむを得ない事由」があるか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものですが、契約期間は労働者及び使用者が合意により決定したものであり、遵守されるべきものであることから、「やむを得ない事由」があると認められる場合は、解雇権濫用法理における「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当である」と認められる場合よりも狭いと解されています。 また、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならない。(労働契約法第17条第2項)」としています。 使用者が有期労働契約により労働者を使用する目的は、臨時的・一時的な業務の増加に対応するもの、一定期間を要する事業の完成のためのもの等様々ですが、この条文は、必要以上に短い契約期間を設定し、その契約を反復して更新しないよう使用者は配慮しなければならないことを明らかにしたものです。 例えば、ある労働者について、使用者が一定の期間にわたり使用しようとする場合には、その一定の期間において、より短期の有期労働契約を反復更新するのではなく、その一定の期間を契約期間とする有期労働契約を締結するよう配慮しなければならないとしたものです。 具体的には、1年間の就労が必要と見込まれるプロジェクト業務につき有期労働契約を締結する場合、使用者は1箇月間の契約を11回にわたり反復更新するのではなく、1年間の契約期間を設定するように配慮を促したものです。なお、「必要以上に短い期間」に該当するか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものであり、契約期間を特定の長さ以上の期間とすることまでを求めているものではありません。 (2)有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準(平成15.10.22厚労告357号) 労働基準法第14条(契約期間等)に基づいて、有期労働契約の締結に対して、使用者が守るべき以下の基準が定められています。 ①契約の更新の有無を明示しておくこと、また、更新する場合がある旨を明示したときは、更新する場合又はしない場合の判断の基準を明示しておくこと ②有期労働契約(契約を3回以上更新した者又は雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限り、あらかじめ、契約を更新しない旨明示されている者を除く。)を更新しない(雇止めを行う)場合は、使用者は、少なくとも契約期間満了日の30日前までにその予告をしなければならないこと ③前期②の場合において、使用者は、労働者から請求があった場合に、雇止めの理由を書面で、遅滞なく交付しなければならないこと ④使用者は、有期労働契約(契約を1回以上更新し、かつ、雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限る。)を契約更新するときは、当該契約の実態及び当該労働者の希望に応じて、できるだけ長期の雇用期間を締結するように努めること 更新の有無の判断基準の例 ・契約期間満了時の業務量により判断する ・労働者の勤務成績、態度により判断する ・労働者の能力により判断する ・会社の経営状況により判断する ・従事している業務の進捗状況により判断する 雇止めの理由の例 ・前回の契約更新時に、本契約を更新しないことが合意されていたため ・契約締結当時から、更新回数の上限を設けており、本契約は当該上限に係るものであるため ・担当していた業務が終了・中止したため ・事業縮小のため ・業務を遂行する能力が十分ではないと認められるため ・職務命令に対する違反行為を行ったこと、無断欠勤をしたこと等勤務不良のため 「更新の有無」及び「判断の基準」を有期労働契約で明示しておくことによって、有期労働契約を締結する労働者が、契約期間満了後の自らの雇用継続の可能性について一定程度予見することが可能となります。これらの事項は、「雇止めの理由」と共に、就業規則にも記載しておくことが必要です。 (3)解雇権濫用法理の類推適用 有期労働契約を数回にわたって更新すると、労働者としては、次回も当然更新されるだろうと期待をしますから、この期待感を裏切らないように契約更新の管理をすることが求められます。重ねて、使用者が判断した雇止めが「解雇権濫用法理」の類推適用となる場合があることも考慮して対応することが必要です。 「雇止め」は、解雇を意味するものではありませんが、有期労働契約者であっても当該雇止めについて、解雇権濫用法理が類推適用される場合があります。 (4)有期労働契約が、期間の定めのない労働契約と同視される場合 期間を定めて労働契約を結んでいても、期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当とされる場合があります。判断にあたって考慮する事項は次のとおりです。(平成19.10.1基発1001016号) ①業務内容の恒常性・臨時性、業務内容についての通常の労働者との同一性の有無等労働者の従事する業務の客観的内容 ②地位の基幹性・臨時性等労働者の契約上の地位の性格 ③継続雇用を期待させる事業主の言動等当事者の主観的態様 ④更新の有無・回数、更新の手続の厳格性の程度等更新の手続・実態 ⑤同様の地位にある他の労働者の雇止めの有無等他の労働者の更新状況
有期契約労働者を期間中に解雇できないのか。
労働契約法では、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむを得ない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない。(労働契約法第17条第1項)」と規定しています。
JCRRAG_011284
社内規定
有期労働契約のルール (1)有期契約労働者が安心して働けるようにするために 労働契約法では、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむを得ない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない。(労働契約法第17条第1項)」と規定しています。 有期契約労働者の実態をみると、契約期間中の雇用保障を期待している者が多くみられます。この契約期間中の雇用保障に関しては、民法第628条において、「当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる」ことが規定されていますが、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合の取扱いについては、同条の規定からは明らかではありません。このため、労働契約法第17条第1項において、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合は解雇することができないことを明らかにしたものです。 「やむを得ない事由」があるか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものですが、契約期間は労働者及び使用者が合意により決定したものであり、遵守されるべきものであることから、「やむを得ない事由」があると認められる場合は、解雇権濫用法理における「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当である」と認められる場合よりも狭いと解されています。 また、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならない。(労働契約法第17条第2項)」としています。 使用者が有期労働契約により労働者を使用する目的は、臨時的・一時的な業務の増加に対応するもの、一定期間を要する事業の完成のためのもの等様々ですが、この条文は、必要以上に短い契約期間を設定し、その契約を反復して更新しないよう使用者は配慮しなければならないことを明らかにしたものです。 例えば、ある労働者について、使用者が一定の期間にわたり使用しようとする場合には、その一定の期間において、より短期の有期労働契約を反復更新するのではなく、その一定の期間を契約期間とする有期労働契約を締結するよう配慮しなければならないとしたものです。 具体的には、1年間の就労が必要と見込まれるプロジェクト業務につき有期労働契約を締結する場合、使用者は1箇月間の契約を11回にわたり反復更新するのではなく、1年間の契約期間を設定するように配慮を促したものです。なお、「必要以上に短い期間」に該当するか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものであり、契約期間を特定の長さ以上の期間とすることまでを求めているものではありません。 (2)有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準(平成15.10.22厚労告357号) 労働基準法第14条(契約期間等)に基づいて、有期労働契約の締結に対して、使用者が守るべき以下の基準が定められています。 ①契約の更新の有無を明示しておくこと、また、更新する場合がある旨を明示したときは、更新する場合又はしない場合の判断の基準を明示しておくこと ②有期労働契約(契約を3回以上更新した者又は雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限り、あらかじめ、契約を更新しない旨明示されている者を除く。)を更新しない(雇止めを行う)場合は、使用者は、少なくとも契約期間満了日の30日前までにその予告をしなければならないこと ③前期②の場合において、使用者は、労働者から請求があった場合に、雇止めの理由を書面で、遅滞なく交付しなければならないこと ④使用者は、有期労働契約(契約を1回以上更新し、かつ、雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限る。)を契約更新するときは、当該契約の実態及び当該労働者の希望に応じて、できるだけ長期の雇用期間を締結するように努めること 更新の有無の判断基準の例 ・契約期間満了時の業務量により判断する ・労働者の勤務成績、態度により判断する ・労働者の能力により判断する ・会社の経営状況により判断する ・従事している業務の進捗状況により判断する 雇止めの理由の例 ・前回の契約更新時に、本契約を更新しないことが合意されていたため ・契約締結当時から、更新回数の上限を設けており、本契約は当該上限に係るものであるため ・担当していた業務が終了・中止したため ・事業縮小のため ・業務を遂行する能力が十分ではないと認められるため ・職務命令に対する違反行為を行ったこと、無断欠勤をしたこと等勤務不良のため 「更新の有無」及び「判断の基準」を有期労働契約で明示しておくことによって、有期労働契約を締結する労働者が、契約期間満了後の自らの雇用継続の可能性について一定程度予見することが可能となります。これらの事項は、「雇止めの理由」と共に、就業規則にも記載しておくことが必要です。 (3)解雇権濫用法理の類推適用 有期労働契約を数回にわたって更新すると、労働者としては、次回も当然更新されるだろうと期待をしますから、この期待感を裏切らないように契約更新の管理をすることが求められます。重ねて、使用者が判断した雇止めが「解雇権濫用法理」の類推適用となる場合があることも考慮して対応することが必要です。 「雇止め」は、解雇を意味するものではありませんが、有期労働契約者であっても当該雇止めについて、解雇権濫用法理が類推適用される場合があります。 (4)有期労働契約が、期間の定めのない労働契約と同視される場合 期間を定めて労働契約を結んでいても、期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当とされる場合があります。判断にあたって考慮する事項は次のとおりです。(平成19.10.1基発1001016号) ①業務内容の恒常性・臨時性、業務内容についての通常の労働者との同一性の有無等労働者の従事する業務の客観的内容 ②地位の基幹性・臨時性等労働者の契約上の地位の性格 ③継続雇用を期待させる事業主の言動等当事者の主観的態様 ④更新の有無・回数、更新の手続の厳格性の程度等更新の手続・実態 ⑤同様の地位にある他の労働者の雇止めの有無等他の労働者の更新状況
使用者は有期労働契約により労働者を使用する際に短い期間で反復して契約してはいけないのか。
「使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならない。(労働契約法第17条第2項)」としています。
JCRRAG_011285
社内規定
有期労働契約のルール (1)有期契約労働者が安心して働けるようにするために 労働契約法では、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむを得ない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない。(労働契約法第17条第1項)」と規定しています。 有期契約労働者の実態をみると、契約期間中の雇用保障を期待している者が多くみられます。この契約期間中の雇用保障に関しては、民法第628条において、「当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる」ことが規定されていますが、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合の取扱いについては、同条の規定からは明らかではありません。このため、労働契約法第17条第1項において、「やむを得ない事由があるとき」に該当しない場合は解雇することができないことを明らかにしたものです。 「やむを得ない事由」があるか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものですが、契約期間は労働者及び使用者が合意により決定したものであり、遵守されるべきものであることから、「やむを得ない事由」があると認められる場合は、解雇権濫用法理における「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当である」と認められる場合よりも狭いと解されています。 また、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならない。(労働契約法第17条第2項)」としています。 使用者が有期労働契約により労働者を使用する目的は、臨時的・一時的な業務の増加に対応するもの、一定期間を要する事業の完成のためのもの等様々ですが、この条文は、必要以上に短い契約期間を設定し、その契約を反復して更新しないよう使用者は配慮しなければならないことを明らかにしたものです。 例えば、ある労働者について、使用者が一定の期間にわたり使用しようとする場合には、その一定の期間において、より短期の有期労働契約を反復更新するのではなく、その一定の期間を契約期間とする有期労働契約を締結するよう配慮しなければならないとしたものです。 具体的には、1年間の就労が必要と見込まれるプロジェクト業務につき有期労働契約を締結する場合、使用者は1箇月間の契約を11回にわたり反復更新するのではなく、1年間の契約期間を設定するように配慮を促したものです。なお、「必要以上に短い期間」に該当するか否かは、個別具体的な事案に応じて判断されるものであり、契約期間を特定の長さ以上の期間とすることまでを求めているものではありません。 (2)有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準(平成15.10.22厚労告357号) 労働基準法第14条(契約期間等)に基づいて、有期労働契約の締結に対して、使用者が守るべき以下の基準が定められています。 ①契約の更新の有無を明示しておくこと、また、更新する場合がある旨を明示したときは、更新する場合又はしない場合の判断の基準を明示しておくこと ②有期労働契約(契約を3回以上更新した者又は雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限り、あらかじめ、契約を更新しない旨明示されている者を除く。)を更新しない(雇止めを行う)場合は、使用者は、少なくとも契約期間満了日の30日前までにその予告をしなければならないこと ③前期②の場合において、使用者は、労働者から請求があった場合に、雇止めの理由を書面で、遅滞なく交付しなければならないこと ④使用者は、有期労働契約(契約を1回以上更新し、かつ、雇い入れの日から1年を超えて継続勤務している者に限る。)を契約更新するときは、当該契約の実態及び当該労働者の希望に応じて、できるだけ長期の雇用期間を締結するように努めること 更新の有無の判断基準の例 ・契約期間満了時の業務量により判断する ・労働者の勤務成績、態度により判断する ・労働者の能力により判断する ・会社の経営状況により判断する ・従事している業務の進捗状況により判断する 雇止めの理由の例 ・前回の契約更新時に、本契約を更新しないことが合意されていたため ・契約締結当時から、更新回数の上限を設けており、本契約は当該上限に係るものであるため ・担当していた業務が終了・中止したため ・事業縮小のため ・業務を遂行する能力が十分ではないと認められるため ・職務命令に対する違反行為を行ったこと、無断欠勤をしたこと等勤務不良のため 「更新の有無」及び「判断の基準」を有期労働契約で明示しておくことによって、有期労働契約を締結する労働者が、契約期間満了後の自らの雇用継続の可能性について一定程度予見することが可能となります。これらの事項は、「雇止めの理由」と共に、就業規則にも記載しておくことが必要です。 (3)解雇権濫用法理の類推適用 有期労働契約を数回にわたって更新すると、労働者としては、次回も当然更新されるだろうと期待をしますから、この期待感を裏切らないように契約更新の管理をすることが求められます。重ねて、使用者が判断した雇止めが「解雇権濫用法理」の類推適用となる場合があることも考慮して対応することが必要です。 「雇止め」は、解雇を意味するものではありませんが、有期労働契約者であっても当該雇止めについて、解雇権濫用法理が類推適用される場合があります。 (4)有期労働契約が、期間の定めのない労働契約と同視される場合 期間を定めて労働契約を結んでいても、期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当とされる場合があります。判断にあたって考慮する事項は次のとおりです。(平成19.10.1基発1001016号) ①業務内容の恒常性・臨時性、業務内容についての通常の労働者との同一性の有無等労働者の従事する業務の客観的内容 ②地位の基幹性・臨時性等労働者の契約上の地位の性格 ③継続雇用を期待させる事業主の言動等当事者の主観的態様 ④更新の有無・回数、更新の手続の厳格性の程度等更新の手続・実態 ⑤同様の地位にある他の労働者の雇止めの有無等他の労働者の更新状況
有期労働契約を更新の有無及び判断の基準を就業規則に明示しておくとどうなるか。
「更新の有無」及び「判断の基準」を有期労働契約で明示しておくことによって、有期労働契約を締結する労働者が、契約期間満了後の自らの雇用継続の可能性について一定程度予見することが可能となります。
JCRRAG_011286
社内規定
第 2 章 就業規則の基本 1就業規則の役割 職場において、使用者(社長や部長、課長など)と従業員との間で、労働条件や服務規律(職場で守るべきルール)などについて理解がくい違い、これが原因となってトラブルが発生することがあります。例えば、従業員側からの疑問や不満をみると、 ・パートタイマー(時間給制)で採用されたんだけれど、年次有給休暇をもらえるの? ・残業や休日出勤をしているのに割増賃金がつかない。 ・ボーナスがあると聞いて入社したのに、結果的に出なかった。 ・突然、関連会社に出向せよと命令が出た。 ・上司にセクハラされたけど、会社は辞めたくない。 ・定年後も働きたいんだけど、会社から、仕事がないから無理だと言われた。 ・会社の業績不振を理由にいきなり解雇された。 などです。 これに対して、使用者側もそれなりの解釈や理由があることは当然のことでしょう。 このような疑問やトラブルを防ぐためには、賃金や労働時間などの労働条件、服務規律などについてはっきりと定め、従業員に周知させておくことが必要です。このことにより、使用者と従業員の間の無用な争いを未然に防ぎ、従業員がいきいきとした明るい職場づくりが可能になります。 「就業規則」は、職場における雇用管理全般、つまり採用から退職(解雇を含む。)までの雇用上の諸問題に関する事項を定めたものです。 もちろん、就業規則があれば、すべてのトラブルを未然に防ぐことができたり、トラブルが発生したときにたちどころに解決するというものではありません。しかしながら、少なくとも、誤解によるものや無用のトラブルを少しでも小さくしたり回避する効力は充分に持っています。 2就業規則の構成 就業規則とは、その名称を問わず、使用者が定める職場規律や労働条件に関する規則類のことをいいます。 ですから、賃金規程はもとより、育児休業規程や慶弔見舞金規程、旅費規程などもこれに含みます。 また、正社員の就業規則のみならず、パートタイム労働者やアルバイト社員、嘱託社員、出向社員など職種や雇用形態が異なった従業員についても、それぞれの従業員が適用される就業規則が必要になります。 このように多様なジャンルの規程や雇用形態の異なる従業員の就業規則を1冊に綴ることが困難である場合には別個の就業規則を作成することができます。この場合でも、複数の就業規則を合わせたものが労働基準法上の就業規則となり、従業員代表等の意見聴取等(後述します)については、それらを合わせて一体となった 就業規則に対して行う必要があります(昭和63.3.14基発150号)。 3就業規則の位置づけ 就業規則は、専ら労働基準法、労働安全衛生法、パートタイム労働法、男女雇用機会均等法その他の労働関連の諸法令や、民法その他の法令などを根拠にして作成しますが、それ以外にも、職場の慣習や伝統、社風、経営方針や経営者の考え方、労働組合や従業員の要望など様々な要素や要因を基にして作成します。 また、平成20年3月から労働契約法が施行され、労働条件の決定や変更、解除等についてのルールが示されましたのでその考慮も必要になりました。 労働基準法は、労働者の労働条件、待遇等に関する「最低の基準」を定めた法律です。ですから、就業規則を作成するときは、労働基準法で定める基準を下回ることはできません。その反面、労働基準法で定める基準を上回る条件は、原則として自由に定めることができます(労基法第13条)。 また、従業員と個人ごとに賃金などの労働条件を決定する「労働契約」は、就業規則に定める基準を下回ることはできないことになっています(労働契約法第12条)。 このように、就業規則は、職場の慣習や様々な法令等と個別の労働契約の間をつなぐ重要で大切な架け橋ということになります。よって、関係する法令が改正により変更になったり、職場の従業員の働き方や働かせ方が変わったときには、これに合わせて、既存の就業規則の見直しをしたり、新たな 規定を追加するなどのメンテナンスをして、「常に機能する就業規則」にしておかなければなりません。 ・「労働契約」は、使用者と労働者が、法令や就業規則等を根拠にして個別の労働者の賃金や労働時間などの労働条件について契約したものです(労基法第14条他)。 ・「労働協約」は、労働組合と使用者(又はその団体)との間に結ばれる労働条件その他に関する協定であり、書面に作成し、両当事者が署名又は記名押印したものです(労組法第14条)。
「就業規則」は、職場における雇用管理全般、つまり何の諸問題に関する事項を定めたものですか。
「就業規則」は、職場における雇用管理全般、つまり採用から退職(解雇を含む。)までの雇用上の諸問題に関する事項を定めたものです。
JCRRAG_011287
社内規定
第 2 章 就業規則の基本 1就業規則の役割 職場において、使用者(社長や部長、課長など)と従業員との間で、労働条件や服務規律(職場で守るべきルール)などについて理解がくい違い、これが原因となってトラブルが発生することがあります。例えば、従業員側からの疑問や不満をみると、 ・パートタイマー(時間給制)で採用されたんだけれど、年次有給休暇をもらえるの? ・残業や休日出勤をしているのに割増賃金がつかない。 ・ボーナスがあると聞いて入社したのに、結果的に出なかった。 ・突然、関連会社に出向せよと命令が出た。 ・上司にセクハラされたけど、会社は辞めたくない。 ・定年後も働きたいんだけど、会社から、仕事がないから無理だと言われた。 ・会社の業績不振を理由にいきなり解雇された。 などです。 これに対して、使用者側もそれなりの解釈や理由があることは当然のことでしょう。 このような疑問やトラブルを防ぐためには、賃金や労働時間などの労働条件、服務規律などについてはっきりと定め、従業員に周知させておくことが必要です。このことにより、使用者と従業員の間の無用な争いを未然に防ぎ、従業員がいきいきとした明るい職場づくりが可能になります。 「就業規則」は、職場における雇用管理全般、つまり採用から退職(解雇を含む。)までの雇用上の諸問題に関する事項を定めたものです。 もちろん、就業規則があれば、すべてのトラブルを未然に防ぐことができたり、トラブルが発生したときにたちどころに解決するというものではありません。しかしながら、少なくとも、誤解によるものや無用のトラブルを少しでも小さくしたり回避する効力は充分に持っています。 2就業規則の構成 就業規則とは、その名称を問わず、使用者が定める職場規律や労働条件に関する規則類のことをいいます。 ですから、賃金規程はもとより、育児休業規程や慶弔見舞金規程、旅費規程などもこれに含みます。 また、正社員の就業規則のみならず、パートタイム労働者やアルバイト社員、嘱託社員、出向社員など職種や雇用形態が異なった従業員についても、それぞれの従業員が適用される就業規則が必要になります。 このように多様なジャンルの規程や雇用形態の異なる従業員の就業規則を1冊に綴ることが困難である場合には別個の就業規則を作成することができます。この場合でも、複数の就業規則を合わせたものが労働基準法上の就業規則となり、従業員代表等の意見聴取等(後述します)については、それらを合わせて一体となった 就業規則に対して行う必要があります(昭和63.3.14基発150号)。 3就業規則の位置づけ 就業規則は、専ら労働基準法、労働安全衛生法、パートタイム労働法、男女雇用機会均等法その他の労働関連の諸法令や、民法その他の法令などを根拠にして作成しますが、それ以外にも、職場の慣習や伝統、社風、経営方針や経営者の考え方、労働組合や従業員の要望など様々な要素や要因を基にして作成します。 また、平成20年3月から労働契約法が施行され、労働条件の決定や変更、解除等についてのルールが示されましたのでその考慮も必要になりました。 労働基準法は、労働者の労働条件、待遇等に関する「最低の基準」を定めた法律です。ですから、就業規則を作成するときは、労働基準法で定める基準を下回ることはできません。その反面、労働基準法で定める基準を上回る条件は、原則として自由に定めることができます(労基法第13条)。 また、従業員と個人ごとに賃金などの労働条件を決定する「労働契約」は、就業規則に定める基準を下回ることはできないことになっています(労働契約法第12条)。 このように、就業規則は、職場の慣習や様々な法令等と個別の労働契約の間をつなぐ重要で大切な架け橋ということになります。よって、関係する法令が改正により変更になったり、職場の従業員の働き方や働かせ方が変わったときには、これに合わせて、既存の就業規則の見直しをしたり、新たな 規定を追加するなどのメンテナンスをして、「常に機能する就業規則」にしておかなければなりません。 ・「労働契約」は、使用者と労働者が、法令や就業規則等を根拠にして個別の労働者の賃金や労働時間などの労働条件について契約したものです(労基法第14条他)。 ・「労働協約」は、労働組合と使用者(又はその団体)との間に結ばれる労働条件その他に関する協定であり、書面に作成し、両当事者が署名又は記名押印したものです(労組法第14条)。
職種や雇用形態が異なった従業員についても就業規則を作る必要はあるか。
正社員の就業規則のみならず、パートタイム労働者やアルバイト社員、嘱託社員、出向社員など職種や雇用形態が異なった従業員についても、それぞれの従業員が適用される就業規則が必要になります。
JCRRAG_011288
社内規定
第 2 章 就業規則の基本 1就業規則の役割 職場において、使用者(社長や部長、課長など)と従業員との間で、労働条件や服務規律(職場で守るべきルール)などについて理解がくい違い、これが原因となってトラブルが発生することがあります。例えば、従業員側からの疑問や不満をみると、 ・パートタイマー(時間給制)で採用されたんだけれど、年次有給休暇をもらえるの? ・残業や休日出勤をしているのに割増賃金がつかない。 ・ボーナスがあると聞いて入社したのに、結果的に出なかった。 ・突然、関連会社に出向せよと命令が出た。 ・上司にセクハラされたけど、会社は辞めたくない。 ・定年後も働きたいんだけど、会社から、仕事がないから無理だと言われた。 ・会社の業績不振を理由にいきなり解雇された。 などです。 これに対して、使用者側もそれなりの解釈や理由があることは当然のことでしょう。 このような疑問やトラブルを防ぐためには、賃金や労働時間などの労働条件、服務規律などについてはっきりと定め、従業員に周知させておくことが必要です。このことにより、使用者と従業員の間の無用な争いを未然に防ぎ、従業員がいきいきとした明るい職場づくりが可能になります。 「就業規則」は、職場における雇用管理全般、つまり採用から退職(解雇を含む。)までの雇用上の諸問題に関する事項を定めたものです。 もちろん、就業規則があれば、すべてのトラブルを未然に防ぐことができたり、トラブルが発生したときにたちどころに解決するというものではありません。しかしながら、少なくとも、誤解によるものや無用のトラブルを少しでも小さくしたり回避する効力は充分に持っています。 2就業規則の構成 就業規則とは、その名称を問わず、使用者が定める職場規律や労働条件に関する規則類のことをいいます。 ですから、賃金規程はもとより、育児休業規程や慶弔見舞金規程、旅費規程などもこれに含みます。 また、正社員の就業規則のみならず、パートタイム労働者やアルバイト社員、嘱託社員、出向社員など職種や雇用形態が異なった従業員についても、それぞれの従業員が適用される就業規則が必要になります。 このように多様なジャンルの規程や雇用形態の異なる従業員の就業規則を1冊に綴ることが困難である場合には別個の就業規則を作成することができます。この場合でも、複数の就業規則を合わせたものが労働基準法上の就業規則となり、従業員代表等の意見聴取等(後述します)については、それらを合わせて一体となった 就業規則に対して行う必要があります(昭和63.3.14基発150号)。 3就業規則の位置づけ 就業規則は、専ら労働基準法、労働安全衛生法、パートタイム労働法、男女雇用機会均等法その他の労働関連の諸法令や、民法その他の法令などを根拠にして作成しますが、それ以外にも、職場の慣習や伝統、社風、経営方針や経営者の考え方、労働組合や従業員の要望など様々な要素や要因を基にして作成します。 また、平成20年3月から労働契約法が施行され、労働条件の決定や変更、解除等についてのルールが示されましたのでその考慮も必要になりました。 労働基準法は、労働者の労働条件、待遇等に関する「最低の基準」を定めた法律です。ですから、就業規則を作成するときは、労働基準法で定める基準を下回ることはできません。その反面、労働基準法で定める基準を上回る条件は、原則として自由に定めることができます(労基法第13条)。 また、従業員と個人ごとに賃金などの労働条件を決定する「労働契約」は、就業規則に定める基準を下回ることはできないことになっています(労働契約法第12条)。 このように、就業規則は、職場の慣習や様々な法令等と個別の労働契約の間をつなぐ重要で大切な架け橋ということになります。よって、関係する法令が改正により変更になったり、職場の従業員の働き方や働かせ方が変わったときには、これに合わせて、既存の就業規則の見直しをしたり、新たな 規定を追加するなどのメンテナンスをして、「常に機能する就業規則」にしておかなければなりません。 ・「労働契約」は、使用者と労働者が、法令や就業規則等を根拠にして個別の労働者の賃金や労働時間などの労働条件について契約したものです(労基法第14条他)。 ・「労働協約」は、労働組合と使用者(又はその団体)との間に結ばれる労働条件その他に関する協定であり、書面に作成し、両当事者が署名又は記名押印したものです(労組法第14条)。
使用者と労働者が、法令や就業規則等を根拠にして個別の労働者の賃金や労働時間などの労働条件について契約したものはなんですか。
使用者と労働者が、法令や就業規則等を根拠にして個別の労働者の賃金や労働時間などの労働条件について契約したものは、「労働契約」です。
JCRRAG_011289
社内規定
5就業規則の作成と届出 労働基準法においては、常時10人以上の労働者を使用する使用者に、就業規則の作成義務が課せられており、決められた事項を記載して、所轄労働基準監督署長に届け出なければならないと規定されています(労基法第89条)。 この作成義務に違反しますと30万円以下の罰金が科されます(労基法第120条第1号)。なお、この場合の「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。就業規則の作成、届出等の手順は次のとおりです。なお、変更の手順も同様です。 ① 使用者の就業規則(変更)案作成 ↓ ② 過半数労働組合(又は過半数代表者)からの意見聴取 ↓ ③ 所轄労働基準監督署長へ届出 ↓ ④ 事業所における周知(配布、掲示、備付等) (1)使用者の就業規則(変更)案作成 就業規則を作成し、変更する主体は使用者です。 まず、使用者が原案を作ります。原案ではなく初めから確定的な就業規則として従業員側に提示しても差し支えありませんが、労務管理上からみると原案として提示したほうが従業員との摩擦も少なくソフトタッチで良いでしょう。 (2) 労働者代表等からの意見聴取 使用者が、就業規則(案)を作成しましたら、労働者代表等から意見を聴取しなければなりません。 この場合の労働者代表等とは、「労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては、労働者の過半数を代表する者。」となります。 ここでいうところの過半数で組織する労働組合とは、労働基準法の適用単位である事業場単位でみることになりますので、事業場に過半数で組織する労働組合がある場合には、その労働組合の意見を聴取すればよいということです。事業場に過半数で組織する労働組合がない場合は、従業員の中から過半数代表者を選出して、その代表者から意見聴取をしなければなりません。 この過半数代表者は、「事業場全体の労働時間等の労働条件の計画・管理に関する権限を有する者など、管理監督者ではないこと」とされていますので、一般的には、部長職や課長職などの管理者を代表者とすることはできません。また、選出方法にも注意が必要です。過半数代表者が、使用者の指名などで選出されないこと や民主的な手続きで選出されること、すなわち、投票・選挙等の方法によって選出されることが必要です(平成11.1.29基発45号)。 労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。できるかぎりその意見を尊重する、という趣旨です。 労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。なお、この意見書の内容が当該就業規則に全面的に反対するものであると、特定部分に関して反対するものであるとは問われず、就業規則の効力には影響がないとされています。従って、賛成であろうと反対であろうと、労働者代表の意見書が添付されていれば、労働基準監督署はこれを受理し、また反対の意見があったとしても就業規則自体の効力には影響がありません。 もし、労働者代表等が反対して意見書を出さなかった場合どうなるのでしょうか。この場合でも、意見を聴いたことが客観的に証明されれば就業規則は受理されるようになっています。 さて、パートタイム労働者など一部の労働者に適用される個別の就業規則を作成した場合の意見聴取はどのようにしたらよいのでしょうか。 このような就業規則も「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。 なお、いわゆるパートタイム労働法では、前述のようなパートタイム労働者用就業規則を作成した場合には、労働者代表等から意見聴取が行われることを前提に「当該事業場において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められる者の意見を聴くように努めるものとする(同法第7条)。」となっています。 (3) 所轄労働基準監督署長へ届出 次の手続きは、所轄の労働基準監督署長への届出になります。届出には、就業規則本体の他に「就業規則届(表紙)」に労働者代表等の「意見書」を添付します。 労働基準監督署へは原本を提出し、それ以外に会社の控えも必要になりますので、併せて2部を用意して持参します。なお、変更の届出の場合には、就業規則の全文ではなく、変更した条項についてのみ、新旧の対照表などを作成して届出ることで差し支えありません。 さて、それでは届出をしていない就業規則は無効になるのでしょうか。 就業規則は、その性質上届出を効力発生要件としていません。就業規則は、労働条件と職場規律を集合的、画一的に定めたものでありますので、労働者に対し明示することによって、法的に労働者を拘束するものと解せられます。届出を怠れば労働基準法上の罰則の適用を受けますが、だからといって民事上労働者に対する効力を持たないというものではありません。 しかし、そうは言っても実際の運用面を考えますと、届出がされていない就業規則をもって労働者を拘束するということは好ましくありません。また、記載内容を十分にチェックしていない場合には、労働基準法をはじめとする関連諸法令に抵触する問題も生じかねません。このようなことからも労働基準監督署長への届出は必須ということになります。
就業規則の作成義務における常時10人以上の労働者はすべて正社員でなければならないのか。
「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。
JCRRAG_011290
社内規定
5就業規則の作成と届出 労働基準法においては、常時10人以上の労働者を使用する使用者に、就業規則の作成義務が課せられており、決められた事項を記載して、所轄労働基準監督署長に届け出なければならないと規定されています(労基法第89条)。 この作成義務に違反しますと30万円以下の罰金が科されます(労基法第120条第1号)。なお、この場合の「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。就業規則の作成、届出等の手順は次のとおりです。なお、変更の手順も同様です。 ① 使用者の就業規則(変更)案作成 ↓ ② 過半数労働組合(又は過半数代表者)からの意見聴取 ↓ ③ 所轄労働基準監督署長へ届出 ↓ ④ 事業所における周知(配布、掲示、備付等) (1)使用者の就業規則(変更)案作成 就業規則を作成し、変更する主体は使用者です。 まず、使用者が原案を作ります。原案ではなく初めから確定的な就業規則として従業員側に提示しても差し支えありませんが、労務管理上からみると原案として提示したほうが従業員との摩擦も少なくソフトタッチで良いでしょう。 (2) 労働者代表等からの意見聴取 使用者が、就業規則(案)を作成しましたら、労働者代表等から意見を聴取しなければなりません。 この場合の労働者代表等とは、「労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては、労働者の過半数を代表する者。」となります。 ここでいうところの過半数で組織する労働組合とは、労働基準法の適用単位である事業場単位でみることになりますので、事業場に過半数で組織する労働組合がある場合には、その労働組合の意見を聴取すればよいということです。事業場に過半数で組織する労働組合がない場合は、従業員の中から過半数代表者を選出して、その代表者から意見聴取をしなければなりません。 この過半数代表者は、「事業場全体の労働時間等の労働条件の計画・管理に関する権限を有する者など、管理監督者ではないこと」とされていますので、一般的には、部長職や課長職などの管理者を代表者とすることはできません。また、選出方法にも注意が必要です。過半数代表者が、使用者の指名などで選出されないこと や民主的な手続きで選出されること、すなわち、投票・選挙等の方法によって選出されることが必要です(平成11.1.29基発45号)。 労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。できるかぎりその意見を尊重する、という趣旨です。 労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。なお、この意見書の内容が当該就業規則に全面的に反対するものであると、特定部分に関して反対するものであるとは問われず、就業規則の効力には影響がないとされています。従って、賛成であろうと反対であろうと、労働者代表の意見書が添付されていれば、労働基準監督署はこれを受理し、また反対の意見があったとしても就業規則自体の効力には影響がありません。 もし、労働者代表等が反対して意見書を出さなかった場合どうなるのでしょうか。この場合でも、意見を聴いたことが客観的に証明されれば就業規則は受理されるようになっています。 さて、パートタイム労働者など一部の労働者に適用される個別の就業規則を作成した場合の意見聴取はどのようにしたらよいのでしょうか。 このような就業規則も「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。 なお、いわゆるパートタイム労働法では、前述のようなパートタイム労働者用就業規則を作成した場合には、労働者代表等から意見聴取が行われることを前提に「当該事業場において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められる者の意見を聴くように努めるものとする(同法第7条)。」となっています。 (3) 所轄労働基準監督署長へ届出 次の手続きは、所轄の労働基準監督署長への届出になります。届出には、就業規則本体の他に「就業規則届(表紙)」に労働者代表等の「意見書」を添付します。 労働基準監督署へは原本を提出し、それ以外に会社の控えも必要になりますので、併せて2部を用意して持参します。なお、変更の届出の場合には、就業規則の全文ではなく、変更した条項についてのみ、新旧の対照表などを作成して届出ることで差し支えありません。 さて、それでは届出をしていない就業規則は無効になるのでしょうか。 就業規則は、その性質上届出を効力発生要件としていません。就業規則は、労働条件と職場規律を集合的、画一的に定めたものでありますので、労働者に対し明示することによって、法的に労働者を拘束するものと解せられます。届出を怠れば労働基準法上の罰則の適用を受けますが、だからといって民事上労働者に対する効力を持たないというものではありません。 しかし、そうは言っても実際の運用面を考えますと、届出がされていない就業規則をもって労働者を拘束するということは好ましくありません。また、記載内容を十分にチェックしていない場合には、労働基準法をはじめとする関連諸法令に抵触する問題も生じかねません。このようなことからも労働基準監督署長への届出は必須ということになります。
就業規則を作成する場合、労働者代表等から聴取する意見はどこまで要求されるのか。
労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。
JCRRAG_011291
社内規定
5就業規則の作成と届出 労働基準法においては、常時10人以上の労働者を使用する使用者に、就業規則の作成義務が課せられており、決められた事項を記載して、所轄労働基準監督署長に届け出なければならないと規定されています(労基法第89条)。 この作成義務に違反しますと30万円以下の罰金が科されます(労基法第120条第1号)。なお、この場合の「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。就業規則の作成、届出等の手順は次のとおりです。なお、変更の手順も同様です。 ① 使用者の就業規則(変更)案作成 ↓ ② 過半数労働組合(又は過半数代表者)からの意見聴取 ↓ ③ 所轄労働基準監督署長へ届出 ↓ ④ 事業所における周知(配布、掲示、備付等) (1)使用者の就業規則(変更)案作成 就業規則を作成し、変更する主体は使用者です。 まず、使用者が原案を作ります。原案ではなく初めから確定的な就業規則として従業員側に提示しても差し支えありませんが、労務管理上からみると原案として提示したほうが従業員との摩擦も少なくソフトタッチで良いでしょう。 (2) 労働者代表等からの意見聴取 使用者が、就業規則(案)を作成しましたら、労働者代表等から意見を聴取しなければなりません。 この場合の労働者代表等とは、「労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては、労働者の過半数を代表する者。」となります。 ここでいうところの過半数で組織する労働組合とは、労働基準法の適用単位である事業場単位でみることになりますので、事業場に過半数で組織する労働組合がある場合には、その労働組合の意見を聴取すればよいということです。事業場に過半数で組織する労働組合がない場合は、従業員の中から過半数代表者を選出して、その代表者から意見聴取をしなければなりません。 この過半数代表者は、「事業場全体の労働時間等の労働条件の計画・管理に関する権限を有する者など、管理監督者ではないこと」とされていますので、一般的には、部長職や課長職などの管理者を代表者とすることはできません。また、選出方法にも注意が必要です。過半数代表者が、使用者の指名などで選出されないこと や民主的な手続きで選出されること、すなわち、投票・選挙等の方法によって選出されることが必要です(平成11.1.29基発45号)。 労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。できるかぎりその意見を尊重する、という趣旨です。 労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。なお、この意見書の内容が当該就業規則に全面的に反対するものであると、特定部分に関して反対するものであるとは問われず、就業規則の効力には影響がないとされています。従って、賛成であろうと反対であろうと、労働者代表の意見書が添付されていれば、労働基準監督署はこれを受理し、また反対の意見があったとしても就業規則自体の効力には影響がありません。 もし、労働者代表等が反対して意見書を出さなかった場合どうなるのでしょうか。この場合でも、意見を聴いたことが客観的に証明されれば就業規則は受理されるようになっています。 さて、パートタイム労働者など一部の労働者に適用される個別の就業規則を作成した場合の意見聴取はどのようにしたらよいのでしょうか。 このような就業規則も「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。 なお、いわゆるパートタイム労働法では、前述のようなパートタイム労働者用就業規則を作成した場合には、労働者代表等から意見聴取が行われることを前提に「当該事業場において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められる者の意見を聴くように努めるものとする(同法第7条)。」となっています。 (3) 所轄労働基準監督署長へ届出 次の手続きは、所轄の労働基準監督署長への届出になります。届出には、就業規則本体の他に「就業規則届(表紙)」に労働者代表等の「意見書」を添付します。 労働基準監督署へは原本を提出し、それ以外に会社の控えも必要になりますので、併せて2部を用意して持参します。なお、変更の届出の場合には、就業規則の全文ではなく、変更した条項についてのみ、新旧の対照表などを作成して届出ることで差し支えありません。 さて、それでは届出をしていない就業規則は無効になるのでしょうか。 就業規則は、その性質上届出を効力発生要件としていません。就業規則は、労働条件と職場規律を集合的、画一的に定めたものでありますので、労働者に対し明示することによって、法的に労働者を拘束するものと解せられます。届出を怠れば労働基準法上の罰則の適用を受けますが、だからといって民事上労働者に対する効力を持たないというものではありません。 しかし、そうは言っても実際の運用面を考えますと、届出がされていない就業規則をもって労働者を拘束するということは好ましくありません。また、記載内容を十分にチェックしていない場合には、労働基準法をはじめとする関連諸法令に抵触する問題も生じかねません。このようなことからも労働基準監督署長への届出は必須ということになります。
労働者代表等の意見は何にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出しますか。
労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。
JCRRAG_011292
社内規定
5就業規則の作成と届出 労働基準法においては、常時10人以上の労働者を使用する使用者に、就業規則の作成義務が課せられており、決められた事項を記載して、所轄労働基準監督署長に届け出なければならないと規定されています(労基法第89条)。 この作成義務に違反しますと30万円以下の罰金が科されます(労基法第120条第1号)。なお、この場合の「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。就業規則の作成、届出等の手順は次のとおりです。なお、変更の手順も同様です。 ① 使用者の就業規則(変更)案作成 ↓ ② 過半数労働組合(又は過半数代表者)からの意見聴取 ↓ ③ 所轄労働基準監督署長へ届出 ↓ ④ 事業所における周知(配布、掲示、備付等) (1)使用者の就業規則(変更)案作成 就業規則を作成し、変更する主体は使用者です。 まず、使用者が原案を作ります。原案ではなく初めから確定的な就業規則として従業員側に提示しても差し支えありませんが、労務管理上からみると原案として提示したほうが従業員との摩擦も少なくソフトタッチで良いでしょう。 (2) 労働者代表等からの意見聴取 使用者が、就業規則(案)を作成しましたら、労働者代表等から意見を聴取しなければなりません。 この場合の労働者代表等とは、「労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては、労働者の過半数を代表する者。」となります。 ここでいうところの過半数で組織する労働組合とは、労働基準法の適用単位である事業場単位でみることになりますので、事業場に過半数で組織する労働組合がある場合には、その労働組合の意見を聴取すればよいということです。事業場に過半数で組織する労働組合がない場合は、従業員の中から過半数代表者を選出して、その代表者から意見聴取をしなければなりません。 この過半数代表者は、「事業場全体の労働時間等の労働条件の計画・管理に関する権限を有する者など、管理監督者ではないこと」とされていますので、一般的には、部長職や課長職などの管理者を代表者とすることはできません。また、選出方法にも注意が必要です。過半数代表者が、使用者の指名などで選出されないこと や民主的な手続きで選出されること、すなわち、投票・選挙等の方法によって選出されることが必要です(平成11.1.29基発45号)。 労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。できるかぎりその意見を尊重する、という趣旨です。 労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。なお、この意見書の内容が当該就業規則に全面的に反対するものであると、特定部分に関して反対するものであるとは問われず、就業規則の効力には影響がないとされています。従って、賛成であろうと反対であろうと、労働者代表の意見書が添付されていれば、労働基準監督署はこれを受理し、また反対の意見があったとしても就業規則自体の効力には影響がありません。 もし、労働者代表等が反対して意見書を出さなかった場合どうなるのでしょうか。この場合でも、意見を聴いたことが客観的に証明されれば就業規則は受理されるようになっています。 さて、パートタイム労働者など一部の労働者に適用される個別の就業規則を作成した場合の意見聴取はどのようにしたらよいのでしょうか。 このような就業規則も「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。 なお、いわゆるパートタイム労働法では、前述のようなパートタイム労働者用就業規則を作成した場合には、労働者代表等から意見聴取が行われることを前提に「当該事業場において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められる者の意見を聴くように努めるものとする(同法第7条)。」となっています。 (3) 所轄労働基準監督署長へ届出 次の手続きは、所轄の労働基準監督署長への届出になります。届出には、就業規則本体の他に「就業規則届(表紙)」に労働者代表等の「意見書」を添付します。 労働基準監督署へは原本を提出し、それ以外に会社の控えも必要になりますので、併せて2部を用意して持参します。なお、変更の届出の場合には、就業規則の全文ではなく、変更した条項についてのみ、新旧の対照表などを作成して届出ることで差し支えありません。 さて、それでは届出をしていない就業規則は無効になるのでしょうか。 就業規則は、その性質上届出を効力発生要件としていません。就業規則は、労働条件と職場規律を集合的、画一的に定めたものでありますので、労働者に対し明示することによって、法的に労働者を拘束するものと解せられます。届出を怠れば労働基準法上の罰則の適用を受けますが、だからといって民事上労働者に対する効力を持たないというものではありません。 しかし、そうは言っても実際の運用面を考えますと、届出がされていない就業規則をもって労働者を拘束するということは好ましくありません。また、記載内容を十分にチェックしていない場合には、労働基準法をはじめとする関連諸法令に抵触する問題も生じかねません。このようなことからも労働基準監督署長への届出は必須ということになります。
「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、誰の意見を聴かなければならないということになりますか。
「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。
JCRRAG_011293
社内規定
5就業規則の作成と届出 労働基準法においては、常時10人以上の労働者を使用する使用者に、就業規則の作成義務が課せられており、決められた事項を記載して、所轄労働基準監督署長に届け出なければならないと規定されています(労基法第89条)。 この作成義務に違反しますと30万円以下の罰金が科されます(労基法第120条第1号)。なお、この場合の「常時10人以上」は、正社員数のみならず、契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの人数も含みます。就業規則の作成、届出等の手順は次のとおりです。なお、変更の手順も同様です。 ① 使用者の就業規則(変更)案作成 ↓ ② 過半数労働組合(又は過半数代表者)からの意見聴取 ↓ ③ 所轄労働基準監督署長へ届出 ↓ ④ 事業所における周知(配布、掲示、備付等) (1)使用者の就業規則(変更)案作成 就業規則を作成し、変更する主体は使用者です。 まず、使用者が原案を作ります。原案ではなく初めから確定的な就業規則として従業員側に提示しても差し支えありませんが、労務管理上からみると原案として提示したほうが従業員との摩擦も少なくソフトタッチで良いでしょう。 (2) 労働者代表等からの意見聴取 使用者が、就業規則(案)を作成しましたら、労働者代表等から意見を聴取しなければなりません。 この場合の労働者代表等とは、「労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては、労働者の過半数を代表する者。」となります。 ここでいうところの過半数で組織する労働組合とは、労働基準法の適用単位である事業場単位でみることになりますので、事業場に過半数で組織する労働組合がある場合には、その労働組合の意見を聴取すればよいということです。事業場に過半数で組織する労働組合がない場合は、従業員の中から過半数代表者を選出して、その代表者から意見聴取をしなければなりません。 この過半数代表者は、「事業場全体の労働時間等の労働条件の計画・管理に関する権限を有する者など、管理監督者ではないこと」とされていますので、一般的には、部長職や課長職などの管理者を代表者とすることはできません。また、選出方法にも注意が必要です。過半数代表者が、使用者の指名などで選出されないこと や民主的な手続きで選出されること、すなわち、投票・選挙等の方法によって選出されることが必要です(平成11.1.29基発45号)。 労働者代表等からの意見聴取は、「意見を聴く」ことでよく、「同意」までは要求されません。できるかぎりその意見を尊重する、という趣旨です。 労働者代表等の意見は「意見書」にして、就業規則と共に労働基準監督署長に提出します。なお、この意見書の内容が当該就業規則に全面的に反対するものであると、特定部分に関して反対するものであるとは問われず、就業規則の効力には影響がないとされています。従って、賛成であろうと反対であろうと、労働者代表の意見書が添付されていれば、労働基準監督署はこれを受理し、また反対の意見があったとしても就業規則自体の効力には影響がありません。 もし、労働者代表等が反対して意見書を出さなかった場合どうなるのでしょうか。この場合でも、意見を聴いたことが客観的に証明されれば就業規則は受理されるようになっています。 さて、パートタイム労働者など一部の労働者に適用される個別の就業規則を作成した場合の意見聴取はどのようにしたらよいのでしょうか。 このような就業規則も「当該事業の就業規則の一部である」から、その作成・変更に際しては、当該事業場のパートタイム労働者を含めた全労働者の過半数労働組合又は過半数代表者の意見を聴かなければならないということになります。 なお、いわゆるパートタイム労働法では、前述のようなパートタイム労働者用就業規則を作成した場合には、労働者代表等から意見聴取が行われることを前提に「当該事業場において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められる者の意見を聴くように努めるものとする(同法第7条)。」となっています。 (3) 所轄労働基準監督署長へ届出 次の手続きは、所轄の労働基準監督署長への届出になります。届出には、就業規則本体の他に「就業規則届(表紙)」に労働者代表等の「意見書」を添付します。 労働基準監督署へは原本を提出し、それ以外に会社の控えも必要になりますので、併せて2部を用意して持参します。なお、変更の届出の場合には、就業規則の全文ではなく、変更した条項についてのみ、新旧の対照表などを作成して届出ることで差し支えありません。 さて、それでは届出をしていない就業規則は無効になるのでしょうか。 就業規則は、その性質上届出を効力発生要件としていません。就業規則は、労働条件と職場規律を集合的、画一的に定めたものでありますので、労働者に対し明示することによって、法的に労働者を拘束するものと解せられます。届出を怠れば労働基準法上の罰則の適用を受けますが、だからといって民事上労働者に対する効力を持たないというものではありません。 しかし、そうは言っても実際の運用面を考えますと、届出がされていない就業規則をもって労働者を拘束するということは好ましくありません。また、記載内容を十分にチェックしていない場合には、労働基準法をはじめとする関連諸法令に抵触する問題も生じかねません。このようなことからも労働基準監督署長への届出は必須ということになります。
その性質上届出を効力発生要件としていないのは何ですか。
その性質上届出を効力発生要件としていないのは就業規則です。
JCRRAG_011294
社内規定
(4) 事業所における周知(配布、掲示、備付等) 労働基準法第106条第1項は、「使用者は、この法律及びこの法律に基づいて発する命令の趣旨並びに就業規則を、常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の方法によって、労働者に周知させなければならない。」と定めています。 多くの事業場で意外に守られていない事項が、この労働者への周知義務ではないでしょうか。 作成したときはもとより、変更した場合にも労働者に周知しなければなりません。 また、周知については、就業規則以外にも、労使協定、労使委員会の決議についても必要になります。 周知の方法は、「常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の方法」と規定されていますが、具体的には、掲示や備付けの方法以外に、書面を労働者に交付したり、磁気ディスクに記録し労働者が記録の内容を常時確認できる方法(パソコンなどで確認できる方法)も認められています(労基則第52条の2)。 なお、常時10人未満の労働者を使用する使用者には、就業規則の作成・届出義務はありませんが、職場規律や労働条件を明確にしておくことは、従業員採用時においても、また採用後の異動や退職などのときに、誤解やトラブルを招かないようにするために重要なことですので、このような事業場であっても作成し、周知しておくことをおすすめします。 7就業規則の見直しや変更の理由 就業規則は、会社(使用者)と従業員(労働者)との間の権利や義務を定めたものです。このことから会社の憲法などといわれています。ところが、この会社の憲法は、国の憲法と異なりたびたび改定や変更が必要になります。それは、次の理由によります。(一例です) ①法改正があった ②就業規則に記載されている労働条件と実際の就業の状態にギャップ(ズレ)がある ③非正社員の増加で、正社員用の就業規則がそのままの状態では使えない ④労使問題(紛争)が生じたときに、就業規則がその解決に対応できる内容となっていなかったため混乱を生じ、その反省を踏まえ、今後のトラブル防止又は予防のために改定する ⑤会社の成長や労働環境の変化により、従業員側から又は会社の起案により労働条件の変更の要望が生じた ⑥合併や吸収、会社分割、営業譲渡など経営状況に大きな変化があった ⑦労働組合が結成され団体交渉などが行われ、又は労使協議制により従業員の労働条件に変更があった ⑧企業防衛及びリスク管理のために、新たに規定を追加する必要性が出てきた ⑨助成金を受給するために就業規則への規定の追加や見直しが必要になった ⑩労働基準監督署から是正勧告や指導を受けた 就業規則の不利益変更における留意点 従業員にとって有利になる就業規則の変更は、特に問題は起こりませんが、従業員に不利となる変更はいろいろと問題が生じる場合があります。 不利益になる変更の具体的な例としては、 ①定年制がない規則に新たに定年制を設ける。 ②休職期間を短くする。 ③賃金の一部をカットする。 ④退職金の支給額や支給率を低減させる。 ⑤労働時間を延長する。 というような変更です。 さて、手続において、就業規則の変更は会社が変更手続が出来るようになっています。 ここで問題になるのは、従業員に不利益になる変更を一方的に行うことが可能か否かということです。 平成20年に施行された労働契約法では、従来の判例法理を踏まえて、労働者及び使用者の合意なく、労働条件を変更することはできないとされており、また、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することは、原則としてできないことになっています。 代表的な判例としては、「秋北バス改正就業規則効力停止請求事件:最高裁大法廷判決昭和43.12.25」、「タケダシステム事件:最高裁第二小法廷判決昭和58.11.25」、「第四銀行事件:最高裁第二小法廷判決平成9.2.28」などがあります。 これらの判例のポイントを一言でいいますと「従業員にとって不利益な変更は、合理的な変更と認められる場合に限って、効力を有する」ということになります。この点をわかりやすくするために「従業員の不利益性」と「会社にとっての合理性」の判断について図示します。
就業規則を周知させる方法は常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の定められた方法以外にあるか。
周知の方法は、「常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の方法」と規定されていますが、具体的には、掲示や備付けの方法以外に、書面を労働者に交付したり、磁気ディスクに記録し労働者が記録の内容を常時確認できる方法(パソコンなどで確認できる方法)も認められています(労基則第52条の2)。
JCRRAG_011295
社内規定
(4) 事業所における周知(配布、掲示、備付等) 労働基準法第106条第1項は、「使用者は、この法律及びこの法律に基づいて発する命令の趣旨並びに就業規則を、常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の方法によって、労働者に周知させなければならない。」と定めています。 多くの事業場で意外に守られていない事項が、この労働者への周知義務ではないでしょうか。 作成したときはもとより、変更した場合にも労働者に周知しなければなりません。 また、周知については、就業規則以外にも、労使協定、労使委員会の決議についても必要になります。 周知の方法は、「常時各作業場の見易い場所に掲示し、又は備え付ける等の方法」と規定されていますが、具体的には、掲示や備付けの方法以外に、書面を労働者に交付したり、磁気ディスクに記録し労働者が記録の内容を常時確認できる方法(パソコンなどで確認できる方法)も認められています(労基則第52条の2)。 なお、常時10人未満の労働者を使用する使用者には、就業規則の作成・届出義務はありませんが、職場規律や労働条件を明確にしておくことは、従業員採用時においても、また採用後の異動や退職などのときに、誤解やトラブルを招かないようにするために重要なことですので、このような事業場であっても作成し、周知しておくことをおすすめします。 7就業規則の見直しや変更の理由 就業規則は、会社(使用者)と従業員(労働者)との間の権利や義務を定めたものです。このことから会社の憲法などといわれています。ところが、この会社の憲法は、国の憲法と異なりたびたび改定や変更が必要になります。それは、次の理由によります。(一例です) ①法改正があった ②就業規則に記載されている労働条件と実際の就業の状態にギャップ(ズレ)がある ③非正社員の増加で、正社員用の就業規則がそのままの状態では使えない ④労使問題(紛争)が生じたときに、就業規則がその解決に対応できる内容となっていなかったため混乱を生じ、その反省を踏まえ、今後のトラブル防止又は予防のために改定する ⑤会社の成長や労働環境の変化により、従業員側から又は会社の起案により労働条件の変更の要望が生じた ⑥合併や吸収、会社分割、営業譲渡など経営状況に大きな変化があった ⑦労働組合が結成され団体交渉などが行われ、又は労使協議制により従業員の労働条件に変更があった ⑧企業防衛及びリスク管理のために、新たに規定を追加する必要性が出てきた ⑨助成金を受給するために就業規則への規定の追加や見直しが必要になった ⑩労働基準監督署から是正勧告や指導を受けた 就業規則の不利益変更における留意点 従業員にとって有利になる就業規則の変更は、特に問題は起こりませんが、従業員に不利となる変更はいろいろと問題が生じる場合があります。 不利益になる変更の具体的な例としては、 ①定年制がない規則に新たに定年制を設ける。 ②休職期間を短くする。 ③賃金の一部をカットする。 ④退職金の支給額や支給率を低減させる。 ⑤労働時間を延長する。 というような変更です。 さて、手続において、就業規則の変更は会社が変更手続が出来るようになっています。 ここで問題になるのは、従業員に不利益になる変更を一方的に行うことが可能か否かということです。 平成20年に施行された労働契約法では、従来の判例法理を踏まえて、労働者及び使用者の合意なく、労働条件を変更することはできないとされており、また、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することは、原則としてできないことになっています。 代表的な判例としては、「秋北バス改正就業規則効力停止請求事件:最高裁大法廷判決昭和43.12.25」、「タケダシステム事件:最高裁第二小法廷判決昭和58.11.25」、「第四銀行事件:最高裁第二小法廷判決平成9.2.28」などがあります。 これらの判例のポイントを一言でいいますと「従業員にとって不利益な変更は、合理的な変更と認められる場合に限って、効力を有する」ということになります。この点をわかりやすくするために「従業員の不利益性」と「会社にとっての合理性」の判断について図示します。
労働者と合意することなく、就業規則を変更できるか。
労働者及び使用者の合意なく、労働条件を変更することはできないとされており、また、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することは、原則としてできないことになっています。
JCRRAG_011296
社内規定
第 1 章 総則 第1条 目的 第2条 規則遵守義務 第3条 従業員の定義と適用範囲〈作成のポイント1〉 <本章の規定> 総則の内容は、会社が自由に規定できますが、一般的には、目的、規則遵守義務、適用範囲、従業員の定義などにより構成されます。これに加えて、就業規則全般に共通する事項である勤続年数の通算、年度・月度・週・日の定義、別規程、周知の方法、法令や労働協約との関係、労使協定、経営理念などについて記載することも考えられます。 また、就業規則に定められた労働条件は永久的なものではなく、社会・経済状況、経営環境、労使関係等の変化にともない変更せざるを得ない状況になりますので、就業規則の変更についての記載も考えられます。 総則は、これらの事項を中心に、各企業の必要性を考慮して記載を検討することになります。 作成のポイント●1 従業員の定義と適用範囲 第3条(従業員の定義と適用範囲) この就業規則は、第4条に定める所定の手続きによって会社に採用された従業員に適用する。ただし、臨時社員等の就業に関しては、別に定めるところによる。 1.非正社員の就業規則 1つの就業規則の適用範囲を正社員に限定することは問題ありませんが、正社員以外の従業員(非正社員)でも、会社と労働契約を締結している者がいれば、その者を対象とした就業規則も作成しなければなりません。 正社員以外の従業員がいる場合には、まず、それらの非正社員については適用除外とした上で、別の就業規則を定めると規定した例が多く見られます。非正社員を正社員の就業規則から適用除外すると定めておきながらその非正社員に適用される就業規則を作成しない場合には、もちろん就業規則の作成義務違反になります。 2.非正社員と正社員の労働条件の差の問題 非正社員の就業規則を作成するにあたり留意しなければならない点は、労働条件の差をどの程度までとするかということです。 パートタイム労働者の処遇に関しては、改正パートタイム労働法により、平成19年4月から、通常の労働者と同視すべき短時間労働者(正社員と職務が同じで、人材活用の仕組みが全期間を通じて同じで、かつ契約期間が実質的に無期となっているパートタイム労働者)は、短時間労働者であることを理由とした差別的取扱いをすることが禁止されています。同法には、その他、正社員との差についての様々な規制が定められています。 労働条件の差については、パートタイム労働者の就業規則のみならず、契約社員や嘱託社員等の就業規則の作成についても留意しなければならない事項です。 3.非正社員の分類と定義 非正社員には様々な雇用形態の社員がいます。法令上定まった定義はありませんが、一般的な分類と定義は次のとおりです。なお、企業によっては独自のネーミングと雇用形態を定めている場合もあります。 (1)アルバイト 季節的、一時的な繁忙時にその期間に限って雇用される者 (2)パートタイマー 正社員よりも短時間で使用される者 (3)嘱託社員 1. 会社を定年退職し再雇用される者 2. 1.に準ずる高年齢者で中途採用される者 3. 守衛、寮管理人等特殊勤務者 (4)契約社員 雇用期間を定め、かつ高度の専門職である者 (5)派遣社員 派遣元の事業所から派遣契約により派遣され、会社の指揮命令を受けて業務に従事す る者 4.その他の検討事項 ・請負契約や外注社員、委任契約等で労務を提供する者の労働者性の判断と就業規則の適用の有無の検討 ・正社員と非正社員の属性の違いによる賞与や退職金などの労働条件の内容(差)をどの程度とするかの検 討 関連する法令・判例など  ・昭和63.3.14基発150号、平成11.3.31基発168号(一部従業員を対象にした別個の就業規則) ・丸子警報器事件:長野地裁上田支部判決平成8.3.15(臨時社員と正社員の処遇の差) ・労働契約法第2条(労働者の定義)、同法第3条第2項(労働契約の締結は、就業の実態に応じて考慮 しつつ、締結・変更すべき) ・労働基準法第9条(労働者の定義)、昭和23.1.9基発14号他(労働者か否かの判断)
正社員以外の従業員に適用される就業規則を作成しない場合にはどうなるのか。
非正社員を正社員の就業規則から適用除外すると定めておきながらその非正社員に適用される就業規則を作成しない場合には、もちろん就業規則の作成義務違反になります。
JCRRAG_011297
社内規定
〇解雇に関する基準 解雇とは、使用者の解約権行使に基づく、契約期間中の契約解除のことをいいます。解雇をする場合にも、労働契約法や労働基準法で定められたルールがあります。 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効となります(労働契約法第16条)。 使用者は、止むを得ない事由がある場合でなければ、契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができません(労働契約法第17条第1項)。 止むを得ない理由で解雇を行う場合でも、30日前に労働者に予告を行うことや、予告が行われない場合には解雇予告手当(30日分以上の平均賃金)を支払う義務があります(労働基準法第20条)。 〇雇止めに関する基準 雇止めとは、契約終了の段階で、労働者の意思に関わらず使用者の都合によってその契約を更新しない(打ち切る)こと決定し雇用が終了することをいいます。平成24年8月に公布された有期労働契約における「労働契約法の一部を改正する法律」の中で、有期労働契約の反復更新のもとで生じる雇止めの不安解消を目的とした法改正『「雇止め法理」の法定化』が規定されました。下記の場合において、使用者による不合理な雇止めが禁止となります。 有期労働契約が3回以上更新されているもしくは1年を超えて継続勤務している場合 少なくとも契約終了日の30日前までに、契約を終了する旨を予告する義務があります。 使用者は、労働者から雇止めの理由について明示を求められた場合には遅滞なくこれを交付しなければなりません。この理由は、「契約期間が満了する」という理由以外の理由である必要があります。 1回以上更新かつ1年を超えて継続勤務している場合 使用者は、契約の実態や労働者の希望に応じて、契約期間を長くするように努めなくてはいけません。 労働契約の終了 労使間のトラブルや不合理な解雇、雇止めが起こらないよう、有期労働契約を締結する際には、労働契約や就業規則において、労働契約期間や更新の有無、更新の際の判断に関して基準を明示する必要があります。 更新の有無 自動更新とする 更新する場合がありえる 契約の更新はしない 等 更新の判断基準 契約期間満了時の労働者の業務量 労働者の勤務成績や勤務態度 労働者の能力 会社の経営状況 従事している業務の進捗状況 等 これらをきちんと明示することにより、不要な労使間トラブルを防ぎ、労働者が安心して働くことのできる環境作りに努めましょう。"
雇止めとはなんですか。
雇止めとは、契約終了の段階で、労働者の意思に関わらず使用者の都合によってその契約を更新しない(打ち切る)こと決定し雇用が終了することをいいます。
JCRRAG_011298
社内規定
6.採用決定者の内定取消しについて 内定通知について、最高裁は、大学卒業見込みの応募者ならびに高卒既卒者の中途採用事例において、採用内定通知は、「契約申込みに対する使用者の承諾」にあたり、誓約書の提出と相まって「始期付解雇権留保付労働契約」が成立したと示しています(大日本印刷事件:最高裁第二小法廷判決昭和54.7.20)。 「入社希望者に対しての使用者の承諾」とは、具体的には、①入社に必要な書類の提出を求めた、②入社日の通知を発行した、③勤務場所の通知や研修の案内をした、④その他採用が確定した旨の意思表示を提示した、というような行為があったことが挙げられます。 よって、この採用内定を取り消すことは、労働契約の解消にあたり、使用者の「解約権の行使」すなわち「解雇」と同じ意味になります。解雇と同視されるのであれば、解雇権濫用法理(労働契約法第16条)の適用になりますから、客観的に合理的な理由が必要であり、社会通念上相当であると認められる理由が必要になります。この理由には、例えば、「卒業したら採用するという条件があったが、卒業できなかった」「就労ができないほどの健康を害した」「犯罪行為を犯して逮捕、起訴等をされた」などがあります。 「内定及び内定の取り消し」の項目を就業規則に記載することについては、内定段階では、まだ従業員ではないのだから就業規則の適用がないので記載は不要であるとする考え方と、民事上の労働契約が成立すれば、直ちに当該事業場の就業規則の適用を受ける「当社従業員」に該当するので記載すべきとする考え方がありますが、いずれにしても、内定について記載することになれば、合わせて、内定取り消しの事由も列挙しておくとよい。 7.その他の検討事項 ・履歴書の記載内容が事実と相違していた場合に経歴詐欺として懲戒処分の事由と取り扱う旨を記載するか否か。また、特に重要な経歴(最終学歴や犯罪歴)詐称について懲戒解雇事由としその旨を記載するかの検討 ・提出書類の届出が遅延した場合に、従業員がその遅延による不利益を主張することはできない旨の記載の検討
この採用内定を取り消すことは、労働契約の解消にあたり、使用者の「解約権の行使」すなわち何と同じ意味になりますか。
この採用内定を取り消すことは、労働契約の解消にあたり、使用者の「解約権の行使」すなわち「解雇」と同じ意味になります。
JCRRAG_011299
社内規定
作成のポイント●3 労働契約の締結と労働条件の明示・変更 規 定 例 第8条(労働契約の締結と労働条件の明示) 新たに採用した従業員に対しては、採用時の給与の額等を記載した書面を交付するとともにこの就業規則を提示して労働条件を明示する。 1.労働契約の締結と労働条件の明示 採用とは、従業員として雇い入れることであり、法律的に言えば、「雇用」ということになり、「雇用契約」「労働契約」を締結する法律行為となります。 労働契約の締結にあたって、労働条件を明示することについて、労働基準法(第15条第1項、労規則第5条第1項)では、一定の項目を限定して「必ず書面により明示しなければならない」と規定していますが、労働契約法(第4条第2項)では、労働基準法で明示が義務づけられている以外の事項も含めて「できる限り書面により確認するもの」と規定しています。 なお、労働基準法では次の5項目について、必ず書面で明示しなければならない事項となっています。ただし、「昇給」についてのみ書面によることは不要です。 ①労働契約の期間に関する事項 ②就業の場所及び従事すべき業務に関する事項 ③労働日並びに始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて交替に就業させる場合においては就業時転換に関する事項 ④賃金(退職手当、臨時に支払われる賃金、賞与及び賞与に準ずる賃金を除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期及び昇給に関する事項 ⑤退職に関する事項 (解雇の事由を含む。) 上記の③~⑤の事項は、就業規則の絶対的必要記載事項ですから、就業規則を交付することで足ります(平成11.1.29基発45号)。また、①~②は個別契約の問題ですから通常は就業規則に記載することができません。 この事項については、入社時に辞令のスタイルで示すのも一つの方法です。期間の定めのない契約は、①の記載は不要です。 なお、パートタイム労働者に対しては、労働基準法第15条第1項に定める明示事項以外に、雇い入れの際、特にトラブルになりやすい①昇給の有無、②退職手当の有無、③賞与の有無、の3つの事項について、文書交付など(3つの事項についてはパートタイム労働者が希望すれば、電子メールやファクシミリも可。)により明示しなければなりません(パートタイム労働則第2条第2項)。 2.労働条件の変更 就業規則規定例では、採用時の書面交付に関する規定しか記載されていません。明示された労働条件は、遅かれ早かれ変更されることになりますので、本条文の第2項として「労働条件の変更」に関する規定を追加記載しておくとよいでしょう。一般的に、採用時にはきちんと書面で明示するものの、労働条件が変更になった時に、書面を明示していないケースが見られ、労使紛争のトラブルの原因になることがあります。就業規則にその旨を記載して、労使がしっかりと変更された労働条件を書面で確認し、トラブルを未然に防止することが必要です。 なお、労働者にとって不利益となる労働条件の変更についての考え方は、6頁第1編第1章「 労働契約の変更」を参考にして下さい。 関連する法令・判例など  ・労働契約法第4条(労働契約の内容の理解の促進) ・労働基準法第15条第1項(労働条件の明示) ・職業安定法第5条の3(労働条件等の明示)、同法施行規則第4条の2(労働条件等の明示事項) ・パートタイム労働法第6条(労働条件に関する文書の交付等) 作成のポイント●4 試用期間 規 定 例 第10条(試用期間) 新たに採用された者は入社日より3箇月の期間を定めて試用する。 2 試用期間が満了し、従業員として適格と認められる者は本採用する。ただし、試用期間中に従業員と して不適格と認められる者は第56条の手続きにより解雇する。 1.試用期間の意味 試用期間は、従業員としての適格性を判断する期間と言われています。多くの企業では、ミスマッチを避ける方法として、正社員を採用する場合に直ちに正式の本採用とはしないで、試用期間を設け、その期間中の勤務態度、能力、性格等を見て、本採用を決定しています。最高裁では「解雇権留保付契約」と判示しています。 2.試用期間の長さ、短縮、延長又は廃止の規定 試用期間の長さについては、法令上は特に定められていません。ただし、あまりにも長い期間の試用期間は、公序良俗に反するものとして好ましくありません。また、従業員や会社事情によっては、短縮、免除又は一定期間を限度として延長することも考えられますので、その旨の規定の記載も必要になるかも知れません。特に中途採用者で能力や経験等を高く評価されて入社した者は、試用期間を短縮するか又は廃止することが一般に見られます。 3.試用期間中の本採用拒否と解雇の問題 試用期間は、「解雇権留保付契約」であると解されています。よって、試用期間に従業員としての不適格性が認められれば、本採用拒否が検討されます。そして、本採用拒否が決定され、これが通知されれば「解雇」に該当することになります。 なお、試用期間中の解雇であっても、試用採用後(暦日で)14日以内の者については、労働基準法第20条に基づく解雇予告の適用が除外されますので、その旨の記載も考えられます。 4.その他の検討事項 ・試用期間が、勤続年数へ通算されるか否かの記載の検討 ・試用期間中における賃金等の労働条件における正社員との差の合理性の検討とその記載 ・試用期間中の本採用拒否(解雇)の事由と試用期間中以外の解雇の事由を同じものにするか、又は区別して記載するかの検討
試用期間を短縮、廃止して本採用するような規定も必要か。
試用期間の長さについては、法令上は特に定められていません。ただし、あまりにも長い期間の試用期間は、公序良俗に反するものとして好ましくありません。また、従業員や会社事情によっては、短縮、免除又は一定期間を限度として延長することも考えられますので、その旨の規定の記載も必要になるかも知れません。特に中途採用者で能力や経験等を高く評価されて入社した者は、試用期間を短縮するか又は廃止することが一般に見られます。
JCRRAG_011300
社内規定
作成のポイント●3 労働契約の締結と労働条件の明示・変更 規 定 例 第8条(労働契約の締結と労働条件の明示) 新たに採用した従業員に対しては、採用時の給与の額等を記載した書面を交付するとともにこの就業規則を提示して労働条件を明示する。 1.労働契約の締結と労働条件の明示 採用とは、従業員として雇い入れることであり、法律的に言えば、「雇用」ということになり、「雇用契約」「労働契約」を締結する法律行為となります。 労働契約の締結にあたって、労働条件を明示することについて、労働基準法(第15条第1項、労規則第5条第1項)では、一定の項目を限定して「必ず書面により明示しなければならない」と規定していますが、労働契約法(第4条第2項)では、労働基準法で明示が義務づけられている以外の事項も含めて「できる限り書面により確認するもの」と規定しています。 なお、労働基準法では次の5項目について、必ず書面で明示しなければならない事項となっています。ただし、「昇給」についてのみ書面によることは不要です。 ①労働契約の期間に関する事項 ②就業の場所及び従事すべき業務に関する事項 ③労働日並びに始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて交替に就業させる場合においては就業時転換に関する事項 ④賃金(退職手当、臨時に支払われる賃金、賞与及び賞与に準ずる賃金を除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期及び昇給に関する事項 ⑤退職に関する事項 (解雇の事由を含む。) 上記の③~⑤の事項は、就業規則の絶対的必要記載事項ですから、就業規則を交付することで足ります(平成11.1.29基発45号)。また、①~②は個別契約の問題ですから通常は就業規則に記載することができません。 この事項については、入社時に辞令のスタイルで示すのも一つの方法です。期間の定めのない契約は、①の記載は不要です。 なお、パートタイム労働者に対しては、労働基準法第15条第1項に定める明示事項以外に、雇い入れの際、特にトラブルになりやすい①昇給の有無、②退職手当の有無、③賞与の有無、の3つの事項について、文書交付など(3つの事項についてはパートタイム労働者が希望すれば、電子メールやファクシミリも可。)により明示しなければなりません(パートタイム労働則第2条第2項)。 2.労働条件の変更 就業規則規定例では、採用時の書面交付に関する規定しか記載されていません。明示された労働条件は、遅かれ早かれ変更されることになりますので、本条文の第2項として「労働条件の変更」に関する規定を追加記載しておくとよいでしょう。一般的に、採用時にはきちんと書面で明示するものの、労働条件が変更になった時に、書面を明示していないケースが見られ、労使紛争のトラブルの原因になることがあります。就業規則にその旨を記載して、労使がしっかりと変更された労働条件を書面で確認し、トラブルを未然に防止することが必要です。 なお、労働者にとって不利益となる労働条件の変更についての考え方は、6頁第1編第1章「 労働契約の変更」を参考にして下さい。 関連する法令・判例など  ・労働契約法第4条(労働契約の内容の理解の促進) ・労働基準法第15条第1項(労働条件の明示) ・職業安定法第5条の3(労働条件等の明示)、同法施行規則第4条の2(労働条件等の明示事項) ・パートタイム労働法第6条(労働条件に関する文書の交付等) 作成のポイント●4 試用期間 規 定 例 第10条(試用期間) 新たに採用された者は入社日より3箇月の期間を定めて試用する。 2 試用期間が満了し、従業員として適格と認められる者は本採用する。ただし、試用期間中に従業員と して不適格と認められる者は第56条の手続きにより解雇する。 1.試用期間の意味 試用期間は、従業員としての適格性を判断する期間と言われています。多くの企業では、ミスマッチを避ける方法として、正社員を採用する場合に直ちに正式の本採用とはしないで、試用期間を設け、その期間中の勤務態度、能力、性格等を見て、本採用を決定しています。最高裁では「解雇権留保付契約」と判示しています。 2.試用期間の長さ、短縮、延長又は廃止の規定 試用期間の長さについては、法令上は特に定められていません。ただし、あまりにも長い期間の試用期間は、公序良俗に反するものとして好ましくありません。また、従業員や会社事情によっては、短縮、免除又は一定期間を限度として延長することも考えられますので、その旨の規定の記載も必要になるかも知れません。特に中途採用者で能力や経験等を高く評価されて入社した者は、試用期間を短縮するか又は廃止することが一般に見られます。 3.試用期間中の本採用拒否と解雇の問題 試用期間は、「解雇権留保付契約」であると解されています。よって、試用期間に従業員としての不適格性が認められれば、本採用拒否が検討されます。そして、本採用拒否が決定され、これが通知されれば「解雇」に該当することになります。 なお、試用期間中の解雇であっても、試用採用後(暦日で)14日以内の者については、労働基準法第20条に基づく解雇予告の適用が除外されますので、その旨の記載も考えられます。 4.その他の検討事項 ・試用期間が、勤続年数へ通算されるか否かの記載の検討 ・試用期間中における賃金等の労働条件における正社員との差の合理性の検討とその記載 ・試用期間中の本採用拒否(解雇)の事由と試用期間中以外の解雇の事由を同じものにするか、又は区別して記載するかの検討
試用期間中の解雇についても就業規則に記載する必要があるか。
試用期間中の解雇であっても、試用採用後(暦日で)14日以内の者については、労働基準法第20条に基づく解雇予告の適用が除外されますので、その旨の記載も考えられます。